41 / 117
第4章、 それぞれの戦い
フェアリーガーデン?(*^^*)?
しおりを挟む
今のところ、フェアリーガーデンの要素が全く出てきていないと思う人もいるかもしれないけど、それには訳がある。
フェアリーガーデンは妖精神子の儀式が終わると いけるようになる、 神聖な場所なのだ。
そこでは 妖精を育てて妖精魔法をパワーアップさせたり、 攻略対象とデートをすることができる。
私は今、 入ることが許されていないはずのフェアリーガーデンにいた。
これはどういうことだろうか。
私は ロイドに 魔法と魔族の居場所を教え、 彼では手に負えない 魔族を 葬ることにした。
「[ フェアリーテレポート]!」
「師匠、 やっと見つけた。 探したぞ」
私がテレポートの魔法を唱えると同時に、 アレクが肩に触れてきた。 そのせいだろうか。 座標がずれて、気がついたらフェアリーガーデンにいたのである。
「 ここはどこだ?」
「 フェアリーガーデンだよ」
アレクの質問に答えたのは私ではない。
「 また弟なの」
「 可愛い弟が会いに来たんだから、もっと嬉しそうにしてよ」
「 どう見ても師匠より年上...... 複雑な家庭事情があるんだな」
複雑といえば複雑かもしれないけど、面倒だからいちいち説明してられないよ。
それにしても弟は何の目的があって、魔族を王都に 侵入させたのだろうか?
「 弟はバッドエンドを狙っているの?」
「 僕はお姉ちゃんの幸せを願っているよ」
にっこり。
弟は相変わらずシスコンだった。
世界滅亡エンドでは、 魔王とアンジェリカ以外は消えてしまうから、 当然エリスリーナも死んでしまう。
今の私はエリスリーナだから、 弟は最悪のバッドエンドは狙わないはずだ。
...... 狙わないよね?
少しだけ不安になってくる。
私はエリスリーナの精神状態の影響を受けている。 魔王になった弟もそうに違いない。
破壊衝動が出ていなければいいんだけど......。
「 弟は何がしたいの?王都 襲撃は滅亡フラグなはずなんだけど」
「 キャラクターのレベルアップの為だよ」
「 どういうこと?」
「 お姉ちゃんはできるだけ早く隠しダンジョンの裏ボスと戦いたいよね?」
「 そりゃそうだよ」
裏ボスを倒して 、[ フェアリーウィッシュ ]を手に入れるんだからね。
「 お姉ちゃん一人では 倒せない。 他のキャラクターのレベルアップが必要でしょう」
「 それはそうだけど、何もこんなやり方をしなくてもいいじゃない!」
「 他のイベントでも人は死ぬよ?」
「 それは......」
私が今まで目を背けていた事実で、耳が痛かった。
フェアリーガーデンは妖精神子の儀式が終わると いけるようになる、 神聖な場所なのだ。
そこでは 妖精を育てて妖精魔法をパワーアップさせたり、 攻略対象とデートをすることができる。
私は今、 入ることが許されていないはずのフェアリーガーデンにいた。
これはどういうことだろうか。
私は ロイドに 魔法と魔族の居場所を教え、 彼では手に負えない 魔族を 葬ることにした。
「[ フェアリーテレポート]!」
「師匠、 やっと見つけた。 探したぞ」
私がテレポートの魔法を唱えると同時に、 アレクが肩に触れてきた。 そのせいだろうか。 座標がずれて、気がついたらフェアリーガーデンにいたのである。
「 ここはどこだ?」
「 フェアリーガーデンだよ」
アレクの質問に答えたのは私ではない。
「 また弟なの」
「 可愛い弟が会いに来たんだから、もっと嬉しそうにしてよ」
「 どう見ても師匠より年上...... 複雑な家庭事情があるんだな」
複雑といえば複雑かもしれないけど、面倒だからいちいち説明してられないよ。
それにしても弟は何の目的があって、魔族を王都に 侵入させたのだろうか?
「 弟はバッドエンドを狙っているの?」
「 僕はお姉ちゃんの幸せを願っているよ」
にっこり。
弟は相変わらずシスコンだった。
世界滅亡エンドでは、 魔王とアンジェリカ以外は消えてしまうから、 当然エリスリーナも死んでしまう。
今の私はエリスリーナだから、 弟は最悪のバッドエンドは狙わないはずだ。
...... 狙わないよね?
少しだけ不安になってくる。
私はエリスリーナの精神状態の影響を受けている。 魔王になった弟もそうに違いない。
破壊衝動が出ていなければいいんだけど......。
「 弟は何がしたいの?王都 襲撃は滅亡フラグなはずなんだけど」
「 キャラクターのレベルアップの為だよ」
「 どういうこと?」
「 お姉ちゃんはできるだけ早く隠しダンジョンの裏ボスと戦いたいよね?」
「 そりゃそうだよ」
裏ボスを倒して 、[ フェアリーウィッシュ ]を手に入れるんだからね。
「 お姉ちゃん一人では 倒せない。 他のキャラクターのレベルアップが必要でしょう」
「 それはそうだけど、何もこんなやり方をしなくてもいいじゃない!」
「 他のイベントでも人は死ぬよ?」
「 それは......」
私が今まで目を背けていた事実で、耳が痛かった。
0
お気に入りに追加
637
あなたにおすすめの小説
アーティファクトコレクター -異世界と転生とお宝と-
一星
ファンタジー
至って普通のサラリーマン、松平善は車に跳ねられ死んでしまう。気が付くとそこはダンジョンの中。しかも体は子供になっている!? スキル? ステータス? なんだそれ。ゲームの様な仕組みがある異世界で生き返ったは良いが、こんな状況むごいよ神様。
ダンジョン攻略をしたり、ゴブリンたちを支配したり、戦争に参加したり、鳩を愛でたりする物語です。
基本ゆったり進行で話が進みます。
四章後半ごろから主人公無双が多くなり、その後は人間では最強になります。
サブキャラな私は、神竜王陛下を幸せにしたい。
神城葵
恋愛
気づいたら、やり込んだ乙女ゲームのサブキャラに転生していました。
体調不良を治そうとしてくれた神様の手違いだそうです。迷惑です。
でも、スチル一枚サブキャラのまま終わりたくないので、最萌えだった神竜王を攻略させていただきます。
※ヒロインは親友に溺愛されます。GLではないですが、お嫌いな方はご注意下さい。
※完結しました。ありがとうございました!
※改題しましたが、改稿はしていません。誤字は気づいたら直します。
表紙イラストはのの様に依頼しました。
半身転生
片山瑛二朗
ファンタジー
忘れたい過去、ありますか。やり直したい過去、ありますか。
元高校球児の大学一年生、千葉新(ちばあらた)は通り魔に刺され意識を失った。
気が付くと何もない真っ白な空間にいた新は隣にもう1人、自分自身がいることに理解が追い付かないまま神を自称する女に問われる。
「どちらが元の世界に残り、どちらが異世界に転生しますか」
実質的に帰還不可能となった剣と魔術の異世界で、青年は何を思い、何を成すのか。
消し去りたい過去と向き合い、その上で彼はもう一度立ち上がることが出来るのか。
異世界人アラタ・チバは生きる、ただがむしゃらに、精一杯。
少なくとも始めのうちは主人公は強くないです。
強くなれる素養はありますが強くなるかどうかは別問題、無双が見たい人は主人公が強くなることを信じてその過程をお楽しみください、保証はしかねますが。
異世界は日本と比較して厳しい環境です。
日常的に人が死ぬことはありませんがそれに近いことはままありますし日本に比べればどうしても命の危険は大きいです。
主人公死亡で主人公交代! なんてこともあり得るかもしれません。
つまり主人公だから最強! 主人公だから死なない! そう言ったことは保証できません。
最初の主人公は普通の青年です。
大した学もなければ異世界で役立つ知識があるわけではありません。
神を自称する女に異世界に飛ばされますがすべてを無に帰すチートをもらえるわけではないです。
もしかしたらチートを手にすることなく物語を終える、そんな結末もあるかもです。
ここまで何も確定的なことを言っていませんが最後に、この物語は必ず「完結」します。
長くなるかもしれませんし大して話数は多くならないかもしれません。
ただ必ず完結しますので安心してお読みください。
ブックマーク、評価、感想などいつでもお待ちしています。
この小説は同じ題名、作者名で「小説家になろう」、「カクヨム」様にも掲載しています。
公爵令嬢は薬師を目指す~悪役令嬢ってなんですの?~【短編版】
ゆうの
ファンタジー
公爵令嬢、ミネルヴァ・メディシスは時折夢に見る。「治癒の神力を授かることができなかった落ちこぼれのミネルヴァ・メディシス」が、婚約者である第一王子殿下と恋に落ちた男爵令嬢に毒を盛り、断罪される夢を。
――しかし、夢から覚めたミネルヴァは、そのたびに、思うのだ。「医者の家系《メディシス》に生まれた自分がよりによって誰かに毒を盛るなんて真似をするはずがないのに」と。
これは、「治癒の神力」を授かれなかったミネルヴァが、それでもメディシスの人間たろうと努力した、その先の話。
※ 様子見で(一応)短編として投稿します。反響次第では長編化しようかと(「その後」を含めて書きたいエピソードは山ほどある)。
大好きな恋愛ゲームの世界に転生したらモブだったので、とりあえず全力で最萌えキャラの死亡フラグをおっていきたいと思います!
赤蜻蛉
ファンタジー
メインで書いてた転生もののファンタジー恋愛小説!のつもりです。
長編書くのは実はこれが初めての作品なので、どうぞ暖かい目で見守って頂けたら嬉しいです。
他の小説サイトで書いてたモノを多少文章の誤字脱字や言い回しがおかしいところだけを直してアップしてます。
読み返しながら、色々複雑な気持ちです
。よろしくお願いします!
えっ、これってバッドエンドですか!?
黄昏くれの
恋愛
ここはプラッツェン王立学園。
卒業パーティというめでたい日に突然王子による婚約破棄が宣言される。
あれ、なんだかこれ見覚えがあるような。もしかしてオレ、乙女ゲームの攻略対象の一人になってる!?
しかし悪役令嬢も後ろで庇われている少女もなんだが様子がおかしくて・・・?
よくある転生、婚約破棄モノ、単発です。
裏庭が裏ダンジョンでした@完結
まっど↑きみはる
ファンタジー
結界で隔離されたど田舎に住んでいる『ムツヤ』。彼は裏庭の塔が裏ダンジョンだと知らずに子供の頃から遊び場にしていた。
裏ダンジョンで鍛えた力とチート級のアイテムと、アホのムツヤは夢を見て外の世界へと飛び立つが、早速オークに捕らえれてしまう。
そこで知る憧れの世界の厳しく、残酷な現実とは……?
挿絵結構あります
オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる