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三章 破滅のタルタロス
ラクザの戦火 3
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避難所、三代目ラクザの屋敷では従者と見られる人が状況を立って地図を見ている人へ逐次報告していた。
「東区画、ほぼ壊滅……西区画も避難民の避難が終わっていない模様……」
「く、王都への通信は!?」
「未だラクザを囲うように強力な通信妨害魔法健在、届きません……」
「くっ……あの矢で誰かが早馬で駆けつけてくれるのを待つしかない、か……?まさか妨害魔法をこの広大な範囲にかけられるとは思っていないだろう……正規軍への救援は絶望的か」
そう呟いたのは二十代に見える見た目、だが実年齢はそれを超える人。三代目ラクザその人である。
「こうなれば、私一人でも出て民を……!」
「おやめ下さいレイン様!それだけは!」
「だが……!」
そう言った時、レインのブレスレットに魔力が通る。ハッとしてブレスレットの魔力に応える。
「こちら三代目ラクザ、レイン!何方からの連絡か!」
すると、凛とした声がブレスレットから響く。
「こちら守護者アグラタム!正規軍を連れて救援に参った次第でございます!敵の多い区画を教えていただきたく!」
「……!」
場が一瞬歓喜に包まれた後、魔術師が探知魔法を行使する。
「……東区画、西区画に重点的に敵と思われる存在が健在。南区画、及びこちらの北区格は比較的少ない方でございます!」
「……との事だ!これで大丈夫だろうか!?」
「十分でございます!レイン様、どうか避難所の方へ安心を与えてあげるために私が来たことの連絡を!」
そう言ってブレスレットからの連絡が切られると、ドアに向かう。
「私は避難所となっている一階でアグラタム様が到着した旨を伝える!暫し離れることを許せ!」
「御心のままに!」
そう言ってレインは険しい顔のまま、けれどどこか希望を持った目でドアを開けた。
「あともう少しでラクザの屋敷が……あっ、ほら見えた!あれ!」
「……正面に見える大きな屋敷が、避難所」
ファレスとフォレスが言うと、更に途中で増えた避難民が歓喜に湧く。
未だ自分達は後方を守護。監視しているがまだ敵が見えていない。
「あともう少しだ!」
「焦るな、焦るな……」
避難民がそういう中、私は敵が来ないことが不思議だった。いや、来ないに越したことはないのだが。
(でもなんだろう……無尽蔵に湧くような敵が軍が一つ付いたぐらいで諦めるのかな?いや、諦めてくれれば……っ!?)
突然悪寒が走る。どこからか狙われている。そんな気配がするのだ。
「待って!」
「全隊及び避難民の方々、一旦止まっていただきたい。……どうかしたか、幼き兵士よ」
「悪寒がします。どこからか狙われているような……」
それを聞くとリーダーが魔術師に命令する。
「広域感知せよ!上空も地下も見逃すな!」
「了解!」
皆が戦闘態勢に入る中、私も注意深く周りを見ていた。
(あの列車の時、敵は上にいた。私達は今安心しきったその瞬間だったはず。なら……)
「……上空、及び背後に敵影!」
「背後だと!?背後には何も……」
そう言う軍の人に素早くミトロに言う。
「ミトロ!なんでもいい!闇魔法を後方になるべく広範囲に!」
「わかりました!」
そう言うと後方に闇が蔓延する。すると、それを振り払うかのように風が吹く。
「オノレ……!」
「光魔法での擬態……!くっ、だが上空の迎撃は……」
八方塞がり。そう思われたがそうではない。
「……軍の皆様は上空の迎撃をお願いします。私達が地上を死守します」
「無謀な!」
「こちらにはラクザの兵士もいます!それに手をこまねいていたら全滅します!早く!」
「……申し訳ない!地上は任せた!六番隊へ通達!急遽三番隊へ合流、敵の撃破を!」
そう言うと軍の皆が飛んでいく。
「レンター。他人の魔法に属性を付与することは出来る?」
「……可能ですね。恐らくは」
それを聞くと、十分だと考えて頷く。
「クロウ以外の皆は前に!特にニア、『殲滅者』の魔法にレンターの光を乗せて攻撃して!他の皆は足止めを!」
「「「了解!」」」
そう言うと敵が闇の弾丸を次々と飛ばす。避難民が皆顔を覆うのがわかる。地を向く人もいる。それでも諦めない。
(……させない。皆を守るために)
そう思うと前方に結界が出現する。闇の弾丸を通さない、絶対的な意思の結界。
昔レテ君に言われたことがある。彼の家でビャッコを見せた時だ。
「シアの能力、確かに凄いねこれは……でも、自分にはこれだけに留まらないと思うんだ」
「留まらない?」
そう言うと彼は頷き返す。
「他の皆と握手しても特異能力があるかは分からなかった。けど、シアだけは分かった。それはきっと、シアの特異能力には隠れているものがあるからだと思うんだ」
「隠れているもの?」
「自分にも分からないけどね!さ、ビャッコの訓練を続けよう」
今ならわかる。彼の言ったことが。私の能力はビャッコだけに留まらない。まだまだその一片に過ぎなかったことが。
「……っ!今のうちに攻撃をしかけるぞ!」
ショウが顕現系統の剣を投擲する。ファレスも今回は付与系統でフォレスの岩の手伝いをしている。
そして、兵が足止めしてくれた所にレンターが光属性を付与したニアの『殲滅者』の魔法が直撃する。
「ナンダ……ナンダ……!ソノ忌々シイ結界ハ……!」
残った影が猛攻撃とばかりに闇の槍を次々に飛ばしてくる。
だから私は高らかにその結界を生成する『名』を宣言した。
「私は守り通す。皆を守るための結界を作る。……私に力を貸して!『ゲンブ』!」
その声と共に、結界が光り出す。
そして、皆を守るように結界が展開されると大きな亀が現れる。
「ーー!!」
ひと鳴きすると敵の攻撃が結界に当たる前に消滅する。
「オノレ……オノレ……!」
敵がこちらに集中している中。こちらは数を打って確実に減らしていく。
そんな中、上空から光が飛んでくる。
「よく……よく耐えてくれた……!」
「この結界。それに子供とは思えない攻撃。間違いなく君たちは兵士だ」
光は敵を消滅させると、こちらに微笑む。
「三番隊、及び六番隊。上空、地上の敵の殲滅を確認!再びラクザの屋敷への移動を再開する!……すまない、この結界を維持したまま移動できるかい?」
「はい!大丈夫です!」
希望の顔をあげた避難民に、安心させるように優しくゲンブは鳴いて移動を再開するのであった。
「東区画、ほぼ壊滅……西区画も避難民の避難が終わっていない模様……」
「く、王都への通信は!?」
「未だラクザを囲うように強力な通信妨害魔法健在、届きません……」
「くっ……あの矢で誰かが早馬で駆けつけてくれるのを待つしかない、か……?まさか妨害魔法をこの広大な範囲にかけられるとは思っていないだろう……正規軍への救援は絶望的か」
そう呟いたのは二十代に見える見た目、だが実年齢はそれを超える人。三代目ラクザその人である。
「こうなれば、私一人でも出て民を……!」
「おやめ下さいレイン様!それだけは!」
「だが……!」
そう言った時、レインのブレスレットに魔力が通る。ハッとしてブレスレットの魔力に応える。
「こちら三代目ラクザ、レイン!何方からの連絡か!」
すると、凛とした声がブレスレットから響く。
「こちら守護者アグラタム!正規軍を連れて救援に参った次第でございます!敵の多い区画を教えていただきたく!」
「……!」
場が一瞬歓喜に包まれた後、魔術師が探知魔法を行使する。
「……東区画、西区画に重点的に敵と思われる存在が健在。南区画、及びこちらの北区格は比較的少ない方でございます!」
「……との事だ!これで大丈夫だろうか!?」
「十分でございます!レイン様、どうか避難所の方へ安心を与えてあげるために私が来たことの連絡を!」
そう言ってブレスレットからの連絡が切られると、ドアに向かう。
「私は避難所となっている一階でアグラタム様が到着した旨を伝える!暫し離れることを許せ!」
「御心のままに!」
そう言ってレインは険しい顔のまま、けれどどこか希望を持った目でドアを開けた。
「あともう少しでラクザの屋敷が……あっ、ほら見えた!あれ!」
「……正面に見える大きな屋敷が、避難所」
ファレスとフォレスが言うと、更に途中で増えた避難民が歓喜に湧く。
未だ自分達は後方を守護。監視しているがまだ敵が見えていない。
「あともう少しだ!」
「焦るな、焦るな……」
避難民がそういう中、私は敵が来ないことが不思議だった。いや、来ないに越したことはないのだが。
(でもなんだろう……無尽蔵に湧くような敵が軍が一つ付いたぐらいで諦めるのかな?いや、諦めてくれれば……っ!?)
突然悪寒が走る。どこからか狙われている。そんな気配がするのだ。
「待って!」
「全隊及び避難民の方々、一旦止まっていただきたい。……どうかしたか、幼き兵士よ」
「悪寒がします。どこからか狙われているような……」
それを聞くとリーダーが魔術師に命令する。
「広域感知せよ!上空も地下も見逃すな!」
「了解!」
皆が戦闘態勢に入る中、私も注意深く周りを見ていた。
(あの列車の時、敵は上にいた。私達は今安心しきったその瞬間だったはず。なら……)
「……上空、及び背後に敵影!」
「背後だと!?背後には何も……」
そう言う軍の人に素早くミトロに言う。
「ミトロ!なんでもいい!闇魔法を後方になるべく広範囲に!」
「わかりました!」
そう言うと後方に闇が蔓延する。すると、それを振り払うかのように風が吹く。
「オノレ……!」
「光魔法での擬態……!くっ、だが上空の迎撃は……」
八方塞がり。そう思われたがそうではない。
「……軍の皆様は上空の迎撃をお願いします。私達が地上を死守します」
「無謀な!」
「こちらにはラクザの兵士もいます!それに手をこまねいていたら全滅します!早く!」
「……申し訳ない!地上は任せた!六番隊へ通達!急遽三番隊へ合流、敵の撃破を!」
そう言うと軍の皆が飛んでいく。
「レンター。他人の魔法に属性を付与することは出来る?」
「……可能ですね。恐らくは」
それを聞くと、十分だと考えて頷く。
「クロウ以外の皆は前に!特にニア、『殲滅者』の魔法にレンターの光を乗せて攻撃して!他の皆は足止めを!」
「「「了解!」」」
そう言うと敵が闇の弾丸を次々と飛ばす。避難民が皆顔を覆うのがわかる。地を向く人もいる。それでも諦めない。
(……させない。皆を守るために)
そう思うと前方に結界が出現する。闇の弾丸を通さない、絶対的な意思の結界。
昔レテ君に言われたことがある。彼の家でビャッコを見せた時だ。
「シアの能力、確かに凄いねこれは……でも、自分にはこれだけに留まらないと思うんだ」
「留まらない?」
そう言うと彼は頷き返す。
「他の皆と握手しても特異能力があるかは分からなかった。けど、シアだけは分かった。それはきっと、シアの特異能力には隠れているものがあるからだと思うんだ」
「隠れているもの?」
「自分にも分からないけどね!さ、ビャッコの訓練を続けよう」
今ならわかる。彼の言ったことが。私の能力はビャッコだけに留まらない。まだまだその一片に過ぎなかったことが。
「……っ!今のうちに攻撃をしかけるぞ!」
ショウが顕現系統の剣を投擲する。ファレスも今回は付与系統でフォレスの岩の手伝いをしている。
そして、兵が足止めしてくれた所にレンターが光属性を付与したニアの『殲滅者』の魔法が直撃する。
「ナンダ……ナンダ……!ソノ忌々シイ結界ハ……!」
残った影が猛攻撃とばかりに闇の槍を次々に飛ばしてくる。
だから私は高らかにその結界を生成する『名』を宣言した。
「私は守り通す。皆を守るための結界を作る。……私に力を貸して!『ゲンブ』!」
その声と共に、結界が光り出す。
そして、皆を守るように結界が展開されると大きな亀が現れる。
「ーー!!」
ひと鳴きすると敵の攻撃が結界に当たる前に消滅する。
「オノレ……オノレ……!」
敵がこちらに集中している中。こちらは数を打って確実に減らしていく。
そんな中、上空から光が飛んでくる。
「よく……よく耐えてくれた……!」
「この結界。それに子供とは思えない攻撃。間違いなく君たちは兵士だ」
光は敵を消滅させると、こちらに微笑む。
「三番隊、及び六番隊。上空、地上の敵の殲滅を確認!再びラクザの屋敷への移動を再開する!……すまない、この結界を維持したまま移動できるかい?」
「はい!大丈夫です!」
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