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第十八章
18-28.神話
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遥か遥か、太古の昔、神々の世界があった。あるとき、神々は自身に似せて人族を、そして更にいくつかの種族を作ると、彼らに世界を委ねていずこかへ去っていった。
その後、神々のいなくなった世界は繁栄を極めるが、やがて悪魔の手によって滅亡の危機を迎えてしまう。
そんなとき、悠久の時を超えて一柱の神が再臨し、滅び行く世界の人々を新たな世界へと導いた。
「んで、その新たな世界ってのが、この世界ってことらしい」
ゲルトは村に伝わる神話の大筋を簡潔にまとめて仁とロゼッタに語った。
グイダの補足によると、この神話はこの大陸でもっともメジャーな神話であり、単純に“神”と言うと大抵はこの神話の神――この世界を作った一柱の神を指すことがほとんどだと思って間違いないらしい。
ただし、グレンシール帝国などの人族至上主義の国や人が、人族が神に似せて作られたことと、他種族に先んじて人族が作られたという2点をその根拠とすることはあっても、仁の元の世界の○○教といったような宗教にはなっていないようだ。
その理由を問う仁に、ゲルトがはっきりとした答えを返す。
「この世界の人たちは神がいないことを知っているからな」
「……神がいない?」
どういうことかと仁が首を傾げると、ゲルトは「もしくは、いてもいつも助けてくれるわけではないか」と付け加えた。
「ジンさんは大昔の魔王を倒した大賢者様の話、聞いたことない?」
「魔王……」
仁が低い声で呟く。仁の脳裏に、まだ見ぬ敵、魔王妃の姿がユミラと重なって浮かんでいた。
「あ。そ、その、ジンさんのことじゃないよ? ジンさんは勇者様だから! もっと昔の、本当の魔王のことだよ!」
慌てるトリシャに、仁はハッとして「大丈夫。わかっているよ」と優しく告げた。トリシャが露骨にホッとしたような表情を浮かべ、仁は苦笑する。
「その話は知っているけど、それが何か関係あるの?」
「大ありだぜ、兄貴。なんせ、世界が魔王に滅ぼされそうになっても、神様は助けてくれなかったからな」
魔王を倒したのは大賢者とその仲間たち。ゲルトたちの言う“その仲間”にエルフ族のシルフィーナが含まれているかどうかはともかく、少なくとも魔王を倒したのが神ではなく広義の意味での“人”であるということは、この大陸では共通の認識といっていいはずだ。
古の魔王の実在が広く信じられ、魔王と世界の存亡をかけた戦いが事実だとされるこの世界、大陸において、何の手助けもしてくれなかった創世神話の神の威光は地に落ちたと言っても過言ではない。
神話の“悪魔”が、イコール魔人族ではないかという当時の説の存在もそれに拍車をかけたのではないかとトリシャが補足した。
ともかく、そうした事情もあって、この世界、少なくともこの大陸では殊更神の存在を意識することは少なく、エルフ族は祖霊を、獣人族は力を信仰の対象とし、人族は人知の及ばない存在に神性を感じるのだという。とはいえ、ステータスを表示する“神の祝福”や神頼みのように、概念としては根付いているようだった。
仁はこの世界における神とは、無宗教と評されることの多い日本人の言う神と似たようなものだと理解することにした。
「なるほどね。何となく理解はできたけど、結局、湖の主の言う神が神話の神かどうかはわからないか……」
ゲルトたちが一様に申し訳なさそうな表情を浮かべ、仁は慌てて話題を変えることにする。湖の主の言葉は気になったが、どうしてもその意味が知りたければそれこそイムの父竜に尋ねるべきだろうと、仁はこれ以上そのことについて考えることを止めた。
今、この場ですべき話は別にある。
仁は腹に力を入れ、表情を改めた。仁の纏う雰囲気の変化から、グイダを筆頭にリガー姓の三人が居住まいを正す。
「ゲルトとトリシャには話しましたが――」
そう前置きし、仁は自分やエルフ族がラインヴェルト城周辺を訪れることになった理由を話し始めた。
「移住ですか……。湖神様が亡き今、魚人族の方々と誼を通じられるのであれば、それも可能でしょう」
グイダが仁の話を吟味するかのように眉間に皺を寄せた。仁の横で、ロゼッタが生唾を飲み込む。
「はい。しかし、如何にアシュレイの一族とはいえ、ラインヴェルト城は元々あなた方の祖先が暮らし、守るために命を賭して戦った地です」
この村の存在を知った以上、その許しを得ずに移住計画を進めることはエルフ族も望んでいないと仁は告げる。
ただし、帝国の脅威が切迫する今、他に寄る辺のないエルフ族のために、どうか移住を許可してほしいと仁は訴える。それが再び、かの地にかつての敵を招き入れることに繋がり、そのことでリガー村を巻き込んでしまうかもしれないことを明かして。
仁が深く頭を下げ、ロゼッタもそれに倣った。長いようで短い時が流れる。
「ジン様、ロゼッタ様。面を上げてください」
一拍おいて仁とロゼッタが顔を上げると、先ほどまでとは打って変わったグイダの柔和な顔が出迎えた。仁はグイダの表情の変化の理由がわからないまま、続く言葉を待った。
「ジン様。我々が“命を繋いできた”理由はご存じですね」
「は、はい。ゲルトから聞きました」
仁が再びこの地に現れた際、その力になる。そのために命を繋いできたのだと、仁にとっては恐れ多いことではあるが、ゲルトは以前、そう語っていた。
グイダが優しい目はそのままに、満足そうに大きく頷いた。
「我々はあなた方やアシュレイ様と共に、グレンシール王国――帝国と戦いましょう」
迷いのない力強いグイダの言葉に、仁は目を見開く。まさか即決されるとは思っておらず、仁は言葉に窮してしまう。
「ただ、100年の時が流れ、村の皆が皆、小さな聖女フランを祖とする私たちほど強い意志を継承しているとは言い難く、また私のように老齢の者も多いため、村を挙げてというわけにはいかないことをご了承いただかなければなりません」
仁は戸惑いながらも、それは当然だと返す。村を巻き込むなと責められかねない状況で移住を認めてもらえるだけでも十分なのに、グイダたちは一緒に戦ってくれると言うのだ。何の文句があると言うのか。
仁としては平和に暮らしてきたリガー村の人々を帝国との戦いに巻き込んでしまうことを申し訳なく思うが、その一方で味方をしてくれる事実を心強くも感じていた。
ふと、仁はグイダの眉間に再び深い皺が刻まれたことに気付いた。やはり戦争になるかもしれないということは簡単なことではないのだと、仁はフランの子孫たちの決断を重く受け止める。
「もう何年か早ければ私も……」
グイダが唸るように言うと、ゲルトが「もう何十年かの間違いじゃね?」とボソッと突っ込む。
仁は若干肩透かしを食らった気分になるが、直前の自身の考えが間違っているわけではない。
グイダが一瞬目つきを鋭くした後、笑みを浮かべながらゲルトの背をバシバシと叩いた。
「この老骨の分も、しっかりジン様方のお役に立つんだよ」
「わかってるよ!」
ゲルトが前傾姿勢になりながら声を張り上げる。ゲルトを扱き使ってくれて構わない、むしろ扱き使ってくれと告げるグイダに、仁は苦笑いを浮かべたのだった。
その後、神々のいなくなった世界は繁栄を極めるが、やがて悪魔の手によって滅亡の危機を迎えてしまう。
そんなとき、悠久の時を超えて一柱の神が再臨し、滅び行く世界の人々を新たな世界へと導いた。
「んで、その新たな世界ってのが、この世界ってことらしい」
ゲルトは村に伝わる神話の大筋を簡潔にまとめて仁とロゼッタに語った。
グイダの補足によると、この神話はこの大陸でもっともメジャーな神話であり、単純に“神”と言うと大抵はこの神話の神――この世界を作った一柱の神を指すことがほとんどだと思って間違いないらしい。
ただし、グレンシール帝国などの人族至上主義の国や人が、人族が神に似せて作られたことと、他種族に先んじて人族が作られたという2点をその根拠とすることはあっても、仁の元の世界の○○教といったような宗教にはなっていないようだ。
その理由を問う仁に、ゲルトがはっきりとした答えを返す。
「この世界の人たちは神がいないことを知っているからな」
「……神がいない?」
どういうことかと仁が首を傾げると、ゲルトは「もしくは、いてもいつも助けてくれるわけではないか」と付け加えた。
「ジンさんは大昔の魔王を倒した大賢者様の話、聞いたことない?」
「魔王……」
仁が低い声で呟く。仁の脳裏に、まだ見ぬ敵、魔王妃の姿がユミラと重なって浮かんでいた。
「あ。そ、その、ジンさんのことじゃないよ? ジンさんは勇者様だから! もっと昔の、本当の魔王のことだよ!」
慌てるトリシャに、仁はハッとして「大丈夫。わかっているよ」と優しく告げた。トリシャが露骨にホッとしたような表情を浮かべ、仁は苦笑する。
「その話は知っているけど、それが何か関係あるの?」
「大ありだぜ、兄貴。なんせ、世界が魔王に滅ぼされそうになっても、神様は助けてくれなかったからな」
魔王を倒したのは大賢者とその仲間たち。ゲルトたちの言う“その仲間”にエルフ族のシルフィーナが含まれているかどうかはともかく、少なくとも魔王を倒したのが神ではなく広義の意味での“人”であるということは、この大陸では共通の認識といっていいはずだ。
古の魔王の実在が広く信じられ、魔王と世界の存亡をかけた戦いが事実だとされるこの世界、大陸において、何の手助けもしてくれなかった創世神話の神の威光は地に落ちたと言っても過言ではない。
神話の“悪魔”が、イコール魔人族ではないかという当時の説の存在もそれに拍車をかけたのではないかとトリシャが補足した。
ともかく、そうした事情もあって、この世界、少なくともこの大陸では殊更神の存在を意識することは少なく、エルフ族は祖霊を、獣人族は力を信仰の対象とし、人族は人知の及ばない存在に神性を感じるのだという。とはいえ、ステータスを表示する“神の祝福”や神頼みのように、概念としては根付いているようだった。
仁はこの世界における神とは、無宗教と評されることの多い日本人の言う神と似たようなものだと理解することにした。
「なるほどね。何となく理解はできたけど、結局、湖の主の言う神が神話の神かどうかはわからないか……」
ゲルトたちが一様に申し訳なさそうな表情を浮かべ、仁は慌てて話題を変えることにする。湖の主の言葉は気になったが、どうしてもその意味が知りたければそれこそイムの父竜に尋ねるべきだろうと、仁はこれ以上そのことについて考えることを止めた。
今、この場ですべき話は別にある。
仁は腹に力を入れ、表情を改めた。仁の纏う雰囲気の変化から、グイダを筆頭にリガー姓の三人が居住まいを正す。
「ゲルトとトリシャには話しましたが――」
そう前置きし、仁は自分やエルフ族がラインヴェルト城周辺を訪れることになった理由を話し始めた。
「移住ですか……。湖神様が亡き今、魚人族の方々と誼を通じられるのであれば、それも可能でしょう」
グイダが仁の話を吟味するかのように眉間に皺を寄せた。仁の横で、ロゼッタが生唾を飲み込む。
「はい。しかし、如何にアシュレイの一族とはいえ、ラインヴェルト城は元々あなた方の祖先が暮らし、守るために命を賭して戦った地です」
この村の存在を知った以上、その許しを得ずに移住計画を進めることはエルフ族も望んでいないと仁は告げる。
ただし、帝国の脅威が切迫する今、他に寄る辺のないエルフ族のために、どうか移住を許可してほしいと仁は訴える。それが再び、かの地にかつての敵を招き入れることに繋がり、そのことでリガー村を巻き込んでしまうかもしれないことを明かして。
仁が深く頭を下げ、ロゼッタもそれに倣った。長いようで短い時が流れる。
「ジン様、ロゼッタ様。面を上げてください」
一拍おいて仁とロゼッタが顔を上げると、先ほどまでとは打って変わったグイダの柔和な顔が出迎えた。仁はグイダの表情の変化の理由がわからないまま、続く言葉を待った。
「ジン様。我々が“命を繋いできた”理由はご存じですね」
「は、はい。ゲルトから聞きました」
仁が再びこの地に現れた際、その力になる。そのために命を繋いできたのだと、仁にとっては恐れ多いことではあるが、ゲルトは以前、そう語っていた。
グイダが優しい目はそのままに、満足そうに大きく頷いた。
「我々はあなた方やアシュレイ様と共に、グレンシール王国――帝国と戦いましょう」
迷いのない力強いグイダの言葉に、仁は目を見開く。まさか即決されるとは思っておらず、仁は言葉に窮してしまう。
「ただ、100年の時が流れ、村の皆が皆、小さな聖女フランを祖とする私たちほど強い意志を継承しているとは言い難く、また私のように老齢の者も多いため、村を挙げてというわけにはいかないことをご了承いただかなければなりません」
仁は戸惑いながらも、それは当然だと返す。村を巻き込むなと責められかねない状況で移住を認めてもらえるだけでも十分なのに、グイダたちは一緒に戦ってくれると言うのだ。何の文句があると言うのか。
仁としては平和に暮らしてきたリガー村の人々を帝国との戦いに巻き込んでしまうことを申し訳なく思うが、その一方で味方をしてくれる事実を心強くも感じていた。
ふと、仁はグイダの眉間に再び深い皺が刻まれたことに気付いた。やはり戦争になるかもしれないということは簡単なことではないのだと、仁はフランの子孫たちの決断を重く受け止める。
「もう何年か早ければ私も……」
グイダが唸るように言うと、ゲルトが「もう何十年かの間違いじゃね?」とボソッと突っ込む。
仁は若干肩透かしを食らった気分になるが、直前の自身の考えが間違っているわけではない。
グイダが一瞬目つきを鋭くした後、笑みを浮かべながらゲルトの背をバシバシと叩いた。
「この老骨の分も、しっかりジン様方のお役に立つんだよ」
「わかってるよ!」
ゲルトが前傾姿勢になりながら声を張り上げる。ゲルトを扱き使ってくれて構わない、むしろ扱き使ってくれと告げるグイダに、仁は苦笑いを浮かべたのだった。
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