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第十四章
14-15.助力
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仁と玲奈は喜び合うミルたちと合流し、氷漬けの木と、そこから垂れ下がった首なしの大蛇を眺めていた。
「まさか顔が2つあるなんて……」
「うん。昨日のことがあったから完全に地獄毒蛇だと思い込んでいたけど、変異種だったみたい」
玲奈たちが最初に対峙している間に仁が念のために魔眼を使用したところ、目の前の大蛇の魔物が双頭毒蛇だと判明したのだった。
仁が自身の失敗を申し訳なく思っていると、玲奈の表情が僅かに曇っていることに気が付き、首を傾げる。先ほどの微笑の件も相まって見過ごせず、仁は玲奈に直接尋ねることにする。
「玲奈ちゃん。何かあったの?」
玲奈はハッとした表情で、魔物の亡骸に向けていた目を仁に移した。玲奈は迷うような素振りを見せていたが、仁がジッと見つめていると観念したかのように肩を落とした。
「その……。結局、仁くんの力を借りちゃったなって……」
玲奈がそう言って顔を伏せる。
仁は玲奈の頭頂の旋毛の辺りに視線を落としていたが、自身に気合を入れるように小さく頷くと、体ごと玲奈に向き直って両肩に手を置いた。玲奈はビクッと身を震わせ、恐る恐るといった様子で仁を上目遣いで窺い見る。仁の両手に、鎧越しながら玲奈の体の華奢さが伝わってきた。
「玲奈ちゃん。それは違うよ」
「違うって……」
玲奈の表情に困惑の色が浮かんだ。仁にも玲奈の気持ちは理解できる。当初の予定では玲奈たちだけで戦うことになっていたにも拘らず、確かに仁は手を出した。想定と違って実際には地獄毒蛇ではなく、その変異種の双頭毒蛇だったという事情があるにしても、それでも玲奈にとっては自分たちだけで倒したかったという思いが強くあるのだろうと仁は推測していた。
向かい合う仁と玲奈に、ミルとロゼッタ、カティアが何事かと目を向ける。
「玲奈ちゃん。確かに俺は玲奈ちゃんが、玲奈ちゃんたちが俺とイム抜きで地獄毒蛇を倒すんだって意気込んでいたことを知っている上で、割って入った」
仁の言葉で事情を察したミルたちが目を見開き、僅かに前のめりになった。その様子に、仁はミルたちも程度の差はあれ、少なからず玲奈と同様の思いを抱いているのだと悟り、3人それぞれに視線を送ってから目の前の玲奈を正面から見つめる。
「玲奈ちゃんは、それを俺の力を借りてしまったって言ったけど、それは違うんだよ」
「……違わないよ」
玲奈が仁から視線を外し、再び顔を伏せた。
「実際、仁くんが助けてくれなかったらどうなっていたか……」
玲奈は眉間に皺を寄せ、唇を噛む。仁がミルたちに顔を向けると、3人ともが玲奈の発言を肯定するかのように小さく頷いた。
「玲奈ちゃん。それにみんなも。みんなは俺に助けられたって思っているかもしれないけど、俺はみんなを助けたとは思っていない」
「でも……」
顔を上げて反論しかけた玲奈の言葉を、仁は視線で遮る。
「俺はみんなを助けたわけでも力を貸したわけでもない。俺はみんなと一緒に戦ったんだよ。一緒に戦って、みんなで倒したんだ」
実際、止めを刺したのは仁だとしても、玲奈が動きを止め、イムが相手の状況を知らせ、ミルとロゼッタ、カティアが口火を切って片方の頭を潰し、もう一方の頭をおびき出したのだ。それは誰が何と言おうと変わらない事実だ。
仁だけの力で勝ったわけではない。仁はそんな想いを視線に込める。
「……でも、仁くんだけでも勝てたよね?」
眉を八の字にした玲奈が口を少しだけ尖らせながら、迷うように口にする。仁の言葉に衝撃を受けたように目を丸くしていたミルたち3人が、ハッとした目を仁に向けた。
「それは、確かにそうかもしれない」
「だったら……!」
玲奈が目を見開き、落胆を滲ませる顔で仁との距離を僅かに詰める。仁は思わず仰け反りそうになるが、ここで怯んでしまっては自身の気持ちが正しく伝わらないと考え、玲奈の肩に置く手に力を込めた。
「でも、仮定の話なら、それは玲奈ちゃんたちだって一緒じゃないか。俺は、俺が手を出さないでも玲奈ちゃんたちならきっと倒せたって思っているよ」
「それは……」
仮定の話だと仁が断じてしまえば玲奈は反論することができない。仁は少しだけ卑怯な物言いかもしれないと申し訳なく思ったが、仁は自身が手を出さなくても玲奈たちだけで双頭毒蛇を倒せていたと信じているので嘘ではない。
「ただ、もし俺が玲奈ちゃんたちの想いを優先して手を出さなかった場合、勝てたとしても誰かが傷ついていたかもしれない。これまでの道中では幸いなことに何の問題も起こらなかったけど、相手が未知の強敵であれば、そうなったとしても不思議じゃない。俺は勝てるからってみんなが傷つくところなんて見たくないよ」
玲奈の心に届くよう、仁はゆっくりと落ち着いた声を出すよう心掛けた。
「そして、それは逆の場合でも一緒だよ。玲奈ちゃんは、仮に俺が一人で戦うから手を出さないでって頼んでいたとして、想定していないような強敵が現れても観ているだけでいられる?」
仁が見つめていると、玲奈は首を小さく横に振った。仁は僅かに頬の緊張を緩め、内心で安堵の息を吐く。
「だから、俺も玲奈ちゃんたちと一緒に戦った。それを玲奈ちゃんが俺に助けられたって言うなら、それは俺も玲奈ちゃんたちに助けられたってことだよ。お互いに助け合って、目立った傷なく魔物を倒せた。それは喜ぶべきことであって、悔いることでも嘆くことでもないよ」
仁は少し強引かなと思いながらも、自身の気持ちが伝わるように念じる。
玲奈たちが力を付けたいと思っているのは、大事な人を守りたい、そのために仁と一緒に戦いたいと願っているからであって、決して仁なしで戦いたいわけではないはずだ。
手段と目的を履き違えてはならない。
言いたいことを言いきった仁が玲奈の様子を見守る。しかし、玲奈は仁の言うことが理解できてもどこか納得していないような、複雑な表情を浮かべていた。仁の目が僅かに泳ぐ。
「ジンお兄ちゃん、わかったの!」
仁がどうしようかと冷や汗をかき始めた頃、ミルが元気に挙手をした。
「ミルも本当はジンお兄ちゃんに助けられて少しだけ悔しく思ってたの。だけど、ジンお兄ちゃんと一緒に戦えて、嬉しかったの!」
「ええ、そうですね。ドラゴンや刈り取り蜥蜴が相手のときは何もできませんでしたから。相手が違うとはいえ、自分もジン殿と一緒に戦えたことを嬉しく思います」
ミルとロゼッタが笑顔を見せる。仁が二人に顔を向けると、ミルとロゼッタはカティアに視線を投げていた。カティアはほとんど無表情の中に困惑の色を浮かべるが、一拍置いてから口を開く。
「その、わたしはあなたたちの仲間に入れてもらってから、まだ日が浅い。だからレナが何を気にしているのか本当の意味では理解できていないのかもしれない。だけど、わたしはみんなと一緒に戦って、以前なら手も足も出なかったような魔物を倒すことができた。わたしのしたことは必要なかったかもしれないけど、それでもジンと、レナやミル、ロゼさんと、みんなと一緒に戦えてよかったと思っている」
仁はカティアがミルとロゼッタの無茶振りに困っているのかと思って、どうフォローしようかと考えていたが、素っ気ない風の言動の多いカティアにしては熱の入った様子に、その必要はなかったようだと驚く。玲奈を、仲間を想うカティアの言葉が、仁の目の奥を刺激した。
「カティア、ありがとう」
思わず感謝の言葉を口にしてから、仁は、ハッとして玲奈に向き直る。その拍子に肩から手を退けてしまったが、そのまま俯き加減の玲奈を見つめる。
仁は玲奈に皆の言葉や自身の想いが届いていないわけではないと確信していた。しかし、仁の想像以上に玲奈にとっては大きな問題なのか、思ったよりも芳しくない玲奈の反応に、仁は不安を募らせたのだった。
「まさか顔が2つあるなんて……」
「うん。昨日のことがあったから完全に地獄毒蛇だと思い込んでいたけど、変異種だったみたい」
玲奈たちが最初に対峙している間に仁が念のために魔眼を使用したところ、目の前の大蛇の魔物が双頭毒蛇だと判明したのだった。
仁が自身の失敗を申し訳なく思っていると、玲奈の表情が僅かに曇っていることに気が付き、首を傾げる。先ほどの微笑の件も相まって見過ごせず、仁は玲奈に直接尋ねることにする。
「玲奈ちゃん。何かあったの?」
玲奈はハッとした表情で、魔物の亡骸に向けていた目を仁に移した。玲奈は迷うような素振りを見せていたが、仁がジッと見つめていると観念したかのように肩を落とした。
「その……。結局、仁くんの力を借りちゃったなって……」
玲奈がそう言って顔を伏せる。
仁は玲奈の頭頂の旋毛の辺りに視線を落としていたが、自身に気合を入れるように小さく頷くと、体ごと玲奈に向き直って両肩に手を置いた。玲奈はビクッと身を震わせ、恐る恐るといった様子で仁を上目遣いで窺い見る。仁の両手に、鎧越しながら玲奈の体の華奢さが伝わってきた。
「玲奈ちゃん。それは違うよ」
「違うって……」
玲奈の表情に困惑の色が浮かんだ。仁にも玲奈の気持ちは理解できる。当初の予定では玲奈たちだけで戦うことになっていたにも拘らず、確かに仁は手を出した。想定と違って実際には地獄毒蛇ではなく、その変異種の双頭毒蛇だったという事情があるにしても、それでも玲奈にとっては自分たちだけで倒したかったという思いが強くあるのだろうと仁は推測していた。
向かい合う仁と玲奈に、ミルとロゼッタ、カティアが何事かと目を向ける。
「玲奈ちゃん。確かに俺は玲奈ちゃんが、玲奈ちゃんたちが俺とイム抜きで地獄毒蛇を倒すんだって意気込んでいたことを知っている上で、割って入った」
仁の言葉で事情を察したミルたちが目を見開き、僅かに前のめりになった。その様子に、仁はミルたちも程度の差はあれ、少なからず玲奈と同様の思いを抱いているのだと悟り、3人それぞれに視線を送ってから目の前の玲奈を正面から見つめる。
「玲奈ちゃんは、それを俺の力を借りてしまったって言ったけど、それは違うんだよ」
「……違わないよ」
玲奈が仁から視線を外し、再び顔を伏せた。
「実際、仁くんが助けてくれなかったらどうなっていたか……」
玲奈は眉間に皺を寄せ、唇を噛む。仁がミルたちに顔を向けると、3人ともが玲奈の発言を肯定するかのように小さく頷いた。
「玲奈ちゃん。それにみんなも。みんなは俺に助けられたって思っているかもしれないけど、俺はみんなを助けたとは思っていない」
「でも……」
顔を上げて反論しかけた玲奈の言葉を、仁は視線で遮る。
「俺はみんなを助けたわけでも力を貸したわけでもない。俺はみんなと一緒に戦ったんだよ。一緒に戦って、みんなで倒したんだ」
実際、止めを刺したのは仁だとしても、玲奈が動きを止め、イムが相手の状況を知らせ、ミルとロゼッタ、カティアが口火を切って片方の頭を潰し、もう一方の頭をおびき出したのだ。それは誰が何と言おうと変わらない事実だ。
仁だけの力で勝ったわけではない。仁はそんな想いを視線に込める。
「……でも、仁くんだけでも勝てたよね?」
眉を八の字にした玲奈が口を少しだけ尖らせながら、迷うように口にする。仁の言葉に衝撃を受けたように目を丸くしていたミルたち3人が、ハッとした目を仁に向けた。
「それは、確かにそうかもしれない」
「だったら……!」
玲奈が目を見開き、落胆を滲ませる顔で仁との距離を僅かに詰める。仁は思わず仰け反りそうになるが、ここで怯んでしまっては自身の気持ちが正しく伝わらないと考え、玲奈の肩に置く手に力を込めた。
「でも、仮定の話なら、それは玲奈ちゃんたちだって一緒じゃないか。俺は、俺が手を出さないでも玲奈ちゃんたちならきっと倒せたって思っているよ」
「それは……」
仮定の話だと仁が断じてしまえば玲奈は反論することができない。仁は少しだけ卑怯な物言いかもしれないと申し訳なく思ったが、仁は自身が手を出さなくても玲奈たちだけで双頭毒蛇を倒せていたと信じているので嘘ではない。
「ただ、もし俺が玲奈ちゃんたちの想いを優先して手を出さなかった場合、勝てたとしても誰かが傷ついていたかもしれない。これまでの道中では幸いなことに何の問題も起こらなかったけど、相手が未知の強敵であれば、そうなったとしても不思議じゃない。俺は勝てるからってみんなが傷つくところなんて見たくないよ」
玲奈の心に届くよう、仁はゆっくりと落ち着いた声を出すよう心掛けた。
「そして、それは逆の場合でも一緒だよ。玲奈ちゃんは、仮に俺が一人で戦うから手を出さないでって頼んでいたとして、想定していないような強敵が現れても観ているだけでいられる?」
仁が見つめていると、玲奈は首を小さく横に振った。仁は僅かに頬の緊張を緩め、内心で安堵の息を吐く。
「だから、俺も玲奈ちゃんたちと一緒に戦った。それを玲奈ちゃんが俺に助けられたって言うなら、それは俺も玲奈ちゃんたちに助けられたってことだよ。お互いに助け合って、目立った傷なく魔物を倒せた。それは喜ぶべきことであって、悔いることでも嘆くことでもないよ」
仁は少し強引かなと思いながらも、自身の気持ちが伝わるように念じる。
玲奈たちが力を付けたいと思っているのは、大事な人を守りたい、そのために仁と一緒に戦いたいと願っているからであって、決して仁なしで戦いたいわけではないはずだ。
手段と目的を履き違えてはならない。
言いたいことを言いきった仁が玲奈の様子を見守る。しかし、玲奈は仁の言うことが理解できてもどこか納得していないような、複雑な表情を浮かべていた。仁の目が僅かに泳ぐ。
「ジンお兄ちゃん、わかったの!」
仁がどうしようかと冷や汗をかき始めた頃、ミルが元気に挙手をした。
「ミルも本当はジンお兄ちゃんに助けられて少しだけ悔しく思ってたの。だけど、ジンお兄ちゃんと一緒に戦えて、嬉しかったの!」
「ええ、そうですね。ドラゴンや刈り取り蜥蜴が相手のときは何もできませんでしたから。相手が違うとはいえ、自分もジン殿と一緒に戦えたことを嬉しく思います」
ミルとロゼッタが笑顔を見せる。仁が二人に顔を向けると、ミルとロゼッタはカティアに視線を投げていた。カティアはほとんど無表情の中に困惑の色を浮かべるが、一拍置いてから口を開く。
「その、わたしはあなたたちの仲間に入れてもらってから、まだ日が浅い。だからレナが何を気にしているのか本当の意味では理解できていないのかもしれない。だけど、わたしはみんなと一緒に戦って、以前なら手も足も出なかったような魔物を倒すことができた。わたしのしたことは必要なかったかもしれないけど、それでもジンと、レナやミル、ロゼさんと、みんなと一緒に戦えてよかったと思っている」
仁はカティアがミルとロゼッタの無茶振りに困っているのかと思って、どうフォローしようかと考えていたが、素っ気ない風の言動の多いカティアにしては熱の入った様子に、その必要はなかったようだと驚く。玲奈を、仲間を想うカティアの言葉が、仁の目の奥を刺激した。
「カティア、ありがとう」
思わず感謝の言葉を口にしてから、仁は、ハッとして玲奈に向き直る。その拍子に肩から手を退けてしまったが、そのまま俯き加減の玲奈を見つめる。
仁は玲奈に皆の言葉や自身の想いが届いていないわけではないと確信していた。しかし、仁の想像以上に玲奈にとっては大きな問題なのか、思ったよりも芳しくない玲奈の反応に、仁は不安を募らせたのだった。
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