上 下
366 / 616
第十六章

16-6.一矢

しおりを挟む
「くそ!」

 ヴィクターが左の拳を横から路地の壁に叩きつけた。じんじんと手が痛んだが、それはそのままヴィクターの心を現しているようだった。

 ヴォルグの前から逃げ出した恐るべき鉤爪テリブルクローを追っていたヴィクターは、再びその姿を見失っていた。クランフスがヴィクターの肩を軽く叩くが、気休めにもならない。

「足止めすらできないなんて……!」

 仁の屋敷への襲撃はヴォルグの力で防ぐことができたが、ヴィクターは何の役にも立てていないのだ。

 追いかけては見失うの繰り返し。覚悟を持ってメルニールに残ったにもかかわらず、ヴィクターは未だ鐘を鳴らすという最低限の仕事しかできていない自分が許せなかった。

「ヴィクター殿。冷静になられよ。今のところ、かの魔物は無用な殺傷を行うつもりはない様子。なれば、我らは見失えど、その姿を見た者は必ずいるはず」
「クランフスさん……」

 ヴィクターが顔を向けると、クランフスは無念そうに歯を食いしばっていた。ヴィクターはクランフスも自身と同じ思いを抱いているのだと気付き、大きく深呼吸を繰り返す。

「クランフスさん、ありがとうございます。もう大丈夫です」

 ヴィクターは軽く頭を下げ、目撃者を探しながら考えを巡らす。

 クランフスの言うように、ヴィクターの目には、あの魔物は無差別に暴れるわけではなく、何か目的を持って動いているように映った。

 恐るべき鉤爪テリブルクローが魔王妃の眷属であるなら、魔王妃の意思を反映して動いている可能性がある。ただの魔物であれば複雑な命令を実行できるとは思えないが、恐るべき鉤爪テリブルクローは、ただの魔物ではないのだ。

 ヴィクターは、魔物が仁の屋敷を狙ったのはルーナリアが目的だと思っていた。

 最近はメルニールに暮らすヴィクターも忘れがちになってしまっているが、元々ルーナリアは人質の意味も含めてメルニールに滞在しているのだ。そのため、帝国に対して人質となり得るルーナリアの身を奪還するためとすれば納得はいく。

 しかし、いくら恐るべき鉤爪テリブルクローが人ひとりくらい背に乗せるのに十分な体躯をしているとはいえ、いきなり未知の魔物を寄越すとは考えにくい。仮にルーナリアが帝国と水面下でメルニールを攻めないよう働きかけるように見せかけて、その実、逃走する算段を付けていたというのなら話は別だが、そんなことはあり得ないとヴィクターは断言できた。

 そもそも、今回の件を予感して警告してくれたのはルーナリアなのだ。もしルーナリアが逃げる気なら、わざわざ逃亡の成功率を下げるようなことをするわけがない。リリーに仁の関係者を連れてメルニールから離れるように指示しておきながら、自分はその素振そぶりをまったく見せないばかりか、メルニールのために陰で動いてくれていたことを、ヴィクターは知っているのだ。

 では、なぜ目的がルーナリアだと思ったのか。

 それは、ルーナリアが人質として利用される前に、その命を奪うためだ。メルニールにルーナリアがいることを知りながら攻めてきた帝国の上層部が、今更ルーナリアの身を案じるとは思えない。

 もしメルニールがルーナリアを人質として撤退を求めた場合、それを無視することによって、兵士の士気の低下と上層部への反発を生む可能性が考えられるが、ルーナリアが既に死んでいた場合、メルニールが殺したことにして逆に士気を向上させることが期待できるのだ。

 ヴィクターはルーナリアの護衛であるヴォルグが魔物と戦っていたことからも自身の説が真実であると半ば確信し、眉間に皺を刻む。

 魔王妃の意思なのか帝国上層部の指示なのかわからないが、どちらにしても非道な作戦であることに変わりはない。

「そうすると、それに失敗した場合……」

 ヴィクターは自身に置き換えて考える。

 与えられた任務に失敗したときのプランが事前に用意されているのであれば別だが、そうではない場合、一旦戻って指示を仰ぐのではないか。

 そのヴィクターの考えを裏付けるかのように、目撃者の証言を頼みに魔物の後を追っていくと、どうやら恐るべき鉤爪テリブルクローの生き残りは北門に向かっているようだった。

 ヴィクターはクランフスと共に大通りに出て、北門に向かって駆ける。ヴィクターは必死に足を動かしながら、頭の隅で、このまま魔物が逃げ出してくれることを願っていた。そうなれば一旦騒ぎは収束し、これ以上の被害は避けられるのだから、それも無理からぬことかもしれない。しかし。



「こ、これは……!」

 やっとの思いで二人が北門に辿り着いたとき、ヴィクターは自身がどれだけ甘い考えだったかを思い知らされた。

 照明の魔道具で明るく照らされた門の前が、地獄絵図と化していた。遠巻きにしている何人かの冒険者や探索者の視線の先で、幾人もの武装したものたちが無傷のまま倒れ伏し、その中央で耳をつんざくような悲鳴が上がっていた。

 血に濡れた地で、年若い女性冒険者が生きたまま、腕の、足の、そして全身の肉をついばまれ、魔物の餌となっている。

 反射的に飛び出そうとしたヴィクターの肩を、クランフスが掴んで止めた。

「ヴィクター殿。近付いてはならぬ」

 クランフスの視線が、無傷で倒れている者たちに向いていた。ヴィクターはハッと目を見開き、恐るべき鉤爪テリブルクローが麻痺毒を操ることを思い出す。

「あの魔物は麻痺の毒霧を吐く。魔法や弓の使い手は居られぬか!」

 クランフスが声を張り上げる。ヴィクターが周りを見回すと、幾人かが杖を魔物に向けていた。

 詠唱が静かに響く。

「魔法が使える奴を連れてくる!」
「お、俺も!」

 何人かがそう叫び、門に、魔物に背を向けた。

「危ない!」

 ヴィクターが警告の声を上げるのとほとんど同時に、一人の背に鋭い鉤爪が突き刺さり、男はそのまま倒れ込んだ。その直後、もう一人の体から首が分かたれ、鮮血がほとばしる。恐るべき鉤爪テリブルクローはバリバリと音を立てて頭蓋を砕くと、人ひとりを地に縫い付けたまま、喉の奥へと流し込んだ。

 魔物は足元を見下ろし、背を貫かれながらも何とか逃げようともがく男の肩に噛り付かんと僅かに頭を下げた。その直後、動きを止めた魔物に、詠唱を終えた魔法使いたちの攻撃魔法が襲い掛かる。

 魔物はわずらわしそうに一鳴きすると、片足を男ごと持ち上げた。火や風の魔法は男から断末魔の悲鳴を引き出すが、魔物にダメージを与えるには至らない。

 ヴィクターは奥歯を強く噛みしめ、片足立ちで背を無防備に晒す恐るべき鉤爪テリブルクロー目掛けて手にした槍を投擲した。武器を手放す愚を冒してでも、一矢報いないわけにはいかなかった。

 ヴィクターの全身全霊の力と思いの込められた槍が、風を切り裂く。

 槍は魔物の後頭部に吸い寄せられるような軌跡を描いたが、直前に魔物が足を下ろしたことで頭が僅かに下がり、穂先が頭部の鱗を掠(かす)めるに留まった。小さな傷跡から、血が滲み出す。

 恐るべき鉤爪テリブルクローが扇状に毒霧を放ち、振り返る。バタバタと倒れる人々を背景に、その魔物は瞳に怒りを宿していた。

 ヴィクターは思わず後ずさりそうになりながらも、両の足の裏をその場に繋ぎ止める。

 死を覚悟するヴィクターと怒りに燃える魔物の間に、クランフスが割り込んだ。

「ヴィクター殿。見事であった。後は某に任せ、下がられよ」
「クランフスさん」
「なに。ヴィクター殿のおかげで我らの力でも傷を付けられることがわかり申した。あやつはドラゴンとは違う」

 クランフスは振り返ることなく、背中で語る。騒ぎを聞きつけた冒険者たちが続々と駆け付けてきていた。

「まだ動ける者らよ! こやつはこの場で討ち果たす。囲んで一斉にかかれば、必ずや誰かの刃が届かん! 毒霧で倒れた仲間を踏みしめてでも前へ進め。たとえおのれが地に倒れ伏そうとも、やつを引き倒せば、それが我らの勝利となる! 我に続け!」

 大剣を携えたクランフスが地を蹴る。一瞬の間を置き、毒霧を受けずに済んだ冒険者や探索者たちがそれぞれの武器を手に、魔物目掛けて駆け出した。

 ヴィクターは歯噛みしながらも、遠ざかる大きな背中をただ見守ることはしない。

「奴が逃れる先は上しかない。魔法使いは奴の上方を狙ってください!」

 ヴィクターの言に応じて、残った魔法使いが再び詠唱を始める。武器を失い、下がるように言われたヴィクターだったが、まだできることはあると走り出す。

 その目は恐るべき鉤爪テリブルクローの囲いの中で最も手薄な場所を見据えていた。武器がなくとも、壁になることくらいはできるのだ。

 クランフスを先鋒に、メルニールの戦う力が驚異の魔物を追い詰める。囲いは狭まるが、恐るべき鉤爪テリブルクローは未だ動かない。淡い期待感が辺りに満ちていく。

 その瞬間。

 街の反対側から鐘の音が、けたたましく鳴り響いた。一瞬、冒険者たちの注意が削がれる。その僅かな隙を見逃さず、恐るべき鉤爪テリブルクローがその場で小さくジャンプした後、大跳躍で囲いの一角を飛び越える。

 遅れて魔法が放たれるが、恐るべき鉤爪テリブルクローは北門脇の階段を文字通り跳ぶように駆け上り、そのまま壁の外へ消えていった。

 未だ危機を知らせる鐘の音が鳴り響く中、冒険者たちは呆然と魔物の消えた先を眺めていたが、やがて南門に視線を移す。あの鐘が鳴らされた以上、何かが起こったのは間違いない。

 槍を拾ったヴィクターが、地に大剣を叩きつけるクランフスの背に手を当てる。

「行きましょう」

 クランフスが頷いたとき、轟音が鐘の音を切り裂いた。嫌な予感が、ヴィクターの背筋を駆け上った。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

月が導く異世界道中extra

あずみ 圭
ファンタジー
 月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。  真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。  彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。  これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。  こちらは月が導く異世界道中番外編になります。

勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス

R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。 そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。 最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。 そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。 ※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった

なるとし
ファンタジー
 鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。  特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。  武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。  だけど、その母と娘二人は、    とおおおおんでもないヤンデレだった…… 第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

彼女をイケメンに取られた俺が異世界帰り

あおアンドあお
ファンタジー
俺...光野朔夜(こうのさくや)には、大好きな彼女がいた。 しかし親の都合で遠くへと転校してしまった。 だが今は遠くの人と通信が出来る手段は多々ある。 その通信手段を使い、彼女と毎日連絡を取り合っていた。 ―――そんな恋愛関係が続くこと、数ヶ月。 いつものように朝食を食べていると、母が母友から聞いたという話を 俺に教えてきた。 ―――それは俺の彼女...海川恵美(うみかわめぐみ)の浮気情報だった。 「――――は!?」 俺は思わず、嘘だろうという声が口から洩れてしまう。 あいつが浮気してをいたなんて信じたくなかった。 だが残念ながら、母友の集まりで流れる情報はガセがない事で 有名だった。 恵美の浮気にショックを受けた俺は、未練が残らないようにと、 あいつとの連絡手段の全て絶ち切った。 恵美の浮気を聞かされ、一体どれだけの月日が流れただろうか? 時が経てば、少しずつあいつの事を忘れていくものだと思っていた。 ―――だが、現実は厳しかった。 幾ら時が過ぎろうとも、未だに恵美の裏切りを忘れる事なんて 出来ずにいた。 ......そんな日々が幾ばくか過ぎ去った、とある日。 ―――――俺はトラックに跳ねられてしまった。 今度こそ良い人生を願いつつ、薄れゆく意識と共にまぶたを閉じていく。 ......が、その瞬間、 突如と聞こえてくる大きな声にて、俺の消え入った意識は無理やり 引き戻されてしまう。 俺は目を開け、声の聞こえた方向を見ると、そこには美しい女性が 立っていた。 その女性にここはどこだと訊ねてみると、ニコッとした微笑みで こう告げてくる。 ―――ここは天国に近い場所、天界です。 そしてその女性は俺の顔を見て、続け様にこう言った。 ―――ようこそ、天界に勇者様。 ...と。 どうやら俺は、この女性...女神メリアーナの管轄する異世界に蔓延る 魔族の王、魔王を打ち倒す勇者として選ばれたらしい。 んなもん、無理無理と最初は断った。 だが、俺はふと考える。 「勇者となって使命に没頭すれば、恵美の事を忘れられるのでは!?」 そう思った俺は、女神様の嘆願を快く受諾する。 こうして俺は魔王の討伐の為、異世界へと旅立って行く。 ―――それから、五年と数ヶ月後が流れた。 幾度の艱難辛苦を乗り越えた俺は、女神様の願いであった魔王の討伐に 見事成功し、女神様からの恩恵...『勇者』の力を保持したまま元の世界へと 帰還するのだった。 ※小説家になろう様とツギクル様でも掲載中です。

『特別』を願った僕の転生先は放置された第7皇子!?

mio
ファンタジー
 特別になることを望む『平凡』な大学生・弥登陽斗はある日突然亡くなる。  神様に『特別』になりたい願いを叶えてやると言われ、生まれ変わった先は異世界の第7皇子!? しかも母親はなんだかさびれた離宮に追いやられているし、騎士団に入っている兄はなかなか会うことができない。それでも穏やかな日々。 そんな生活も母の死を境に変わっていく。なぜか絡んでくる異母兄弟をあしらいつつ、兄の元で剣に魔法に、いろいろと学んでいくことに。兄と兄の部下との新たな日常に、以前とはまた違った幸せを感じていた。 日常を壊し、強制的に終わらせたとある不幸が起こるまでは。    神様、一つ言わせてください。僕が言っていた特別はこういうことではないと思うんですけど!?  他サイトでも投稿しております。

私の家族はハイスペックです! 落ちこぼれ転生末姫ですが溺愛されつつ世界救っちゃいます!

りーさん
ファンタジー
 ある日、突然生まれ変わっていた。理由はわからないけど、私は末っ子のお姫さまになったらしい。 でも、このお姫さま、なんか放置気味!?と思っていたら、お兄さんやお姉さん、お父さんやお母さんのスペックが高すぎるのが原因みたい。 こうなったら、こうなったでがんばる!放置されてるんなら、なにしてもいいよね! のんびりマイペースをモットーに、私は好きに生きようと思ったんだけど、実は私は、重要な使命で転生していて、それを遂行するために神器までもらってしまいました!でも、私は私で楽しく暮らしたいと思います!

転生王女は異世界でも美味しい生活がしたい!~モブですがヒロインを排除します~

ちゃんこ
ファンタジー
乙女ゲームの世界に転生した⁉ 攻略対象である3人の王子は私の兄さまたちだ。 私は……名前も出てこないモブ王女だけど、兄さまたちを誑かすヒロインが嫌いなので色々回避したいと思います。 美味しいものをモグモグしながら(重要)兄さまたちも、お国の平和も、きっちりお守り致します。守ってみせます、守りたい、守れたらいいな。え~と……ひとりじゃ何もできない! 助けてMyファミリー、私の知識を形にして~! 【1章】飯テロ/スイーツテロ・局地戦争・飢饉回避 【2章】王国発展・vs.ヒロイン 【予定】全面戦争回避、婚約破棄、陰謀?、養い子の子育て、恋愛、ざまぁ、などなど。 ※〈私〉=〈わたし〉と読んで頂きたいと存じます。 ※恋愛相手とはまだ出会っていません(年の差) ブログ https://tenseioujo.blogspot.com/ Pinterest https://www.pinterest.jp/chankoroom/ ※作中のイラストは画像生成AIで作成したものです。

システムバグで輪廻の輪から外れましたが、便利グッズ詰め合わせ付きで他の星に転生しました。

大国 鹿児
ファンタジー
輪廻転生のシステムのバグで輪廻の輪から外れちゃった! でも神様から便利なチートグッズ(笑)の詰め合わせをもらって、 他の星に転生しました!特に使命も無いなら自由気ままに生きてみよう! 主人公はチート無双するのか!? それともハーレムか!? はたまた、壮大なファンタジーが始まるのか!? いえ、実は単なる趣味全開の主人公です。 色々な秘密がだんだん明らかになりますので、ゆっくりとお楽しみください。 *** 作品について *** この作品は、真面目なチート物ではありません。 コメディーやギャグ要素やネタの多い作品となっております 重厚な世界観や派手な戦闘描写、ざまあ展開などをお求めの方は、 この作品をスルーして下さい。 *カクヨム様,小説家になろう様でも、別PNで先行して投稿しております。

処理中です...