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第二十章
20-35.光明
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仁が魔王妃への反抗を決意した日から数日が経過した。アシュレイから城で暮らす許可を得た仁は魔王妃に体を乗っ取られた玲奈と一緒に暮らしている。
とはいえ、四六時中一緒にいるわけではない。今のところ、魔王妃もこの場で全面戦争を始めるつもりはないようで、仁が旧王都ラインヴェルトの城下街やダンジョンで活動することを禁じなかった。
しかし、夕方には城に帰り、一緒に夕食を取ることを義務づけられ、毎日のように入浴や寝室を共にするよう迫られる生活は、仁にとって、とてもではないが心穏やかでいられるものではなかった。
救いだったのは魔王妃が玲奈の体を汚すようなことを強制しなかったことだ。実際、強引に風呂場に連れ込まれたときは、仁はずっと目を閉じていて魔王妃に体を洗われただけだし、玲奈の貞操を盾にベッドの中に潜り込んできたときも、抱き付かれて眠る以外のことはされていない。
玲奈の与り知らぬところで身体的な接触はあったが、何とか玲奈には許してもらえるラインだと仁は思うことにしていた。
もちろん魔王妃の手から玲奈を救い出した暁には誠心誠意謝罪するつもりではあるが、風呂場では仁からは一切玲奈の体に触れておらず、同じベッドで寝た件に関しては、以前、玲奈が玲奈のときにも経験があるので、これが原因で玲奈に嫌われるようなことはないと仁は自身に言い聞かせていた。
「はぁ……」
仁がここ数日の魔王妃とのやり取りを振り返り、せめて大好きな玲奈の声で卑猥なことを囁くのは止めてもらいたいと思いながら溜息を吐くと、頬を紅潮させたリリーが心配そうな顔で仁を見つめていた。
「ジンさん、大丈夫ですかっ?」
「あ、ごめん。俺は大丈夫。それより、リリーの方こそ、体は大丈夫?」
仁とリリーは今、戦乙女の翼の家にある仁の部屋のベッドの上にいた。リリーは下半身を掛布団で隠した状態で横になっていて、仁はその傍らに座っている。
「はいっ。少し休んでいたら、だいぶ楽になりました」
そう言って、額に汗を滲ませたリリーが柔らかく微笑む。仁は申し訳ない気持ちでいっぱいになるが、リリーは優しい目を細くして小さく笑った。
「わたしにとってはご褒美みたいなものなので、気にしないでください。何なら、このままもう1回してもらってもいいですよ?」
「気持ちは嬉しいけど、リリーの体への負担が大きすぎるから」
仁は首を横に振る。危険を承知の上で協力してくれているだけでも助かっているのに、必要以上に甘えるわけにはいかなかった。
「わかりました。でも、レナさんを助けるために必要なことなんですから、遠慮はしないでくださいねっ。あ、でも、ジンさんも無理はダメですよっ?」
「うん。ありがとう」
この数日間、仁はリリーをはじめ、ロゼッタやミル、セシル、コーデリア、トリシャ他、これまで仁の魔力操作の訓練を受けたことのある女性陣の協力を得て、ある実験と練習を繰り返していた。
その実験とは、魔力操作の訓練の応用で自身の魔力を他者に流し込み、“魂”を探るというものだ。もし魂というものが本当に魔力と同質のものとして体内に存在しているのなら、流し込んだ魔力で触れられるかもしれない。
そして、もし仁が他者の体内の魂の存在を知覚することができれば、玲奈の内の魔王妃の魂を判別できる可能性がある。その上で魔王妃の魂を仁の魔力で絡み取り、そのまま玲奈の体外に排出する。それが皆で話し合った結果、玲奈を救う手立てとして導き出された手法だった。
この策は、玲奈が他者から魔力を吸収するように魔王妃の魂を吸い出せないかというリリーの意見が出発点だった。これは魔法を修得するためにずっと玲奈と一緒に練習し続けてきたリリーだからこそ出た意見だと仁は思い、リリーにとても感謝している。
その後、皆で意見を出し合ってこの結論を迎えたが、体への負担を顧みず、リリーもこの実験と練習の相手として名乗りを上げたのだった。
「ジンさん。わたしならもう大丈夫です。だから、ジンさんが大丈夫なら、次の練習に行ってくださいっ」
仁はリリーが起き上がれるようになるまで傍で見守っているつもりだったが、リリーは仁にロゼッタの部屋に向かうよう促した。
「……わかった。俺のベッドで良ければ、このまま休んでいてほしい。夕食はココに頼んでおくよ」
夕方には城に戻らなければならない仁は一緒に食べることはできないが、リリーはその提案を快く受け入れた。
「リリー、ありがとう。」
仁は最後に再び感謝の気持ちを伝え、自室を後にする。まだまだ乗り越えなければならない壁は多くあるが、ようやく玲奈を救い出す光明が見えたのだ。
ロゼッタの待つ部屋に足を向けながら、仁は玲奈を救う方法に考えを巡らす。
まずは召喚魔法陣をアイテムリングに収納するなどして、再度の召喚を封じる。その上で、以前、仁が失った記憶を自力で取り戻したときと同じように自ら隷属を解く。そして玲奈を拘束し、魔力を流し込んで魔王妃の魂を玲奈の体外へ排除する。その際、周囲から魔王妃の魂の退避先をなくし、更に、空気中の魔王妃の魂を何とかして処分する。
そうすれば一連の魔王妃の問題は解決するはずだ。
しかし、どんなに人を近づけないようにしてもロゼッタは玲奈の特殊従者召喚で呼び出されてしまうし、空気中の魔王妃の魂を魔力感知等で判別できるかどうかもわからない。そして、それをどう処分するかも。
そもそも、玲奈の体自体が人質とされている状況で拘束できるのか。それに、途中で目論見がバレてしまえば、街中に眷属たる魔物たちが放たれてしまう恐れがある。遠隔魔法のように地面などに触れずとも眷属を召喚できることは先のルーナリアとユミラの件で判明しているため、玲奈の体を拘束していても防げない可能性の方が高いのだ。
恐るべき鉤爪や刈り取り蜥蜴《リープリザード》は元より、雷蜥蜴やまだ見ぬ大型肉食恐竜の魔物などから、どうやって皆を守るのか。光明はあれど、それは圧倒的な暗闇にいつ飲み込まれてしまってもおかしくはなかった。
ズキンと、仁の下腹部が疼く。仁は思わず臍の下辺りに手を当てるが、別に腹痛がするわけではなかった。仁は何となく違和感を覚えるが、魂喰らいの魔剣から受け入れた魔力の一部がまだ完全には馴染んでいないのかもしれないと考え、とりあえず放っておくことにする。
実験と練習に支障をきたすほどではないと思う一方、暗い感情のように、心の、体の奥底に沈殿しているかのようにも思える魔王の魔力が皆の体内に悪影響を及ぼさないように気を付けなければならないと心に刻む。
感情と魔力は別だとわかっているし、今の仁は魔王とは別の人格だと信じているが、仁は当時の自分の内にあったであろう負の感情を、あまり皆に知られたくはなかった。
とはいえ、玲奈を救うためには、この行為を止めるわけにはいかない。仁の手のひらの下で、再度、下腹部が疼いた。
まるで「ここにいるぞ」とでも言われているような薄ら寒さを感じながら、仁は一筋の光明を信じ、ロゼッタの部屋に向かって重い足を動かした。
とはいえ、四六時中一緒にいるわけではない。今のところ、魔王妃もこの場で全面戦争を始めるつもりはないようで、仁が旧王都ラインヴェルトの城下街やダンジョンで活動することを禁じなかった。
しかし、夕方には城に帰り、一緒に夕食を取ることを義務づけられ、毎日のように入浴や寝室を共にするよう迫られる生活は、仁にとって、とてもではないが心穏やかでいられるものではなかった。
救いだったのは魔王妃が玲奈の体を汚すようなことを強制しなかったことだ。実際、強引に風呂場に連れ込まれたときは、仁はずっと目を閉じていて魔王妃に体を洗われただけだし、玲奈の貞操を盾にベッドの中に潜り込んできたときも、抱き付かれて眠る以外のことはされていない。
玲奈の与り知らぬところで身体的な接触はあったが、何とか玲奈には許してもらえるラインだと仁は思うことにしていた。
もちろん魔王妃の手から玲奈を救い出した暁には誠心誠意謝罪するつもりではあるが、風呂場では仁からは一切玲奈の体に触れておらず、同じベッドで寝た件に関しては、以前、玲奈が玲奈のときにも経験があるので、これが原因で玲奈に嫌われるようなことはないと仁は自身に言い聞かせていた。
「はぁ……」
仁がここ数日の魔王妃とのやり取りを振り返り、せめて大好きな玲奈の声で卑猥なことを囁くのは止めてもらいたいと思いながら溜息を吐くと、頬を紅潮させたリリーが心配そうな顔で仁を見つめていた。
「ジンさん、大丈夫ですかっ?」
「あ、ごめん。俺は大丈夫。それより、リリーの方こそ、体は大丈夫?」
仁とリリーは今、戦乙女の翼の家にある仁の部屋のベッドの上にいた。リリーは下半身を掛布団で隠した状態で横になっていて、仁はその傍らに座っている。
「はいっ。少し休んでいたら、だいぶ楽になりました」
そう言って、額に汗を滲ませたリリーが柔らかく微笑む。仁は申し訳ない気持ちでいっぱいになるが、リリーは優しい目を細くして小さく笑った。
「わたしにとってはご褒美みたいなものなので、気にしないでください。何なら、このままもう1回してもらってもいいですよ?」
「気持ちは嬉しいけど、リリーの体への負担が大きすぎるから」
仁は首を横に振る。危険を承知の上で協力してくれているだけでも助かっているのに、必要以上に甘えるわけにはいかなかった。
「わかりました。でも、レナさんを助けるために必要なことなんですから、遠慮はしないでくださいねっ。あ、でも、ジンさんも無理はダメですよっ?」
「うん。ありがとう」
この数日間、仁はリリーをはじめ、ロゼッタやミル、セシル、コーデリア、トリシャ他、これまで仁の魔力操作の訓練を受けたことのある女性陣の協力を得て、ある実験と練習を繰り返していた。
その実験とは、魔力操作の訓練の応用で自身の魔力を他者に流し込み、“魂”を探るというものだ。もし魂というものが本当に魔力と同質のものとして体内に存在しているのなら、流し込んだ魔力で触れられるかもしれない。
そして、もし仁が他者の体内の魂の存在を知覚することができれば、玲奈の内の魔王妃の魂を判別できる可能性がある。その上で魔王妃の魂を仁の魔力で絡み取り、そのまま玲奈の体外に排出する。それが皆で話し合った結果、玲奈を救う手立てとして導き出された手法だった。
この策は、玲奈が他者から魔力を吸収するように魔王妃の魂を吸い出せないかというリリーの意見が出発点だった。これは魔法を修得するためにずっと玲奈と一緒に練習し続けてきたリリーだからこそ出た意見だと仁は思い、リリーにとても感謝している。
その後、皆で意見を出し合ってこの結論を迎えたが、体への負担を顧みず、リリーもこの実験と練習の相手として名乗りを上げたのだった。
「ジンさん。わたしならもう大丈夫です。だから、ジンさんが大丈夫なら、次の練習に行ってくださいっ」
仁はリリーが起き上がれるようになるまで傍で見守っているつもりだったが、リリーは仁にロゼッタの部屋に向かうよう促した。
「……わかった。俺のベッドで良ければ、このまま休んでいてほしい。夕食はココに頼んでおくよ」
夕方には城に戻らなければならない仁は一緒に食べることはできないが、リリーはその提案を快く受け入れた。
「リリー、ありがとう。」
仁は最後に再び感謝の気持ちを伝え、自室を後にする。まだまだ乗り越えなければならない壁は多くあるが、ようやく玲奈を救い出す光明が見えたのだ。
ロゼッタの待つ部屋に足を向けながら、仁は玲奈を救う方法に考えを巡らす。
まずは召喚魔法陣をアイテムリングに収納するなどして、再度の召喚を封じる。その上で、以前、仁が失った記憶を自力で取り戻したときと同じように自ら隷属を解く。そして玲奈を拘束し、魔力を流し込んで魔王妃の魂を玲奈の体外へ排除する。その際、周囲から魔王妃の魂の退避先をなくし、更に、空気中の魔王妃の魂を何とかして処分する。
そうすれば一連の魔王妃の問題は解決するはずだ。
しかし、どんなに人を近づけないようにしてもロゼッタは玲奈の特殊従者召喚で呼び出されてしまうし、空気中の魔王妃の魂を魔力感知等で判別できるかどうかもわからない。そして、それをどう処分するかも。
そもそも、玲奈の体自体が人質とされている状況で拘束できるのか。それに、途中で目論見がバレてしまえば、街中に眷属たる魔物たちが放たれてしまう恐れがある。遠隔魔法のように地面などに触れずとも眷属を召喚できることは先のルーナリアとユミラの件で判明しているため、玲奈の体を拘束していても防げない可能性の方が高いのだ。
恐るべき鉤爪や刈り取り蜥蜴《リープリザード》は元より、雷蜥蜴やまだ見ぬ大型肉食恐竜の魔物などから、どうやって皆を守るのか。光明はあれど、それは圧倒的な暗闇にいつ飲み込まれてしまってもおかしくはなかった。
ズキンと、仁の下腹部が疼く。仁は思わず臍の下辺りに手を当てるが、別に腹痛がするわけではなかった。仁は何となく違和感を覚えるが、魂喰らいの魔剣から受け入れた魔力の一部がまだ完全には馴染んでいないのかもしれないと考え、とりあえず放っておくことにする。
実験と練習に支障をきたすほどではないと思う一方、暗い感情のように、心の、体の奥底に沈殿しているかのようにも思える魔王の魔力が皆の体内に悪影響を及ぼさないように気を付けなければならないと心に刻む。
感情と魔力は別だとわかっているし、今の仁は魔王とは別の人格だと信じているが、仁は当時の自分の内にあったであろう負の感情を、あまり皆に知られたくはなかった。
とはいえ、玲奈を救うためには、この行為を止めるわけにはいかない。仁の手のひらの下で、再度、下腹部が疼いた。
まるで「ここにいるぞ」とでも言われているような薄ら寒さを感じながら、仁は一筋の光明を信じ、ロゼッタの部屋に向かって重い足を動かした。
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