390 / 616
第十七章
17-4.権限
しおりを挟む
やる気を漲らせている玲奈とミル、ロゼッタの様子を眺め、仁は頬を綻ばせる。イムだけは若干不満そうにしていたが、喜んでいるミルの手前、水を差すようなことをする気はないようだった。
仁はここ最近の三人の様子を振り返る。
メルニールが帝国の手に落ちたという事実が、三人にとってもショックでないはずがない。直接の知人らの大半は無事であることが確認されているが、それでもメルニールで見かけた人や言葉を交わした者たちが全員生き残っている保証はない。
以前の帝国との戦争の際に、メルニールを生まれ故郷とするミルだけでなく、玲奈とロゼッタも街へ愛着を持っていることはわかっているのだ。
事実を告げたとき、表面上は特段気にした風には見えなかったが、仁は空元気なような気がしていたのだ。そのため、仁はダンジョンに潜りたいという皆の気持ちを察し、少しでも気が晴れればと考えたのだった。
しかも、それがエルフの里への貢献と戦力の増強に繋がるのだから、出し惜しみしている場合ではない。
幸い、移住計画において仁たちがすぐにできることはなく、里の警戒についてもオニキスたち三頭がローテーションを組んで当たってくれている。
「でも、仁くん。その、大丈夫なのかな?」
仁があれこれ考えていると、いつの間にか玲奈が心配そうな表情をしていた。
「ダンジョンで鍛えられるのは嬉しいし、魔石や素材で里のみんなの役に立てるのも喜ばしいことだけど、その、私は残った方が……」
玲奈の尻すぼみの言葉に、ミルとロゼッタが喜色に満ちた表情を一転させた。
玲奈が残れば、里に何かあったときに仁とロゼッタを召喚することができる。その場合、ミルとイムだけダンジョン内に取り残されてしまうが、緊急時に仁だけでもすぐに帰還できることのメリットを、三人はとても良く理解していた。
そのため、仁は玲奈の言わんとすることは理解できるのだが、少し考えこんだ後、僅かに首を傾げた。
「あれ? 玲奈ちゃん。俺、みんなにダンジョンマスターになったっていう話をしたとき、ダンジョン転移の技能について説明しなかったっけ?」
「あ……あ! そっか。仁くんはダンジョン内だったら自由に転移できるようになったんだっけ」
あの頃は噂のことがあったせいか、皆の記憶にあまり残っていなかったようだ。実際、その頃にダンジョンに潜ることはなかったし、仁がダンジョンマスターになったことがパーティに何らかの変化を齎したわけではなかったため、無理もないかと仁は納得する。
「じゃあ、私が一緒に潜っていても、仁くんだけなら自由に行き来できるんだね」
「うん、そうだね」
「うん。それなら、仁くんには手間を取らせちゃうけど、仁くんに定期的に里の様子を見に行ってもらえば大丈夫かな? もし里に何かあったときにすぐに力になれないのはもどかしいけど、先に仁くんに戻ってもらって、私たちもすぐに地上を目指せば……」
玲奈は自分に言い聞かせるように頷く。ミルとロゼッタも一度は諦めかけたが、皆でダンジョンへ行ける希望が出てきたことで再度喜びの感情を表情に乗せた。
「ああ、それなら気にしなくて大丈夫だよ。ちょっとズルしちゃうみたいで気にならないわけではないけど、日帰りで潜るつもりだから」
「……日帰り?」
三人が同じように目を丸くしてパチパチと瞬きを繰り返す様子に、仁は思わず吹き出しそうになる。
「仁くん、どういうこと?」
以前ダンジョンに潜ったときは一週間以上潜りっぱなしだったし、より下層を目指すのであればそれ相応の期間を要することは冒険者や探索者にとって常識だった。
「実はさ――」
仁はその常識をぶち壊す。仁は里にダンジョンを設置する際、あることができないか検証したのだ。それは仁がダンジョンマスターになる直前、ラストルの姿をした観察者に助けられたことに起因する。
殺人蟻の氾濫の折、観察者はダンジョンマスターの権限を使用して、倒れた仁をマスタールームに転移させたのだ。正式にダンジョンマスターとなった今の仁が、その権限を使えないわけがない。
ダンジョン内を自由に転移できる仁がマスタールームに飛び、ダンジョン核を操作して玲奈たちを任意の場所に転移させる。そうすることで、僅かな手間さえ惜しまなければ、玲奈たちもダンジョン転移が使えるのと同じ結果を得られるのだ。
それに、最悪の場合、仁がダンジョンの機能を停止すればダンジョン内の人々が外に排出されることは、既にメルニールで実証済みだった。
「だから、戻ろうと思えばいつでも戻れるし、日を跨いでも続きからスタートできるよ」
仁がそうまとめると、玲奈とロゼッタは目を真ん丸にし、ミルは瞳を輝かせた。
こうして仁の提案は快く受け入れられ、その後はダンジョンに潜る予定の者たちと打ち合わせを行うこととなった。
既に里のダンジョンにも潜っている戦斧からガロンとノクタ。その日のうちに帰ってきたヴィクターと、孤児のサポーターの代表としてファムたち三人娘。近々挑戦する予定の奴隷騎士からセシルとカティア。そして冒険者志望の孤児の代表としてラウルと、アシュレイの要請を受けた黒装束のエルフの代表者。
仁はその者らを一堂に集め、エクレアを中心に里のダンジョン使用に関するルールを決めた。
話し合いは滞りなく行われ、奴隷騎士が武装して潜ることの許可も得た。
仁はとりあえずダンジョン転移やダンジョン核を使用した転移に関して伏せておくことにしたが、必要に応じて開示していくつもりだった。
今後の帝国との戦いを考えれば、子供たちはともかく、皆にも少しでも強くなってほしいという願いもあった。上から目線に思われてしまうかもしれないが、今のガロンやヴィクター、セシルにカティア、そしてエルフ族の精兵たちも、魔王妃の眷属と戦えるレベルにないことは明白だった。
仁は自分も含めた戦乙女の翼だけでなく、全体的に戦力の底上げをしたいと思っているが、どの程度干渉するかは本人たちのやる気次第だとも考えていた。手広く面倒を見られるほど、仁に余裕はない。
仁は刈り取り蜥蜴と、雷蜥蜴《サンダーリザード》の威容を思い出し、眉間に皺を寄せる。
刈り取り蜥蜴対策として既に玲奈には光属性を武器に付与できないかどうか検討してもらっているが、仁は自分だけの力で倒せるようになりたかった。何事も一人でやる必要はないが、いつでも協力できるとは限らないのだ。
メルニールではサラの特殊技能のおかげで何とかなったが、誰の支援もない状況で戦わなければならない場面はきっとある。雷蜥蜴に関しても、可能な限り早く倒さなければ相当の被害が出ることは火を見るより明らかだった。
仁はそれぞれにやる気を見せている皆を見回し、自分のために、仲間のために、皆のために、何かできることはないか頭を悩ませた。
仁はここ最近の三人の様子を振り返る。
メルニールが帝国の手に落ちたという事実が、三人にとってもショックでないはずがない。直接の知人らの大半は無事であることが確認されているが、それでもメルニールで見かけた人や言葉を交わした者たちが全員生き残っている保証はない。
以前の帝国との戦争の際に、メルニールを生まれ故郷とするミルだけでなく、玲奈とロゼッタも街へ愛着を持っていることはわかっているのだ。
事実を告げたとき、表面上は特段気にした風には見えなかったが、仁は空元気なような気がしていたのだ。そのため、仁はダンジョンに潜りたいという皆の気持ちを察し、少しでも気が晴れればと考えたのだった。
しかも、それがエルフの里への貢献と戦力の増強に繋がるのだから、出し惜しみしている場合ではない。
幸い、移住計画において仁たちがすぐにできることはなく、里の警戒についてもオニキスたち三頭がローテーションを組んで当たってくれている。
「でも、仁くん。その、大丈夫なのかな?」
仁があれこれ考えていると、いつの間にか玲奈が心配そうな表情をしていた。
「ダンジョンで鍛えられるのは嬉しいし、魔石や素材で里のみんなの役に立てるのも喜ばしいことだけど、その、私は残った方が……」
玲奈の尻すぼみの言葉に、ミルとロゼッタが喜色に満ちた表情を一転させた。
玲奈が残れば、里に何かあったときに仁とロゼッタを召喚することができる。その場合、ミルとイムだけダンジョン内に取り残されてしまうが、緊急時に仁だけでもすぐに帰還できることのメリットを、三人はとても良く理解していた。
そのため、仁は玲奈の言わんとすることは理解できるのだが、少し考えこんだ後、僅かに首を傾げた。
「あれ? 玲奈ちゃん。俺、みんなにダンジョンマスターになったっていう話をしたとき、ダンジョン転移の技能について説明しなかったっけ?」
「あ……あ! そっか。仁くんはダンジョン内だったら自由に転移できるようになったんだっけ」
あの頃は噂のことがあったせいか、皆の記憶にあまり残っていなかったようだ。実際、その頃にダンジョンに潜ることはなかったし、仁がダンジョンマスターになったことがパーティに何らかの変化を齎したわけではなかったため、無理もないかと仁は納得する。
「じゃあ、私が一緒に潜っていても、仁くんだけなら自由に行き来できるんだね」
「うん、そうだね」
「うん。それなら、仁くんには手間を取らせちゃうけど、仁くんに定期的に里の様子を見に行ってもらえば大丈夫かな? もし里に何かあったときにすぐに力になれないのはもどかしいけど、先に仁くんに戻ってもらって、私たちもすぐに地上を目指せば……」
玲奈は自分に言い聞かせるように頷く。ミルとロゼッタも一度は諦めかけたが、皆でダンジョンへ行ける希望が出てきたことで再度喜びの感情を表情に乗せた。
「ああ、それなら気にしなくて大丈夫だよ。ちょっとズルしちゃうみたいで気にならないわけではないけど、日帰りで潜るつもりだから」
「……日帰り?」
三人が同じように目を丸くしてパチパチと瞬きを繰り返す様子に、仁は思わず吹き出しそうになる。
「仁くん、どういうこと?」
以前ダンジョンに潜ったときは一週間以上潜りっぱなしだったし、より下層を目指すのであればそれ相応の期間を要することは冒険者や探索者にとって常識だった。
「実はさ――」
仁はその常識をぶち壊す。仁は里にダンジョンを設置する際、あることができないか検証したのだ。それは仁がダンジョンマスターになる直前、ラストルの姿をした観察者に助けられたことに起因する。
殺人蟻の氾濫の折、観察者はダンジョンマスターの権限を使用して、倒れた仁をマスタールームに転移させたのだ。正式にダンジョンマスターとなった今の仁が、その権限を使えないわけがない。
ダンジョン内を自由に転移できる仁がマスタールームに飛び、ダンジョン核を操作して玲奈たちを任意の場所に転移させる。そうすることで、僅かな手間さえ惜しまなければ、玲奈たちもダンジョン転移が使えるのと同じ結果を得られるのだ。
それに、最悪の場合、仁がダンジョンの機能を停止すればダンジョン内の人々が外に排出されることは、既にメルニールで実証済みだった。
「だから、戻ろうと思えばいつでも戻れるし、日を跨いでも続きからスタートできるよ」
仁がそうまとめると、玲奈とロゼッタは目を真ん丸にし、ミルは瞳を輝かせた。
こうして仁の提案は快く受け入れられ、その後はダンジョンに潜る予定の者たちと打ち合わせを行うこととなった。
既に里のダンジョンにも潜っている戦斧からガロンとノクタ。その日のうちに帰ってきたヴィクターと、孤児のサポーターの代表としてファムたち三人娘。近々挑戦する予定の奴隷騎士からセシルとカティア。そして冒険者志望の孤児の代表としてラウルと、アシュレイの要請を受けた黒装束のエルフの代表者。
仁はその者らを一堂に集め、エクレアを中心に里のダンジョン使用に関するルールを決めた。
話し合いは滞りなく行われ、奴隷騎士が武装して潜ることの許可も得た。
仁はとりあえずダンジョン転移やダンジョン核を使用した転移に関して伏せておくことにしたが、必要に応じて開示していくつもりだった。
今後の帝国との戦いを考えれば、子供たちはともかく、皆にも少しでも強くなってほしいという願いもあった。上から目線に思われてしまうかもしれないが、今のガロンやヴィクター、セシルにカティア、そしてエルフ族の精兵たちも、魔王妃の眷属と戦えるレベルにないことは明白だった。
仁は自分も含めた戦乙女の翼だけでなく、全体的に戦力の底上げをしたいと思っているが、どの程度干渉するかは本人たちのやる気次第だとも考えていた。手広く面倒を見られるほど、仁に余裕はない。
仁は刈り取り蜥蜴と、雷蜥蜴《サンダーリザード》の威容を思い出し、眉間に皺を寄せる。
刈り取り蜥蜴対策として既に玲奈には光属性を武器に付与できないかどうか検討してもらっているが、仁は自分だけの力で倒せるようになりたかった。何事も一人でやる必要はないが、いつでも協力できるとは限らないのだ。
メルニールではサラの特殊技能のおかげで何とかなったが、誰の支援もない状況で戦わなければならない場面はきっとある。雷蜥蜴に関しても、可能な限り早く倒さなければ相当の被害が出ることは火を見るより明らかだった。
仁はそれぞれにやる気を見せている皆を見回し、自分のために、仲間のために、皆のために、何かできることはないか頭を悩ませた。
0
お気に入りに追加
703
あなたにおすすめの小説
【R18】ひとりで異世界は寂しかったのでペット(男)を飼い始めました
桜 ちひろ
恋愛
最近流行りの異世界転生。まさか自分がそうなるなんて…
小説やアニメで見ていた転生後はある小説の世界に飛び込んで主人公を凌駕するほどのチート級の力があったり、特殊能力が!と思っていたが、小説やアニメでもみたことがない世界。そして仮に覚えていないだけでそういう世界だったとしても「モブ中のモブ」で間違いないだろう。
この世界ではさほど珍しくない「治癒魔法」が使えるだけで、特別な魔法や魔力はなかった。
そして小さな治療院で働く普通の女性だ。
ただ普通ではなかったのは「性欲」
前世もなかなか強すぎる性欲のせいで苦労したのに転生してまで同じことに悩まされることになるとは…
その強すぎる性欲のせいでこちらの世界でも25歳という年齢にもかかわらず独身。彼氏なし。
こちらの世界では16歳〜20歳で結婚するのが普通なので婚活はかなり難航している。
もう諦めてペットに癒されながら独身でいることを決意した私はペットショップで小動物を飼うはずが、自分より大きな動物…「人間のオス」を飼うことになってしまった。
特に躾はせずに番犬代わりになればいいと思っていたが、この「人間のオス」が私の全てを満たしてくれる最高のペットだったのだ。
【完結】酔い潰れた騎士を身体で慰めたら、二年後王様とバトルする事になりました
アムロナオ
恋愛
医療費が払えず頭を抱えていたアニーは、ひょんな事から浮気されヤケ酒で潰れていた騎士のダリウシュを介抱する。自暴自棄になった彼は「温めてくれ」と縋ってきて……アニーはお金のためそして魔力を得るため彼に抱かれる。最初は傷つけるようにダリウシュ本位の行為だったが、その後彼に泣きながら謝罪され、その姿に絆されてしまったアニーは、その出来事をきっかけにダリウシュが気になり始める。
しかし翌朝、眼が覚めるとダリウシュはお金を残して消えていたーー。
ーー二年後、力に目覚めたアニーはそれを利用しイカサマしてお金を稼いでいたが、悪事が放置されるはずもなく、とうとう逮捕されてしまう。
国王の前で裁かれたアニーは再びダリウシュと再開し、彼のおかげで軽い罰で済んだ……のだが、アニーを助けたダリウシュは「一緒に国王を倒そう!」と言ってきて!?
愚直なマイペース好青年ダリウシュ×コミュ障一匹狼アニーのエロありのサクセスストーリーです!
途中重いテーマも入りますが、楽しんで頂けると嬉しいな♬
※えち描写あり→タイトルに◆マークつけてます
※完結まで毎日更新
二人の公爵令嬢 どうやら愛されるのはひとりだけのようです
矢野りと
恋愛
ある日、マーコック公爵家の屋敷から一歳になったばかりの娘の姿が忽然と消えた。
それから十六年後、リディアは自分が公爵令嬢だと知る。
本当の家族と感動の再会を果たし、温かく迎え入れられたリディア。
しかし、公爵家には自分と同じ年齢、同じ髪の色、同じ瞳の子がすでにいた。その子はリディアの身代わりとして縁戚から引き取られた養女だった。
『シャロンと申します、お姉様』
彼女が口にしたのは、両親が生まれたばかりのリディアに贈ったはずの名だった。
家族の愛情も本当の名前も婚約者も、すでにその子のものだと気づくのに時間は掛からなかった。
自分の居場所を見つけられず、葛藤するリディア。
『……今更見つかるなんて……』
ある晩、母である公爵夫人の本音を聞いてしまい、リディアは家族と距離を置こうと決意する。
これ以上、傷つくのは嫌だから……。
けれども、公爵家を出たリディアを家族はそっとしておいてはくれず……。
――どうして誘拐されたのか、誰にひとりだけ愛されるのか。それぞれの事情が絡み合っていく。
◇家族との関係に悩みながらも、自分らしく生きようと奮闘するリディア。そんな彼女が自分の居場所を見つけるお話です。
※この作品の設定は架空のものです。
※作品の内容が合わない時は、そっと閉じていただければ幸いです(_ _)
※感想欄のネタバレ配慮はありません。
※執筆中は余裕がないため、感想への返信はお礼のみになっておりますm(_ _;)m
『覇王アンシュラオンの異世界スレイブサーガ』 (旧名:欠番覇王の異世界スレイブサーガ)
園島義船(ぷるっと企画)
ファンタジー
★【重要】しばらくは本家の「小説家になろう」のほうだけの更新となります★
―――――――――――――――――――――――
【燃焼系世界】に転生した少年の、バトルあり、ほのぼのあり、シリアスあり、ギャグありのバトル系ハーレム物語(+最強姉)。
生まれ変わったら、「姉とイチャラブして暮らしたい。ついでに強い力で守ってあげて、頼られたい」。姉属性大好きの元日本人のアンシュラオンは、そんな願いをもって転生したものの、生まれた異世界にいた姉は、最高の資質を持つはずの自分すら超える【最強の姉】であった。
激しく溺愛され、その重い愛で貞操すら(過去に自ら喜んで)奪われ、半ば家畜同然に暮らしていたが、ようやく逃げ出すことに成功する。常に支配され続け、激しいトラウマを負った彼が次に求めるのは、「従順な女性とイチャラブしたい」という願望。そこで目をつけたのがスレイブ(奴隷)である。
「そうだ。スレイブならば、オレを支配しないはずだ。何でも言うことを聞いてくれるし」
そんな単純で不純な動機でスレイブに手を染めるのだが、それが彼の運命を大きく変えていくことになる。
覇王アンシュラオンと『災厄の魔人』である最強姉のパミエルキが織り成す、異世界バトルハーレムファンタジー!
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ここはフロンティア。安っぽい倫理観などなく、暴力と金だけが物を言う魔獣溢れる未開の大地。嫌いなやつを殺すことも自由。奪うのも自由。誰かを愛するのも自由。誰かを助けるのも自由。そんな中で好き勝手に生きる少年が、お姉さんとイチャついたり、女の子たちを優遇したり、おっさんと仲良くしたり、商売を始めたり、都市や国を創ったり、魔獣を飼い慣らしたりする物語。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
※しばらく毎日更新予定。最低でも【午前一時】に1話アップ
※よろしければ評価、ブックマークよろしくお願いします(=^^=)
※以前のもの「欠番覇王の異世界スレイブサーガ」とは異なる新バージョンです。草案に基づいてリメイク、違う展開の新版として再スタートしています!旧版は作者HPで掲載しています。
〇小説家になろう、カクヨムでも同時連載しています。
https://ncode.syosetu.com/n7933hg/
https://kakuyomu.jp/works/16816700429162584988
〇HP
https://puruttokikaku.com/
〇ブログ
https://puruttokikaku.muragon.com/
今さら、私に構わないでください
ましゅぺちーの
恋愛
愛する夫が恋をした。
彼を愛していたから、彼女を側妃に迎えるように進言した。
愛し合う二人の前では私は悪役。
幸せそうに微笑み合う二人を見て、私は彼への愛を捨てた。
しかし、夫からの愛を完全に諦めるようになると、彼の態度が少しずつ変化していって……?
タイトル変更しました。
少年はメスにもなる
碧碧
BL
「少年はオスになる」の続編です。単体でも読めます。
監禁された少年が前立腺と尿道の開発をされるお話。
フラット貞操帯、媚薬、焦らし(ほんのり)、小スカ、大スカ(ほんのり)、腸内洗浄、メスイキ、エネマグラ、連続絶頂、前立腺責め、尿道責め、亀頭責め(ほんのり)、プロステートチップ、攻めに媚薬、攻めの射精我慢、攻め喘ぎ(押し殺し系)、見られながらの性行為などがあります。
挿入ありです。本編では調教師×ショタ、調教師×ショタ×モブショタの3Pもありますので閲覧ご注意ください。
番外編では全て小スカでの絶頂があり、とにかくラブラブ甘々恋人セックスしています。堅物おじさん調教師がすっかり溺愛攻めとなりました。
早熟→恋人セックス。受けに煽られる攻め。受けが飲精します。
成熟→調教プレイ。乳首責めや射精我慢、オナホ腰振り、オナホに入れながらセックスなど。攻めが受けの前で自慰、飲精、攻めフェラもあります。
完熟(前編)→3年後と10年後の話。乳首責め、甘イキ、攻めが受けの中で潮吹き、攻めに手コキ、飲精など。
完熟(後編)→ほぼエロのみ。15年後の話。調教プレイ。乳首責め、射精我慢、甘イキ、脳イキ、キスイキ、亀頭責め、ローションガーゼ、オナホ、オナホコキ、潮吹き、睡姦、連続絶頂、メスイキなど。
モブだった私、今日からヒロインです!
まぁ
恋愛
かもなく不可もない人生を歩んで二十八年。周りが次々と結婚していく中、彼氏いない歴が長い陽菜は焦って……はいなかった。
このまま人生静かに流れるならそれでもいいかな。
そう思っていた時、突然目の前に金髪碧眼のイケメン外国人アレンが…… アレンは陽菜を気に入り迫る。
だがイケメンなだけのアレンには金持ち、有名会社CEOなど、とんでもないセレブ様。まるで少女漫画のような付属品がいっぱいのアレン……
モブ人生街道まっしぐらな自分がどうして?
※モブ止まりの私がヒロインになる?の完全R指定付きの姉妹ものですが、単品で全然お召し上がりになれます。
※印はR部分になります。
【R-18】踊り狂えその身朽ちるまで
あっきコタロウ
恋愛
投稿小説&漫画「そしてふたりでワルツを(http://www.alphapolis.co.jp/content/cover/630048599/)」のR-18外伝集。
連作のつもりだけどエロだから好きな所だけおつまみしてってください。
ニッチなものが含まれるのでまえがきにてシチュ明記。苦手な回は避けてどうぞ。
IF(7話)は本編からの派生。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる