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四章 黄昏のステラ
一学年首席の訪問 2
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シアが泣き止む。まだ目が赤いが、それでも微笑んでくれていることが自分にとっては何よりも嬉しい。
「……シア、大丈夫?ティッシュいる?」
「ううん、自分で持ってるから……」
ポケットからティッシュを取り出すと、鼻をかむ。そんな彼女を微笑ましく見ながら、ゆっくり扉の方に振り向く。
「待ってくださってありがとうございます。どうぞ、お入りください」
「は?」
クロウが素っ頓狂な声をあげる。皆もこてん、と首を傾げていた。
数秒経ってから、控えめにガラガラっと扉が開く。そこには二人の男女がいた。
「あ、ネイビア……」
シアが弱弱しく呟くと、俯いてしまった。そんな彼女に、アステスが声をかける。
「シアさん……ですよね。私、武術学院のアステスと言います。
……ネイビアさんから聞きました。私は最初から孤児ではありませんでしたが、あの災厄で孤児になりました。けれど、どの立場にいても孤児というものは……辛いと思うのです。だから、それを認めて、包み込んでくれる人がいるのは良い事だと思います」
その言葉に隣のネイビアも頷く。
「その通りです。……それに、貴方がその人を信頼しているのが伝わってきます。その人がシアさんの言っていた『家族』ですか?」
その家族という単語に皆がばっとこちらを振り向く。
「おい、レテ。お前まさか……」
「待て、ショウ。長期休みは同じ家で過ごしているがその言葉に悪意が……」
「遂に二人は家族になったんだね!」
「待ってくれニア!その言い方は確実に語弊を生む!結婚したとか、そういう事では無いからね!?」
慌てて窘めると、コホン、とミトロが息を吐いて仕切り直す。
「すみません、態々ウチのクラスに来た後輩さんにこんな……。何か御用があって来たのでしょう?」
確かにそれはそうだ。ネイビアが来るだけならまだしも、武術学院のアステスまで来ている。これは何の関係なのだろう。
「……シアさんが一発も攻撃を当てられなかった『顕現の神童』。それはレテ先輩……貴方ですか?」
「あ、あぁー……はい。そうです。というかもう呼び名で定着しているんだ……」
ネイビアがそう問いかけたので答えると、今度はアステスが話しかけてくる。
「私はナイダ先輩に話を聞いて、貴方を探しに来ました。……私は、光属性を得意と言われましたが、あまりに資料が少なすぎます。けれど、貴方なら……『顕現の神童』なら教え方を知っていると聞いて、やってきたのです」
「……なるほど。確かにレテは光属性にも精通しているからな」
レンターがそう言うと、ネイビアが驚きながら問いかける。
「光属性……にも……?」
「……ええ、彼の得意とするのは『風』の『顕現系統』。けれど確実に、この場にいる誰よりも……どの属性、どの系統にも精通していると言えます」
その言葉に後輩二人は絶句してしまう。当然だろう。
基本的に一属性を極め、自分の系統を伸ばしていく魔術や武術において、二学年とはいえこの場にいる全員よりも精通していると言われれば言葉が出ないのも仕方がない。
その証拠にSクラスの皆が頷いている。
それを見た上で、ネイビアが一瞬下を向いてから、こちらを見据えて声をかけてくる。
「……私と、模擬戦をしてもらえませんか。シアさんが一発も当てられなかったというその実力……見てみたいのです。
無論、風属性、顕現系統に絞らなくて構いません。ただ、確かめたい。その力を。遥か高みにいるであろう、貴方の実力を」
「分かった。少し待っててくれるかな?担任のスイロウ先生に許可を取ってくるから……」
そう言って自分は職員室へと向かった。
声が聞こえたから扉の前で待機していたとはいえ、先輩はシアさんの方を向いていた。なのに、私たちの存在に気づいていた。確かに、あの先輩は凄い。
風属性、顕現系統を得意としているはずなのに、Sクラスの先輩方が満場一致で彼が一番知っていると確信していた。
先輩が職員室へと行っている間に、他の先輩達とも話す。
「そもそも顕現の神童という名前はどこからついたのですか?」
ネイビアが黒髪の先輩に聞く。その答えは、想像を軽く凌駕していた。
「んーと去年の学年対抗戦か。そもそもレテは特別でな、一歳年下なんだよ。特例で入ったSクラス、それだけなら多分他にいると思うんだけど……」
それを継ぐように水色の髪の先輩……シアさんがネイビアさんに問いかける。
「ネイビア、確か貴方も顕現系統だったよね」
「え、ええ」
顕現系統である事がなにか関係しているのか。そう思っていると立て続けに質問が飛んでくる。
「ネイビアは人形を出せたよね。あれ、どれぐらいの『命令』を出せる?」
「命令、ですか。私の場合は直進して叩く、とか壁になれ……とかぐらいですけれど……」
確かに、一般的な顕現系統というのはそれを盾にしながら壁や杭などを顕現させながら戦うものだと思っている。
しかし、次のシア先輩の言葉で談話室の先輩が『おかしい』と言った意味が分かった。
「……レテ君の顕現はね、『騎士』の形を取る。命令だって比較にならない。ただ相手を攻撃しろ、だけでもこちらの攻撃は一旦風に霧散してから再構成して避けるし、壁だって切り裂く。
凄いのはそれが去年の対抗戦の時、攻勢になった時に三体生み出してこれ以上生み出せると言ったこと。そして何よりも、『先生方が作り上げた結界を自分の力にして』戦闘をしたこと」
「は……はぁっ!?」
私は驚きのあまり震えたまま大声を出してしまった。隣のネイビアさんもそうだ。その表情は、有り得ない。そう語っていた。
「彼はどうやってかは知らないけれど、結界に干渉して、当時の相手に結界を貼って……それを自分の騎士に壊させて降参させた。ネイビアも見たんじゃないかな、ルールの中に『結界に魔力による干渉を加えてはならない』ってやつ」
「まさか……レテ先輩が『顕現の神童』と呼ばれる理由って……」
ここまで来ると何となく想像がつく。いや、分かってしまう。当時の先輩方の気持ちも、何故こんな名付けをしたのかも。
「そう。何でも阻害できない風の騎士を何体でも生み出す能力と、複雑に練り上げられた結界に干渉してそれを顕現の力として扱う力……それはもう、『神童』と呼ぶしか無かったと思うの。どれだけ努力しても、学んでも、辿り着けない領域の顕現……ネイビア、貴方が挑もうとしているのは、紛うことなき『顕現』、そのものよ」
「……シア、大丈夫?ティッシュいる?」
「ううん、自分で持ってるから……」
ポケットからティッシュを取り出すと、鼻をかむ。そんな彼女を微笑ましく見ながら、ゆっくり扉の方に振り向く。
「待ってくださってありがとうございます。どうぞ、お入りください」
「は?」
クロウが素っ頓狂な声をあげる。皆もこてん、と首を傾げていた。
数秒経ってから、控えめにガラガラっと扉が開く。そこには二人の男女がいた。
「あ、ネイビア……」
シアが弱弱しく呟くと、俯いてしまった。そんな彼女に、アステスが声をかける。
「シアさん……ですよね。私、武術学院のアステスと言います。
……ネイビアさんから聞きました。私は最初から孤児ではありませんでしたが、あの災厄で孤児になりました。けれど、どの立場にいても孤児というものは……辛いと思うのです。だから、それを認めて、包み込んでくれる人がいるのは良い事だと思います」
その言葉に隣のネイビアも頷く。
「その通りです。……それに、貴方がその人を信頼しているのが伝わってきます。その人がシアさんの言っていた『家族』ですか?」
その家族という単語に皆がばっとこちらを振り向く。
「おい、レテ。お前まさか……」
「待て、ショウ。長期休みは同じ家で過ごしているがその言葉に悪意が……」
「遂に二人は家族になったんだね!」
「待ってくれニア!その言い方は確実に語弊を生む!結婚したとか、そういう事では無いからね!?」
慌てて窘めると、コホン、とミトロが息を吐いて仕切り直す。
「すみません、態々ウチのクラスに来た後輩さんにこんな……。何か御用があって来たのでしょう?」
確かにそれはそうだ。ネイビアが来るだけならまだしも、武術学院のアステスまで来ている。これは何の関係なのだろう。
「……シアさんが一発も攻撃を当てられなかった『顕現の神童』。それはレテ先輩……貴方ですか?」
「あ、あぁー……はい。そうです。というかもう呼び名で定着しているんだ……」
ネイビアがそう問いかけたので答えると、今度はアステスが話しかけてくる。
「私はナイダ先輩に話を聞いて、貴方を探しに来ました。……私は、光属性を得意と言われましたが、あまりに資料が少なすぎます。けれど、貴方なら……『顕現の神童』なら教え方を知っていると聞いて、やってきたのです」
「……なるほど。確かにレテは光属性にも精通しているからな」
レンターがそう言うと、ネイビアが驚きながら問いかける。
「光属性……にも……?」
「……ええ、彼の得意とするのは『風』の『顕現系統』。けれど確実に、この場にいる誰よりも……どの属性、どの系統にも精通していると言えます」
その言葉に後輩二人は絶句してしまう。当然だろう。
基本的に一属性を極め、自分の系統を伸ばしていく魔術や武術において、二学年とはいえこの場にいる全員よりも精通していると言われれば言葉が出ないのも仕方がない。
その証拠にSクラスの皆が頷いている。
それを見た上で、ネイビアが一瞬下を向いてから、こちらを見据えて声をかけてくる。
「……私と、模擬戦をしてもらえませんか。シアさんが一発も当てられなかったというその実力……見てみたいのです。
無論、風属性、顕現系統に絞らなくて構いません。ただ、確かめたい。その力を。遥か高みにいるであろう、貴方の実力を」
「分かった。少し待っててくれるかな?担任のスイロウ先生に許可を取ってくるから……」
そう言って自分は職員室へと向かった。
声が聞こえたから扉の前で待機していたとはいえ、先輩はシアさんの方を向いていた。なのに、私たちの存在に気づいていた。確かに、あの先輩は凄い。
風属性、顕現系統を得意としているはずなのに、Sクラスの先輩方が満場一致で彼が一番知っていると確信していた。
先輩が職員室へと行っている間に、他の先輩達とも話す。
「そもそも顕現の神童という名前はどこからついたのですか?」
ネイビアが黒髪の先輩に聞く。その答えは、想像を軽く凌駕していた。
「んーと去年の学年対抗戦か。そもそもレテは特別でな、一歳年下なんだよ。特例で入ったSクラス、それだけなら多分他にいると思うんだけど……」
それを継ぐように水色の髪の先輩……シアさんがネイビアさんに問いかける。
「ネイビア、確か貴方も顕現系統だったよね」
「え、ええ」
顕現系統である事がなにか関係しているのか。そう思っていると立て続けに質問が飛んでくる。
「ネイビアは人形を出せたよね。あれ、どれぐらいの『命令』を出せる?」
「命令、ですか。私の場合は直進して叩く、とか壁になれ……とかぐらいですけれど……」
確かに、一般的な顕現系統というのはそれを盾にしながら壁や杭などを顕現させながら戦うものだと思っている。
しかし、次のシア先輩の言葉で談話室の先輩が『おかしい』と言った意味が分かった。
「……レテ君の顕現はね、『騎士』の形を取る。命令だって比較にならない。ただ相手を攻撃しろ、だけでもこちらの攻撃は一旦風に霧散してから再構成して避けるし、壁だって切り裂く。
凄いのはそれが去年の対抗戦の時、攻勢になった時に三体生み出してこれ以上生み出せると言ったこと。そして何よりも、『先生方が作り上げた結界を自分の力にして』戦闘をしたこと」
「は……はぁっ!?」
私は驚きのあまり震えたまま大声を出してしまった。隣のネイビアさんもそうだ。その表情は、有り得ない。そう語っていた。
「彼はどうやってかは知らないけれど、結界に干渉して、当時の相手に結界を貼って……それを自分の騎士に壊させて降参させた。ネイビアも見たんじゃないかな、ルールの中に『結界に魔力による干渉を加えてはならない』ってやつ」
「まさか……レテ先輩が『顕現の神童』と呼ばれる理由って……」
ここまで来ると何となく想像がつく。いや、分かってしまう。当時の先輩方の気持ちも、何故こんな名付けをしたのかも。
「そう。何でも阻害できない風の騎士を何体でも生み出す能力と、複雑に練り上げられた結界に干渉してそれを顕現の力として扱う力……それはもう、『神童』と呼ぶしか無かったと思うの。どれだけ努力しても、学んでも、辿り着けない領域の顕現……ネイビア、貴方が挑もうとしているのは、紛うことなき『顕現』、そのものよ」
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