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悲しいお話ですが、イラク帰還兵の方々も戦争のトラウマを引きずって生きていると聞きます。
非日常から帰ってきた兵士たちに恩給や賞与が与えられても、心の傷ばかりは一生消えないのでしょうね。
描写はじつにリアルで生々しく、娯楽として楽しんで良いものかと考えさせられました。
ほんの少し、キノの旅やアリソンの時雨沢恵一さんのお話を思い出していましたね。
感想ありがとうございます。
やはり人が人を殺さなければならないという世界は、我々が普通の日常と信じている世界とはあまりにかけ離れているので、そこで生き延びるためには価値観の根源から作り変える必要があるのではないかと。
描写が少し甘いので、少しずつ手を入れながら「帰還兵の戦争が終わる」とはどういうことなのか、突き詰めていきたいです。
ツイッターから来ました喉飴かりんと申します。突然すみません。戦争後遺症を題材にした作品ということで興味を惹かれ、3話まで一気に読みさせて頂きました。
戦争に行った兵隊さんの戦後の苦しみが、とてもリアルでした。5年間も戦場にいて平穏な生活の感覚が希薄になり、
普段着に違和感を覚える、重い軍靴やゲートルの感触に馴染んでしまったあまり普通の靴を履いても上手く歩けない、それがないと不安になる、生きている心地がしないなど。5年も戦場にいれば、戦争が当たり前の日常生活になってしまうというのが上手く描かれていたと思いました。
マーシャが鍋の臭いから銃の匂いと戦友の血?の臭いを連想し、自分が生きていることを感じたくて腸を割いて血の臭いを嗅ぐ場面、平穏な生活に戻っても死の恐怖が付き纏っていて、安心材料が欲しくて血を嗅いだのでしょうか⋯⋯。
観測手のターニャはマーシャが撃ち殺した敵の怯えた顔を何度もじっくり見たことで、罪悪感のようなものを抱き、敵の幻影に苛まれるようになったのでしょうか。私は太平洋戦争や日中戦争の戦争体験談をよく読みますが、日本兵さんも殺した敵に襲われる悪夢や幻覚に襲われるらしいですね。この作品の題材である戦争PTSDというやつですね。
工兵のゾーニャは、地雷で死んでしまったけれど、マーシャやターニャのように平穏な生活に戻って苦しむより、いっそ一発で即死したほうが幸せだったのかもしれないなと思いました。
いきなり長文の感想を失礼いたしました。個人的にとても好きな内容の作品だったので、感想を書かずにはいられませんでした。
丁寧な感想ありがとうございました❀.(*´▽`*)❀.
帰還兵たちの苦しみを身近に感じていただきありがとうございます。
こちらは「卑怯で臆病な僕は血まみれの聖女を受け入れることが出来ない」「幸福とは死者の群れの中に生者を見出すこと」の番外編にあたります。
「卑怯で~」の後書きに書きましたが、私の母の従姉は関東軍の従軍看護師で、亡くなるまで半世紀以上の間ずっと戦場のPTSDに苦しんでいました。しかし幼かった私はそんな彼女に怯えるだけで、その苦痛に寄り添うことができませんでした。
成人して色々なことが理解できるようになり、彼女がどれほどのものを背負っていたのかようやく理解したのは、彼女はかつての戦友の元に旅立った後でした。
そんな後悔から、様々な形で戦争にまつわる人々の苦しみを書くことが多いです。(「砂漠の鷹は望郷の涙を流すか」はディアスポラにより故郷を失った2人の傭兵たちを、「ピンク頭の彼女の言うことには、この世は乙女ゲームの中らしい。」第二部は19世紀のバルカン半島の民族紛争をモチーフにしています)
戦後とうとう70年以上が経過し、私たちにとっては戦争というものが遠い別世界のもののように感じられてしまうようになりました。
その一方で、ウクライナはもちろん、シリアやレバノンなどの中東、コンゴなどのアフリカではずっと戦乱が続いて人々が苦しみ続けています。
私はこれからもそんな「普通」の人々の生きている苦痛と幸福を生々しく「ライトノベルの親しみやすい文脈」で書いて行きたいと考えています。
この度は素敵な感想をありがとうございました(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎)
すみません、「セプテントリオの妖精姫」のフェレティング嬢が配属されなかった他の地方の部隊の生き残りかと思ってしまいました……。
感想ありがとうございます((ヾ(≧∇≦)〃))
まさにその通りです。