317 / 616
第十四章
14-22.共通
しおりを挟む
翌朝、仁が目を覚ますと、すぐ目の前にミルの寝顔があった。仁はパチパチと瞬きを繰り返すが、眼前の光景に変化はない。
「ミル……? 玲奈ちゃんは……?」
仁は僅かに頭を持ち上げる。記憶が正しければ、今ミルが寝ている場所には玲奈がいたはずだった。ふと、昨夜の出来事が夢だったのではないかという考えが過るが、あのとき耳と体と心で感じた玲奈の台詞が実際になかったこととは到底思えず、仁はミルの向こう側に目を向けた。
「カティア……?」
仁に引っ付くように寝ているミルの向こうで、カティアが寝袋に包まったまま膝を折って丸くなっている。
仁は何だか猫っぽいなという感想を抱きながら、2人を起こさないようにそっと寝袋から抜け出す。仁がテントの出入口から外に顔を出すと、玲奈とロゼッタが焚き火の周りで軽く体を動かしていた。
「あ、仁くん。おはよう」
「ジン殿。おはようございます」
爽やかな笑顔を見せる二人に、仁は挨拶を返す。
「えっと、寝過ぎちゃった?」
仁が尋ねると、玲奈とロゼッタが揃って首を左右に振って否定した。
「ううん。私がちょっと早めに目を覚ましただけだよ」
玲奈が言うには、昨夜、夜番を交代するのが普段より早かったため、睡眠不足と思われるミルとカティアに仮眠を取ってもらっているということだった。ロゼッタまで眠ってしまうと玲奈だけになってしまうため、ロゼッタは玲奈と見張りを続けていたらしい。
仁はロゼッタこそ寝ていないのではと思ったが、ロゼッタは年長者としての務めを果たしただけだと笑っていた。
「それなら俺も起こしてくれればよかったのに」
「グルッ!」
突然、仁は頭の上に衝撃を感じた。硬い爪が仁の頭皮に僅かに喰い込む。仁がイムを退けようと手を伸ばすと、イムの小さな体はするりとすり抜けて空へ逃れた。仁は滞空するイムに恨みがましい視線を向けた。
「イム。痛いじゃないか」
仁の抗議に、イムはそっぽを向く。
「ジン殿。その、ミル様がジン殿と久しぶりに一緒に寝られると大喜びされまして……」
「ああ、なるほど」
その結果、いつもミルに抱かれるか寄り添って眠っているイムは、仁に居場所を奪われて腹を立てているということのようだ。
仁が納得していると、イムは鱗で覆われた翼を羽ばたかせてテントの中に消えていく。仁は出発までのもうしばらくの時間でイムが機嫌を直してくれることを祈った。ミルが頼めば案内はしてくれるだろうが、どうせ案内してくれるのなら機嫌よくしてもらいたい。
仁はイムの小さな背中を見送ってから、視線を玲奈に移す。そのまま仁が見つめていると、玲奈はさも不思議そうに首を傾げた。
仁としては昨夜の玲奈のお礼の真意を見極めたかったのだが、ただ本当にお礼として仁の好きそうなキャラを演じただけなのか、玲奈の表情から、心の内に潜んでいるかもしれない感情の有無を読み取ることは不可能だった。
「仁くん、どうしたの?」
「ううん。何でもないよ。今日も玲奈ちゃんは可愛いなって」
一人で勝手に深読みをしていたようで恥ずかしくなった仁が冗談っぽく口にする。口調こそ冗談っぽいが、玲奈を可愛いと思う仁の心に偽りはない。
「も、もう。仁くんは……」
玲奈が照れたような、呆れたような声を出す。小さく肩を竦める玲奈を、仁は頬を緩めて眺める。仁は昨日の思い詰めた様子の玲奈を思い出し、絶対に離れないと改めて心に誓うのだった。
その後、仁たちは簡単に身支度を整え、ミルとカティアが起きてくるのを待ってゆっくりとした朝を過ごした。
エルフの里に危険が迫っているかもしれない以上、あまりだらだらとはしていられないが、無理をする必要もないため、僅かな時間ではあるが、ロゼッタにも仮眠を取ってもらった。
ちなみに、仁が起きてきたカティアに自身と一緒のテントで寝ることについて意見を聞くと、特に問題ないという答えが返ってきた。
夜番の組み合わせで色々と頭を悩ませていた仁は拍子抜けする思いだったが、カティアは仁にその気があるのであれば、拒むことはしないだろうと言ってのけた。
仁が戸惑っていると、カティアは、可能ならば仁を手籠めにすることを主人から推奨されているという衝撃の事実を明かした。ただし、本人――この場合は仁ではなくカティア――が嫌でなければという条件は付くとのことだが、仁は帝都のあるであろう方角を向いてコーデリアへの恨み言を心の中で言い募ったのだった。
「もっとも、あなたはレナが好きなのだから、わたしに手を出すことはないだろうけど」
そう言ったカティアの仁を見る目が、仁にはどこか生暖かいもののように感じられた。
仁は色香で自身を取り込もうと考えているコーデリアに呆れつつ、命じるのではなく奴隷の意思を尊重していることにホッとした。推奨している時点でどうかとは思うが、もし命じられていたとしたら、奴隷騎士の女性と会うのが恐ろしくなってしまう。
セシルが仁に色仕掛けを用いることはないだろうが、仁はまだ見ぬセシルやカティアの同僚の姿を思い描き、ぶるっと体を震わせたのだった。
更に日が進む。ロゼッタは未だに婚約がどうの、婚約式がどうのと、ことある毎に持ち出し、玲奈が困ったような曖昧な笑みを浮かべていた。
ミルはミルで、ロゼッタの策略とは思いたくないが、何度も仁と玲奈に結婚しないのかと無邪気に尋ねてきて、二人が否定すると「じゃあ、ミルがジンお兄ちゃんのお嫁さんになるの!」と可愛く元気に宣言して仁を困らせた。
少し弛緩した空気の漂う中でも旅路は順調に進み、遭遇した魔物は玲奈を中心に討伐していった。仁とイムも少しだけ参戦したが、以前のように仁が手を出したからといって蟠りが生まれるようなことはなくなっていた。
仁が手を出さざるを得ないような強敵に出会うことがなかったからという面はあるにしても、馬の魔物の生息地に到着する前に懸念材料がなくなったことを、仁は素直に嬉しく思った。
「グルッ!」
先頭のイムが鋭く鳴いて、皆を振り返った。
「ジンお兄ちゃん。この先にお馬さんの魔物がいるみたいなの」
ミルが真剣な表情で通訳をする。仁たちは一旦足を止め、森の先を見つめる。豊富な枝葉を携えた木々が生い茂り、見通しは悪い。仁が意識を集中して辺りの魔力を探ると、イムの言う通り、いくつかの魔物と思しき魔力の反応があった。
「みんな。刺激しないようにそっと近づこう」
仁の言葉に皆が無言で頷いた。
仁たちは玲奈とイムを先頭にゆっくりと森の切れ目に歩み寄る。この先が馬の魔物の棲家であるならば、拓(ひら)けた土地に湖が広がっているはずだ。
鬱蒼とした森を抜け、仁たちの頭上から燦々と日の光が降り注ぐ。
「あ、あれは……!」
仁の視線の先で、数頭の馬型の魔物が湖の水に口を付けていた。馬の魔物は一部薄い灰色の個体もいたが、総じて全身が白い毛並をしていた。その中には輝かんばかりの純白の毛を周りに見せつけるかの如く、誇らしげに闊歩しているものもいる。
「仁くん。あれって……!」
玲奈が感動したような声を上げた。仁が魔眼を発動させると、予想通りの結果が得られ、玲奈に頷きを返す。馬の魔物たちの頭には、共通の特徴があった。
”一角馬”
額から真っ直ぐに鋭く伸びた円錐状の角。魔の森に住まう馬の魔物は、元の世界の伝承や創作物で一角獣の名で広く知られる架空の生物と、同じ名前をしていた。
「ミル……? 玲奈ちゃんは……?」
仁は僅かに頭を持ち上げる。記憶が正しければ、今ミルが寝ている場所には玲奈がいたはずだった。ふと、昨夜の出来事が夢だったのではないかという考えが過るが、あのとき耳と体と心で感じた玲奈の台詞が実際になかったこととは到底思えず、仁はミルの向こう側に目を向けた。
「カティア……?」
仁に引っ付くように寝ているミルの向こうで、カティアが寝袋に包まったまま膝を折って丸くなっている。
仁は何だか猫っぽいなという感想を抱きながら、2人を起こさないようにそっと寝袋から抜け出す。仁がテントの出入口から外に顔を出すと、玲奈とロゼッタが焚き火の周りで軽く体を動かしていた。
「あ、仁くん。おはよう」
「ジン殿。おはようございます」
爽やかな笑顔を見せる二人に、仁は挨拶を返す。
「えっと、寝過ぎちゃった?」
仁が尋ねると、玲奈とロゼッタが揃って首を左右に振って否定した。
「ううん。私がちょっと早めに目を覚ましただけだよ」
玲奈が言うには、昨夜、夜番を交代するのが普段より早かったため、睡眠不足と思われるミルとカティアに仮眠を取ってもらっているということだった。ロゼッタまで眠ってしまうと玲奈だけになってしまうため、ロゼッタは玲奈と見張りを続けていたらしい。
仁はロゼッタこそ寝ていないのではと思ったが、ロゼッタは年長者としての務めを果たしただけだと笑っていた。
「それなら俺も起こしてくれればよかったのに」
「グルッ!」
突然、仁は頭の上に衝撃を感じた。硬い爪が仁の頭皮に僅かに喰い込む。仁がイムを退けようと手を伸ばすと、イムの小さな体はするりとすり抜けて空へ逃れた。仁は滞空するイムに恨みがましい視線を向けた。
「イム。痛いじゃないか」
仁の抗議に、イムはそっぽを向く。
「ジン殿。その、ミル様がジン殿と久しぶりに一緒に寝られると大喜びされまして……」
「ああ、なるほど」
その結果、いつもミルに抱かれるか寄り添って眠っているイムは、仁に居場所を奪われて腹を立てているということのようだ。
仁が納得していると、イムは鱗で覆われた翼を羽ばたかせてテントの中に消えていく。仁は出発までのもうしばらくの時間でイムが機嫌を直してくれることを祈った。ミルが頼めば案内はしてくれるだろうが、どうせ案内してくれるのなら機嫌よくしてもらいたい。
仁はイムの小さな背中を見送ってから、視線を玲奈に移す。そのまま仁が見つめていると、玲奈はさも不思議そうに首を傾げた。
仁としては昨夜の玲奈のお礼の真意を見極めたかったのだが、ただ本当にお礼として仁の好きそうなキャラを演じただけなのか、玲奈の表情から、心の内に潜んでいるかもしれない感情の有無を読み取ることは不可能だった。
「仁くん、どうしたの?」
「ううん。何でもないよ。今日も玲奈ちゃんは可愛いなって」
一人で勝手に深読みをしていたようで恥ずかしくなった仁が冗談っぽく口にする。口調こそ冗談っぽいが、玲奈を可愛いと思う仁の心に偽りはない。
「も、もう。仁くんは……」
玲奈が照れたような、呆れたような声を出す。小さく肩を竦める玲奈を、仁は頬を緩めて眺める。仁は昨日の思い詰めた様子の玲奈を思い出し、絶対に離れないと改めて心に誓うのだった。
その後、仁たちは簡単に身支度を整え、ミルとカティアが起きてくるのを待ってゆっくりとした朝を過ごした。
エルフの里に危険が迫っているかもしれない以上、あまりだらだらとはしていられないが、無理をする必要もないため、僅かな時間ではあるが、ロゼッタにも仮眠を取ってもらった。
ちなみに、仁が起きてきたカティアに自身と一緒のテントで寝ることについて意見を聞くと、特に問題ないという答えが返ってきた。
夜番の組み合わせで色々と頭を悩ませていた仁は拍子抜けする思いだったが、カティアは仁にその気があるのであれば、拒むことはしないだろうと言ってのけた。
仁が戸惑っていると、カティアは、可能ならば仁を手籠めにすることを主人から推奨されているという衝撃の事実を明かした。ただし、本人――この場合は仁ではなくカティア――が嫌でなければという条件は付くとのことだが、仁は帝都のあるであろう方角を向いてコーデリアへの恨み言を心の中で言い募ったのだった。
「もっとも、あなたはレナが好きなのだから、わたしに手を出すことはないだろうけど」
そう言ったカティアの仁を見る目が、仁にはどこか生暖かいもののように感じられた。
仁は色香で自身を取り込もうと考えているコーデリアに呆れつつ、命じるのではなく奴隷の意思を尊重していることにホッとした。推奨している時点でどうかとは思うが、もし命じられていたとしたら、奴隷騎士の女性と会うのが恐ろしくなってしまう。
セシルが仁に色仕掛けを用いることはないだろうが、仁はまだ見ぬセシルやカティアの同僚の姿を思い描き、ぶるっと体を震わせたのだった。
更に日が進む。ロゼッタは未だに婚約がどうの、婚約式がどうのと、ことある毎に持ち出し、玲奈が困ったような曖昧な笑みを浮かべていた。
ミルはミルで、ロゼッタの策略とは思いたくないが、何度も仁と玲奈に結婚しないのかと無邪気に尋ねてきて、二人が否定すると「じゃあ、ミルがジンお兄ちゃんのお嫁さんになるの!」と可愛く元気に宣言して仁を困らせた。
少し弛緩した空気の漂う中でも旅路は順調に進み、遭遇した魔物は玲奈を中心に討伐していった。仁とイムも少しだけ参戦したが、以前のように仁が手を出したからといって蟠りが生まれるようなことはなくなっていた。
仁が手を出さざるを得ないような強敵に出会うことがなかったからという面はあるにしても、馬の魔物の生息地に到着する前に懸念材料がなくなったことを、仁は素直に嬉しく思った。
「グルッ!」
先頭のイムが鋭く鳴いて、皆を振り返った。
「ジンお兄ちゃん。この先にお馬さんの魔物がいるみたいなの」
ミルが真剣な表情で通訳をする。仁たちは一旦足を止め、森の先を見つめる。豊富な枝葉を携えた木々が生い茂り、見通しは悪い。仁が意識を集中して辺りの魔力を探ると、イムの言う通り、いくつかの魔物と思しき魔力の反応があった。
「みんな。刺激しないようにそっと近づこう」
仁の言葉に皆が無言で頷いた。
仁たちは玲奈とイムを先頭にゆっくりと森の切れ目に歩み寄る。この先が馬の魔物の棲家であるならば、拓(ひら)けた土地に湖が広がっているはずだ。
鬱蒼とした森を抜け、仁たちの頭上から燦々と日の光が降り注ぐ。
「あ、あれは……!」
仁の視線の先で、数頭の馬型の魔物が湖の水に口を付けていた。馬の魔物は一部薄い灰色の個体もいたが、総じて全身が白い毛並をしていた。その中には輝かんばかりの純白の毛を周りに見せつけるかの如く、誇らしげに闊歩しているものもいる。
「仁くん。あれって……!」
玲奈が感動したような声を上げた。仁が魔眼を発動させると、予想通りの結果が得られ、玲奈に頷きを返す。馬の魔物たちの頭には、共通の特徴があった。
”一角馬”
額から真っ直ぐに鋭く伸びた円錐状の角。魔の森に住まう馬の魔物は、元の世界の伝承や創作物で一角獣の名で広く知られる架空の生物と、同じ名前をしていた。
0
お気に入りに追加
703
あなたにおすすめの小説
【完結】ご都合主義で生きてます。-ストレージは最強の防御魔法。生活魔法を工夫し創生魔法で乗り切る-
ジェルミ
ファンタジー
鑑定サーチ?ストレージで防御?生活魔法を工夫し最強に!!
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
しかし授かったのは鑑定や生活魔法など戦闘向きではなかった。
しかし生きていくために生活魔法を組合せ、工夫を重ね創生魔法に進化させ成り上がっていく。
え、鑑定サーチてなに?
ストレージで収納防御て?
お馬鹿な男と、それを支えるヒロインになれない3人の女性達。
スキルを試行錯誤で工夫し、お馬鹿な男女が幸せを掴むまでを描く。
※この作品は「ご都合主義で生きてます。商売の力で世界を変える」を、もしも冒険者だったら、として内容を大きく変えスキルも制限し一部文章を流用し前作を読まなくても楽しめるように書いています。
またカクヨム様にも掲載しております。
異世界大日本帝国
暇人先生
ファンタジー
1959年1939年から始まった第二次世界大戦に勝利し大日本帝国は今ではナチス並ぶ超大国になりアジア、南アメリカ、北アメリカ大陸、ユーラシア大陸のほとんどを占領している、しかも技術も最先端で1948年には帝国主義を改めて国民が生活しやすいように民主化している、ある日、日本海の中心に巨大な霧が発生した、漁船や客船などが行方不明になった、そして霧の中は……
田舎暮らしと思ったら、異世界暮らしだった。
けむし
ファンタジー
突然の異世界転移とともに魔法が使えるようになった青年の、ほぼ手に汗握らない物語。
日本と異世界を行き来する転移魔法、物を複製する魔法。
あらゆる魔法を使えるようになった主人公は異世界で、そして日本でチート能力を発揮・・・するの?
ゆる~くのんびり進む物語です。読者の皆様ものんびりお付き合いください。
感想などお待ちしております。
ぐ~たら第三王子、牧場でスローライフ始めるってよ
雑木林
ファンタジー
現代日本で草臥れたサラリーマンをやっていた俺は、過労死した後に何の脈絡もなく異世界転生を果たした。
第二の人生で新たに得た俺の身分は、とある王国の第三王子だ。
この世界では神様が人々に天職を授けると言われており、俺の父親である国王は【軍神】で、長男の第一王子が【剣聖】、それから次男の第二王子が【賢者】という天職を授かっている。
そんなエリートな王族の末席に加わった俺は、当然のように周囲から期待されていたが……しかし、俺が授かった天職は、なんと【牧場主】だった。
畜産業は人類の食文化を支える素晴らしいものだが、王族が従事する仕事としては相応しくない。
斯くして、父親に失望された俺は王城から追放され、辺境の片隅でひっそりとスローライフを始めることになる。
平凡冒険者のスローライフ
上田なごむ
ファンタジー
26歳独身動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物・魔法・獣人等ファンタジーな世界観の異世界に転移させられる。
平凡な能力値、野望など抱いていない彼は、冒険者としてスローライフを目標に日々を過ごしていく。
果たして、彼を待ち受ける出会いや試練は如何なるものか……
ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。
若返ったおっさん、第2の人生は異世界無双
たまゆら
ファンタジー
事故で死んだネトゲ廃人のおっさん主人公が、ネトゲと酷似した異世界に転移。
ゲームの知識を活かして成り上がります。
圧倒的効率で金を稼ぎ、レベルを上げ、無双します。
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !
本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。
主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。
その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。
そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。
主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。
ハーレム要素はしばらくありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる