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⑥ 付き合って
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⑦ 度会夢花
夢花は急に泣き出した。
夢花「でも無理なの…病気治らないから…どうして私なの?なんで私だけこんな目に遭うの?」
恵介「…」
夢花「恵介さん…教えてよ」
恵介「さっき、君と君のお母さんとの話聞いてしまって事情はわかっているんだ。でもお母さんを責めてはいけないよ。お母さんだってずっと気にしていると思うなぁ」
夢花「それは恵介さんの言う通りね。私、お母さんには言い過ぎたと思うの。でもね恵介さん、このまま終わるのは嫌なの。絶対に」
恵介「そんなハズないだろ?それは考えすぎだ」
夢花「じゃ恵介さん答えて?私、女性としてどう?魅力ある?可愛い?恵介さんから見てどう?」
恵介「…ふむ」
恵介はややしばらく考え込んでしまった。
夢花「どうしたの?なんで黙るの?やっぱり恵介さんも病弱な女性なんて興味無いし付き合いたくもないんだよね?恵介さん…何か言ってよ」
夢花が嫌いになったから黙っているワケではない。恵介は夢花を好きになっていた。だからこそ、ずっと夢花と一生を共にしていく決心ができないでいた。なぜならば、中途半端で夢花を余計に不幸にしてしまうからと思ったからだ。
恵介がそんなことを考えていることをまったく知らない夢花は、冷たい口調で恵介に当たった。
夢花「もういいよ。帰っていいから。もう付き合ってもらわなくていいから。もう出てって」
恵介「よし、決心した!やっと決心したよ。夢花、今まで黙っててごめんな。俺の話を聞いてくれ」
夢花「は?何ですか?」
恵介「俺は君と下のロビーで目と目が合った時から、何かわからないが俺の心がトキメいているんだ。それが何かがわからなかったんだけど今はこうして、君と会話をしてやっとわかったんだ。俺は君を、夢花をどうしようもなく好きになっていたんだということをな。そして考え込んでいたのは、夢花と一生共に生きていく決心がついているのかを自分に問いかけていたんだよ。中途半端だったら夢花に悪いからな、でももうハッキリ言う!夢花さん、俺と付き合ってくれ!」
夢花は呆気にとられ、何を言われているのか理解できず、夢花が黙ってしまった。
恵介「夢花、俺、本気だからな!本気で夢花を好きになったんだ。どうだ?付き合ってくれないか?」
夢花はやっと重い口を開いて小さな声で答えた。
夢花「こんな…病気の…私でいいの?」
恵介「もちろん病気の夢花を好きになったんだぞ?」
夢花「私の病気は治らないかもしれないんだよ?」
恵介「夢花の病気が治るか治らないかなんか、この先どうなるかなんか、わからないだろう?それより、今が大事なんじゃないのか?夢花!」
夢花「うん…」
夢花は涙が今にも出そうな顔をしている。
夢花「私もね恵介…実はあなたと同じで目が合った時に、この人、あ、恵介さんのことね?この人って私になにか関わってくる人なんじゃないかなーって思ったの。なんとなくだけどね。そして今、恵介の話をしてて恵介が好きだという感情が胸いっぱいこみ上げてきたの。だから恵介さんの口から付き合って、なんて言われて今、涙が出るほど嬉しかったの…」
恵介「じゃあ夢花、返事を聞かせてくれ」
夢花「こんな私でよかったら…いいよ」
恵介「ぃやったぁー!…」
ちょうど恵介が盛り上がっている最中に、お母さんがやってきた。
夢花は急に泣き出した。
夢花「でも無理なの…病気治らないから…どうして私なの?なんで私だけこんな目に遭うの?」
恵介「…」
夢花「恵介さん…教えてよ」
恵介「さっき、君と君のお母さんとの話聞いてしまって事情はわかっているんだ。でもお母さんを責めてはいけないよ。お母さんだってずっと気にしていると思うなぁ」
夢花「それは恵介さんの言う通りね。私、お母さんには言い過ぎたと思うの。でもね恵介さん、このまま終わるのは嫌なの。絶対に」
恵介「そんなハズないだろ?それは考えすぎだ」
夢花「じゃ恵介さん答えて?私、女性としてどう?魅力ある?可愛い?恵介さんから見てどう?」
恵介「…ふむ」
恵介はややしばらく考え込んでしまった。
夢花「どうしたの?なんで黙るの?やっぱり恵介さんも病弱な女性なんて興味無いし付き合いたくもないんだよね?恵介さん…何か言ってよ」
夢花が嫌いになったから黙っているワケではない。恵介は夢花を好きになっていた。だからこそ、ずっと夢花と一生を共にしていく決心ができないでいた。なぜならば、中途半端で夢花を余計に不幸にしてしまうからと思ったからだ。
恵介がそんなことを考えていることをまったく知らない夢花は、冷たい口調で恵介に当たった。
夢花「もういいよ。帰っていいから。もう付き合ってもらわなくていいから。もう出てって」
恵介「よし、決心した!やっと決心したよ。夢花、今まで黙っててごめんな。俺の話を聞いてくれ」
夢花「は?何ですか?」
恵介「俺は君と下のロビーで目と目が合った時から、何かわからないが俺の心がトキメいているんだ。それが何かがわからなかったんだけど今はこうして、君と会話をしてやっとわかったんだ。俺は君を、夢花をどうしようもなく好きになっていたんだということをな。そして考え込んでいたのは、夢花と一生共に生きていく決心がついているのかを自分に問いかけていたんだよ。中途半端だったら夢花に悪いからな、でももうハッキリ言う!夢花さん、俺と付き合ってくれ!」
夢花は呆気にとられ、何を言われているのか理解できず、夢花が黙ってしまった。
恵介「夢花、俺、本気だからな!本気で夢花を好きになったんだ。どうだ?付き合ってくれないか?」
夢花はやっと重い口を開いて小さな声で答えた。
夢花「こんな…病気の…私でいいの?」
恵介「もちろん病気の夢花を好きになったんだぞ?」
夢花「私の病気は治らないかもしれないんだよ?」
恵介「夢花の病気が治るか治らないかなんか、この先どうなるかなんか、わからないだろう?それより、今が大事なんじゃないのか?夢花!」
夢花「うん…」
夢花は涙が今にも出そうな顔をしている。
夢花「私もね恵介…実はあなたと同じで目が合った時に、この人、あ、恵介さんのことね?この人って私になにか関わってくる人なんじゃないかなーって思ったの。なんとなくだけどね。そして今、恵介の話をしてて恵介が好きだという感情が胸いっぱいこみ上げてきたの。だから恵介さんの口から付き合って、なんて言われて今、涙が出るほど嬉しかったの…」
恵介「じゃあ夢花、返事を聞かせてくれ」
夢花「こんな私でよかったら…いいよ」
恵介「ぃやったぁー!…」
ちょうど恵介が盛り上がっている最中に、お母さんがやってきた。
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