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第十八章
18-21.肉食暴君鰐
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肉食暴君鰐の怒りに満ちた咆哮が白亜の城と湖に轟いた。陸に上がった巨大ワニの魔物は仁の目測を越え、体長15メートルにも及んでいた。
元の世界の映画で観た恐竜を想起させる叫び声は仁の恐怖心を掻き立てるが、仁も伊達に修羅場をくぐって来てはいない。仁は及び腰になりそうな心を静め、眼下に向けて雷魔法を撃ち続ける。その隣ではオニキスが一本角を金色に輝かせていた。
仁とオニキス主従の雷魔法は確実に巨大ワニにダメージを与えているように見えるが、肉食暴君鰐の戦意は一向に衰えることなく、丸みを帯びた鼻先を持つ上顎を大きく開く。その喉の奥に魔力が集まっていくのを仁は感知した。
「オニキス、下がって!」
仁が叫ぶと同時に、圧縮された魔力が一気に前方へと弾ける。巨大ワニの口内の魔力が渦巻く水流と化していた。
激しい水撃はラインヴェルト城の城壁を削り取りながら徐々に高度を上げる。巨大ワニが体の前方を跳ね上げて二本の後ろ脚で立ち上がった瞬間、高速で渦を巻く水流が先ほどまで仁たちが顔を出していた場所を貫き、更に上空の空に消えていった。
巨大ワニの前足が地に着き、大地を震わせる。
幸い、2本の足と長い尻尾だけではその巨体を長く支え続けることはできないようで、巨大なワニの魔物は悔し気な咆哮を響かせた。
「黒落雷!」
仁の放った漆黒の雷が肉食暴君鰐の脳天を直撃する。直後、オニキスも負けじと前足を振り上げ、鋭く折り返した角から眩い稲光が走った。
『ボクの角は毒を浄化したりはできませんけど、それでもみんなの、主の役に立てるんです!』
オニキスの念話と一緒に、言葉の裏に隠されている『役に立たなければならない。役に立たなかったらどうしよう』という強迫観念や不安も伝わってきたが、仁は敢えて指摘するようなことはしない。
「オニキス。頼りにしてるよ――黒雷爆!」
巨大なワニの魔物の直上に現れた漆黒の球体が弾け、辺り一面に黒い雷撃が迸る。その幾重にも枝分かれした雷撃が大地を穿つと共に、巨大ワニの後に続いて陸に上がってきた数体の殺人鰐を一薙ぎした。
肉食暴君鰐の傍らで、仁の知る元の世界のワニより大きな魔物が身悶える。仁は止めを刺すべく次弾を放とうとするが、それより早く湖の水面から鮫の顔を持つ男たちが何人も跳び上がった。
魚人族の戦士たちは手にした銛の槍を一斉に投擲し、殺人鰐の鱗で覆われた体に突き立てる。鰐型の魔物たちから断末魔の叫び声が上がった。
『ジン。こいつらは任せるだべ!』
水中へと落下した魚人族の一人が再び顔を出し、城壁の上の仁に向かって握り拳を突き上げた。その訛り交じりの言葉は間違いなく、陸人である仁を信じ、魚人族の戦士たちを説得して仁の作戦を実行させた功労者のものだった。
仁は初めての魚人族の友に自分を信じて良かったと思ってもらえるよう、一層気を引き締める。標的を肉食暴君鰐のみに限定し、更に激しい黒雷と雷魔法の雨を降らせた。
その瞬間、巨大ワニは仁とオニキスを目指して斜め前方に跳び上がった。それと同時に口内から渦巻く水流を放ち、慌てて後退した仁とオニキスの顔を掠める。
巨体がそのまま城壁に激突し、激しい衝撃が伝った。ほとんど垂直に撃ち上げられた渦巻く水の暴力が、魔法や矢を放つための狭間を砕きながら暴れ狂う。
一瞬、仁の脳裏に肉食暴君鰐が城壁をよじ登ってくる様が過るが、巨大ワニの足には恐るべき鉤爪のような鉤爪も付いていなければ、吸着するようにもなっていなかった。
巨大なワニの魔物がそのまま滑り落ちる。
仁は自身の脳裏に浮かんだ光景が現実のものとならなかったことにホッと安堵の息を吐きつつ、恐る恐る城壁から顔を出し、眼下に目を向ける。その刹那の瞬間、仁は声にならない悲鳴を上げながら即座に頭を引っ込めた。
体に捻りを加えて垂直に跳び上がった肉食暴君鰐の口先の到達点が、城壁の高さを越えていた。
鋭い歯とそれより大きな牙の並んだ上下の顎が仁の目の前で合わさり、金属音に似た音を奏でた。ワニの巨体はそのまま頭尾の軸を中心に回転しながら高度を僅かに上げた後、重力に引かれて落下していく。仁の背筋を冷たい感覚が駆け上り、額には冷や汗が滲んだ。
『主! 大丈夫ですか!?』
「あ、うん。何とか。それより――」
仁は極々僅かな時間で放心状態を抜け出し、階下を警戒しつつ見下ろした。
「不味い……!」
仁は慌てて雷魔法を発動させる。オニキスもそれに続くが、仁の胸中を焦燥が満たしていく。聳え立つ白亜の城壁から、肉食暴君鰐が遠ざかろうとしていた。
確実にダメージを与えているのは間違いないが、倒しきるだけの威力が足りない。仁はかつて一度だけ成功した“消滅”が使えればと願うが、玲奈の協力を得てもできなかった以上、それに頼るのは分の悪すぎる賭けだった。
『あ、主。どうしましょう!?』
仁以上に焦った感情が念話と共に胸に届き、仁はやや落ち着きを取り戻す。
やれることをやるしかない。仁はないものねだりを止め、眼下を見据えて遠隔魔法を発動させる。
「石壁!」
そそり立つ分厚い石壁が、反転を始めた肉食暴君鰐の行く手を遮った。横幅の広い石壁が巨大ワニと湖を分かつように次々と聳えるが、巨大なワニの魔物は激しく体をくねらせながら体当たりを敢行し、また、時には強靭な尾の一撃をお見舞いして粉砕していく。
「くそっ!」
悪態を吐いた仁の顔面を、肉食暴君鰐が振り向きざまに放った強力な水流が襲う。
「オニキス!」
『はい、主!』
打てば響く鐘のように仁の意思を汲み取ったオニキスが、仁の真横で体を沈めた。間髪入れずに仁が飛び乗ると、オニキスは体を跳ね上げて城壁から身を躍らせた。仁は両の脚で強く馬体を挟み込み、アイテムリングから取り出した魂喰らいの魔剣を両手で握りしめる。
鞍が逆に邪魔をして仁の体が左右に揺らぐが、仁が落馬しないようにオニキスが微調整する。その上でオニキスは頭を下げて水流を避け、仁の邪魔にならないように努めた。仁は愛馬に感謝しながら漆黒の魔剣で渦巻く水撃を迎え撃つ。
肉食暴君鰐が照準を変える恐れはあったが、幸いなことに渦巻く水撃は仁を狙い続けた。
水流が二手に切り分けられ、人馬一体となった主従の両脇へと逸れていく。
オニキスが着地する寸前、仁は愛馬の背から跳び上がる。落下の勢いのまま、仁は肉食暴君鰐の口先目掛けて魔剣を上空から思いきり振り下ろす。
漆黒の大剣が丸い鼻先を打ち据え、巨大ワニの魔物の下顎が地面を跳ねた。
強制的に上下の顎を閉じられた巨大ワニの口から、くぐもった呻き声が上がり、乱暴に振るわれた頭部が仁を弾き飛ばす。仁は大剣の腹で防御するが、小さな体はボールのように吹き飛び、城壁に背中から激突した。
『主!』
駆け付けたオニキスに、仁は重たい体を引きずりながらも飛び乗り、歯噛みする。漆黒の魔剣による渾身の一撃も、巨大な鰐型の魔物の強靭な鱗に傷を付けたものの、切り裂くには至らなかった。
仁は城壁から降りることで再び標的となり、肉食暴君鰐が水中へ戻るのを阻止する心積もりだったが、倒しきるだけの攻撃力がない状況に変わりはなかった。
それでもやるしかない。
仁は深呼吸を繰り返し、乱れた呼吸を整える。体内の魔力を練り上げた仁の背から、一対の漆黒の翼が生じた。黒雷の翼は仁の戦意に呼応するかのように、黒く輝いた。
元の世界の映画で観た恐竜を想起させる叫び声は仁の恐怖心を掻き立てるが、仁も伊達に修羅場をくぐって来てはいない。仁は及び腰になりそうな心を静め、眼下に向けて雷魔法を撃ち続ける。その隣ではオニキスが一本角を金色に輝かせていた。
仁とオニキス主従の雷魔法は確実に巨大ワニにダメージを与えているように見えるが、肉食暴君鰐の戦意は一向に衰えることなく、丸みを帯びた鼻先を持つ上顎を大きく開く。その喉の奥に魔力が集まっていくのを仁は感知した。
「オニキス、下がって!」
仁が叫ぶと同時に、圧縮された魔力が一気に前方へと弾ける。巨大ワニの口内の魔力が渦巻く水流と化していた。
激しい水撃はラインヴェルト城の城壁を削り取りながら徐々に高度を上げる。巨大ワニが体の前方を跳ね上げて二本の後ろ脚で立ち上がった瞬間、高速で渦を巻く水流が先ほどまで仁たちが顔を出していた場所を貫き、更に上空の空に消えていった。
巨大ワニの前足が地に着き、大地を震わせる。
幸い、2本の足と長い尻尾だけではその巨体を長く支え続けることはできないようで、巨大なワニの魔物は悔し気な咆哮を響かせた。
「黒落雷!」
仁の放った漆黒の雷が肉食暴君鰐の脳天を直撃する。直後、オニキスも負けじと前足を振り上げ、鋭く折り返した角から眩い稲光が走った。
『ボクの角は毒を浄化したりはできませんけど、それでもみんなの、主の役に立てるんです!』
オニキスの念話と一緒に、言葉の裏に隠されている『役に立たなければならない。役に立たなかったらどうしよう』という強迫観念や不安も伝わってきたが、仁は敢えて指摘するようなことはしない。
「オニキス。頼りにしてるよ――黒雷爆!」
巨大なワニの魔物の直上に現れた漆黒の球体が弾け、辺り一面に黒い雷撃が迸る。その幾重にも枝分かれした雷撃が大地を穿つと共に、巨大ワニの後に続いて陸に上がってきた数体の殺人鰐を一薙ぎした。
肉食暴君鰐の傍らで、仁の知る元の世界のワニより大きな魔物が身悶える。仁は止めを刺すべく次弾を放とうとするが、それより早く湖の水面から鮫の顔を持つ男たちが何人も跳び上がった。
魚人族の戦士たちは手にした銛の槍を一斉に投擲し、殺人鰐の鱗で覆われた体に突き立てる。鰐型の魔物たちから断末魔の叫び声が上がった。
『ジン。こいつらは任せるだべ!』
水中へと落下した魚人族の一人が再び顔を出し、城壁の上の仁に向かって握り拳を突き上げた。その訛り交じりの言葉は間違いなく、陸人である仁を信じ、魚人族の戦士たちを説得して仁の作戦を実行させた功労者のものだった。
仁は初めての魚人族の友に自分を信じて良かったと思ってもらえるよう、一層気を引き締める。標的を肉食暴君鰐のみに限定し、更に激しい黒雷と雷魔法の雨を降らせた。
その瞬間、巨大ワニは仁とオニキスを目指して斜め前方に跳び上がった。それと同時に口内から渦巻く水流を放ち、慌てて後退した仁とオニキスの顔を掠める。
巨体がそのまま城壁に激突し、激しい衝撃が伝った。ほとんど垂直に撃ち上げられた渦巻く水の暴力が、魔法や矢を放つための狭間を砕きながら暴れ狂う。
一瞬、仁の脳裏に肉食暴君鰐が城壁をよじ登ってくる様が過るが、巨大ワニの足には恐るべき鉤爪のような鉤爪も付いていなければ、吸着するようにもなっていなかった。
巨大なワニの魔物がそのまま滑り落ちる。
仁は自身の脳裏に浮かんだ光景が現実のものとならなかったことにホッと安堵の息を吐きつつ、恐る恐る城壁から顔を出し、眼下に目を向ける。その刹那の瞬間、仁は声にならない悲鳴を上げながら即座に頭を引っ込めた。
体に捻りを加えて垂直に跳び上がった肉食暴君鰐の口先の到達点が、城壁の高さを越えていた。
鋭い歯とそれより大きな牙の並んだ上下の顎が仁の目の前で合わさり、金属音に似た音を奏でた。ワニの巨体はそのまま頭尾の軸を中心に回転しながら高度を僅かに上げた後、重力に引かれて落下していく。仁の背筋を冷たい感覚が駆け上り、額には冷や汗が滲んだ。
『主! 大丈夫ですか!?』
「あ、うん。何とか。それより――」
仁は極々僅かな時間で放心状態を抜け出し、階下を警戒しつつ見下ろした。
「不味い……!」
仁は慌てて雷魔法を発動させる。オニキスもそれに続くが、仁の胸中を焦燥が満たしていく。聳え立つ白亜の城壁から、肉食暴君鰐が遠ざかろうとしていた。
確実にダメージを与えているのは間違いないが、倒しきるだけの威力が足りない。仁はかつて一度だけ成功した“消滅”が使えればと願うが、玲奈の協力を得てもできなかった以上、それに頼るのは分の悪すぎる賭けだった。
『あ、主。どうしましょう!?』
仁以上に焦った感情が念話と共に胸に届き、仁はやや落ち着きを取り戻す。
やれることをやるしかない。仁はないものねだりを止め、眼下を見据えて遠隔魔法を発動させる。
「石壁!」
そそり立つ分厚い石壁が、反転を始めた肉食暴君鰐の行く手を遮った。横幅の広い石壁が巨大ワニと湖を分かつように次々と聳えるが、巨大なワニの魔物は激しく体をくねらせながら体当たりを敢行し、また、時には強靭な尾の一撃をお見舞いして粉砕していく。
「くそっ!」
悪態を吐いた仁の顔面を、肉食暴君鰐が振り向きざまに放った強力な水流が襲う。
「オニキス!」
『はい、主!』
打てば響く鐘のように仁の意思を汲み取ったオニキスが、仁の真横で体を沈めた。間髪入れずに仁が飛び乗ると、オニキスは体を跳ね上げて城壁から身を躍らせた。仁は両の脚で強く馬体を挟み込み、アイテムリングから取り出した魂喰らいの魔剣を両手で握りしめる。
鞍が逆に邪魔をして仁の体が左右に揺らぐが、仁が落馬しないようにオニキスが微調整する。その上でオニキスは頭を下げて水流を避け、仁の邪魔にならないように努めた。仁は愛馬に感謝しながら漆黒の魔剣で渦巻く水撃を迎え撃つ。
肉食暴君鰐が照準を変える恐れはあったが、幸いなことに渦巻く水撃は仁を狙い続けた。
水流が二手に切り分けられ、人馬一体となった主従の両脇へと逸れていく。
オニキスが着地する寸前、仁は愛馬の背から跳び上がる。落下の勢いのまま、仁は肉食暴君鰐の口先目掛けて魔剣を上空から思いきり振り下ろす。
漆黒の大剣が丸い鼻先を打ち据え、巨大ワニの魔物の下顎が地面を跳ねた。
強制的に上下の顎を閉じられた巨大ワニの口から、くぐもった呻き声が上がり、乱暴に振るわれた頭部が仁を弾き飛ばす。仁は大剣の腹で防御するが、小さな体はボールのように吹き飛び、城壁に背中から激突した。
『主!』
駆け付けたオニキスに、仁は重たい体を引きずりながらも飛び乗り、歯噛みする。漆黒の魔剣による渾身の一撃も、巨大な鰐型の魔物の強靭な鱗に傷を付けたものの、切り裂くには至らなかった。
仁は城壁から降りることで再び標的となり、肉食暴君鰐が水中へ戻るのを阻止する心積もりだったが、倒しきるだけの攻撃力がない状況に変わりはなかった。
それでもやるしかない。
仁は深呼吸を繰り返し、乱れた呼吸を整える。体内の魔力を練り上げた仁の背から、一対の漆黒の翼が生じた。黒雷の翼は仁の戦意に呼応するかのように、黒く輝いた。
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