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ドキドキ同棲編
龍臣の贖罪④【龍臣視点】
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それからしばらくして、希帆はうまく喋れなくなった。
吃りが酷く、発音も悪くなったのだ。
俺もガキの頃から世話になってる爺ちゃん先生に診せると、俺とババアにも分かるように説明してくれた。
『舌小帯短縮症と言うてな、舌の裏にある帯が舌先までびっちりついてることがある。あの子はその状態でな、普通ならサ、タ、ラ行が上手く喋れんはずだ』
『で、でも、先生!希帆は今までハキハキと喋ってたんだよぉぃ!』
『…それだけ気を張っとったんじゃろ。艶子さん、アンタが由希子ちゃんのこと信じたい気持ちも分かるがな、あの子は父親だけじゃなく母親の由希子ちゃんにも虐待を受けておったようじゃぞ』
『は?ヲイ!じいさん!!それ、どう言うことだよ?』
『父親は3ヶ月前に出て行ったそうだが、あの子の身体には目新しい傷が複数付いておった。…どうも上手く喋れないと由希子ちゃんに手酷く叩かれたそうじゃ。昨日のカウンセリングでそう言っとった』
『そんな…由希子が……そんな…』
『由希子ちゃんも重度のアルコール中毒状態のようじゃし、暫くは親子を離して生活させた方が良いじゃろうな。あの子が上手く喋れんようになったのは極度のストレスから解放された副作用なのは火を見るよりも明らかじゃからの』
『虐待女とは二度と会わせねぇよ。希帆と由香里は俺の妹だ』
『龍臣…、でも、でもね…、あの子たちにとっては由希子は母親なんだよぉぉぃぃ…』
『自分の子供を守れねぇ奴が母親って言えるのかよ!俺がアイツらの面倒見るよ、守るよ!もう、産んだだけの母親なんて要らねえんだ!アイツらにとってもその方が幸せだろ?』
俺の言葉に、ババアも爺ちゃん先生も返す言葉を探して無言になっていた。
結局、この話はここまでで、俺とババアの間に希帆たちについての決定的な話し合いはその後は設けられていない。
ババアは、従業員として可愛がってきた希帆たちの母親を信じたいみたいだった。
『ごめんよ、龍臣ぃ…。けど、アタシも母親だからねぇ…願わずにはいられねぇのさぁ…』
希帆たちの母親をカウンセリングに通わせ、何とか更生させようと必死なババアに俺は優しい言葉も拒絶の言葉もかけられなかった。
「希帆、今日の晩飯は何食いてぇ?」
スーパーのカートに希帆を座らせながら、店内をぐるりと見回す。
小3にしては小さすぎる希帆はカートに難なく収まる。
特売、と書いてあるポップに吸い寄せられると、卵がお一人様1パック98円と書いてあった。
「希帆の好きな卵があるぞ!またオムライスでも作ってやろうか?」
さっそく2パックの卵をカゴに入れながら希帆の顔を覗き込む。
希帆の顔はぱぁっと華やいで、両手を握り締めて興奮しているように見えた。
「ま、ま、ままご!!!」
「おう、卵料理の中でオムライスが一番好きだもんな~、希帆は。まぁ、俺が作ってやってるからだろうけど」
「き、き、き、きほ…、わ、わ、わ、わわんむち、が、いい!!」
「あ?茶碗蒸し?待て待て、俺作ってやったことねぇぞ?つか、俺は洋食は作れても和食は手ぇだしたことねぇな…」
「……あ、あ、あ、あめ?」
不安そうな顔をして上目遣いで小首を傾げる希帆が可愛くて可愛くて、俺の表情筋が仕事放棄しそうになる。
「ダメじゃねぇよ、特別に海老入りの美味ぇやつ作ってやる!」
「……ん!!」
ふにゃ、と花が咲くように笑う希帆に力強く頷いてカートを押した。
希帆たちが我が家に来て二か月が経とうとしている。
ガリガリだった希帆も多少マシな状態になって来た。
美由希の家で初めて飯を作ってやった時に、希帆は好きな食べ物は卵だと答えた。
丁度良く材料も揃っていたし、俺はオムライスを作ってやったのだ。
ババアも美由希も料理センスがゼロだ。恐ろしいほどに台所に立つ才能がない。
だから必然的に料理は俺の担当になっているのだが、俺だって大したもんは作れないし、味だって素人程度だ。
オムライスだって得意料理な訳でもないし、秘伝のレシピを知っている訳でもない。
そんな俺が作ったオムライスを、希帆は一口一口小躍りしながら食べきった。
聞くと、それまで料理らしい料理を口にしたことがなかったらしい。
卵が好きなのも、妹である由香里が卵アレルギーで食べられないから、食べるのを『許された』ものだったからだそうだ。
希帆から飯を取り上げていたのは父親だけじゃない。
俺は産まれて初めて明確な殺意を覚えた。
「…に、に、に、にちゃ、きょ、きょ、きょう、は、み、み、み、みゆきちゃ、は?」
希帆の言葉で現実に意識を取り戻す。
「か、か、か、かじゅが、しゅ、しゅ、しゅくない」
俺がカゴに入ていく食材の量を見て、美由希の分が足りないと主張しているらしかった。
希帆は本当に頭の回転が速い。そして優しい。
「今日は美由希んとこ行かねぇんだよ。つか、しばらくは美由希も逸弥も忙しいんだ」
美由希は空手の大会で、逸弥は家の手伝いがあるらしい。
暇なのは俺くらいだ。
「…俺もアルバイトでもすっかな~。したらもっと良いもん食わせてやれるし」
今までアルバイトをしたことがない訳ではない。
けれど、この人相のせいか長続きをしたことがないのだ。
ある時は先輩に因縁をつけられ、ある時は客にクレームを入れられる。
本当なら片親で苦労しているババアに少しでも資金援助したいところだが、そもそも履歴書の写真だけで落とされてしまう。
「どっか良いバイトねぇかな…」
財布の中身と表示される金額をヒヤヒヤしながら交互に確認し、ギリギリ予算内で会計を済ませてから一息吐いた。
袋詰めをする台に置いてあったバイト情報誌を引っ掴んで、それも袋の中に押し込める。
希帆をカートから降ろそうと身体に触れると、ビクリ、と希帆の身体が強張った。
「悪ぃ…、またやっちまった」
一緒に暮らしている俺にもこの反応だ。
希帆の身体に振れる時は、事前に声を掛けなければならない。
そうしないと希帆を必要以上に委縮させてしまうからだ。
どれだけの時間、実の父親に暴力を振るわれてきたのだろうかと途方もない気持ちになる。
「…帰っか」
毛を逆立てている猫のような希帆にそっと声を掛けた。
両親から離れても、いまだにこの小さな身体は闘い続けているのだ。
希帆は弱々しく俺のズボンを掴んで、ふにゃりと笑ってみせた。
吃りが酷く、発音も悪くなったのだ。
俺もガキの頃から世話になってる爺ちゃん先生に診せると、俺とババアにも分かるように説明してくれた。
『舌小帯短縮症と言うてな、舌の裏にある帯が舌先までびっちりついてることがある。あの子はその状態でな、普通ならサ、タ、ラ行が上手く喋れんはずだ』
『で、でも、先生!希帆は今までハキハキと喋ってたんだよぉぃ!』
『…それだけ気を張っとったんじゃろ。艶子さん、アンタが由希子ちゃんのこと信じたい気持ちも分かるがな、あの子は父親だけじゃなく母親の由希子ちゃんにも虐待を受けておったようじゃぞ』
『は?ヲイ!じいさん!!それ、どう言うことだよ?』
『父親は3ヶ月前に出て行ったそうだが、あの子の身体には目新しい傷が複数付いておった。…どうも上手く喋れないと由希子ちゃんに手酷く叩かれたそうじゃ。昨日のカウンセリングでそう言っとった』
『そんな…由希子が……そんな…』
『由希子ちゃんも重度のアルコール中毒状態のようじゃし、暫くは親子を離して生活させた方が良いじゃろうな。あの子が上手く喋れんようになったのは極度のストレスから解放された副作用なのは火を見るよりも明らかじゃからの』
『虐待女とは二度と会わせねぇよ。希帆と由香里は俺の妹だ』
『龍臣…、でも、でもね…、あの子たちにとっては由希子は母親なんだよぉぉぃぃ…』
『自分の子供を守れねぇ奴が母親って言えるのかよ!俺がアイツらの面倒見るよ、守るよ!もう、産んだだけの母親なんて要らねえんだ!アイツらにとってもその方が幸せだろ?』
俺の言葉に、ババアも爺ちゃん先生も返す言葉を探して無言になっていた。
結局、この話はここまでで、俺とババアの間に希帆たちについての決定的な話し合いはその後は設けられていない。
ババアは、従業員として可愛がってきた希帆たちの母親を信じたいみたいだった。
『ごめんよ、龍臣ぃ…。けど、アタシも母親だからねぇ…願わずにはいられねぇのさぁ…』
希帆たちの母親をカウンセリングに通わせ、何とか更生させようと必死なババアに俺は優しい言葉も拒絶の言葉もかけられなかった。
「希帆、今日の晩飯は何食いてぇ?」
スーパーのカートに希帆を座らせながら、店内をぐるりと見回す。
小3にしては小さすぎる希帆はカートに難なく収まる。
特売、と書いてあるポップに吸い寄せられると、卵がお一人様1パック98円と書いてあった。
「希帆の好きな卵があるぞ!またオムライスでも作ってやろうか?」
さっそく2パックの卵をカゴに入れながら希帆の顔を覗き込む。
希帆の顔はぱぁっと華やいで、両手を握り締めて興奮しているように見えた。
「ま、ま、ままご!!!」
「おう、卵料理の中でオムライスが一番好きだもんな~、希帆は。まぁ、俺が作ってやってるからだろうけど」
「き、き、き、きほ…、わ、わ、わ、わわんむち、が、いい!!」
「あ?茶碗蒸し?待て待て、俺作ってやったことねぇぞ?つか、俺は洋食は作れても和食は手ぇだしたことねぇな…」
「……あ、あ、あ、あめ?」
不安そうな顔をして上目遣いで小首を傾げる希帆が可愛くて可愛くて、俺の表情筋が仕事放棄しそうになる。
「ダメじゃねぇよ、特別に海老入りの美味ぇやつ作ってやる!」
「……ん!!」
ふにゃ、と花が咲くように笑う希帆に力強く頷いてカートを押した。
希帆たちが我が家に来て二か月が経とうとしている。
ガリガリだった希帆も多少マシな状態になって来た。
美由希の家で初めて飯を作ってやった時に、希帆は好きな食べ物は卵だと答えた。
丁度良く材料も揃っていたし、俺はオムライスを作ってやったのだ。
ババアも美由希も料理センスがゼロだ。恐ろしいほどに台所に立つ才能がない。
だから必然的に料理は俺の担当になっているのだが、俺だって大したもんは作れないし、味だって素人程度だ。
オムライスだって得意料理な訳でもないし、秘伝のレシピを知っている訳でもない。
そんな俺が作ったオムライスを、希帆は一口一口小躍りしながら食べきった。
聞くと、それまで料理らしい料理を口にしたことがなかったらしい。
卵が好きなのも、妹である由香里が卵アレルギーで食べられないから、食べるのを『許された』ものだったからだそうだ。
希帆から飯を取り上げていたのは父親だけじゃない。
俺は産まれて初めて明確な殺意を覚えた。
「…に、に、に、にちゃ、きょ、きょ、きょう、は、み、み、み、みゆきちゃ、は?」
希帆の言葉で現実に意識を取り戻す。
「か、か、か、かじゅが、しゅ、しゅ、しゅくない」
俺がカゴに入ていく食材の量を見て、美由希の分が足りないと主張しているらしかった。
希帆は本当に頭の回転が速い。そして優しい。
「今日は美由希んとこ行かねぇんだよ。つか、しばらくは美由希も逸弥も忙しいんだ」
美由希は空手の大会で、逸弥は家の手伝いがあるらしい。
暇なのは俺くらいだ。
「…俺もアルバイトでもすっかな~。したらもっと良いもん食わせてやれるし」
今までアルバイトをしたことがない訳ではない。
けれど、この人相のせいか長続きをしたことがないのだ。
ある時は先輩に因縁をつけられ、ある時は客にクレームを入れられる。
本当なら片親で苦労しているババアに少しでも資金援助したいところだが、そもそも履歴書の写真だけで落とされてしまう。
「どっか良いバイトねぇかな…」
財布の中身と表示される金額をヒヤヒヤしながら交互に確認し、ギリギリ予算内で会計を済ませてから一息吐いた。
袋詰めをする台に置いてあったバイト情報誌を引っ掴んで、それも袋の中に押し込める。
希帆をカートから降ろそうと身体に触れると、ビクリ、と希帆の身体が強張った。
「悪ぃ…、またやっちまった」
一緒に暮らしている俺にもこの反応だ。
希帆の身体に振れる時は、事前に声を掛けなければならない。
そうしないと希帆を必要以上に委縮させてしまうからだ。
どれだけの時間、実の父親に暴力を振るわれてきたのだろうかと途方もない気持ちになる。
「…帰っか」
毛を逆立てている猫のような希帆にそっと声を掛けた。
両親から離れても、いまだにこの小さな身体は闘い続けているのだ。
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