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第2章、 私が正妃候補って、それなんて罰ゲーム!?
攻略対象勢揃いしたよ(о´∀`о)
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社交デビューしていない未成年者も、舞踏会会場にいるのは、 どうしてだろう。
理由は簡単。お見合いパーティー...... じゃなかった。 でも、意味合いはよく似ている。
色めき立っている肉食系令嬢がうじゃうじゃいるよ。
完全ホラーだよ。お家帰りたい。
第3王子のアルバートは現在13歳。 あと2年で成人するから、 お嫁さん候補という名の物の怪令嬢たちがこぞって狙っているようだ。
私は恐ろしくてガタガタ震えているのに、アルバートは令嬢たちに笑顔で手を振っている。 さすが王族は違うね。
「エリスちゃん、 私たちの番みたいだよ」
「 マジで嫌だな」
貴族の一人一人が王族に挨拶しなければならない。
子供は子供同士で、礼儀作法もさほど気にしなくても良いとのことだけど...... アルバートに挨拶しなきゃいけないなんて、それなんて罰ゲーム!?
アルバートだけならまだ良い。いや、ほんとはよくないけど ......まだ耐えられると思う。 だけど、 彼のそばには 他にもイケメン二人いるのがヤバイ。
素敵すぎるお姉様方が狙ってるんだよ。 できればお近づきになりたくないな。
第3王子のアルバート=アルファイン。
公爵子息のロイド=カーラル。
子爵子息で 近衛騎士見習いのエルヴィン=セイバス。
アルバートとロイドは兄弟のように仲がいい。 エルヴィンは アルバートの親友兼 護衛という間柄だ。
アンジェリカとの個別ルートに入るまでは、3人はいつも一緒にいる。
勇者は一匹狼が基本でしょ!
一人カラオケが一人遊園地をするのが勇者ってものでしょ!
......違うか。
3人は他の誰かがアンジェリカと一緒になっても祝福するし、一緒の冒険者パーティーの仲間になるからな。 ホモソーシャルな関係だ。
いわゆる男同士の気軽な関係がいいってやつ。
私と直接関係なければ温かい目で見守るんだけど...... 今だけでいいから解散してくれ!
願いもむなしく、私とアンジェリカは3人に挨拶をすることになった。
「 ごきげんよう、アルバート様」
アンジェリカは、ドレスのスカートの裾を軽く掴んでお辞儀をしている。
よし! ここまで来たら覚悟を決めよう。
私はアンジェリカの真似をしてみた。
「ご、 ゴキブリよ? あんぽんたん様」
「エリスちゃん、 まずいよ」
「 何が?」
なぜかアンジェリカが慌てていた。
私の模範は完璧だったのに 、どうしたのだろう。
それとも、わざと子供らしく少しは失敗した方がよかったのだろうか。
前世のお母さんも、隙がある女の子の方がもてるって言ってたからね。
...... 攻略対象からモテるなんて、ぞっとするようなことは、 マジで勘弁してほしいけどね。
反応は三者三様。 ロイドは驚いたように目を見開いている。 アルバートはおかしそうに笑っていた。 そして、エルヴィンは まるで自分のことのように怒っていた。
「 貴様!不敬だぞ!!」
「 そんなこと言われても......」
私は未成年者ということになっているから、礼儀作法はさほど咎められないんじゃなかったのか。
怒らないと言いながら怒る親のような態度で、なんかやだな。
嘘つきは泥棒の始まりって言うからね。
「 貴族が泥棒なんてとんでもない事だよ、エルヴィン」
「 誰が泥棒だ!だいたい、どうして俺の名前を知っている?」
「 まあまあ、いいじゃないか。 エルヴィン 、今日は無礼講だ」
短気なエルヴィンと違って、アルバートは 笑って許してくれている。
「 さすが本物の王族は違うね!」
「 王族に 本物と偽物があるのかい」
私の言葉がツボに入ったようで、アルバートはおかしそうに笑い続けていた。
理由は簡単。お見合いパーティー...... じゃなかった。 でも、意味合いはよく似ている。
色めき立っている肉食系令嬢がうじゃうじゃいるよ。
完全ホラーだよ。お家帰りたい。
第3王子のアルバートは現在13歳。 あと2年で成人するから、 お嫁さん候補という名の物の怪令嬢たちがこぞって狙っているようだ。
私は恐ろしくてガタガタ震えているのに、アルバートは令嬢たちに笑顔で手を振っている。 さすが王族は違うね。
「エリスちゃん、 私たちの番みたいだよ」
「 マジで嫌だな」
貴族の一人一人が王族に挨拶しなければならない。
子供は子供同士で、礼儀作法もさほど気にしなくても良いとのことだけど...... アルバートに挨拶しなきゃいけないなんて、それなんて罰ゲーム!?
アルバートだけならまだ良い。いや、ほんとはよくないけど ......まだ耐えられると思う。 だけど、 彼のそばには 他にもイケメン二人いるのがヤバイ。
素敵すぎるお姉様方が狙ってるんだよ。 できればお近づきになりたくないな。
第3王子のアルバート=アルファイン。
公爵子息のロイド=カーラル。
子爵子息で 近衛騎士見習いのエルヴィン=セイバス。
アルバートとロイドは兄弟のように仲がいい。 エルヴィンは アルバートの親友兼 護衛という間柄だ。
アンジェリカとの個別ルートに入るまでは、3人はいつも一緒にいる。
勇者は一匹狼が基本でしょ!
一人カラオケが一人遊園地をするのが勇者ってものでしょ!
......違うか。
3人は他の誰かがアンジェリカと一緒になっても祝福するし、一緒の冒険者パーティーの仲間になるからな。 ホモソーシャルな関係だ。
いわゆる男同士の気軽な関係がいいってやつ。
私と直接関係なければ温かい目で見守るんだけど...... 今だけでいいから解散してくれ!
願いもむなしく、私とアンジェリカは3人に挨拶をすることになった。
「 ごきげんよう、アルバート様」
アンジェリカは、ドレスのスカートの裾を軽く掴んでお辞儀をしている。
よし! ここまで来たら覚悟を決めよう。
私はアンジェリカの真似をしてみた。
「ご、 ゴキブリよ? あんぽんたん様」
「エリスちゃん、 まずいよ」
「 何が?」
なぜかアンジェリカが慌てていた。
私の模範は完璧だったのに 、どうしたのだろう。
それとも、わざと子供らしく少しは失敗した方がよかったのだろうか。
前世のお母さんも、隙がある女の子の方がもてるって言ってたからね。
...... 攻略対象からモテるなんて、ぞっとするようなことは、 マジで勘弁してほしいけどね。
反応は三者三様。 ロイドは驚いたように目を見開いている。 アルバートはおかしそうに笑っていた。 そして、エルヴィンは まるで自分のことのように怒っていた。
「 貴様!不敬だぞ!!」
「 そんなこと言われても......」
私は未成年者ということになっているから、礼儀作法はさほど咎められないんじゃなかったのか。
怒らないと言いながら怒る親のような態度で、なんかやだな。
嘘つきは泥棒の始まりって言うからね。
「 貴族が泥棒なんてとんでもない事だよ、エルヴィン」
「 誰が泥棒だ!だいたい、どうして俺の名前を知っている?」
「 まあまあ、いいじゃないか。 エルヴィン 、今日は無礼講だ」
短気なエルヴィンと違って、アルバートは 笑って許してくれている。
「 さすが本物の王族は違うね!」
「 王族に 本物と偽物があるのかい」
私の言葉がツボに入ったようで、アルバートはおかしそうに笑い続けていた。
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