551 / 616
第二十章
20-66.罵倒
しおりを挟む
「ジーク」
ユミラにそう呼びかけられ、仁の胸が跳ね上がる。やはり魔王妃が生き延びていて、再びユミラに憑りついたのかと仁は唇を噛むが、続いた言葉で判断を保留する。
「いえ、魔王ジン・ハヅキ」
ユミラの言う“ジーク”とは、古の魔王ジークハイドではなくコーデリアがつけた偽名のことかと安堵する一方、仁はアナスタシアがユミラを演じているだけかもしれないと気を引き締める。
「お前を殺せる今日という日をどれだけ待ちわびたことか」
執務用の長机を挟み、ユミラの憎しみに燃える双眸が仁を見据えていた。
「ユミラさんには申し訳ないですけど、大人しく殺されるつもりはありませんよ」
「話してよいと許可した覚えはありませんが、まあいいでしょう」
憎悪で燃え上がった瞳はそのままに、ユミラの口角がジワリと持ち上がる。
「お前は、私に、あのお方に逆らうことはできないのだから」
仁の眉間に皺が生まれる。ユミラの確信に満ちた言葉の意味が解らなかった。“あのお方”が魔王妃を指していることは仁にも容易に想像できるが、もしかするとユミラはアナスタシアの魂が玲奈の体から追い出されたことを知らないのではないかという考えが浮かんだ。
タイロンの友人と思しき上級騎士は仁を連れてくるよう厳命されていると言っていた。その命令を出したのはユミラであり、まるで仁が一人でやってくるのを見越していたかのようだ。
仁はビームの出所と魔王妃の生死を確認するために単身やって来たが、ユミラがそれを前もって知るには玲奈から追い出された魂と接触している必要がある。しかし、もしそうであるならば仁を縛るものがなくなっていることも同時に知るはずだ。
ビームでいつでも街を攻撃できるという脅しにも取れなくはないが、いつでも使用できるのであれば、眷属が攻め寄せているときに1発も使用しなかった理由がわからない。それで被害が出ていた方が、より一層仁の行動を制限できるはずなのだ。
「“あのお方”というのはアナスタシア――魔王妃のことですか?」
仁は考えがまとまらないまま、更なるヒントを求めて会話を続ける。
「ええ、そうです。お前のような偽物の魔王ではなく、本物の魔王の妃だった方です。お前はあのお方に大切なものを人質にとられ、私に殺されに来たのでしょう?」
何を今更と言わんばかりに、ユミラが勝ち誇ったように口の両端を持ち上げた。その一方で、仁は合点がいったと内心で安堵の息を吐く。
元々、玲奈救出作戦を急いだのは、魔王妃がユミラと帝国軍をこの地に呼び寄せ、仁に殺させようとしたからだ。そしてアナスタシアにしてみれば、古の大賢者レイナの力を借りた仁によって玲奈の体から追い出されたのは想定外の出来事のはずだ。
そこから浮かび上がるのは、魔王妃の魂の行方は不明だが、おそらくユミラとは接触していないという仮説だった。万に一つも魔王妃がユミラを演じている可能性がある以上、絶対的に正しいとまでは言えないが、仁はその仮説に沿って行動することにする。
もし魔王妃がユミラと接触していたのならば、脅しが脅しになっていないことを知らないはずがないのだ。
「ユミラさん。残念だけど、もう人質は解放したし、魔王妃の魂は消滅しましたよ」
だから自分を縛るものは何もない。仁はそんな思いを瞳に込める。
「ふん。はったりを言うなんて奴隷のくせに生意気ですよ。あのお方が、本物の魔王の妃が偽物の魔王に負けるなんてありえない」
実は仁が本物の魔王の魂を受け入れたことも、魔王妃が初めから仁を殺させるつもりがなかったことも仁は口には出さないが、揺らぎない仁の様子に、ユミラの視線が僅かに泳いだ。仁はそれを見逃さない。
「あなたに俺は殺せない。それはわかっているはずです。今から外の騎士たちを呼んだところで、それより早く、俺はあなたを倒すことができます」
「だ、だから何だって言うんです。私に降伏しろとでも言うつもりですか。もしあのお方が本当に失敗していたのだとしても、跪くのはお前の方ですよ」
ユミラが目を細めて仁を睨みつける。先ほどまでのような余裕は感じられなかったが、確信に満ちた口調はまったくの出まかせとも思えず、仁は眉根を寄せた。
「お前は知らないようだから教えてあげましょう。今頃、化け物がお前の街を蹂躙しているはずです」
「化け物……?」
化け物と言われて仁の頭に浮かぶのは氷漬けにされた灰色の巨人の姿だった。玲奈から聞いた話では眷属たちと争っていたというし、やはり魔王妃が生きているとしてもユミラや帝国軍と歩調を合わせているわけではないのではないかと仁は考えを巡らせる。
「安心なさい。お前の大切にしている女共はまだ殺しません。大切な大切な人質ですからね。そのためにわざわざエルヴィナを付けたのですから」
「エルヴィナさん……?」
あの場にエルヴィナがいたとは聞いていない。仁の頭に疑問符が浮かぶが、そんなことはお構いなしにユミラが言葉を紡ぐ。
「汚らわしい白虎族の女、卑しい獣人の物乞い、人の身でありながら偽の魔王に色香を使う商家の売女。それに、無能の皇子のお手付きになったさもしい異世界の小娘、だったかしら」
ユミラが妖しく笑う。仁は激昂しそうになる気持ちを無理やり抑え込む。仁の心の底からどす黒い感情が蛇の頭のように鎌首をもたげ始めるが、仁は深呼吸をして、ギリギリのところでそれ以上せり上がるのを防いだ。大切な人がどれだけユミラに口汚く罵られようと、その評が間違いでしかないことは仁が一番知っている。今の仁に必要なのは、怒りに任せて暴れることではない。
「ユミラさん。悪あがきは止めてください。魔人擬きは既に勇者によって倒されました。大人しく降参してくれれば、コーディーが何とか取りなしてくれるはずです」
「長年仕えてやった私よりタイロンの仇を選んだ血も涙もない女が偉そうに! 所詮、人形の娘は人形。大人しく権力者に股座を開いていればいい!」
仁は絶句する。目を血走らせるユミラの姿に、仁は自分の思っている以上の溝ができていることを知った。そんな仁の胸に去来したのは滾るような怒りではなく、深い悲しみだった。
コーデリアの苦労と努力を一番間近で見てきたはずのユミラ。そのユミラにここまで言われてしまったと知ったらコーデリアはどう思うのか。それを思うとそのきっかけを作ってしまったことに罪悪感が芽生える。
「それに、あの化け物はできそこないの魔人擬きなどではない。タイロンが携わった研究の集大成とも言える最高の怪物」
ユミラ曰く、鬣のような硬質なフリルと、そこから生えた強靭で長い2本の角。鼻先に更にもう1本の短めの角を持ち、背中には硬い板が並ぶ。小山のような背中の頂点部には大きなトサカを持つもう一つの頭。そして、四肢の間の腹には鎧が。尾の先には鋭い棘がいくつも生え、最先端部は棍棒のように硬く盛り上がっている。
“あのお方”の協力をもって完成されたというその化け物は、仁の知っているようで知らない魔王妃の眷属で創造された合成獣だった。
「偽の魔王、ジン。お前が私に逆らえば、お前の大切な女は一人ずつ順番に化け物の餌になりますよ」
だから大人しく私に殺されなさい。ユミラはそう続け、勝ち誇ったように高笑いしたのだった。
ユミラにそう呼びかけられ、仁の胸が跳ね上がる。やはり魔王妃が生き延びていて、再びユミラに憑りついたのかと仁は唇を噛むが、続いた言葉で判断を保留する。
「いえ、魔王ジン・ハヅキ」
ユミラの言う“ジーク”とは、古の魔王ジークハイドではなくコーデリアがつけた偽名のことかと安堵する一方、仁はアナスタシアがユミラを演じているだけかもしれないと気を引き締める。
「お前を殺せる今日という日をどれだけ待ちわびたことか」
執務用の長机を挟み、ユミラの憎しみに燃える双眸が仁を見据えていた。
「ユミラさんには申し訳ないですけど、大人しく殺されるつもりはありませんよ」
「話してよいと許可した覚えはありませんが、まあいいでしょう」
憎悪で燃え上がった瞳はそのままに、ユミラの口角がジワリと持ち上がる。
「お前は、私に、あのお方に逆らうことはできないのだから」
仁の眉間に皺が生まれる。ユミラの確信に満ちた言葉の意味が解らなかった。“あのお方”が魔王妃を指していることは仁にも容易に想像できるが、もしかするとユミラはアナスタシアの魂が玲奈の体から追い出されたことを知らないのではないかという考えが浮かんだ。
タイロンの友人と思しき上級騎士は仁を連れてくるよう厳命されていると言っていた。その命令を出したのはユミラであり、まるで仁が一人でやってくるのを見越していたかのようだ。
仁はビームの出所と魔王妃の生死を確認するために単身やって来たが、ユミラがそれを前もって知るには玲奈から追い出された魂と接触している必要がある。しかし、もしそうであるならば仁を縛るものがなくなっていることも同時に知るはずだ。
ビームでいつでも街を攻撃できるという脅しにも取れなくはないが、いつでも使用できるのであれば、眷属が攻め寄せているときに1発も使用しなかった理由がわからない。それで被害が出ていた方が、より一層仁の行動を制限できるはずなのだ。
「“あのお方”というのはアナスタシア――魔王妃のことですか?」
仁は考えがまとまらないまま、更なるヒントを求めて会話を続ける。
「ええ、そうです。お前のような偽物の魔王ではなく、本物の魔王の妃だった方です。お前はあのお方に大切なものを人質にとられ、私に殺されに来たのでしょう?」
何を今更と言わんばかりに、ユミラが勝ち誇ったように口の両端を持ち上げた。その一方で、仁は合点がいったと内心で安堵の息を吐く。
元々、玲奈救出作戦を急いだのは、魔王妃がユミラと帝国軍をこの地に呼び寄せ、仁に殺させようとしたからだ。そしてアナスタシアにしてみれば、古の大賢者レイナの力を借りた仁によって玲奈の体から追い出されたのは想定外の出来事のはずだ。
そこから浮かび上がるのは、魔王妃の魂の行方は不明だが、おそらくユミラとは接触していないという仮説だった。万に一つも魔王妃がユミラを演じている可能性がある以上、絶対的に正しいとまでは言えないが、仁はその仮説に沿って行動することにする。
もし魔王妃がユミラと接触していたのならば、脅しが脅しになっていないことを知らないはずがないのだ。
「ユミラさん。残念だけど、もう人質は解放したし、魔王妃の魂は消滅しましたよ」
だから自分を縛るものは何もない。仁はそんな思いを瞳に込める。
「ふん。はったりを言うなんて奴隷のくせに生意気ですよ。あのお方が、本物の魔王の妃が偽物の魔王に負けるなんてありえない」
実は仁が本物の魔王の魂を受け入れたことも、魔王妃が初めから仁を殺させるつもりがなかったことも仁は口には出さないが、揺らぎない仁の様子に、ユミラの視線が僅かに泳いだ。仁はそれを見逃さない。
「あなたに俺は殺せない。それはわかっているはずです。今から外の騎士たちを呼んだところで、それより早く、俺はあなたを倒すことができます」
「だ、だから何だって言うんです。私に降伏しろとでも言うつもりですか。もしあのお方が本当に失敗していたのだとしても、跪くのはお前の方ですよ」
ユミラが目を細めて仁を睨みつける。先ほどまでのような余裕は感じられなかったが、確信に満ちた口調はまったくの出まかせとも思えず、仁は眉根を寄せた。
「お前は知らないようだから教えてあげましょう。今頃、化け物がお前の街を蹂躙しているはずです」
「化け物……?」
化け物と言われて仁の頭に浮かぶのは氷漬けにされた灰色の巨人の姿だった。玲奈から聞いた話では眷属たちと争っていたというし、やはり魔王妃が生きているとしてもユミラや帝国軍と歩調を合わせているわけではないのではないかと仁は考えを巡らせる。
「安心なさい。お前の大切にしている女共はまだ殺しません。大切な大切な人質ですからね。そのためにわざわざエルヴィナを付けたのですから」
「エルヴィナさん……?」
あの場にエルヴィナがいたとは聞いていない。仁の頭に疑問符が浮かぶが、そんなことはお構いなしにユミラが言葉を紡ぐ。
「汚らわしい白虎族の女、卑しい獣人の物乞い、人の身でありながら偽の魔王に色香を使う商家の売女。それに、無能の皇子のお手付きになったさもしい異世界の小娘、だったかしら」
ユミラが妖しく笑う。仁は激昂しそうになる気持ちを無理やり抑え込む。仁の心の底からどす黒い感情が蛇の頭のように鎌首をもたげ始めるが、仁は深呼吸をして、ギリギリのところでそれ以上せり上がるのを防いだ。大切な人がどれだけユミラに口汚く罵られようと、その評が間違いでしかないことは仁が一番知っている。今の仁に必要なのは、怒りに任せて暴れることではない。
「ユミラさん。悪あがきは止めてください。魔人擬きは既に勇者によって倒されました。大人しく降参してくれれば、コーディーが何とか取りなしてくれるはずです」
「長年仕えてやった私よりタイロンの仇を選んだ血も涙もない女が偉そうに! 所詮、人形の娘は人形。大人しく権力者に股座を開いていればいい!」
仁は絶句する。目を血走らせるユミラの姿に、仁は自分の思っている以上の溝ができていることを知った。そんな仁の胸に去来したのは滾るような怒りではなく、深い悲しみだった。
コーデリアの苦労と努力を一番間近で見てきたはずのユミラ。そのユミラにここまで言われてしまったと知ったらコーデリアはどう思うのか。それを思うとそのきっかけを作ってしまったことに罪悪感が芽生える。
「それに、あの化け物はできそこないの魔人擬きなどではない。タイロンが携わった研究の集大成とも言える最高の怪物」
ユミラ曰く、鬣のような硬質なフリルと、そこから生えた強靭で長い2本の角。鼻先に更にもう1本の短めの角を持ち、背中には硬い板が並ぶ。小山のような背中の頂点部には大きなトサカを持つもう一つの頭。そして、四肢の間の腹には鎧が。尾の先には鋭い棘がいくつも生え、最先端部は棍棒のように硬く盛り上がっている。
“あのお方”の協力をもって完成されたというその化け物は、仁の知っているようで知らない魔王妃の眷属で創造された合成獣だった。
「偽の魔王、ジン。お前が私に逆らえば、お前の大切な女は一人ずつ順番に化け物の餌になりますよ」
だから大人しく私に殺されなさい。ユミラはそう続け、勝ち誇ったように高笑いしたのだった。
0
お気に入りに追加
703
あなたにおすすめの小説
【完結】ご都合主義で生きてます。-ストレージは最強の防御魔法。生活魔法を工夫し創生魔法で乗り切る-
ジェルミ
ファンタジー
鑑定サーチ?ストレージで防御?生活魔法を工夫し最強に!!
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
しかし授かったのは鑑定や生活魔法など戦闘向きではなかった。
しかし生きていくために生活魔法を組合せ、工夫を重ね創生魔法に進化させ成り上がっていく。
え、鑑定サーチてなに?
ストレージで収納防御て?
お馬鹿な男と、それを支えるヒロインになれない3人の女性達。
スキルを試行錯誤で工夫し、お馬鹿な男女が幸せを掴むまでを描く。
※この作品は「ご都合主義で生きてます。商売の力で世界を変える」を、もしも冒険者だったら、として内容を大きく変えスキルも制限し一部文章を流用し前作を読まなくても楽しめるように書いています。
またカクヨム様にも掲載しております。
田舎暮らしと思ったら、異世界暮らしだった。
けむし
ファンタジー
突然の異世界転移とともに魔法が使えるようになった青年の、ほぼ手に汗握らない物語。
日本と異世界を行き来する転移魔法、物を複製する魔法。
あらゆる魔法を使えるようになった主人公は異世界で、そして日本でチート能力を発揮・・・するの?
ゆる~くのんびり進む物語です。読者の皆様ものんびりお付き合いください。
感想などお待ちしております。
ぐ~たら第三王子、牧場でスローライフ始めるってよ
雑木林
ファンタジー
現代日本で草臥れたサラリーマンをやっていた俺は、過労死した後に何の脈絡もなく異世界転生を果たした。
第二の人生で新たに得た俺の身分は、とある王国の第三王子だ。
この世界では神様が人々に天職を授けると言われており、俺の父親である国王は【軍神】で、長男の第一王子が【剣聖】、それから次男の第二王子が【賢者】という天職を授かっている。
そんなエリートな王族の末席に加わった俺は、当然のように周囲から期待されていたが……しかし、俺が授かった天職は、なんと【牧場主】だった。
畜産業は人類の食文化を支える素晴らしいものだが、王族が従事する仕事としては相応しくない。
斯くして、父親に失望された俺は王城から追放され、辺境の片隅でひっそりとスローライフを始めることになる。
平凡冒険者のスローライフ
上田なごむ
ファンタジー
26歳独身動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物・魔法・獣人等ファンタジーな世界観の異世界に転移させられる。
平凡な能力値、野望など抱いていない彼は、冒険者としてスローライフを目標に日々を過ごしていく。
果たして、彼を待ち受ける出会いや試練は如何なるものか……
ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。
若返ったおっさん、第2の人生は異世界無双
たまゆら
ファンタジー
事故で死んだネトゲ廃人のおっさん主人公が、ネトゲと酷似した異世界に転移。
ゲームの知識を活かして成り上がります。
圧倒的効率で金を稼ぎ、レベルを上げ、無双します。
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !
本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。
主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。
その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。
そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。
主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。
ハーレム要素はしばらくありません。
キャンピングカーで往く異世界徒然紀行
タジリユウ
ファンタジー
《第4回次世代ファンタジーカップ 面白スキル賞》
【書籍化!】
コツコツとお金を貯めて念願のキャンピングカーを手に入れた主人公。
早速キャンピングカーで初めてのキャンプをしたのだが、次の日目が覚めるとそこは異世界であった。
そしていつの間にかキャンピングカーにはナビゲーション機能、自動修復機能、燃料補給機能など様々な機能を拡張できるようになっていた。
道中で出会ったもふもふの魔物やちょっと残念なエルフを仲間に加えて、キャンピングカーで異世界をのんびりと旅したいのだが…
※旧題)チートなキャンピングカーで旅する異世界徒然紀行〜もふもふと愉快な仲間を添えて〜
※カクヨム様でも投稿をしております
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる