2 / 113
チャプター【002】
しおりを挟む
「なんだよ、つるぎー。ヤル気がねえなァ。まさかおまえ、このオレをザコキャラだとでも思って舐めてんのかァ。このゲームはおまえが始めたんだろうがよー。せめて、ファイティング・ポーズくらいとれよなァ。まあ、いいけどよー」
そう言い放つと熊岡は、つるぎの腹部に蹴りを見舞った。
「くはッ!」
熊岡の蹴りを鳩尾(みぞおち)に受けたつるぎはかばんを落とし、息を詰まらせて膝から崩れ落ちた。
「おいおい、つるぎくん。なんだよ、そのザマはさァ。情けねーなァ。いくらクソゲーでも、君は主人公キャラなんだから、もう少し楽しませてほしいなァ」
言いながら鬼塚はせせら笑う。
「ほんとだよなァ。ほら立てよ、つるぎー」
熊岡はうずくまっているつるぎの胸倉を掴んで立ち上がらせ、平手で顔を殴り出した。
「なァ、鬼塚ー。こんな弱キャラ相手にしてたってイラつくだけだからよー。もらうもんもらって、ゲーセンかカラオケ行こうぜー」
亀田は興味が失せたとみえて、殴られているつるぎから顔をそらし、そばにいた鮫島とボクシングのスパーリングの真似をし始めた。
「それもそうだね。熊岡ー、虐めはよくないんだよー。それくらいにして、行こうよ」
鬼塚の言葉に熊岡は殴る手を止めると、つるぎの学生服から財布を取り、
「チッ、なんだ、1000円しか持ってねえのかよ。つるぎよー、なにがあるかわからねえんだから、5000円は入れとけって言っただろうが。この次は、ちゃんとママにもらっておけよなァ」
紙幣を抜き取ると、空になった財布を投げ返した。
投げ返された財布はつるぎの胸にあたり、地面に落ちた。
つるぎは落ちた財布を拾うことなく、うつむいたまま、鬼塚たちが早くそこから立ち去ってくれるのを待った。
「1000円じゃ、カラオケ楽しむには足らないなァ。しかたないから、ゲーセンで小学生からカツアゲでもするかァ」
鬼塚は、そんなことを口にしながら、公園を出ていった。
鬼塚たちの声が遠ざかっていき、つるぎはほっとしたのか、力つきたように膝からくずおれてしまった。
財布を拾い、学生服の内ポケットに入れる。
すぐには立ち上がれず、呆けたように地面に眼を落とした。
(ボクは、なぜ生まれてきたんだろう……)
いつになく思う言葉が浮かんでくる。
つるぎは、小学生のころからずっと虐めに遭ってきた。
いや、幼稚園児のときにはすでに、虐めにあっていた。
中学生になって、それまでつるぎを虐めのターゲットにしてきたクラスメイトは別の中学に入学し、だから、ようやく虐めから解放されると思った。
けれど、入学した中学の同じクラスに鬼塚がいた。
鬼塚はそれまで別の小学校に通っていたから、つるぎは顔も知らなかったが、入学して1ヶ月あまりでその鬼塚に眼をつけられてしまった。
それからというもの、虐めの日々がまた始まったのだった。
どうしてボクは虐められるのか――
つるぎはそればかりを考えた。
内向的で人見知りのつるぎは、クラスメイトと上手く会話もできないし遊んだりもできない。
それだけに、友だちもできずにいつもひとりでいた。
できるだけみんなとの接触を避けて、目立たないようにしながら。
でも、それがかえって鬼塚の眼に留まり、虐めの対象になってしまったのだ。
つるぎは一度、どうしてボクを虐めるのか、と鬼塚に訊いたことがあった。
虐めに遭っているときにだ。
すると鬼塚は、
『別に僕はさァ、つるぎくん。君を虐めたいってわけじゃないんだ。君がさ、僕をそうさせるんだよ。君はさァ、虐められる素質を持ってるってわけさ。だから、そういう存在だってことを憶えておかなきゃいけないな。それに――許可もなしに、そんなことを僕に訊いてくるなんて、ちょっとイラッてきたよ』
そう言うと唇の端をゆがめて笑い、つるぎの顔を思い切り殴った。
なんどもなんども。
そして、立ち去りぎわに言った言葉は、
「君って、情けないんだよね。そういうのって、僕をすごくイラつかせるんだ。覚えておきなよ」
だった。
そのときの冷めた鬼塚の眼を、つるぎは忘れない。
それ以来、虐められる理由を考えるのをやめた。
ただ、自分の存在自体が虐めの対象になっていることにショックを受け、深く傷ついた。
そして思うようになったのだ。
どうしてボクは、生まれてきたのだろう、と。
「ボクはもう、生きていたくないよ……」
そう呟くと、つるぎの眼から自然に涙が溢れてだした。
ボクなんて、死んでしまったほうがいいんだ……。
そうすれば、もう虐められることもない……。
死んだらどうなるのかはわからない……。
でも、生きているよりはずっといいに決まってる……。
そう思いながらも、自分が死ぬことなんてできっこないことはわかっていた。
そんな勇気は、これっぽっちもないということを。
悲しくてしかたがない。涙は、あとからあとから溢れてきた。
すると、そのとき、涙にゆがむ視界の中に、入りこんできたものがあった。
つるぎは手の甲で涙を拭い、それに焦点を絞った。
それは、蝶だった。
いや、確かにそれは蝶に違いないのだが、少しおかしいことに気づいた。
その蝶には胴体がなかった。
それも、大小の羽が2枚ずつあるはずなのに、その羽はたった1枚しかなかった。
1枚の蝶の羽が動いている。
そう見えた。
しかし、よく見てみれば、小さな1匹の蟻が、蝶の羽を咥えてせっせと運んでいるのだった。
一瞬、つるぎの脳裡に、その蟻を潰してやろうという衝動が走った。
けれど、その小さな蟻の懸命さが眼に焼きついて、ほんの一瞬でも残虐的な感情を芽生えさせた自分が恥ずかしくなった。
しばらくつるぎは、その蟻を見つめつづけた。
蟻は自分の身体より数倍も大きい蝶の羽を運びつづけている。
どんなに過酷な道のりであっても、長い冬を乗り越えるために、そして種の存続のために自分の巣へと運んでいく。
それを思うと、つるぎの眼からまたも涙が溢れだした。
胸が熱くなって、たまらなかった。
こんな小さな蟻がこんなにがんばっているのに、ボクは死にたいなんて思ってる……。
ボクはなんてダメなんだ……。
こんなだからボクは、虐められるんだ……。
とめどなく涙が湧いてくる。
(虐められるのは辛いことだけど、そんなことに負けちゃいけないんだ。ボクは男じゃないか。戦わなくちゃいけないんだ……)
奥歯を噛みしめて、つるぎはむせび泣いた。
それは悲しみではなかった。
悔しくて、悔しくてならなかった。
強くなりたい、強く。
そう思った。
鬼塚たちになんて負けないくらいに、強くなりたいと。
つるぎはこぶしを握り締めて、地面をなんども殴った。
(強くなりたい――いや、そうじゃない。強くならなくちゃだめなんだ!)
涙を拭うとカバンを拾い、力強く立ち上がった。
熊岡に蹴られた腹部と膝の汚れを払い落とす。
あんなに小さな蟻に、とっても大きな勇気をもらったと、そう思えた。
強くなる。
その思いを胸に、つるぎは歩みはじめた。
だけどすぐに、はたと足は止まってしまった。
(でも、どうやって……)
そんな思いが頭の中をかすめたのだ。
どんなに強くなりたくたって、ボクにはそのすべがない。
そんなボクが、あの鬼塚たちにどう立ち向かえばいいんだ。
それが現実だった。
とたんに、湧き上がった勇気が萎えしぼんでしまった。
途方に暮れ、つるぎはとぼとぼと歩き出した。
(やっぱり、だめだな、ボクは……)
肩をがっくりと落として歩いていく。
歩きながら、ふと、なにげなく砂場に視線を向けた。
そこでまた、つるぎは足を止めた。
その砂場のほぼ中央に、子供が作ったと思える砂山が残っている。
ただたんに砂山があるだけなら、そのまま通り過ぎてしまっただろう。
それなのに足を止めたのは、その砂山に剣が直立に刺さっていたからだった。
つるぎは砂場の中に入っていくと、砂山に刺さっている剣を見下ろした。
しかしそれは、なんのことはなく、プラスティック製でできたただの玩具の剣だった。
それでも、その剣は精巧にできていて、柄の部分に竜が彫りこまれたような作りになっていた。
それはまるで、古代の剣を思わせた。
そう言い放つと熊岡は、つるぎの腹部に蹴りを見舞った。
「くはッ!」
熊岡の蹴りを鳩尾(みぞおち)に受けたつるぎはかばんを落とし、息を詰まらせて膝から崩れ落ちた。
「おいおい、つるぎくん。なんだよ、そのザマはさァ。情けねーなァ。いくらクソゲーでも、君は主人公キャラなんだから、もう少し楽しませてほしいなァ」
言いながら鬼塚はせせら笑う。
「ほんとだよなァ。ほら立てよ、つるぎー」
熊岡はうずくまっているつるぎの胸倉を掴んで立ち上がらせ、平手で顔を殴り出した。
「なァ、鬼塚ー。こんな弱キャラ相手にしてたってイラつくだけだからよー。もらうもんもらって、ゲーセンかカラオケ行こうぜー」
亀田は興味が失せたとみえて、殴られているつるぎから顔をそらし、そばにいた鮫島とボクシングのスパーリングの真似をし始めた。
「それもそうだね。熊岡ー、虐めはよくないんだよー。それくらいにして、行こうよ」
鬼塚の言葉に熊岡は殴る手を止めると、つるぎの学生服から財布を取り、
「チッ、なんだ、1000円しか持ってねえのかよ。つるぎよー、なにがあるかわからねえんだから、5000円は入れとけって言っただろうが。この次は、ちゃんとママにもらっておけよなァ」
紙幣を抜き取ると、空になった財布を投げ返した。
投げ返された財布はつるぎの胸にあたり、地面に落ちた。
つるぎは落ちた財布を拾うことなく、うつむいたまま、鬼塚たちが早くそこから立ち去ってくれるのを待った。
「1000円じゃ、カラオケ楽しむには足らないなァ。しかたないから、ゲーセンで小学生からカツアゲでもするかァ」
鬼塚は、そんなことを口にしながら、公園を出ていった。
鬼塚たちの声が遠ざかっていき、つるぎはほっとしたのか、力つきたように膝からくずおれてしまった。
財布を拾い、学生服の内ポケットに入れる。
すぐには立ち上がれず、呆けたように地面に眼を落とした。
(ボクは、なぜ生まれてきたんだろう……)
いつになく思う言葉が浮かんでくる。
つるぎは、小学生のころからずっと虐めに遭ってきた。
いや、幼稚園児のときにはすでに、虐めにあっていた。
中学生になって、それまでつるぎを虐めのターゲットにしてきたクラスメイトは別の中学に入学し、だから、ようやく虐めから解放されると思った。
けれど、入学した中学の同じクラスに鬼塚がいた。
鬼塚はそれまで別の小学校に通っていたから、つるぎは顔も知らなかったが、入学して1ヶ月あまりでその鬼塚に眼をつけられてしまった。
それからというもの、虐めの日々がまた始まったのだった。
どうしてボクは虐められるのか――
つるぎはそればかりを考えた。
内向的で人見知りのつるぎは、クラスメイトと上手く会話もできないし遊んだりもできない。
それだけに、友だちもできずにいつもひとりでいた。
できるだけみんなとの接触を避けて、目立たないようにしながら。
でも、それがかえって鬼塚の眼に留まり、虐めの対象になってしまったのだ。
つるぎは一度、どうしてボクを虐めるのか、と鬼塚に訊いたことがあった。
虐めに遭っているときにだ。
すると鬼塚は、
『別に僕はさァ、つるぎくん。君を虐めたいってわけじゃないんだ。君がさ、僕をそうさせるんだよ。君はさァ、虐められる素質を持ってるってわけさ。だから、そういう存在だってことを憶えておかなきゃいけないな。それに――許可もなしに、そんなことを僕に訊いてくるなんて、ちょっとイラッてきたよ』
そう言うと唇の端をゆがめて笑い、つるぎの顔を思い切り殴った。
なんどもなんども。
そして、立ち去りぎわに言った言葉は、
「君って、情けないんだよね。そういうのって、僕をすごくイラつかせるんだ。覚えておきなよ」
だった。
そのときの冷めた鬼塚の眼を、つるぎは忘れない。
それ以来、虐められる理由を考えるのをやめた。
ただ、自分の存在自体が虐めの対象になっていることにショックを受け、深く傷ついた。
そして思うようになったのだ。
どうしてボクは、生まれてきたのだろう、と。
「ボクはもう、生きていたくないよ……」
そう呟くと、つるぎの眼から自然に涙が溢れてだした。
ボクなんて、死んでしまったほうがいいんだ……。
そうすれば、もう虐められることもない……。
死んだらどうなるのかはわからない……。
でも、生きているよりはずっといいに決まってる……。
そう思いながらも、自分が死ぬことなんてできっこないことはわかっていた。
そんな勇気は、これっぽっちもないということを。
悲しくてしかたがない。涙は、あとからあとから溢れてきた。
すると、そのとき、涙にゆがむ視界の中に、入りこんできたものがあった。
つるぎは手の甲で涙を拭い、それに焦点を絞った。
それは、蝶だった。
いや、確かにそれは蝶に違いないのだが、少しおかしいことに気づいた。
その蝶には胴体がなかった。
それも、大小の羽が2枚ずつあるはずなのに、その羽はたった1枚しかなかった。
1枚の蝶の羽が動いている。
そう見えた。
しかし、よく見てみれば、小さな1匹の蟻が、蝶の羽を咥えてせっせと運んでいるのだった。
一瞬、つるぎの脳裡に、その蟻を潰してやろうという衝動が走った。
けれど、その小さな蟻の懸命さが眼に焼きついて、ほんの一瞬でも残虐的な感情を芽生えさせた自分が恥ずかしくなった。
しばらくつるぎは、その蟻を見つめつづけた。
蟻は自分の身体より数倍も大きい蝶の羽を運びつづけている。
どんなに過酷な道のりであっても、長い冬を乗り越えるために、そして種の存続のために自分の巣へと運んでいく。
それを思うと、つるぎの眼からまたも涙が溢れだした。
胸が熱くなって、たまらなかった。
こんな小さな蟻がこんなにがんばっているのに、ボクは死にたいなんて思ってる……。
ボクはなんてダメなんだ……。
こんなだからボクは、虐められるんだ……。
とめどなく涙が湧いてくる。
(虐められるのは辛いことだけど、そんなことに負けちゃいけないんだ。ボクは男じゃないか。戦わなくちゃいけないんだ……)
奥歯を噛みしめて、つるぎはむせび泣いた。
それは悲しみではなかった。
悔しくて、悔しくてならなかった。
強くなりたい、強く。
そう思った。
鬼塚たちになんて負けないくらいに、強くなりたいと。
つるぎはこぶしを握り締めて、地面をなんども殴った。
(強くなりたい――いや、そうじゃない。強くならなくちゃだめなんだ!)
涙を拭うとカバンを拾い、力強く立ち上がった。
熊岡に蹴られた腹部と膝の汚れを払い落とす。
あんなに小さな蟻に、とっても大きな勇気をもらったと、そう思えた。
強くなる。
その思いを胸に、つるぎは歩みはじめた。
だけどすぐに、はたと足は止まってしまった。
(でも、どうやって……)
そんな思いが頭の中をかすめたのだ。
どんなに強くなりたくたって、ボクにはそのすべがない。
そんなボクが、あの鬼塚たちにどう立ち向かえばいいんだ。
それが現実だった。
とたんに、湧き上がった勇気が萎えしぼんでしまった。
途方に暮れ、つるぎはとぼとぼと歩き出した。
(やっぱり、だめだな、ボクは……)
肩をがっくりと落として歩いていく。
歩きながら、ふと、なにげなく砂場に視線を向けた。
そこでまた、つるぎは足を止めた。
その砂場のほぼ中央に、子供が作ったと思える砂山が残っている。
ただたんに砂山があるだけなら、そのまま通り過ぎてしまっただろう。
それなのに足を止めたのは、その砂山に剣が直立に刺さっていたからだった。
つるぎは砂場の中に入っていくと、砂山に刺さっている剣を見下ろした。
しかしそれは、なんのことはなく、プラスティック製でできたただの玩具の剣だった。
それでも、その剣は精巧にできていて、柄の部分に竜が彫りこまれたような作りになっていた。
それはまるで、古代の剣を思わせた。
0
お気に入りに追加
38
あなたにおすすめの小説
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
家ごと異世界ライフ
ねむたん
ファンタジー
突然、自宅ごと異世界の森へと転移してしまった高校生・紬。電気や水道が使える不思議な家を拠点に、自給自足の生活を始める彼女は、個性豊かな住人たちや妖精たちと出会い、少しずつ村を発展させていく。温泉の発見や宿屋の建築、そして寡黙なドワーフとのほのかな絆――未知の世界で織りなす、笑いと癒しのスローライフファンタジー!
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
姫騎士様と二人旅、何も起きないはずもなく……
踊りまんぼう
ファンタジー
主人公であるセイは異世界転生者であるが、地味な生活を送っていた。 そんな中、昔パーティを組んだことのある仲間に誘われてとある依頼に参加したのだが……。 *表題の二人旅は第09話からです
(カクヨム、小説家になろうでも公開中です)
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
雪月 夜狐
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる