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第十七章
17-25.息抜き
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仁はオニキスを労った後、玲奈たちと合流して昼食を取った。同席したリリーから話を聞くと、魔法の修得は上手くいっていないようだった。やはり、元々魔法が使える人が別種の魔法を覚えたり、より効率的に魔法を扱えるようになったりするのに比べて、一から修得するのは思った以上に大変なようだった。
仁自身、この世界に召喚された際に既に魔法の技能を持っていたため、その苦労を真に理解することはできない。とはいえ、手を貸すと決めたからには、何かリリーの助けになるようなことを考えなければならない。
漠然とした案がないわけではないが、それを実行するには仁よりも玲奈の方が適任と言え、事前に可能かどうか相談しなければならなかった。
「玲奈ちゃん。今日はこの後、特に予定はなかったよね?」
「うん。ここ数日、ダンジョンに潜ってばかりだったからね。午後はお休みだよ」
「そっか」
仁は顎に手を当てて考え込む。休息日だというのであれば玲奈にリリーの魔法修得の件を相談したいところではあるが、先程、仁はオニキスと、ある約束をしていた。
「ジンさん。お疲れのところ申し訳ないんですけど、この後、少しでいいので練習に付き合ってもらえませんかっ?」
「リリー。空き時間はずっと練習しているみたいだし、リリーも休憩した方がいいよ。俺の方でも何か対策を考えておくからさ。それに、この後、ちょっとオニキスと約束があって」
少しだけ残念そうな顔をしていたリリーだったが、仁に用事があるとわかるとすぐに気分を切り替えたようだった。
「オニキスくんとですか?」
「うん。ここしばらく里の周囲の警戒をオニキスたちに任せっきりだったから、俺にできる範囲でお礼をしようとしたんだけど……」
仁は苦笑いを浮かべる。連日の警戒任務で疲れているだろうと思っていたのだが、何か欲しいものや仁にしてほしいことを尋ねたところ、オニキスが求めたのは、仁を乗せて走りたいというものだった。
オニキスが無理をしていないのであれば、仁に断る理由はなかった。
仁がそのことを告げると、リリーは何か思いついたかのように、パッと表情を明るくする。
「ジンさんっ。後でオニキスくんとお話しさせてもらっていいですか?」
「うん? それは構わないけど……」
仁は首を傾げるが、よくよく考えてみればオニキスは警戒任務以外の時間を里で過ごしていて、里の人と馬はもちろん、メルニール組と交流しており、リリーとも面識があるようだ。
人を遠ざけていた頃からは考えられないほど人に対して社交的になっているが、本人、いや、本馬曰く、いつまでも人見知りで臆病なままでは仁の愛馬として相応しくないと思っているとのことだった。
仁としてはそのような風には思っておらず、無理をする必要はないと伝えたが、オニキスがそう望むのであれば殊更止めるようなことでもなく、オニキスの人脈は着々と広がっている。
それに、魔物の身であっても危険はないと皆に知ってもらうことは、いざというときに協力して事に当たるためにも良いことに思えた。
リリーは仁の了承を得ると、オニキスと話せるのが余程楽しみなのか、うきうきした様子で昼食の片付けを始める。
仁は食事の準備と片付けを担当してくれているリリー他、メルニール組の女性陣に感謝しつつ、玲奈たちと別れてオニキスがいるはずの里の奥の厩へ足を向けた。
仁が厩に近付くと、エルフ族の飼っている馬と顔を突き合わせて何やら会話をしていた風のオニキスが仁に気付いて顔を向けた。
『あ、主~!』
オニキスが歓喜の念話を送り、ジンの元へ駆け寄ってくる。
「邪魔しちゃったかな?」
最初こそ里の馬たちはオニキスに恐れ戦いていたが、仁の目には今ではすっかり仲良しのように映った。里の馬は賢く、言葉を持たず念話も使えなくてもオニキスとある程度の意思の疎通は可能なようだった。
『主が邪魔だなんてこと、あるはずないです!』
もしあの馬が雌なら逢瀬を邪魔してしまったのではと仁は邪推するが、そもそも馬の魔物と馬が交配可能かどうかわからず、首を傾げる。
『主?』
「あ、ごめんごめん。俺の方は準備できているけど、オニキスは大丈夫?」
『はい!』
元気よく答えるオニキスに、仁はリリーが話したがっていることを伝える。オニキスはやはりリリーのことを仁の知人と認識していて、快く了承してくれた。
仁とオニキスはメルニール組のテントの脇の空き地に移動し、リリーの手が空くのを待った。
「ジンさん、オニキスくん。お待たせしましたっ」
仕事を終えたリリーが仁とオニキスの姿を認め、駆け寄ってきた。仁が気にしないでほしいと告げると、リリーは笑顔でオニキスと向き合う。
「オニキスくんはこれからジンさんを乗せてお散歩に行くんですよね?」
リリーの問いに、オニキスが首を縦に振って答えた。暫しの間の後、リリーが、ふんふんと幾度か頷く。
「そうですか。それで、オニキスくん。ご迷惑でなければ、わたしもご一緒させてもらえませんかっ?」
「え。リリー?」
仁は思わず声をかけるが、どうもオニキスはリリーに念話を送っているようで、リリーは視線で仁に待つように言ってきた。仁が同じように目で了承を伝えると、リリーは再びオニキスと向かい合った。
仁が1人と1頭のやり取りを見守っている間、オニキスとリリーがチラチラと視線を送ってきて、仁の頭上にクエスチョンマークが浮かぶ。徐々にリリーの表情が真剣さを増していき、オニキスに向かって大きく頷いた。
「リリー。オニキスは何て?」
仁の予想では、オニキスは仁と二人きりを望んでリリーの申し出を断ったのではないかと踏んでいた。
「オニキスくんは、自分では決められないからジンさんに決めてほしいそうです」
リリーにだけ念話を送り、今もどこかビクビクした様子でこちらを窺っているオニキスが気になったが、仁はリリーに自分も一緒に乗せてほしいと頼まれ、どうしたものかと頭を悩ませる。
里の中ではオニキスが思うままの速度で走れないため、仁は里の近くの森を警戒がてら回ってこようかと思っていたのだが、リリーが一緒となると話は変わってくる。里から離れすぎなければ危険は少ないだろうが、今の状況で非戦闘員のリリーを外に連れ出すのはあまり好ましくないように思えた。
かと言って、予定を変更して里の中で済ますとなると、真の意味でオニキスの希望に沿えなくなってしまう。
「うーん。とりあえず、オニキスがいいならリリーを乗せて里の中を1周して、その後で俺と外に行くっていうのはどうかな?」
仁がリリーとオニキスを交互に見ながら折衷案を提示すると、オニキスがぶんぶんと勢いよく首を上下に動かした。リリーも異論はないようで「ありがとうございますっ」と笑みを見せ、仁はホッと安堵の息を吐いた。オニキスの願いを聞くのと同じくらい、仁はリリーにも息抜きをしてほしいと思ったのだ。
決してリリーと二人乗りしてみたかったわけではない。
仁は誰に言うでもなく心の中でそう強く主張する。リリーの首の下の辺りに向きそうになる視線を慌てて逸らし、先程から若干挙動不審気味のオニキスを見遣った。
「オニキス。さっきから何か、おどおどしてない?」
『い、いえ。その、お断りしなかったことを主に叱られるんじゃないかと思ったんです』
「叱る? 俺が?」
予想外の返答に、仁は困惑の表情を浮かべた。
なぜオニキスがリリーの申し出を断らなかったことで仁が叱ることになるのか。仁は理解できず、首を傾げる。
『は、はい。ミルちゃんを乗せたことはありますけど、レナさんは乗せちゃダメじゃないですか。リリーさんがどうかわからなかったんですけど、リリーさんはどちらかというとミルちゃんよりレナさん側かなって思ったんです。だから――』
「あ。ま、待った――」
仁の脳内で警鐘が鳴り響く。何となくオニキスにその続きを言わせてはいけない気がした。
「ジンさんっ」
明るい声で呼ばれ、仁はビクッと背筋を伸ばす。オニキスは念話でリリーに何と言っていたのか。仁が不安に駆られながらリリーの方を向くと、にっこりとした笑顔が出迎えた。
「わたしはオニキスくんに跨ってもいいんですねっ!」
仁は手遅れだと悟り、天を仰いだ。
仁自身、この世界に召喚された際に既に魔法の技能を持っていたため、その苦労を真に理解することはできない。とはいえ、手を貸すと決めたからには、何かリリーの助けになるようなことを考えなければならない。
漠然とした案がないわけではないが、それを実行するには仁よりも玲奈の方が適任と言え、事前に可能かどうか相談しなければならなかった。
「玲奈ちゃん。今日はこの後、特に予定はなかったよね?」
「うん。ここ数日、ダンジョンに潜ってばかりだったからね。午後はお休みだよ」
「そっか」
仁は顎に手を当てて考え込む。休息日だというのであれば玲奈にリリーの魔法修得の件を相談したいところではあるが、先程、仁はオニキスと、ある約束をしていた。
「ジンさん。お疲れのところ申し訳ないんですけど、この後、少しでいいので練習に付き合ってもらえませんかっ?」
「リリー。空き時間はずっと練習しているみたいだし、リリーも休憩した方がいいよ。俺の方でも何か対策を考えておくからさ。それに、この後、ちょっとオニキスと約束があって」
少しだけ残念そうな顔をしていたリリーだったが、仁に用事があるとわかるとすぐに気分を切り替えたようだった。
「オニキスくんとですか?」
「うん。ここしばらく里の周囲の警戒をオニキスたちに任せっきりだったから、俺にできる範囲でお礼をしようとしたんだけど……」
仁は苦笑いを浮かべる。連日の警戒任務で疲れているだろうと思っていたのだが、何か欲しいものや仁にしてほしいことを尋ねたところ、オニキスが求めたのは、仁を乗せて走りたいというものだった。
オニキスが無理をしていないのであれば、仁に断る理由はなかった。
仁がそのことを告げると、リリーは何か思いついたかのように、パッと表情を明るくする。
「ジンさんっ。後でオニキスくんとお話しさせてもらっていいですか?」
「うん? それは構わないけど……」
仁は首を傾げるが、よくよく考えてみればオニキスは警戒任務以外の時間を里で過ごしていて、里の人と馬はもちろん、メルニール組と交流しており、リリーとも面識があるようだ。
人を遠ざけていた頃からは考えられないほど人に対して社交的になっているが、本人、いや、本馬曰く、いつまでも人見知りで臆病なままでは仁の愛馬として相応しくないと思っているとのことだった。
仁としてはそのような風には思っておらず、無理をする必要はないと伝えたが、オニキスがそう望むのであれば殊更止めるようなことでもなく、オニキスの人脈は着々と広がっている。
それに、魔物の身であっても危険はないと皆に知ってもらうことは、いざというときに協力して事に当たるためにも良いことに思えた。
リリーは仁の了承を得ると、オニキスと話せるのが余程楽しみなのか、うきうきした様子で昼食の片付けを始める。
仁は食事の準備と片付けを担当してくれているリリー他、メルニール組の女性陣に感謝しつつ、玲奈たちと別れてオニキスがいるはずの里の奥の厩へ足を向けた。
仁が厩に近付くと、エルフ族の飼っている馬と顔を突き合わせて何やら会話をしていた風のオニキスが仁に気付いて顔を向けた。
『あ、主~!』
オニキスが歓喜の念話を送り、ジンの元へ駆け寄ってくる。
「邪魔しちゃったかな?」
最初こそ里の馬たちはオニキスに恐れ戦いていたが、仁の目には今ではすっかり仲良しのように映った。里の馬は賢く、言葉を持たず念話も使えなくてもオニキスとある程度の意思の疎通は可能なようだった。
『主が邪魔だなんてこと、あるはずないです!』
もしあの馬が雌なら逢瀬を邪魔してしまったのではと仁は邪推するが、そもそも馬の魔物と馬が交配可能かどうかわからず、首を傾げる。
『主?』
「あ、ごめんごめん。俺の方は準備できているけど、オニキスは大丈夫?」
『はい!』
元気よく答えるオニキスに、仁はリリーが話したがっていることを伝える。オニキスはやはりリリーのことを仁の知人と認識していて、快く了承してくれた。
仁とオニキスはメルニール組のテントの脇の空き地に移動し、リリーの手が空くのを待った。
「ジンさん、オニキスくん。お待たせしましたっ」
仕事を終えたリリーが仁とオニキスの姿を認め、駆け寄ってきた。仁が気にしないでほしいと告げると、リリーは笑顔でオニキスと向き合う。
「オニキスくんはこれからジンさんを乗せてお散歩に行くんですよね?」
リリーの問いに、オニキスが首を縦に振って答えた。暫しの間の後、リリーが、ふんふんと幾度か頷く。
「そうですか。それで、オニキスくん。ご迷惑でなければ、わたしもご一緒させてもらえませんかっ?」
「え。リリー?」
仁は思わず声をかけるが、どうもオニキスはリリーに念話を送っているようで、リリーは視線で仁に待つように言ってきた。仁が同じように目で了承を伝えると、リリーは再びオニキスと向かい合った。
仁が1人と1頭のやり取りを見守っている間、オニキスとリリーがチラチラと視線を送ってきて、仁の頭上にクエスチョンマークが浮かぶ。徐々にリリーの表情が真剣さを増していき、オニキスに向かって大きく頷いた。
「リリー。オニキスは何て?」
仁の予想では、オニキスは仁と二人きりを望んでリリーの申し出を断ったのではないかと踏んでいた。
「オニキスくんは、自分では決められないからジンさんに決めてほしいそうです」
リリーにだけ念話を送り、今もどこかビクビクした様子でこちらを窺っているオニキスが気になったが、仁はリリーに自分も一緒に乗せてほしいと頼まれ、どうしたものかと頭を悩ませる。
里の中ではオニキスが思うままの速度で走れないため、仁は里の近くの森を警戒がてら回ってこようかと思っていたのだが、リリーが一緒となると話は変わってくる。里から離れすぎなければ危険は少ないだろうが、今の状況で非戦闘員のリリーを外に連れ出すのはあまり好ましくないように思えた。
かと言って、予定を変更して里の中で済ますとなると、真の意味でオニキスの希望に沿えなくなってしまう。
「うーん。とりあえず、オニキスがいいならリリーを乗せて里の中を1周して、その後で俺と外に行くっていうのはどうかな?」
仁がリリーとオニキスを交互に見ながら折衷案を提示すると、オニキスがぶんぶんと勢いよく首を上下に動かした。リリーも異論はないようで「ありがとうございますっ」と笑みを見せ、仁はホッと安堵の息を吐いた。オニキスの願いを聞くのと同じくらい、仁はリリーにも息抜きをしてほしいと思ったのだ。
決してリリーと二人乗りしてみたかったわけではない。
仁は誰に言うでもなく心の中でそう強く主張する。リリーの首の下の辺りに向きそうになる視線を慌てて逸らし、先程から若干挙動不審気味のオニキスを見遣った。
「オニキス。さっきから何か、おどおどしてない?」
『い、いえ。その、お断りしなかったことを主に叱られるんじゃないかと思ったんです』
「叱る? 俺が?」
予想外の返答に、仁は困惑の表情を浮かべた。
なぜオニキスがリリーの申し出を断らなかったことで仁が叱ることになるのか。仁は理解できず、首を傾げる。
『は、はい。ミルちゃんを乗せたことはありますけど、レナさんは乗せちゃダメじゃないですか。リリーさんがどうかわからなかったんですけど、リリーさんはどちらかというとミルちゃんよりレナさん側かなって思ったんです。だから――』
「あ。ま、待った――」
仁の脳内で警鐘が鳴り響く。何となくオニキスにその続きを言わせてはいけない気がした。
「ジンさんっ」
明るい声で呼ばれ、仁はビクッと背筋を伸ばす。オニキスは念話でリリーに何と言っていたのか。仁が不安に駆られながらリリーの方を向くと、にっこりとした笑顔が出迎えた。
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