73 / 143
ドキドキ同棲編
休日デート後編 side希帆
しおりを挟む
セットのデザートは『手作りプリン』だった。
大輔くんに一口「あーん♡」をすることを条件に譲ってもらう。
甘い物が得意じゃない大輔くんは、夢中でプリンを食べる私をニコニコと笑って見ていた。
「うっぷ、食べ過ぎた…」
「あの量で?セット頼まなくて良かったかもね、希帆さんは」
私は大食いだ!本来ならセットもペロリと食べてしまう。…はず。
実の妹の由香里も、育ての親である艶子ママも、その息子のりゅうにぃも、りゅうにぃの奥さんのみゆねぇも、みーんな大食いだ。
そんな中で育った私も大食いなのだ。
甘い物ならいくらでも、いつまでも食べられるし。うん。
でも、だからこそ気を抜いてはいけない。ダイエットしなくては!
やっぱり歳を重ねると体型に出るわけだから、筋トレだって食事制限だって考えなくちゃ。
年齢は変えられないけど、年齢通りの外見である必要はないんだから。
22歳、とはいかなくても、それに近い、大輔くんの隣を歩いても大輔くんが嗤われないくらいにはなっていたい。
だってほら、今も街中の女性の視線を大輔くんが独り占めしてる。
そんな人の彼女なんだから、もっと見た目に気を使わなくちゃ。
もちろん、それに見合う心の鍛錬も必要だけど。
「ん~…。お腹いっぱいで幸せだぁ。今から何しよっか?」
何はともあれお腹が重い。
出来れば早く座りたい。…いやいや。おばちゃん臭いかな?
デートと言えど、街中をあてもなくフラフラと歩くのは好きじゃない。
目的地があれば別だけど、意味もなく闇雲に歩くなら家でじっとしていたい。
そう思うのは年齢のせいだけではなくて、若い頃からの性分だ。
「他に買いたいものはない?…って、どうせないって言うよね、希帆さんは」
うん。買いたいものはない!
けど、ゆっくり座りたい、って気持ちはあります。
まぁ、さっきレストランから出たばかりなんだから、言いませんけど。
良いや、笑って誤魔化せ。
「にゃははは。うん!ない!!」
「俺も別にないしなぁ…。映画、カラオケ、ボーリング、遊園地…は今からじゃ無理か」
おん?へ?え?
それって今から行く場所の候補ってこと?
いやいやいや、私おばちゃんやからね?
映画なら行きたいけど、カラオケもボーリングも大輔くんの体力に着いていけないと思う。
……おばちゃんでごめん。
「なにそれ、俺は希帆さんのことおばさん扱いなんかしないのに」
ついつい憎まれ口を叩いちゃって、大輔くんの雰囲気がピリつく。
そうだよね、ごめんなさい。
なんの提案もしないのに文句ばっかりで、ごめんなさい。
直ぐに年齢のこと引き合いに出して、ごめんなさい。
どうしよう、どこか行きたい場所、行きたい場所…、大輔くんと二人で行きたい場所…
早く思いつかなきゃ。これ以上呆れさせたらダメだ。
待って、大輔くんがドンドン歩いて行っちゃうから、追いかけることに精一杯で何も思いつかない。
嫌だ、嫌だ。置いて行かないで。
大輔くんが離れて行っちゃう。怖い。悲しい。
どうしたい、とか
なにしたい、とか
そんな事よりもまず、大輔くんと仲良くしたい。
「…ごめん」
小走りになりながら大輔くんに追い付く。
大輔くんは直ぐに歩調を緩めてくれて、私はホッと胸をなで下ろす。
「微妙な乙女心なんだ。こればっかりは、どうしても…。年齢のこと言っても仕方ないのは分かってるんだけど、やっぱり気になっちゃうんだよ」
そこまで言って、大輔くんを見上げていた視線を地面に落とす。
なんだよ、なんだよ『乙女心』って!
良い歳した女が使っていいワードじゃないだろ!!しっかりしろし、自分!!!
でも、みゆねぇも言ってたもん。
『女はいくつになっても少女なんだよ』って。
あぁ、でも『誰の前でも少女になれるわけじゃない。好きな男の前でしか少女に戻れないんだぞ!』とも言ってたな。
だとしたら、私は大輔くんの前だけでは少女に戻っても良いの?
…いやいや、痛い痛い。
もう、年齢のことは忘れて、大輔くんと笑い合っていたい。
お互いが好きだって気持ちだけで向き合っていたいのにな。
「俺だって、希帆さんに『若過ぎるから』って理由で振られやしないか心配になることもあるよ。けど、不安になるよりも希帆さんとは笑い合っていたいから、年齢のことはいったん忘れよ?」
頭上から降って来た大輔くんの言葉が、じんわりと私の胸にあるしこりを溶かす。
歳の差を嘆いても仕方がない。
今は二人で笑い合える時間を大切にしよう。
「俺も直ぐに拗ねてごめんね」
その声に顔を上げると、捨てられた仔犬みたいな顔の大輔くんが居た。
そんな顔していても顔が良い…!
と言うか、顔が良いからこその威力倍増だ。
ズンズン歩いて行かれて寂しかったとか、悲しかったとか言えなくなってしまう。
ついつい「大丈夫、気にしないで」って言ったけど、先ほど寂しい気持ちを抱えたのは事実だ。
「…ほんとはちょっとだけ、悲しかった。今すぐ抱き締めて欲しいです」
大通りだし、人目もあるし、恥ずかしいには恥ずかしいんだけど、それよりも大輔くんの体温を感じたくて、小さな小さな声で伝えてみる。
人混みの物音で私の声が搔き消されて、大輔くんに届かないならそれで良いし。
届いたとしても人前だからと断られても仕方ない。
そう思いながらも涙が滲む。
大輔くんは何の躊躇いもなく、私を腕に抱き寄せてくれた。
幸せな気持ちに浸っていたら、直ぐに唇を塞がれる。
「…っ……ふっ…」
あまりのことに反応出来ないでいると、更に深く舌を挿し入れようとする大輔くん。
そんな刹那、女性グループの声が私の耳に届き、大輔くんを突き飛ばして身体を離す。
とにかくその場から逃げ出したくて、大輔くんに背を向けようとしたところで彼に腕を掴まれた。
そのまま近くのビルのエレベーターまで連行される。
「希帆さん、今からさ……」
大輔くんが何か話しかけている気もするけれど、今はちょっと余裕がない。
人前でキスをするなんて。こんな白昼堂々と!!!
最近の若い子たちは直ぐにSNSにあげちゃうから、もしかしたら『目撃★バカップル』みたいな見出しを付けて既に共有とかされてしまっているかもしれない。
そうしたら全世界の人に私たちのキスシーンを見られちゃう訳で…。
あぁ、どうしよう。どうしよう。私みたいなおばちゃんが調子に乗ってすみません……!!!!
「……ごめんね、暴走して」
グルグルと思考の迷路を彷徨っていたら、大輔くんが私の耳元に顔を寄せて囁くように謝ってくる。
だから!そう言う謝り方!!絶対に計算ずくでしょうが!!!
ワタワタと言葉を返すと、ニンマリ笑顔の大輔くんが迫ってきた。
ほんと、謝ってるのか揶揄ってるのか分からない。
そんな所も好きだなって思ってしまうあたりが大輔くんの虜になってる証拠なんだろうか。
大輔くんの鍛えられた腹筋をベチベチ叩くけど、彼はきっと全然ダメージを受けてない。
それでも「痛い、痛い。ごめん、ごめん」と繰り返す大輔くんに「もう次はないぞ!」と軽口を叩く。
そう言うやり取りが楽しくてはしゃいでしまう。
随分と古いエレベーターは速度が遅くて、まだ扉は開かない。
「あれ?ここって寝転がってプラネタリウムが観れるってところ…?」
「そうそう、知ってた?」
少し前に職場の事務の女の子に教えてもらって気になっていた場所だった。
こんなところまで調べてくれていたのかと感心してしまう。
大輔くんは私の喜ぶことを沢山考えて、そして行動に移してくれる。
いつでも愛情表現をしてくれて、私が不安にならないようにしてくれる。
少しばかり執着心を感じる時もあるけれど、それでも無関心よりは問題ない。
私が呆れるほどに愛を囁いてくれるこの恋人に、私は何が返せるだろう。
「…大輔くん、ありがとう」
大輔くんの洋服の裾を摘まんで彼にしゃがんで貰ってから、その唇に触れるだけのキスをした。
恥ずかしくて反射的に顔を背けてしまったら、大輔くんが小さく笑って頭を撫でてくれる。
その感触の気持ち良さに身を任せていると、どうしてだか背筋に悪寒が走った。
獰猛な肉食獣に背中を舐めそぼられた感触がして身震いをしてしまう。
まるで自分が捕らえられた獲物のような気持になってしまい、不安な気持ちで愛しい恋人に視線を送ると、彼はそれはとてもとても綺麗な顔で、満足気に微笑むのだった。
大輔くんに一口「あーん♡」をすることを条件に譲ってもらう。
甘い物が得意じゃない大輔くんは、夢中でプリンを食べる私をニコニコと笑って見ていた。
「うっぷ、食べ過ぎた…」
「あの量で?セット頼まなくて良かったかもね、希帆さんは」
私は大食いだ!本来ならセットもペロリと食べてしまう。…はず。
実の妹の由香里も、育ての親である艶子ママも、その息子のりゅうにぃも、りゅうにぃの奥さんのみゆねぇも、みーんな大食いだ。
そんな中で育った私も大食いなのだ。
甘い物ならいくらでも、いつまでも食べられるし。うん。
でも、だからこそ気を抜いてはいけない。ダイエットしなくては!
やっぱり歳を重ねると体型に出るわけだから、筋トレだって食事制限だって考えなくちゃ。
年齢は変えられないけど、年齢通りの外見である必要はないんだから。
22歳、とはいかなくても、それに近い、大輔くんの隣を歩いても大輔くんが嗤われないくらいにはなっていたい。
だってほら、今も街中の女性の視線を大輔くんが独り占めしてる。
そんな人の彼女なんだから、もっと見た目に気を使わなくちゃ。
もちろん、それに見合う心の鍛錬も必要だけど。
「ん~…。お腹いっぱいで幸せだぁ。今から何しよっか?」
何はともあれお腹が重い。
出来れば早く座りたい。…いやいや。おばちゃん臭いかな?
デートと言えど、街中をあてもなくフラフラと歩くのは好きじゃない。
目的地があれば別だけど、意味もなく闇雲に歩くなら家でじっとしていたい。
そう思うのは年齢のせいだけではなくて、若い頃からの性分だ。
「他に買いたいものはない?…って、どうせないって言うよね、希帆さんは」
うん。買いたいものはない!
けど、ゆっくり座りたい、って気持ちはあります。
まぁ、さっきレストランから出たばかりなんだから、言いませんけど。
良いや、笑って誤魔化せ。
「にゃははは。うん!ない!!」
「俺も別にないしなぁ…。映画、カラオケ、ボーリング、遊園地…は今からじゃ無理か」
おん?へ?え?
それって今から行く場所の候補ってこと?
いやいやいや、私おばちゃんやからね?
映画なら行きたいけど、カラオケもボーリングも大輔くんの体力に着いていけないと思う。
……おばちゃんでごめん。
「なにそれ、俺は希帆さんのことおばさん扱いなんかしないのに」
ついつい憎まれ口を叩いちゃって、大輔くんの雰囲気がピリつく。
そうだよね、ごめんなさい。
なんの提案もしないのに文句ばっかりで、ごめんなさい。
直ぐに年齢のこと引き合いに出して、ごめんなさい。
どうしよう、どこか行きたい場所、行きたい場所…、大輔くんと二人で行きたい場所…
早く思いつかなきゃ。これ以上呆れさせたらダメだ。
待って、大輔くんがドンドン歩いて行っちゃうから、追いかけることに精一杯で何も思いつかない。
嫌だ、嫌だ。置いて行かないで。
大輔くんが離れて行っちゃう。怖い。悲しい。
どうしたい、とか
なにしたい、とか
そんな事よりもまず、大輔くんと仲良くしたい。
「…ごめん」
小走りになりながら大輔くんに追い付く。
大輔くんは直ぐに歩調を緩めてくれて、私はホッと胸をなで下ろす。
「微妙な乙女心なんだ。こればっかりは、どうしても…。年齢のこと言っても仕方ないのは分かってるんだけど、やっぱり気になっちゃうんだよ」
そこまで言って、大輔くんを見上げていた視線を地面に落とす。
なんだよ、なんだよ『乙女心』って!
良い歳した女が使っていいワードじゃないだろ!!しっかりしろし、自分!!!
でも、みゆねぇも言ってたもん。
『女はいくつになっても少女なんだよ』って。
あぁ、でも『誰の前でも少女になれるわけじゃない。好きな男の前でしか少女に戻れないんだぞ!』とも言ってたな。
だとしたら、私は大輔くんの前だけでは少女に戻っても良いの?
…いやいや、痛い痛い。
もう、年齢のことは忘れて、大輔くんと笑い合っていたい。
お互いが好きだって気持ちだけで向き合っていたいのにな。
「俺だって、希帆さんに『若過ぎるから』って理由で振られやしないか心配になることもあるよ。けど、不安になるよりも希帆さんとは笑い合っていたいから、年齢のことはいったん忘れよ?」
頭上から降って来た大輔くんの言葉が、じんわりと私の胸にあるしこりを溶かす。
歳の差を嘆いても仕方がない。
今は二人で笑い合える時間を大切にしよう。
「俺も直ぐに拗ねてごめんね」
その声に顔を上げると、捨てられた仔犬みたいな顔の大輔くんが居た。
そんな顔していても顔が良い…!
と言うか、顔が良いからこその威力倍増だ。
ズンズン歩いて行かれて寂しかったとか、悲しかったとか言えなくなってしまう。
ついつい「大丈夫、気にしないで」って言ったけど、先ほど寂しい気持ちを抱えたのは事実だ。
「…ほんとはちょっとだけ、悲しかった。今すぐ抱き締めて欲しいです」
大通りだし、人目もあるし、恥ずかしいには恥ずかしいんだけど、それよりも大輔くんの体温を感じたくて、小さな小さな声で伝えてみる。
人混みの物音で私の声が搔き消されて、大輔くんに届かないならそれで良いし。
届いたとしても人前だからと断られても仕方ない。
そう思いながらも涙が滲む。
大輔くんは何の躊躇いもなく、私を腕に抱き寄せてくれた。
幸せな気持ちに浸っていたら、直ぐに唇を塞がれる。
「…っ……ふっ…」
あまりのことに反応出来ないでいると、更に深く舌を挿し入れようとする大輔くん。
そんな刹那、女性グループの声が私の耳に届き、大輔くんを突き飛ばして身体を離す。
とにかくその場から逃げ出したくて、大輔くんに背を向けようとしたところで彼に腕を掴まれた。
そのまま近くのビルのエレベーターまで連行される。
「希帆さん、今からさ……」
大輔くんが何か話しかけている気もするけれど、今はちょっと余裕がない。
人前でキスをするなんて。こんな白昼堂々と!!!
最近の若い子たちは直ぐにSNSにあげちゃうから、もしかしたら『目撃★バカップル』みたいな見出しを付けて既に共有とかされてしまっているかもしれない。
そうしたら全世界の人に私たちのキスシーンを見られちゃう訳で…。
あぁ、どうしよう。どうしよう。私みたいなおばちゃんが調子に乗ってすみません……!!!!
「……ごめんね、暴走して」
グルグルと思考の迷路を彷徨っていたら、大輔くんが私の耳元に顔を寄せて囁くように謝ってくる。
だから!そう言う謝り方!!絶対に計算ずくでしょうが!!!
ワタワタと言葉を返すと、ニンマリ笑顔の大輔くんが迫ってきた。
ほんと、謝ってるのか揶揄ってるのか分からない。
そんな所も好きだなって思ってしまうあたりが大輔くんの虜になってる証拠なんだろうか。
大輔くんの鍛えられた腹筋をベチベチ叩くけど、彼はきっと全然ダメージを受けてない。
それでも「痛い、痛い。ごめん、ごめん」と繰り返す大輔くんに「もう次はないぞ!」と軽口を叩く。
そう言うやり取りが楽しくてはしゃいでしまう。
随分と古いエレベーターは速度が遅くて、まだ扉は開かない。
「あれ?ここって寝転がってプラネタリウムが観れるってところ…?」
「そうそう、知ってた?」
少し前に職場の事務の女の子に教えてもらって気になっていた場所だった。
こんなところまで調べてくれていたのかと感心してしまう。
大輔くんは私の喜ぶことを沢山考えて、そして行動に移してくれる。
いつでも愛情表現をしてくれて、私が不安にならないようにしてくれる。
少しばかり執着心を感じる時もあるけれど、それでも無関心よりは問題ない。
私が呆れるほどに愛を囁いてくれるこの恋人に、私は何が返せるだろう。
「…大輔くん、ありがとう」
大輔くんの洋服の裾を摘まんで彼にしゃがんで貰ってから、その唇に触れるだけのキスをした。
恥ずかしくて反射的に顔を背けてしまったら、大輔くんが小さく笑って頭を撫でてくれる。
その感触の気持ち良さに身を任せていると、どうしてだか背筋に悪寒が走った。
獰猛な肉食獣に背中を舐めそぼられた感触がして身震いをしてしまう。
まるで自分が捕らえられた獲物のような気持になってしまい、不安な気持ちで愛しい恋人に視線を送ると、彼はそれはとてもとても綺麗な顔で、満足気に微笑むのだった。
0
お気に入りに追加
256
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
上司は初恋の幼馴染です~社内での秘め事は控えめに~
けもこ
恋愛
高辻綾香はホテルグループの秘書課で働いている。先輩の退職に伴って、その後の仕事を引き継ぎ、専務秘書となったが、その専務は自分の幼馴染だった。
秘めた思いを抱えながら、オフィスで毎日ドキドキしながら過ごしていると、彼がアメリカ時代に一緒に暮らしていたという女性が現れ、心中は穏やかではない。
グイグイと距離を縮めようとする幼馴染に自分の思いをどうしていいかわからない日々。
初恋こじらせオフィスラブ
明智さんちの旦那さんたちR
明智 颯茄
恋愛
あの小高い丘の上に建つ大きなお屋敷には、一風変わった夫婦が住んでいる。それは、妻一人に夫十人のいわゆる逆ハーレム婚だ。
奥さんは何かと大変かと思いきやそうではないらしい。旦那さんたちは全員神がかりな美しさを持つイケメンで、奥さんはニヤケ放題らしい。
ほのぼのとしながらも、複数婚が巻き起こすおかしな日常が満載。
*BL描写あり
毎週月曜日と隔週の日曜日お休みします。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
大嫌いな歯科医は変態ドS眼鏡!
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
……歯が痛い。
でも、歯医者は嫌いで痛み止めを飲んで我慢してた。
けれど虫歯は歯医者に行かなきゃ治らない。
同僚の勧めで痛みの少ない治療をすると評判の歯科医に行ったけれど……。
そこにいたのは変態ドS眼鏡の歯科医だった!?
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる