333 / 616
第十五章
15-2.乗馬
しおりを挟む
翌日、キャンプ地を発つ前に、仁は八脚軍馬と正面から向かい合っていた。仁の目の前で八脚軍馬が大きく口を開け、仁がその中を覗き込む。
「なるほどね。ここに装着するのか……」
仁は呟き、手にした金属製に見える魔道具の一端を恐る恐る八脚軍馬の口内に挿し入れた。棒状の金属を前歯と奥歯の間の歯のない部分に嵌め込むように置き、金属から伸びる革のような部分を鼻先や頭、首に回して固定する。
仁はエルフの里を出る前にアシュレイから教わった轡の付け方を思い出しながら、これでいいのだろうかと小首を傾げた。
「苦しくない?」
『大丈夫れす』
「れす?」
『い、いえ、大丈夫です』
仁は何やら鼻息を荒げている八脚軍馬に益々首を傾げながらも、続いて鞍の装着に取り掛かる。膝を折ってもらった八脚軍馬の背に魔道具の鞍を置くと、接地面が自然になるよう、自動で大きさが調整された。仁はやはり魔道具というものは便利なものだと再確認しながら、鞍の下部から伸びた革の綱を腹部に回し、落ちてしまわないようにしっかりと固定した。
「えっと。たぶんこれであってると思うんだけど、どうかな?」
元の世界の轡や鞍の付け方と同じか仁にはわからないが、鞍はともかく、轡は見るからに苦しそうに見えた。緩いと口内の金属部分がずれてしまうから注意するようアシュレイに言われていたためにかなりきつくしてしまったが、本当に苦しくないのかと仁は心配になる。
歯と歯の間の隙間にあるため噛み合わせの邪魔になることはないが、仁は自分の口にあのようなものが装着されていたらと考え、八脚軍馬に申し訳ない気持ちになっていた。
口内に装着するのは手綱による細やかな指示を敏感な部分で素早く受け取るためだと言われているが、言葉と念話で意志の疎通ができる八脚軍馬には必要ないように思えた。
一続きになっている魔道具の仕様上、轡を付けずに手綱を用いることができないので八脚軍馬に了承を得て付けさせてもらったが、もし八脚軍馬が嫌がるようであれば何か別の方法を考えるべきではないかと仁は思っていた。
『主のものっていう感じがして、ボクは好きです』
仁が再度苦しくないか尋ねると、興奮した様子の八脚軍馬からそんな答えが返ってきて、仁は一気に肩を脱力させる。
「ま、まぁ、大丈夫ならいいんだけど……」
若干表情を引きつらせる仁の頭に『大丈夫です!』と元気の良い念話が届いた。
「それじゃあ、試しに乗ってみるね」
『はい!』
八脚軍馬の尻尾がぶんぶんと勢いよく振られ、仁は元の世界で飼っていた犬を思い出す。仁は馬も嬉しいと尻尾を振るのかと少し感心した後で、普通の馬と馬の魔物では違うのかもしれないと思い直す。
今まで八脚軍馬と接してきた結果、念話を使って意思疎通ができることと魔法を使えること以外は普通の馬と大した違いがあるようには思えなかったが、結局のところ馬について詳しくない仁には何とも言えないところだった。
仁はどうでもいいような思考を頭の隅に追いやり、黒い大きな体を小刻みに揺らしながらうずうずしている八脚軍馬の背の鞍の端を掴む。鐙に片足をかけて体を持ち上げ、もう一方の足を逆側へ渡す。鞍に腰を下ろし、両足のつま先を鐙に挿し入れると、仁の足の長さに合わせて自動的にサイズが調整された。
「立ち上がってくれるかな?」
轡から伸びた手綱を握った仁がそう声をかけると、待ってましたと言わんばかりに八脚軍馬が立ち上がる。
「なるほどね。やっぱり鞍と鐙があると安定するね」
『あ、主。走ってもいいですか!?』
八脚軍馬が小刻みに前脚で地面を叩く。
「最初はゆっくりね」
『はい!』
二歩三歩。八脚軍馬が仁の指示を守ったのはそれだけだった。八脚軍馬は一気に速度を上げてキャンプ地を脱すると、点在する木々の間を飛び跳ねるように進んでいく。
「待った待った! 止まって!」
仁は慌てて声を荒げるが、興奮した様子の八脚軍馬の耳には届かない。どんどんと景色が背後に消えていき、このままでは玲奈たちと離れすぎてしまうと仁は焦る。
「と、ま、れ!」
仁は大声を出しつつ、手綱を思いっきり後方へ引っ張った。
『ひ、ひん!?』
常人離れした仁の膂力で顎を引かれる形になった八脚軍馬は前につんのめりそうになりながらもなんとかバランスを保ち、急停止する。
『あ、主! 急に引っ張ったら危ないじゃないですか!』
「初めはゆっくりって言ったのを無視して走り出す君が悪いんじゃないか。止まってって言ってるのに聞いてくれないし」
『そ、そうでしたか? それはその、何て言いますか、ご、ごめんなさいぃいい』
捨てないでくれと喚く八脚軍馬を宥め、窘めるのにしばらくの時間を要した後、仁は手綱をピシッと払い、八脚軍馬に玲奈たちの元に戻るように促す。
風のように駆ける八脚軍馬の背で、複雑な指示はともかく、簡単な指示であれば言葉で伝えるよりも手綱で意志を伝えた方が早いのではないかと、仁は乗馬の奥深さを噛みしめつつ、その後の道中で手綱を用いた簡単な指示の取り決めをすることを心に決めたのだった。
数日後、三頭の馬の魔物の背に揺られながら、仁たちはエルフの里に帰還した。仁が吹き飛ばした塀は既に修復されていて、新たな門が設置されていた。石灯籠型転移用アーティファクトが消失した今、出城のように出っ張った部分は必要なかった。
仁たちが門に近付くと、塀の上から帰還を喜ぶエルフ族の兵士の声が響き、すぐさま門が開かれた。
「今、アシュレイ様に使いを送りました」
「ありがとう」
仁は八脚軍馬から降り、門番に感謝を告げる。門番は八脚軍馬を目にして、一瞬、ぎょっとした表情を浮かべたが、仁が降りたことであからさまにしょんぼりと首を垂れ提げている八脚軍馬に、危険はないようだとホッと息を吐いた。
「仁くん。この子たちはどうしようか」
「一応アシュレイやエルフィーナさんに顔だけ見せておいた方がいいかな?」
「そっか。うん。送還するのはその後にするね」
仁たちが門の前で待っていると、すぐに村の奥からアシュレイが駆け寄ってくるのが見えた。
「ジン! レナ、ミル、イム、ロゼ、カティア! 良く戻った」
「アシュレイ、ただいま」
仁たちが口々に帰還の挨拶を述べる。アシュレイは視線を八脚軍馬、双角馬、一角馬の順に巡らせ、満足そうに頷いた。
「どうやら上手くいったようだな」
「いろいろあったけどね」
仁が主に八脚軍馬とのやりとりを思い出しながら苦笑いを浮かべる。
「そうか。その辺りの詳しい話は後で聞くとして、まずはお前たちに伝えたいことがある」
アシュレイの真剣な眼差しを受け、仁はごくりと喉を鳴らした。
「ジン。それに皆も聞いてほしい。我々は、我々エルフ族は、戦うことに決めた」
決意に満ちた、力強い言葉だった。
「なるほどね。ここに装着するのか……」
仁は呟き、手にした金属製に見える魔道具の一端を恐る恐る八脚軍馬の口内に挿し入れた。棒状の金属を前歯と奥歯の間の歯のない部分に嵌め込むように置き、金属から伸びる革のような部分を鼻先や頭、首に回して固定する。
仁はエルフの里を出る前にアシュレイから教わった轡の付け方を思い出しながら、これでいいのだろうかと小首を傾げた。
「苦しくない?」
『大丈夫れす』
「れす?」
『い、いえ、大丈夫です』
仁は何やら鼻息を荒げている八脚軍馬に益々首を傾げながらも、続いて鞍の装着に取り掛かる。膝を折ってもらった八脚軍馬の背に魔道具の鞍を置くと、接地面が自然になるよう、自動で大きさが調整された。仁はやはり魔道具というものは便利なものだと再確認しながら、鞍の下部から伸びた革の綱を腹部に回し、落ちてしまわないようにしっかりと固定した。
「えっと。たぶんこれであってると思うんだけど、どうかな?」
元の世界の轡や鞍の付け方と同じか仁にはわからないが、鞍はともかく、轡は見るからに苦しそうに見えた。緩いと口内の金属部分がずれてしまうから注意するようアシュレイに言われていたためにかなりきつくしてしまったが、本当に苦しくないのかと仁は心配になる。
歯と歯の間の隙間にあるため噛み合わせの邪魔になることはないが、仁は自分の口にあのようなものが装着されていたらと考え、八脚軍馬に申し訳ない気持ちになっていた。
口内に装着するのは手綱による細やかな指示を敏感な部分で素早く受け取るためだと言われているが、言葉と念話で意志の疎通ができる八脚軍馬には必要ないように思えた。
一続きになっている魔道具の仕様上、轡を付けずに手綱を用いることができないので八脚軍馬に了承を得て付けさせてもらったが、もし八脚軍馬が嫌がるようであれば何か別の方法を考えるべきではないかと仁は思っていた。
『主のものっていう感じがして、ボクは好きです』
仁が再度苦しくないか尋ねると、興奮した様子の八脚軍馬からそんな答えが返ってきて、仁は一気に肩を脱力させる。
「ま、まぁ、大丈夫ならいいんだけど……」
若干表情を引きつらせる仁の頭に『大丈夫です!』と元気の良い念話が届いた。
「それじゃあ、試しに乗ってみるね」
『はい!』
八脚軍馬の尻尾がぶんぶんと勢いよく振られ、仁は元の世界で飼っていた犬を思い出す。仁は馬も嬉しいと尻尾を振るのかと少し感心した後で、普通の馬と馬の魔物では違うのかもしれないと思い直す。
今まで八脚軍馬と接してきた結果、念話を使って意思疎通ができることと魔法を使えること以外は普通の馬と大した違いがあるようには思えなかったが、結局のところ馬について詳しくない仁には何とも言えないところだった。
仁はどうでもいいような思考を頭の隅に追いやり、黒い大きな体を小刻みに揺らしながらうずうずしている八脚軍馬の背の鞍の端を掴む。鐙に片足をかけて体を持ち上げ、もう一方の足を逆側へ渡す。鞍に腰を下ろし、両足のつま先を鐙に挿し入れると、仁の足の長さに合わせて自動的にサイズが調整された。
「立ち上がってくれるかな?」
轡から伸びた手綱を握った仁がそう声をかけると、待ってましたと言わんばかりに八脚軍馬が立ち上がる。
「なるほどね。やっぱり鞍と鐙があると安定するね」
『あ、主。走ってもいいですか!?』
八脚軍馬が小刻みに前脚で地面を叩く。
「最初はゆっくりね」
『はい!』
二歩三歩。八脚軍馬が仁の指示を守ったのはそれだけだった。八脚軍馬は一気に速度を上げてキャンプ地を脱すると、点在する木々の間を飛び跳ねるように進んでいく。
「待った待った! 止まって!」
仁は慌てて声を荒げるが、興奮した様子の八脚軍馬の耳には届かない。どんどんと景色が背後に消えていき、このままでは玲奈たちと離れすぎてしまうと仁は焦る。
「と、ま、れ!」
仁は大声を出しつつ、手綱を思いっきり後方へ引っ張った。
『ひ、ひん!?』
常人離れした仁の膂力で顎を引かれる形になった八脚軍馬は前につんのめりそうになりながらもなんとかバランスを保ち、急停止する。
『あ、主! 急に引っ張ったら危ないじゃないですか!』
「初めはゆっくりって言ったのを無視して走り出す君が悪いんじゃないか。止まってって言ってるのに聞いてくれないし」
『そ、そうでしたか? それはその、何て言いますか、ご、ごめんなさいぃいい』
捨てないでくれと喚く八脚軍馬を宥め、窘めるのにしばらくの時間を要した後、仁は手綱をピシッと払い、八脚軍馬に玲奈たちの元に戻るように促す。
風のように駆ける八脚軍馬の背で、複雑な指示はともかく、簡単な指示であれば言葉で伝えるよりも手綱で意志を伝えた方が早いのではないかと、仁は乗馬の奥深さを噛みしめつつ、その後の道中で手綱を用いた簡単な指示の取り決めをすることを心に決めたのだった。
数日後、三頭の馬の魔物の背に揺られながら、仁たちはエルフの里に帰還した。仁が吹き飛ばした塀は既に修復されていて、新たな門が設置されていた。石灯籠型転移用アーティファクトが消失した今、出城のように出っ張った部分は必要なかった。
仁たちが門に近付くと、塀の上から帰還を喜ぶエルフ族の兵士の声が響き、すぐさま門が開かれた。
「今、アシュレイ様に使いを送りました」
「ありがとう」
仁は八脚軍馬から降り、門番に感謝を告げる。門番は八脚軍馬を目にして、一瞬、ぎょっとした表情を浮かべたが、仁が降りたことであからさまにしょんぼりと首を垂れ提げている八脚軍馬に、危険はないようだとホッと息を吐いた。
「仁くん。この子たちはどうしようか」
「一応アシュレイやエルフィーナさんに顔だけ見せておいた方がいいかな?」
「そっか。うん。送還するのはその後にするね」
仁たちが門の前で待っていると、すぐに村の奥からアシュレイが駆け寄ってくるのが見えた。
「ジン! レナ、ミル、イム、ロゼ、カティア! 良く戻った」
「アシュレイ、ただいま」
仁たちが口々に帰還の挨拶を述べる。アシュレイは視線を八脚軍馬、双角馬、一角馬の順に巡らせ、満足そうに頷いた。
「どうやら上手くいったようだな」
「いろいろあったけどね」
仁が主に八脚軍馬とのやりとりを思い出しながら苦笑いを浮かべる。
「そうか。その辺りの詳しい話は後で聞くとして、まずはお前たちに伝えたいことがある」
アシュレイの真剣な眼差しを受け、仁はごくりと喉を鳴らした。
「ジン。それに皆も聞いてほしい。我々は、我々エルフ族は、戦うことに決めた」
決意に満ちた、力強い言葉だった。
0
お気に入りに追加
703
あなたにおすすめの小説
【完結】ご都合主義で生きてます。-ストレージは最強の防御魔法。生活魔法を工夫し創生魔法で乗り切る-
ジェルミ
ファンタジー
鑑定サーチ?ストレージで防御?生活魔法を工夫し最強に!!
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
しかし授かったのは鑑定や生活魔法など戦闘向きではなかった。
しかし生きていくために生活魔法を組合せ、工夫を重ね創生魔法に進化させ成り上がっていく。
え、鑑定サーチてなに?
ストレージで収納防御て?
お馬鹿な男と、それを支えるヒロインになれない3人の女性達。
スキルを試行錯誤で工夫し、お馬鹿な男女が幸せを掴むまでを描く。
※この作品は「ご都合主義で生きてます。商売の力で世界を変える」を、もしも冒険者だったら、として内容を大きく変えスキルも制限し一部文章を流用し前作を読まなくても楽しめるように書いています。
またカクヨム様にも掲載しております。
田舎暮らしと思ったら、異世界暮らしだった。
けむし
ファンタジー
突然の異世界転移とともに魔法が使えるようになった青年の、ほぼ手に汗握らない物語。
日本と異世界を行き来する転移魔法、物を複製する魔法。
あらゆる魔法を使えるようになった主人公は異世界で、そして日本でチート能力を発揮・・・するの?
ゆる~くのんびり進む物語です。読者の皆様ものんびりお付き合いください。
感想などお待ちしております。
ぐ~たら第三王子、牧場でスローライフ始めるってよ
雑木林
ファンタジー
現代日本で草臥れたサラリーマンをやっていた俺は、過労死した後に何の脈絡もなく異世界転生を果たした。
第二の人生で新たに得た俺の身分は、とある王国の第三王子だ。
この世界では神様が人々に天職を授けると言われており、俺の父親である国王は【軍神】で、長男の第一王子が【剣聖】、それから次男の第二王子が【賢者】という天職を授かっている。
そんなエリートな王族の末席に加わった俺は、当然のように周囲から期待されていたが……しかし、俺が授かった天職は、なんと【牧場主】だった。
畜産業は人類の食文化を支える素晴らしいものだが、王族が従事する仕事としては相応しくない。
斯くして、父親に失望された俺は王城から追放され、辺境の片隅でひっそりとスローライフを始めることになる。
平凡冒険者のスローライフ
上田なごむ
ファンタジー
26歳独身動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物・魔法・獣人等ファンタジーな世界観の異世界に転移させられる。
平凡な能力値、野望など抱いていない彼は、冒険者としてスローライフを目標に日々を過ごしていく。
果たして、彼を待ち受ける出会いや試練は如何なるものか……
ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。
若返ったおっさん、第2の人生は異世界無双
たまゆら
ファンタジー
事故で死んだネトゲ廃人のおっさん主人公が、ネトゲと酷似した異世界に転移。
ゲームの知識を活かして成り上がります。
圧倒的効率で金を稼ぎ、レベルを上げ、無双します。
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !
本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。
主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。
その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。
そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。
主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。
ハーレム要素はしばらくありません。
キャンピングカーで往く異世界徒然紀行
タジリユウ
ファンタジー
《第4回次世代ファンタジーカップ 面白スキル賞》
【書籍化!】
コツコツとお金を貯めて念願のキャンピングカーを手に入れた主人公。
早速キャンピングカーで初めてのキャンプをしたのだが、次の日目が覚めるとそこは異世界であった。
そしていつの間にかキャンピングカーにはナビゲーション機能、自動修復機能、燃料補給機能など様々な機能を拡張できるようになっていた。
道中で出会ったもふもふの魔物やちょっと残念なエルフを仲間に加えて、キャンピングカーで異世界をのんびりと旅したいのだが…
※旧題)チートなキャンピングカーで旅する異世界徒然紀行〜もふもふと愉快な仲間を添えて〜
※カクヨム様でも投稿をしております
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる