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第十六章
16-8.哀願
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突風のように現れた魔物にリリーたち一同は大いに驚いたが、対象は違えど、何度目かになる似たようなやり取りを経て、八脚軍馬は念話で会話が可能な仁の乗馬として受け入れられた。
「ジンさんのことをよろしくお願いしますっ」
『任せてください!』
仁はリリーと八脚軍馬のやりとりを横目で見つつ、イラックに里の現状を説明する。それと同時にエルフの里を頼ってセシルたちが向かっていることも伝え、敵対の意思はないことを強調しておく。
イラックは里の転移用アーティファクトを破壊したことに驚愕していたが、先を行った二人が仁と出会わなかったことに納得し、これからの道程に関して悩み始めた。イラックは手近なアーティファクトを用いて里に転移する予定だったが、このまま魔の森を進むしかないのだ。
「ジン殿にご一緒していただくわけにはいかないのですよね?」
「そう……ですね……」
このままリリーたちと別れてしまうのも心配だが、やはりメルニールの状況が気になった。ルーナリアとコーデリアの両者が同じ未来を予見したのだから、メルニールが帝国、ガウェインに狙われている可能性は大いに高まった。
仁はこの場の面々を見回す。
戦えるのはイラックと戦斧のメンバーたちで、他の女性陣6人は非戦闘員だ。アースラの一族に連なる血筋のシルフィは戦闘の素質はあるかもしれないが、素質だけで戦えるわけではない。
玲奈たちがいれば。そんな考えが仁の頭に浮かぶが、ないものねだりをしていても仕方がない。仁がどうしたものかと思い悩んでいると、不安げな視線を寄せているリリーと目が合った。ふと気が付けば、ココやシルフィ、ファムにキャロル、エクレアも仁に縋るような、何かを願うような目を向けていた。
メルニールを見捨てたくはないが、リリーたちも捨て置けない。仁の心が揺らぐ。
「ジンさん。行ってくださいっ」
「リリー?」
「きっとメルニールに残っている人たちはジンさんの力を必要としているはずです。心無い噂を流してジンさんやレナさんを追い出した街を助けてほしいなんて、都合のいいお願いだってわかってます。でも……!」
仁はリリーを見つめ返し、順にその他の面々に視線を移していく。そして、仁は自身が勘違いをしていたことに気付いた。仁はてっきり彼女たちがこれからの道中を危ぶんでいるのだと思っていたが、そうではない。いや、もちろんまったくその不安を抱いていないわけではないだろうが、それよりも、街に残った、残してきた人たちの身を案じているのだ。
リリーには家族や商会の皆が。ココには叔母が、シルフィにはルーナリアやサラが。それぞれ大切な人たちをメルニールに残してきているのだ。ファムとキャロルには仲の良い友人がもう一人いたはずだし、彼女らが慕っていたヴィクターの姿もここにはない。子供たちほど不安を顔には出していないが、エクレアだってギルド職員の仲間たちが心配なはずだ。
「兄ちゃん。頼りねえかもしれねえが、娘っ子らは、俺らに任せてくれねえか。さっきも兄ちゃんに頼っておいて、どの口が言うんだってのはわかっているんだが、兄ちゃんの帰る場所を守るんだってメルニールに残ったヴィクターやクランフス。帝国の皇女様だってのに俺らの街のために動いてくれていたルーナリア様の力になってやってくれ。頼む」
ガロンが頭を下げ、ノクタたちがそれに続いた。
「わかりました。元々メルニールに向かうつもりでしたし、そう言っていただけるのであれば、こちらこそリリーたちをお願いします」
「おう。命に代えてもエルフの里まで送り届けるぜ。それが護衛を任された冒険者としての務めだしな」
ガロンが厳つい顔に気持ちの良い笑みを浮かべた。仁はガロンたちも無事でいるよう願い、メルニールのために可能な限り力を尽くすことを誓う。
「玲奈ちゃんたちがメルニールに向かっているはずなので、もし道中で会えたら事情を話して、一緒にエルフの里に向かってください。もし俺の方で見かけたら、ガロンさんたちのことを伝えておきます」
「わかったぜ。合流できれば心づええな。そうと決まればさっそく出発するとするか」
ガロンがいろいろと指示を出し、皆が動き出す。仁はガロンに頼まれて白毛の熊の魔物の死骸をアイテムリングに収納する。
「次に会うときまで預けておくから、兄ちゃんも無事でいてくれよ」
「まあ、とどめを刺したのは俺なんですけどね」
「まっ、そうなんだがな」
ガロンとの軽口は、仁にとってささやかな心の休息となった。
「では、俺も行きますね」
仁はそう言って八脚軍馬に跨った。
「ああ、そうだ。忘れちまうところだったぜ。実はな――」
ガロンが近寄り、仁に耳を貸すように手招きをする。仁が体をガロンの側に傾けた。
「ルーナが……。わかりました。ありがとうございます」
「ああ。じゃあ、諸々、頼んだぜ」
仁が頷き、背筋を伸ばす。
「ジンさんっ。メルニールをお願いします!」
戦斧の面々に周囲を守られたリリーが元気よく、それでいて真摯な声を上げた。他の女性陣がそれに続く。
「ジ、ジンさん! みんなをお願いします。あ、あと、そ、その……。き、騎乗した姿もかっこいいです!」
最後にキャロルが告げ、仁は思わず頬を緩める。言うだけ言って勢いよく視線を逸らしたキャロルの真っ赤な横顔を、仁は恥ずかしさと微笑ましさの綯い交ぜになった思いで眺める。直後、リリーから立ち昇る僅かに剣呑な空気を感じた。
「じゃ、じゃあ、みんなも気を付けてね!」
何とも言えない気まずさを感じた仁は手綱をピシッと払い、出発の合図を出す。
「ジンさんっ!」
漆黒の馬体に揺られる仁の背に、リリーの呼ぶ声が投げかけられた。仁が恐る恐る振り返ると、リリーが真剣な表情で仁を見つめていた。剣呑な空気など、どこかに霧散していた。
「絶対、無事に再会しましょうねっ!」
仁は大きく頷き、徐々に速度を上げる八脚軍馬に身を任せる。すぐに一行の気配が遠ざかり、見渡す限りが緑で占められた道なき道を行く。ところどころ獣道のような小道を見かけるが、八脚軍馬は意に介さず、木々の間を飛ぶように進んでいく。
リリーたちが数日かけた道のりを、八脚軍馬は1日とかからず駆け抜ける。障害物の多い森を走る速度はもちろんだが、何日にも渡って長時間走り続けられるその驚異的な持久力に、仁は頭の下がる思いだった。
黒い突風が森を抜ける。
結局玲奈と会えなかったのが気がかりだが、リリーたちが合流できていることを願い、また、メルニールの無事を祈りながら、仁は黒炎の鎧を身に纏う。片手で手綱を握り、もう片方の手に黒炎刀を作り出した。
「後少し。頼むよ」
『任せてください!』
仁の期待に応えんと、八脚軍馬がラストスパートでもかけるが如く、更に速度を増していく。遮るものない平坦な道には、八脚軍馬の走りを妨げるものは何もなかった。
メルニールが近付く。遠くに赤茶色の壁が見えてくるが、白み始めた大地には帝国軍の影は存在しなかった。仁が若干の安堵と共にさらに近付くと、街道やその周辺に、人々の姿が散見されてきた。
仁は八脚軍馬に速度を落とすよう指示を出す。仁はメルニールの人たちを驚かせないよう、ゆっくりとした歩みで街に近付く。
「よかった。まだ無事――」
仁の言葉が途切れる。違和感が、仁の頭を支配していた。通りすがりの冒険者風の男が、仁に気付いて目を見開いた。
「あ、あんたは……!」
見覚えのある冒険者だった。直接悪態を吐かれたわけではないが、遠巻きにひそひそと噂話をされていたような記憶があった。仁は面と向かって誹謗中傷でもされるのではないかと身構える。
「た、頼む! 助けてくれ! あんたならきっとあの化け物を倒せるはずだ! なぁ、頼むよ。あのままじゃ、ギルド長が……!」
男は八脚軍馬のことなど目に入っていないかのように、仁の足に縋りついた。仁の胸中に、嫌な予感が湧き上がる。白み始めていた空が、急に明るさを失ったような気がした。
「ジンさんのことをよろしくお願いしますっ」
『任せてください!』
仁はリリーと八脚軍馬のやりとりを横目で見つつ、イラックに里の現状を説明する。それと同時にエルフの里を頼ってセシルたちが向かっていることも伝え、敵対の意思はないことを強調しておく。
イラックは里の転移用アーティファクトを破壊したことに驚愕していたが、先を行った二人が仁と出会わなかったことに納得し、これからの道程に関して悩み始めた。イラックは手近なアーティファクトを用いて里に転移する予定だったが、このまま魔の森を進むしかないのだ。
「ジン殿にご一緒していただくわけにはいかないのですよね?」
「そう……ですね……」
このままリリーたちと別れてしまうのも心配だが、やはりメルニールの状況が気になった。ルーナリアとコーデリアの両者が同じ未来を予見したのだから、メルニールが帝国、ガウェインに狙われている可能性は大いに高まった。
仁はこの場の面々を見回す。
戦えるのはイラックと戦斧のメンバーたちで、他の女性陣6人は非戦闘員だ。アースラの一族に連なる血筋のシルフィは戦闘の素質はあるかもしれないが、素質だけで戦えるわけではない。
玲奈たちがいれば。そんな考えが仁の頭に浮かぶが、ないものねだりをしていても仕方がない。仁がどうしたものかと思い悩んでいると、不安げな視線を寄せているリリーと目が合った。ふと気が付けば、ココやシルフィ、ファムにキャロル、エクレアも仁に縋るような、何かを願うような目を向けていた。
メルニールを見捨てたくはないが、リリーたちも捨て置けない。仁の心が揺らぐ。
「ジンさん。行ってくださいっ」
「リリー?」
「きっとメルニールに残っている人たちはジンさんの力を必要としているはずです。心無い噂を流してジンさんやレナさんを追い出した街を助けてほしいなんて、都合のいいお願いだってわかってます。でも……!」
仁はリリーを見つめ返し、順にその他の面々に視線を移していく。そして、仁は自身が勘違いをしていたことに気付いた。仁はてっきり彼女たちがこれからの道中を危ぶんでいるのだと思っていたが、そうではない。いや、もちろんまったくその不安を抱いていないわけではないだろうが、それよりも、街に残った、残してきた人たちの身を案じているのだ。
リリーには家族や商会の皆が。ココには叔母が、シルフィにはルーナリアやサラが。それぞれ大切な人たちをメルニールに残してきているのだ。ファムとキャロルには仲の良い友人がもう一人いたはずだし、彼女らが慕っていたヴィクターの姿もここにはない。子供たちほど不安を顔には出していないが、エクレアだってギルド職員の仲間たちが心配なはずだ。
「兄ちゃん。頼りねえかもしれねえが、娘っ子らは、俺らに任せてくれねえか。さっきも兄ちゃんに頼っておいて、どの口が言うんだってのはわかっているんだが、兄ちゃんの帰る場所を守るんだってメルニールに残ったヴィクターやクランフス。帝国の皇女様だってのに俺らの街のために動いてくれていたルーナリア様の力になってやってくれ。頼む」
ガロンが頭を下げ、ノクタたちがそれに続いた。
「わかりました。元々メルニールに向かうつもりでしたし、そう言っていただけるのであれば、こちらこそリリーたちをお願いします」
「おう。命に代えてもエルフの里まで送り届けるぜ。それが護衛を任された冒険者としての務めだしな」
ガロンが厳つい顔に気持ちの良い笑みを浮かべた。仁はガロンたちも無事でいるよう願い、メルニールのために可能な限り力を尽くすことを誓う。
「玲奈ちゃんたちがメルニールに向かっているはずなので、もし道中で会えたら事情を話して、一緒にエルフの里に向かってください。もし俺の方で見かけたら、ガロンさんたちのことを伝えておきます」
「わかったぜ。合流できれば心づええな。そうと決まればさっそく出発するとするか」
ガロンがいろいろと指示を出し、皆が動き出す。仁はガロンに頼まれて白毛の熊の魔物の死骸をアイテムリングに収納する。
「次に会うときまで預けておくから、兄ちゃんも無事でいてくれよ」
「まあ、とどめを刺したのは俺なんですけどね」
「まっ、そうなんだがな」
ガロンとの軽口は、仁にとってささやかな心の休息となった。
「では、俺も行きますね」
仁はそう言って八脚軍馬に跨った。
「ああ、そうだ。忘れちまうところだったぜ。実はな――」
ガロンが近寄り、仁に耳を貸すように手招きをする。仁が体をガロンの側に傾けた。
「ルーナが……。わかりました。ありがとうございます」
「ああ。じゃあ、諸々、頼んだぜ」
仁が頷き、背筋を伸ばす。
「ジンさんっ。メルニールをお願いします!」
戦斧の面々に周囲を守られたリリーが元気よく、それでいて真摯な声を上げた。他の女性陣がそれに続く。
「ジ、ジンさん! みんなをお願いします。あ、あと、そ、その……。き、騎乗した姿もかっこいいです!」
最後にキャロルが告げ、仁は思わず頬を緩める。言うだけ言って勢いよく視線を逸らしたキャロルの真っ赤な横顔を、仁は恥ずかしさと微笑ましさの綯い交ぜになった思いで眺める。直後、リリーから立ち昇る僅かに剣呑な空気を感じた。
「じゃ、じゃあ、みんなも気を付けてね!」
何とも言えない気まずさを感じた仁は手綱をピシッと払い、出発の合図を出す。
「ジンさんっ!」
漆黒の馬体に揺られる仁の背に、リリーの呼ぶ声が投げかけられた。仁が恐る恐る振り返ると、リリーが真剣な表情で仁を見つめていた。剣呑な空気など、どこかに霧散していた。
「絶対、無事に再会しましょうねっ!」
仁は大きく頷き、徐々に速度を上げる八脚軍馬に身を任せる。すぐに一行の気配が遠ざかり、見渡す限りが緑で占められた道なき道を行く。ところどころ獣道のような小道を見かけるが、八脚軍馬は意に介さず、木々の間を飛ぶように進んでいく。
リリーたちが数日かけた道のりを、八脚軍馬は1日とかからず駆け抜ける。障害物の多い森を走る速度はもちろんだが、何日にも渡って長時間走り続けられるその驚異的な持久力に、仁は頭の下がる思いだった。
黒い突風が森を抜ける。
結局玲奈と会えなかったのが気がかりだが、リリーたちが合流できていることを願い、また、メルニールの無事を祈りながら、仁は黒炎の鎧を身に纏う。片手で手綱を握り、もう片方の手に黒炎刀を作り出した。
「後少し。頼むよ」
『任せてください!』
仁の期待に応えんと、八脚軍馬がラストスパートでもかけるが如く、更に速度を増していく。遮るものない平坦な道には、八脚軍馬の走りを妨げるものは何もなかった。
メルニールが近付く。遠くに赤茶色の壁が見えてくるが、白み始めた大地には帝国軍の影は存在しなかった。仁が若干の安堵と共にさらに近付くと、街道やその周辺に、人々の姿が散見されてきた。
仁は八脚軍馬に速度を落とすよう指示を出す。仁はメルニールの人たちを驚かせないよう、ゆっくりとした歩みで街に近付く。
「よかった。まだ無事――」
仁の言葉が途切れる。違和感が、仁の頭を支配していた。通りすがりの冒険者風の男が、仁に気付いて目を見開いた。
「あ、あんたは……!」
見覚えのある冒険者だった。直接悪態を吐かれたわけではないが、遠巻きにひそひそと噂話をされていたような記憶があった。仁は面と向かって誹謗中傷でもされるのではないかと身構える。
「た、頼む! 助けてくれ! あんたならきっとあの化け物を倒せるはずだ! なぁ、頼むよ。あのままじゃ、ギルド長が……!」
男は八脚軍馬のことなど目に入っていないかのように、仁の足に縋りついた。仁の胸中に、嫌な予感が湧き上がる。白み始めていた空が、急に明るさを失ったような気がした。
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