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第6章、 暗殺計画

召喚獣になった気分だね(。-∀-)

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私、エリスリーナ=バージェスは 転生者だ。 正確には エリスリーナから愛理菜に 生まれ変わり、さらに愛理菜から エリスリーナに戻った。
自分でもよくわからない。
意識だけが過去へと飛んだのだから、どちらかと言うとタイムリープだろうか。
混乱のもとだね。
とにかく今の私はエリスリーナで、未来のことが 分かるのである。
...... そのはずだったんだけど、予想外のことが起きた。
死ぬはずだった第1王子の アスファルの命を 助けたのはいいんだけど、 何故か私は彼から政略結婚の道具に選ばれてしまった。

ここはフィリアテラスのアルファイン王国。『 フェアリーガーデン』という乙女ゲームの世界だったはずが、 実は私の現実世界だった。
エリスリーナが日本に転生したことにより、 日本で『フェアリーガーデン』という乙女ゲームが作られるようになった。
フィリアテラスの思念 エネルギーが日本に流れ込んだ影響とかなんとか...... わけがわからないよね。 割愛しておくよ。

私が『フェアリーガーデン』をプレイした影響により、フィリアテラスが ゲームオープニングからエンディングまでの3年間を繰り返すようになってしまった。 その呪いを解くためには私がもう一度エリスリーナに戻るか、 日本からフィリアテラスに勇者を召喚するしかないという。
......女神様(笑)は とりあえず殴っておいたよ。

私をエリスリーナに戻そうとする力が働いているからなのか、愛理菜だった 私は事故にあって死んだ。 両親と弟まで巻き込んでしまった。
それだけではない。 弟の勇は勇者に選ばれてしまったのである。

勇は 魔王になってしまっていた。 魔王であり勇者である最強の存在となり、 日本に戻る方法を実行するために、 魔族を使って アルファインの王都を 襲撃させた。
私がこの世界にとどまることを決意したことで、 なんとか 止めることができたけど、 またいつ暴走するかわからない。 弟の勇ことラファルは 私が監視しなきゃいけないみたいだね。
あ。 弟は私の...... エリスリーナの弟ラファルに 転生していた。愛理菜の 両親もエリスリーナの両親として転生していたのである。

家族全員で転生出来たのはラファルのおかげだった。
どんな願いでも一つだけ叶うと言われる[フェアリーウィッシュ]という 魔法がある。 その魔法を先取りして発動させることにより、家族みんなで転生することができた。
[フェアリーウィッシュ]は 本来、隠しダンジョンの裏ボスを倒さなければ手に入らない。
裏ボスはダークネスフェアリードラゴンと言って、 魔王によって闇堕ちさせられた フェアリードラゴンのことである。
フェアリードラゴンは本来は妖精神に 仕える神獣だと言われている。
魔王がそのフェアリードラゴンの卵を妖精神から盗み出したのだ。

そのフェアリードラゴンの卵は、現在 私が所有している。
 フェアリードラゴンが死んでしまえば[フェアリーウィッシュ]の 魔法も失われてしまうから、 両親が転生したのも無かった事になってしまうのだ。 フェアリードラゴンを育てる義務があるのである。

それよりめんどくさいのが王宮からの 召喚状だ。 非公式のお茶会ということになっているけれど強制参加。 私と 第1王子のアスファルが 親睦を深めるということになっている。
ふざけるな!
バカ王子め!マジで暗殺してやろうか!!
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