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四章 黄昏のステラ
神と人
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「……」
今、完全に私は彼の首筋に木刀を当てたはずだった。
風による加速、手加減なしの自身のリミッターの解除。
だから、彼が涼しい顔をしているのが分からなかった。
呆然とするしかなかった。
「……レテ君、何を……」
そう問いかける。声は震えきって、今にも膝から崩れ落ちそうな程。
「ん?『見てから』木刀を斬っただけ」
「……見て、から。見えたと?あの動きが?」
正直信じられない。私は異世界の魂とイシュリアの魂、両方あるのだ。幾ら守護者の師と言えど見えるわけが無いと思った。
……けれど、そうだ。彼は元々私と同じ『異世界』の出身。ならば納得も出来る。
「うん。……勿論早いと思う。正直、その辺の卒業生なら相手にならないと思う。でもほら。自分も……ね」
やはりそうなのか。完敗だ。乾いた笑いさえ抑えて、彼を賞賛する。
どんな研鑽を積んだら、そこまで行くのか、と。
「それで?魔物討伐の授業を立てたのはナイダなの?」
━━━━━━━━━━━━━━━
そう問いかけると、彼女はフルフルと首を振った。
「いや、私は……見てもらった方が早いか」
そう言って彼女は魔術のようなものを使って姿を変える。
「これは私がイシュリア様に謁見した時の格好。……私の、ステラ側の世界で学んだ変装術。これを使って、ジェンス総長に直談判しに行った」
「なるほど……?でも、魔物の兆候なんて見られなかったし。言い方は悪いけど得体の知れない人からの情報なんてよく信じて貰えたね」
「……確かに」
今思えばそうだった、という顔を変装を解いてする彼女。その会話にイシュリア様が割り込んだ。
「私の横流しよ。ジェンスに私が魔物の情報を伝えたの」
「あぁ……」
納得である。イシュリア様がそう言えばジェンス総長としても警戒せざるを得ない。
「私はイシュリア王。このイシュリアを統治するものとして世界の危機には然るべき対処をしなければいけない。
けれど、その前に素のステラに会ってみたくなったの。本当の彼女はどんな性格をしているのか、どんなことをしているのか。それがリアーという隠れ蓑よ。……ほかの皆にはナイショよ?」
そう言ってウィンクしてくるイシュリア様。だから自分を連れ出したわけだ。
そして、疑問が解決した。辺境出身であるリアーが何故この学院の、去年の首席を知っていたのか。
それを知らなければいけない立場にあったからに他ならない。
「……うん。私は見たわ。この世界で頑張る貴女を。魔物や神様関係無く、ただ生き続けたい貴女を。
だからひとつ聞かせて。逆にどうやったらステラを救えるの?」
その問いは、王の威厳に溢れた重い問い方だった。
ナイダはその問いに、キッパリと答えた。
「……私の世界の神を、殺す。
倒すじゃない。
二度と産まれないように。二度と意志を持たないように。……殺す」
それが彼女の答え。簡単に言えば元凶を断つだけだけれど神様ということは何かを司っているはずだ。
同じ疑問を持ったイシュリア様が問いかける。
「……神、殺しちゃっていいの?影響は?」
「確かに神を殺せば影響はある。今司っているのは昼夜とか天候とか。
……でも、知ってる。それは私が取って代われることだって」
「は?」
取って変わる?その言葉に思わず素っ頓狂な声を上げる。
つまるところ、彼女が神になる。そういう事だろうか。
「……私が神の立場になればいい。私の世界は、そう出来ている。
選ばれた人が神になる。そんな世界。だから今の神も昔、選ばれた。」
「凄い世界なのね……」
いや、貴女も神みたいなものでしょ、という言葉をイシュリア様に向けて飲み込んで自分は話しかける。
「……自分はそれを知っていいの?」
「うん。魔物を討伐する上でこれ以上ない戦力として。守護者の師の貴方には。そして、私の……ナイダの友達として。知っておいて欲しい」
ならば、知っておくべきなのだろう。覚えておくべきなのだろう。
「今のところは対魔物の訓練だけでいいのね?」
イシュリア様が確認すると、ナイダは頷く。
「イシュリア様には話したけれど、私の魂はこの世界と元の世界、二つある。
そこからこちらの魔物を強くするのも、あちらを衰退させるのも、私の魂を通すから時間がかかる。それこそ数年単位の。……だから、大丈夫」
そう言って、ナイダは武器を生み出す。木刀を、何本も、何本も。
「……この世界で『特異能力』と呼ばれている私の武具生成。これは私の元の世界で得た力」
(……自分と似たようなものなんだな)
自分の右手を見ながら思う。それに気づいたのか、イシュリア様が言う。
「うん。そうしたらレテ君も見せてあげれば?」
「へ?」
「特異能力よ」
どうしたらそうなるのか。思わず首を傾げると、イシュリア様はケロッと説明する。
「だってお互い異世界出身、元の世界で得た特異能力なんでしょう?……なら見せあっていいんじゃないかしら?相手が見せているのだから」
「……いや、まぁ、隠すつもりは無いですけど」
あまりに理不尽では?という言葉は言わずにナイダの方を向く。
ナイダは既に木刀を持って、臨戦体勢に入っていた。
「……いつでも」
「そう?じゃあ……」
ー慈愛の盾よー
考えると、右手に純白の盾が出現する。
(……今まで話せず、辛かっただろうに。大丈夫。自分はそれを全部許容しよう)
「うっ……!」
ナイダは木刀を落として、フラフラと寄ってくる。イシュリア様はいつの間にかかなり離れたところにいた。
近づいてくる彼女の目の前で左手に風を生み出すと、ナイダは必死に抗おうと木刀を生み出す。
しかし、それはごとり、と地面に落ちて結局自分の目の前まで来てしまった。
そこでパッと純白の盾を消す。彼女は荒い息遣いで離れた。
「……これが、レテの」
「うん。……最後に見せたと思うけど、あの場面で魔法で攻撃することも出来る」
「何よそれ、そんなの……」
ズルじゃない。ナイダはそう言いながら笑っていた。
今、完全に私は彼の首筋に木刀を当てたはずだった。
風による加速、手加減なしの自身のリミッターの解除。
だから、彼が涼しい顔をしているのが分からなかった。
呆然とするしかなかった。
「……レテ君、何を……」
そう問いかける。声は震えきって、今にも膝から崩れ落ちそうな程。
「ん?『見てから』木刀を斬っただけ」
「……見て、から。見えたと?あの動きが?」
正直信じられない。私は異世界の魂とイシュリアの魂、両方あるのだ。幾ら守護者の師と言えど見えるわけが無いと思った。
……けれど、そうだ。彼は元々私と同じ『異世界』の出身。ならば納得も出来る。
「うん。……勿論早いと思う。正直、その辺の卒業生なら相手にならないと思う。でもほら。自分も……ね」
やはりそうなのか。完敗だ。乾いた笑いさえ抑えて、彼を賞賛する。
どんな研鑽を積んだら、そこまで行くのか、と。
「それで?魔物討伐の授業を立てたのはナイダなの?」
━━━━━━━━━━━━━━━
そう問いかけると、彼女はフルフルと首を振った。
「いや、私は……見てもらった方が早いか」
そう言って彼女は魔術のようなものを使って姿を変える。
「これは私がイシュリア様に謁見した時の格好。……私の、ステラ側の世界で学んだ変装術。これを使って、ジェンス総長に直談判しに行った」
「なるほど……?でも、魔物の兆候なんて見られなかったし。言い方は悪いけど得体の知れない人からの情報なんてよく信じて貰えたね」
「……確かに」
今思えばそうだった、という顔を変装を解いてする彼女。その会話にイシュリア様が割り込んだ。
「私の横流しよ。ジェンスに私が魔物の情報を伝えたの」
「あぁ……」
納得である。イシュリア様がそう言えばジェンス総長としても警戒せざるを得ない。
「私はイシュリア王。このイシュリアを統治するものとして世界の危機には然るべき対処をしなければいけない。
けれど、その前に素のステラに会ってみたくなったの。本当の彼女はどんな性格をしているのか、どんなことをしているのか。それがリアーという隠れ蓑よ。……ほかの皆にはナイショよ?」
そう言ってウィンクしてくるイシュリア様。だから自分を連れ出したわけだ。
そして、疑問が解決した。辺境出身であるリアーが何故この学院の、去年の首席を知っていたのか。
それを知らなければいけない立場にあったからに他ならない。
「……うん。私は見たわ。この世界で頑張る貴女を。魔物や神様関係無く、ただ生き続けたい貴女を。
だからひとつ聞かせて。逆にどうやったらステラを救えるの?」
その問いは、王の威厳に溢れた重い問い方だった。
ナイダはその問いに、キッパリと答えた。
「……私の世界の神を、殺す。
倒すじゃない。
二度と産まれないように。二度と意志を持たないように。……殺す」
それが彼女の答え。簡単に言えば元凶を断つだけだけれど神様ということは何かを司っているはずだ。
同じ疑問を持ったイシュリア様が問いかける。
「……神、殺しちゃっていいの?影響は?」
「確かに神を殺せば影響はある。今司っているのは昼夜とか天候とか。
……でも、知ってる。それは私が取って代われることだって」
「は?」
取って変わる?その言葉に思わず素っ頓狂な声を上げる。
つまるところ、彼女が神になる。そういう事だろうか。
「……私が神の立場になればいい。私の世界は、そう出来ている。
選ばれた人が神になる。そんな世界。だから今の神も昔、選ばれた。」
「凄い世界なのね……」
いや、貴女も神みたいなものでしょ、という言葉をイシュリア様に向けて飲み込んで自分は話しかける。
「……自分はそれを知っていいの?」
「うん。魔物を討伐する上でこれ以上ない戦力として。守護者の師の貴方には。そして、私の……ナイダの友達として。知っておいて欲しい」
ならば、知っておくべきなのだろう。覚えておくべきなのだろう。
「今のところは対魔物の訓練だけでいいのね?」
イシュリア様が確認すると、ナイダは頷く。
「イシュリア様には話したけれど、私の魂はこの世界と元の世界、二つある。
そこからこちらの魔物を強くするのも、あちらを衰退させるのも、私の魂を通すから時間がかかる。それこそ数年単位の。……だから、大丈夫」
そう言って、ナイダは武器を生み出す。木刀を、何本も、何本も。
「……この世界で『特異能力』と呼ばれている私の武具生成。これは私の元の世界で得た力」
(……自分と似たようなものなんだな)
自分の右手を見ながら思う。それに気づいたのか、イシュリア様が言う。
「うん。そうしたらレテ君も見せてあげれば?」
「へ?」
「特異能力よ」
どうしたらそうなるのか。思わず首を傾げると、イシュリア様はケロッと説明する。
「だってお互い異世界出身、元の世界で得た特異能力なんでしょう?……なら見せあっていいんじゃないかしら?相手が見せているのだから」
「……いや、まぁ、隠すつもりは無いですけど」
あまりに理不尽では?という言葉は言わずにナイダの方を向く。
ナイダは既に木刀を持って、臨戦体勢に入っていた。
「……いつでも」
「そう?じゃあ……」
ー慈愛の盾よー
考えると、右手に純白の盾が出現する。
(……今まで話せず、辛かっただろうに。大丈夫。自分はそれを全部許容しよう)
「うっ……!」
ナイダは木刀を落として、フラフラと寄ってくる。イシュリア様はいつの間にかかなり離れたところにいた。
近づいてくる彼女の目の前で左手に風を生み出すと、ナイダは必死に抗おうと木刀を生み出す。
しかし、それはごとり、と地面に落ちて結局自分の目の前まで来てしまった。
そこでパッと純白の盾を消す。彼女は荒い息遣いで離れた。
「……これが、レテの」
「うん。……最後に見せたと思うけど、あの場面で魔法で攻撃することも出来る」
「何よそれ、そんなの……」
ズルじゃない。ナイダはそう言いながら笑っていた。
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