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チャプター【102】
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落葉が舞っている。
だが、その葉はまだ枯れてはおらず、紅く色づいたままだ。
その紅葉が、宙を舞いつつ山道に降り落ちてくる。
降り落ちるその紅葉は楓の葉ばかりで、山道はまるで赤い絨毯を敷き詰めたようだった。
その山道へと、7人の男女が入っていった。
仙翁をふくむ、春ノ洲、夏ノ洲の継ぐべき者たちである。
そこに、もろは丸の姿はない。
もろは丸は、羅紀との闘いの前に、
「羅紀め。今度は、一太刀浴びせるだけではすまさんぞ」
そう意気込むと、霊気を高めるために、霊晶石の剣へともどったのだった。
「ようやく、秋ノ洲に入ったようだの」
舞い落ちる紅葉に眼をやりながら、仙翁が言った。
「いよいよですね。仙翁様」
仙翁の右側をゆく、凛が言った。
「うむ。しかし、このまま進んでいっても、秋ノ洲の城へは丸1日はかかろう」
仙翁が答える。
「それまで、城が持ち堪えてくれるといいんですけれど」
凛が言うと、
「それはどうかな」
凛のうしろを歩くソウマが、口を挟んだ。
「秋ノ洲には六芒卿(ろくぼうきょう)ってのがいるらしいが、その冬ノ洲の五大老を、冬の継ぐべき者3人と羅紀で斃(たお)しちまったんだぜ。オレはその闘いを、この眼で見てきた。冬の継ぐべき者も強いが、羅紀の強さはハンパない。それに今度は、秋の継ぐべき者までが加わっている。城が陥落(おち)るのは時間の問題だぜ」
そう話したソウマに、
「羅紀って、やっぱり凄いの?」
仙翁の左側をゆく、つるぎが訊いた。
「ああ。五大老のうちのふたりを、いとも簡単に斃したんだからな。あんなやつと闘うのかと思ったら、正直オレはビビったよ」
「そうなんだ……。そんなやつを、斃せるのかな……」
つるぎの顔がすうっと翳った。
そんなつるぎを見て、
「なんだー。闘う前から、相手に呑まれてどうするー。相手がどんなに強かろうと―、必ず弱点はあるんだぞ。何事もー、やってやれないことはないんだからなー。自分よりも強い相手を斃そうと思うから、身が竦むんだぞ。相手がどれほど強くても、自分は斃されない。そう思って闘いに挑めばー、活路は開かれるもんだー」
つるぎのうしろを歩く力道が、言った。
すると、その力道に、翡翠がすすっと近寄っていった。
と思うと力道の太い腕に、翡翠は自分の細い腕を絡ませた。
「なな、なんだー?」
とつぜんのことに、力道は眼を見開いて驚いた。
「わたしー、力道さまのような力強い人が、タイプなんですー」
翡翠は、絡ませた腕に力をこめる。
「な、なななな――」
翡翠の豊満でやわらかな胸が腕に押しつけられてきて、力道の顔はとたんに、紅葉の色が反射したかのように真っ赤になった。
それを眼にしたつるぎの顔は、力道とは対照的に、どっぷりとダーク色に染まっていた。
しなだれてしまったつるぎの肩に、ひょうがそっと手をかけた。
そんなひょうの顔にも、暗い影がかかっている。
とは言っても、ひょうの顔には、日常的に暗い影がかかっているのだった。
赤い絨毯を踏み進んでゆくと、茅葺き屋根の小屋が見えてきた。
山道の脇に、わずかに開けた場所があり、そこにその小屋は建っているのだった。
「おう。あそこに茶屋があるの」
茶屋に眼を向け、仙翁が言った。
「仙翁。まさか、あそこで休んでいこうなんて言わないよね」
つるぎが、眼を細めて仙翁を見る。
「ホホ。いつもならば、我先にと茶屋へ向かうおぬしが、これはまた、珍しいこともあったものだのう」
感心しているとも、茶化しているともとれる言い方で仙翁は返した。
「こんなときに、お茶屋で休んでる暇がどこにあるのさ。一秒も早く、城に向かうことが先決じゃないか!」
思わずつるぎは、声を荒げた。
「なにを、そんなに熱くなってんだよ」
そう言ったのは、ソウマだった。
「さっきも言ったが、城が陥落(おち)るのは時間の問題なんだ。いや、もうすでに陥落されてるかもしれないぜ。それを、慌てて駆けつけたからってどうなる。それによ、おれ様から言わせりゃ、州を食い物にしてるやつらなんか、殺られちまったほうがいいってもんだ」
そう言い放ち、凛を押しのけるようにして前へ出ると、ソウマは茶屋へと向かっていった。
「なんなのさ、あいつ。あれじゃまるで、州が陥落るのを望んでいるみたいじゃないか」
つるぎは憤りをあらわにして、ソウマの背を睨みつけた。
「確かに、そう思える口ぶりよの。しかし、いまの州々の有りようを思えば、それもしかたなきことかもしれぬ。おぬしも、春ノ洲にある町のの宿で見たであろう。貧困に喘ぐ民の暮らしぶりを。ソウマもあれで、州を憂いておるのよ」
「だからって、人が殺されていいってことにはならないよ」
「うむ。それもまた然り。しかし、つるぎよ。その世界に生きる者にしかわからぬものというものがあろうよ。たとえ、おなじ世界の中であっても、州や環境が違えば、そこに住む者の考え方や想いが違うというのも道理。この儂とて、いまではこの世界のことがよくわからぬ」
「――――」
つるぎは押し黙った。
「それとのう、つるぎ。おぬしが、一刻も早く秋ノ洲の城に向かいたいという想いはよくわかる。その想いは、この儂も同じであるからの。しかし、急いては事を仕損じる。城まで丸1日かかると申したが、それは不眠不休で進んでのことよ。だが、このまま休息も取らずに城に着いたとして、まともに闘えると思うか? 相手はあの羅紀と、冬、秋の継ぐべき者たちなのだぞ。あやつらに闘いを挑むのであれば、万全とは言わぬまでも、それに近い状態でなければならぬ。それゆえに、ここで休息を取り、腹を満たしておこうというわけなのだ」
仙翁のその言葉に、
「そっか……、そうだね。わかった」
と、つるぎは得心すると、
「そういうことなら、ボクもしっかり食べておかなきゃ」
茶屋へ向かっていった。
「たそがれ茶屋」という看板が出ているその店には、定食なども豊富にあった。
店内にはテーブル席と座敷があり、テーブル席には客が3人ほどいたが、座敷には客の姿はなく、一同は座敷へと上がった。
腹を満たすために、皆それぞれ定食を注文した。
その中で、力道だけは、品の違う定食を3品も注文していた。
ほどなくして、注文した品が運ばれてきた。
皆がほぼ同時に箸をつけようとした、そのとき、
「皆の者、出された品に箸をつけるでない」
とつぜん、仙翁がそう言った。
「なんだよ、仙翁。まずは神に祈りを捧げる、なんて言うんじゃないだろうな」
ソウマが言った。
「いや、そうではない」
「じゃあ、なんだよ」
「この品には、毒が混入されておる」
「なんだって!」
ソウマは、眉根に寄せて品に眼を落とし、箸を置いた。
だが、その葉はまだ枯れてはおらず、紅く色づいたままだ。
その紅葉が、宙を舞いつつ山道に降り落ちてくる。
降り落ちるその紅葉は楓の葉ばかりで、山道はまるで赤い絨毯を敷き詰めたようだった。
その山道へと、7人の男女が入っていった。
仙翁をふくむ、春ノ洲、夏ノ洲の継ぐべき者たちである。
そこに、もろは丸の姿はない。
もろは丸は、羅紀との闘いの前に、
「羅紀め。今度は、一太刀浴びせるだけではすまさんぞ」
そう意気込むと、霊気を高めるために、霊晶石の剣へともどったのだった。
「ようやく、秋ノ洲に入ったようだの」
舞い落ちる紅葉に眼をやりながら、仙翁が言った。
「いよいよですね。仙翁様」
仙翁の右側をゆく、凛が言った。
「うむ。しかし、このまま進んでいっても、秋ノ洲の城へは丸1日はかかろう」
仙翁が答える。
「それまで、城が持ち堪えてくれるといいんですけれど」
凛が言うと、
「それはどうかな」
凛のうしろを歩くソウマが、口を挟んだ。
「秋ノ洲には六芒卿(ろくぼうきょう)ってのがいるらしいが、その冬ノ洲の五大老を、冬の継ぐべき者3人と羅紀で斃(たお)しちまったんだぜ。オレはその闘いを、この眼で見てきた。冬の継ぐべき者も強いが、羅紀の強さはハンパない。それに今度は、秋の継ぐべき者までが加わっている。城が陥落(おち)るのは時間の問題だぜ」
そう話したソウマに、
「羅紀って、やっぱり凄いの?」
仙翁の左側をゆく、つるぎが訊いた。
「ああ。五大老のうちのふたりを、いとも簡単に斃したんだからな。あんなやつと闘うのかと思ったら、正直オレはビビったよ」
「そうなんだ……。そんなやつを、斃せるのかな……」
つるぎの顔がすうっと翳った。
そんなつるぎを見て、
「なんだー。闘う前から、相手に呑まれてどうするー。相手がどんなに強かろうと―、必ず弱点はあるんだぞ。何事もー、やってやれないことはないんだからなー。自分よりも強い相手を斃そうと思うから、身が竦むんだぞ。相手がどれほど強くても、自分は斃されない。そう思って闘いに挑めばー、活路は開かれるもんだー」
つるぎのうしろを歩く力道が、言った。
すると、その力道に、翡翠がすすっと近寄っていった。
と思うと力道の太い腕に、翡翠は自分の細い腕を絡ませた。
「なな、なんだー?」
とつぜんのことに、力道は眼を見開いて驚いた。
「わたしー、力道さまのような力強い人が、タイプなんですー」
翡翠は、絡ませた腕に力をこめる。
「な、なななな――」
翡翠の豊満でやわらかな胸が腕に押しつけられてきて、力道の顔はとたんに、紅葉の色が反射したかのように真っ赤になった。
それを眼にしたつるぎの顔は、力道とは対照的に、どっぷりとダーク色に染まっていた。
しなだれてしまったつるぎの肩に、ひょうがそっと手をかけた。
そんなひょうの顔にも、暗い影がかかっている。
とは言っても、ひょうの顔には、日常的に暗い影がかかっているのだった。
赤い絨毯を踏み進んでゆくと、茅葺き屋根の小屋が見えてきた。
山道の脇に、わずかに開けた場所があり、そこにその小屋は建っているのだった。
「おう。あそこに茶屋があるの」
茶屋に眼を向け、仙翁が言った。
「仙翁。まさか、あそこで休んでいこうなんて言わないよね」
つるぎが、眼を細めて仙翁を見る。
「ホホ。いつもならば、我先にと茶屋へ向かうおぬしが、これはまた、珍しいこともあったものだのう」
感心しているとも、茶化しているともとれる言い方で仙翁は返した。
「こんなときに、お茶屋で休んでる暇がどこにあるのさ。一秒も早く、城に向かうことが先決じゃないか!」
思わずつるぎは、声を荒げた。
「なにを、そんなに熱くなってんだよ」
そう言ったのは、ソウマだった。
「さっきも言ったが、城が陥落(おち)るのは時間の問題なんだ。いや、もうすでに陥落されてるかもしれないぜ。それを、慌てて駆けつけたからってどうなる。それによ、おれ様から言わせりゃ、州を食い物にしてるやつらなんか、殺られちまったほうがいいってもんだ」
そう言い放ち、凛を押しのけるようにして前へ出ると、ソウマは茶屋へと向かっていった。
「なんなのさ、あいつ。あれじゃまるで、州が陥落るのを望んでいるみたいじゃないか」
つるぎは憤りをあらわにして、ソウマの背を睨みつけた。
「確かに、そう思える口ぶりよの。しかし、いまの州々の有りようを思えば、それもしかたなきことかもしれぬ。おぬしも、春ノ洲にある町のの宿で見たであろう。貧困に喘ぐ民の暮らしぶりを。ソウマもあれで、州を憂いておるのよ」
「だからって、人が殺されていいってことにはならないよ」
「うむ。それもまた然り。しかし、つるぎよ。その世界に生きる者にしかわからぬものというものがあろうよ。たとえ、おなじ世界の中であっても、州や環境が違えば、そこに住む者の考え方や想いが違うというのも道理。この儂とて、いまではこの世界のことがよくわからぬ」
「――――」
つるぎは押し黙った。
「それとのう、つるぎ。おぬしが、一刻も早く秋ノ洲の城に向かいたいという想いはよくわかる。その想いは、この儂も同じであるからの。しかし、急いては事を仕損じる。城まで丸1日かかると申したが、それは不眠不休で進んでのことよ。だが、このまま休息も取らずに城に着いたとして、まともに闘えると思うか? 相手はあの羅紀と、冬、秋の継ぐべき者たちなのだぞ。あやつらに闘いを挑むのであれば、万全とは言わぬまでも、それに近い状態でなければならぬ。それゆえに、ここで休息を取り、腹を満たしておこうというわけなのだ」
仙翁のその言葉に、
「そっか……、そうだね。わかった」
と、つるぎは得心すると、
「そういうことなら、ボクもしっかり食べておかなきゃ」
茶屋へ向かっていった。
「たそがれ茶屋」という看板が出ているその店には、定食なども豊富にあった。
店内にはテーブル席と座敷があり、テーブル席には客が3人ほどいたが、座敷には客の姿はなく、一同は座敷へと上がった。
腹を満たすために、皆それぞれ定食を注文した。
その中で、力道だけは、品の違う定食を3品も注文していた。
ほどなくして、注文した品が運ばれてきた。
皆がほぼ同時に箸をつけようとした、そのとき、
「皆の者、出された品に箸をつけるでない」
とつぜん、仙翁がそう言った。
「なんだよ、仙翁。まずは神に祈りを捧げる、なんて言うんじゃないだろうな」
ソウマが言った。
「いや、そうではない」
「じゃあ、なんだよ」
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「なんだって!」
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