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ドキドキ同棲編

もっと乱れてよハニー★

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息が出来なくらい、深い口付けをかわして、痺れる頭を何とか働かせて眼前の恋人を見る。
どうしちゃったんだろう、大輔くん…。
なんでマディたんコスなんてしてるんだろう…。
そもそもなんで『天ため』のこと知ってるんだろう…。
分からない、全く分からない…。
何も分からないけれど、ただ一つ分かるのは、大輔くんのマディたんコスの完成度がヤヴァイこと。
さすがの顔面偏差値で、ノーメイクなのにウイッグと衣装に負けない華やかさを放っている。
もう、いっそのこと神々しいくらいだ。
……で、だ。
一方の私と言えば、いつの間にか裸にされ、理保さんからのプレゼントのベビードールに身を包み、全裸になるより恥ずかしい恰好を、神々しい恋人の前で晒しています。
帰りたい。全力で帰りたい。
帰宅しているのに帰りたいとはなにごとか。

「どうしました?何か考え事ですか?」
「…や」
「僕の目の前で、意識を他に持って行くなんて、貴女は困った人ですね…」
「…うぅ……」
「目を逸らさないで。僕だけを見てください」
「……んっ」

目を合わせたまま、大輔くんの舌で唇を覆われた。
大輔くんのキスはとても上質で、彼の舌先で口内を抉られると何とも言えない感情が押し寄せてくる。

「たわわな胸の膨らみも、その尖った薄紅の先端も、桃色のベールに覆われて、とても可愛らしいです。…舐めても良いですか?」
「あ…やぁんっ…」

私の答えを待たず、その濡れた舌で私の胸の先端を舐め扱く彼。
先ほどの刺激で既に硬くなったそこは、待ちかねていたように大輔くんの舌先に身を委ねた。

「んっ♡あ…気持ちぃ…」

大輔くんがそこを甘噛みすると、ジュクジュクとした甘い痒みが胸いっぱいに広がり、それは次第に疼きとなって下肢へと降りる。
ベビードールを着せられたときにベッドに座らされたままの私は、大輔くんの邪魔にならないように足をどかしながらも、どうしてもその疼きを鎮めたくて、両足を摺り合わせてしまう。

「ふふ…、もしかして我慢出来ないんですか?そんなにピッタリ両足を合わせて…ちょっと、失礼しますね」
「…あっ」
「あぁ…、蜜液がヌラヌラと光ってとても綺麗ですよ」
「……やだぁ…」

両ひざを合わせたまま、寝かせていた足を立てられて、体育座りの格好となった私の秘部が露わになる。
濡れた箇所が露わになったことで、ひやりとした空気がそこにあたり、思わず胴震いをしてしまった。

「見られて興奮しているんですか?いやらしい人ですね。…もう恥ずかしくはないのですか?」
「ちが…、恥ずかしぃ…」
「何が違うんですか?こんなにビチャビチャに濡らしておいて、興奮していないと言うんですか?」
「…やだ、言わないで…」
「ダメですよ、隠さないでください。僕に全てを見せてくれる約束でしょう?」
「…うぅ……」

約束した覚えはございません、と素直に言い出したいけれど、ここは大輔くんのシナリオに身を任せた方が賢明かもしれない。
普段と違う口調の大輔くんに翻弄されて、いつも以上に淫らな気持ちにさせられてしまう。

「そのまま身体を倒して、それから足を開いてください」
「…ん」

枕とクッションが重ねられた場所に倒されて、寝転がるよりも傾斜をつけた体勢にさせられる。
座っているときと違って、楽に足が広げられるが、羞恥がなくなるわけではないのが辛い。

「ふふ……。まるで宝石のようにキラキラと輝いてますよ。僕のお姫様は、こんなところもオシャレに着飾るんですね」
「…うぅぅぅ……なに、それぇ…」
「花びらもピンク色が綺麗で見惚れてしまいそうです。おや?ここはどうしたんですか?腫れ上がっているようですが…」

大輔くんはそう言いながら、その長く綺麗な指先を私の芯へ伸ばしてくる。
私は思わず腰を浮かせてその到達を心待ちにした。

ぐにゅっ

そこを圧し潰された瞬間、全身が総毛立つ。

ぎゅにゅ、にゅる、ぐちゅっ

的確に気持ち良い力加減で追い立てられ、その気持ち良さに酔いしれる。
全身を駆け巡る血中に、媚薬を流し込まれてしまったかと思う程、一気に愉悦の情が上がった。

「あっ♡あっ♡…んにゃぁぁ…気持ちぃ…♡気持ち…あぁ♡」

背中のクッションや枕に背中を預けながら、全身をビクビクと跳ねさせる。
遠慮がちに開いていた足は、今やだらしなく開ききっていた。
胸元を隠すようにしていた腕を伸ばして、私に覆い被さるようにしている大輔くんの肩口を触る。
服の上からでも分かる筋肉の盛り上がりに、胸が気色ばんだ。
何度触れても飽きない。
まるで作り物のようなその身体。

「快楽に従順なところも堪らなく可愛いです。次はどうして欲しいですか?」
「…んんんっ……あ…、ん……っ」
「ここ、舐められたいんじゃないんですか?」
「…ん……でも…汚い…」
「して欲しいことはちゃんと言ってください。そうじゃないと何もしてあげられませんよ?」
「…ん、ふぁ……舐めて…欲しい…」
「どこをですか?」
「…っ!?」

不敵な笑みを浮かべた大輔くんに驚愕の目を向ける。
そんな、どこをなんて言える気がしない。

「愛しいお姫様…。貴女の望みをちゃんとお聞かせください。僕が貴女の望みを叶えるために、ちゃんと貴女の口から僕に教えて欲しいんです」
「…うぅぅ……」
「ね?どこを舐められたいか、ちゃんと言ってください」
「……………ここ」

自分の肉芽を触りながら言ってみる。

「ここじゃ分かりませんよ。ちゃんと教えてくれないと、別の場所を舐めてしまいそうです…例えば、こことか」

そう言いながら、大輔くんは私の菊門に指を這わせてきた。
お風呂にも入っていないのに、そんな場所を舐められるなんて正気の沙汰じゃない!!!!

「言う!言うから!!そこは絶対に舐めないで!!!お願いだから舐めないで!!!!」
「ふふ。慌てた顔の貴女も可憐だから本当に困ってしまいますね♡」

困っちゃうのはこっちだからねーーーーー?
なにその「にぃっこり♡」って顔。
マディアス様の格好をしているのに、大輔くんの獰猛な部分が全く隠れていなくて『紳士的』な皮の下から、そのオスの匂いがプンプンと漂う。
マディアス様は私の『お耳の恋人』と思っていたけれど、そのマディアス様に扮した恋人の方が断然格好良くて、涙が出そうになる。

「はい、じゃあ、どこを舐めて欲しいのか言ってください♡」

そう言った愛しの恋人の顔は完全に大輔くんで、マディアス様には到底似ていない。
だからこそ、胸の高鳴りが増して苦しかった。

「………クリトリス…を、…舐めて…くださぃ…」

尻すぼみになってしまったが、何とか言い終えるとふぅっ、と息を漏らす。
大輔くんはご褒美と言わんばかりに私の唇にキスを落として、私の頭を優しく撫でた。
ひとしきり頭を撫でた後、口の端を上げるだけの笑みを寄越して、そっと私の股座へ頭を下ろしていく。

ぬろぉぉぉ、ぬちゃ、にゅちゅちゅ…

熱い吐息と共に彼の舌先が私が望んだ場所を這う。
大輔くんは、舌の腹で皮ごとねぶり回し、溢れ出る蜜は余すことなく吸い上げた。
両手で秘裂の丘を掻き開きながら、その芯を舌先で押しこんだり吸いだしたりして嬲っている。

びゅちゅ、ちゅるる、じゅ、ちゅちゅちゅちゅ、ねろぉ、ぬろぉ

彼の舌先が旋回しながら剝き出しにした芯を責め立てる。
しばらく舌先でコロコロと舐められていた肉芽が、優しく咥えられて舌と前歯の裏の間で摺り上げられた。

じゅくくくくっ

わざと大きな音を立てながら、大輔くんが垂れてシーツを汚してばかりの蜜を吸い出す。
その蜜を飲みしだいて、大輔くんはそのまま膣洞へ舌先を挿し入れてきた。

にゅぐ、にゅぐ、にゅぐ、にゅぐぅぅぅ

リズム良く舌先を奥へ挿し入れては膣肉を抉りながら摺り出すを繰り返す。
何度かに一度は奥の奥へ挿し入れるように舌先をより進めて来た。
そして舌先を深く挿し込んだままで、膣洞をかき混ぜるように舌をぐるりと動かす。

ぢゅぱ、ぢゅぱ、ぢゅるるるるる

先ほどから何度も吸い出されているのに、また蜜液が溢れている。
粘着液を吸い出される行為も私を甘く追い詰めてしまうから、その気持ち良さに震えて溺れてしまいそうになった。

「んぁっ…♡あっあぁっ…、も……ぁあっ!」

意味をなさない言葉しか口から出せず、ただ嬌声を上げ続ける私は既に意識を手放しそうになっている。
熟々に濡れそぼった蜜口からようやく口を離した大輔くんが、感嘆の息を上げた。

「…はぁ……。しょっぱくて美味しいですよ、貴女のここ♡」

んなぁぁぁぁぁ!!!
食リポすんなぁぁぁぁぁ!!!!
しょっぱいのは認めるよ、一日働いたあとだし!お風呂入ってないし!!
美味しいってなんだよ!
そんな場所美味しい訳がないんだよ!!
ばーーか、ばーーーーーか!!!

恥ずかしさでのたうち回る勢いだったが、彼に両足を捕まえられており転がることが出来なかった。
仕方なく両手で顔面を覆い隠し、居たたまれない気持ちを何とか逃がす。

「溢れ出る貴女の体液は甘露のようで、飲み干したくても次から次に流れて来るから追い付きません。そんなに気持ちが良いですか?」

舌先で花芽をツンツンと舐め弾きながら、恥ずかしい言葉を惜しげもなく浴びせて来る彼を覆った指の間から睨む。
…まぁ、気持ち良いんだけど。
とっても、気持ち良いんだけどもね!!!

「…そんなこと………言わないでぇ…」

気持ち良くて恥ずかしくて泣きそうになりながら、尚も舌先で抉るように刺激を与えてくる恋人へ懇願した。
なのに、彼はやめるどころか何故か更に言葉を重ねてくる。

「どうしてですか?快楽に溺れてズクズクになっている貴女もとても魅力的で僕を虜にしているのに、どうしてそれを隠すんですか?ここをもっと乱暴に暴かれたいと思っているのに、ここに舌や指より太いものを招きたいと思っているのに……どうしてそう口にしないんですか?」
「っ……あぁぁっっ♡」

彼の長くてしなやかな指が舐め溶かされた膣洞へ悠々と入ってきた。

くぽっ、くぽっ、ぎゅにっ、くぽっ

入り口の浅い所を指の腹で的確に抉られて、ついつい物欲しそうにクパクパと収斂させてしまう。
まるで大輔くんの指を奥に招き入れるようにキュウキュウと締め上げる。

「僕の腕の中で、もっと乱れてください」
「んやぁぁっ♡ん…、あっ……♡」
「僕のお姫様…貴女の望みを僕に教えて……」
「んっ♡んっ♡あ……、んんっ♡」

耳元で囁くバリトンボイスに身震いをして、重ねられる彼の唇を素直に享受する。
攻め手を止めず、私の嬌声を塞ぐ大輔くんの瞳は猛禽類のように鋭くて、いつも以上に強欲なオスの匂いを発していた。

「僕に…どうされたいですか…?」

甘い吐息混じりの大輔くんは、全身から血が沸騰するほどの色気を纏っている。
思わずゴクリと喉が鳴った。

「…もっと…気持ち良く……なりたい…」

絶えず刺激を与えてくる大輔くんの鼻先に自分のそれを擦り付けながら、自分でも驚くくらいの甘ったるい声でもっと、もっとと欲してしまう。
自分の枷が外れて解放されていくようだった。

「ちゃんと言えましたね。…ご褒美に、たくさん気持ち良くしてあげますよ♡」
「んぁっっ♡」

信じられないくらいの荘厳な笑みを浮かべて、大輔くんが折り重なってくる。
彼を迎え入れるため、両腕を彼の首元に回そうとしたが、それは叶わなかった。
私の哀れな両腕は、完全に色香に染まった恋人に絡め取られ、手早くファー付きの手錠で拘束されてしまったのだ。
両腕をバンザイの格好で上に伸ばし、突然のことに呆然としている私に大輔くんは肉食獣のような唸りを上げた…気がした。

「……っ…。ふふ、とても素敵ですね。まるで罠にかかったウサギみたいです♡」
「やだ!これ、外して…」
「僕に全てを預けてください。ね?僕が貴女に酷いことをする訳がないでしょう?」
「……ん…」
「恥ずかしいなら、これも着けてしまいましょうか♡」

そう言いながらアイマスクも着用させられる。
両手の自由と視界を奪われて、急に心許ない気持ちになった。
大輔くんの息遣いは聞こえるのに、言いようのない不安で頭が真っ白になる。

「ちゃんと見ててあげますから、たくさん乱れてくださいね♡」

大輔くんの言葉の後に、耳慣れない機械の振動音が続いた。
過去に一度経験がある。
これは電動マッサージの音だ。
不安で埋め尽くされた私の身体に、小さな欲望の炎が灯った。

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