7 / 11
葵の章-1-
しおりを挟む次は葵の章について説明するわね。
葵の上は光源氏の正妻だから攻略する必要ねぇんじゃね?と思うでしょ?
だが!
葵の上は元祖ツンデレとでも言うべき女性。
しかも光源氏が藤壺の女御に対する好感度MAXの状態で葵の上と政略結婚したものだから、攻略が難しいのよーーーっ!!!
だから葵の上の元に通い続けて夫婦水入らずの一時を過ごしたとしても、東宮妃、何れは中宮になるべく姫として育てられたものだからプライドが高いだけではなく、藤壺の女御に六条御息所、若紫と違って彼女の光源氏に対する好感度が上がりにくい。
光源氏は光源氏で藤壺の女御への想いを胸に秘めたままだし、六条御息所の元に通っているから葵の上に対する好感度が上がりにくいの。
というより、葵の上の理性のパラメーターは作中の出てくる女性キャラの中では紫の上と同じ一番高い数値。
だから、六条御息所や二条邸に女を囲っているという話を耳にして嫉妬を覚えていても理性でそれを抑える事が出来るの。
理知的で冷静沈着、愛想のない女性って光源氏の好みじゃないし、しかも若紫を引き取って自分が理想とする女性になるように育てている最中だからね~。
葵の章は難易度がヘルやナイトメアと言われるのも当然だわ・・・。
本当の意味で葵の上と結ばれる方法はただ一つ。
他の女に見向きしない。
根気よく葵の上に接する事なのよ。
葵の章は藤壺の女御に対する好感度MAXの状態で始まるのだけど、乳兄弟の惟光は光源氏の本命が誰なのか知らないから主に対して問い質すの。
『源氏の君、今宵はどこに向かいますか?』
すると四つの選択肢が出てくるの。
①藤壺の女御に文を送る
②二条邸へと向かう
③六条邸へと向かう
④左大臣家へと向かう
葵の上を攻略しようとしている時に【①藤壺の女御に文を送る】が出てくる理由だけど、彼女の生霊化を防ぐ事と、光源氏が生霊と化してしまった彼女に殺されない為のものなの。
藤壺の女御に文を送るのを怠ってしまうと理性のパラメーターが下がっていき嫉妬を抑えきれなくなるからね~。
藤壺の女御に文を送りつつ、好感度が上がりにくい葵の上とは夫婦にならないといけない。
そこが葵の章の難易度がナイトメアやヘルと言われる所以なの。
葵の上と夫婦になるには【左大臣家へと向かう】を選ばないといけないのだけど、次はどのようにして過ごすのかを選ばないといけないの。
①二人で楽器を演奏する
②二人で絵巻物を眺める
③二人で囲碁をする
④共に帳台で過ごす
⑤頭中将と過ごす
さっきも言ったけど葵の上は好感度が上がりにくい。というか互いの好感度は0。
そんな時に【帳台で過ごす】を選ぶと、葵の上に夕霧懐妊+車争い+六条御息所の生霊に殺されるという死亡フラグが立ってしまい紫の章が解放されてしまうの。
軽い気持ちで【頭中将と過ごす】を選んだら葵の上の死亡フラグは立たないし、好感度も関係ないから問題ないわ。
その代わり、男同士の雑談と猥談が繰り広げられるけどね。
葵の上と本当の意味で夫婦になるには①~③を繰り返して少しずつ彼女の心を開かないといけないの。
といっても【①二人で楽器を演奏する】を選んだら次に【何の楽器を演奏する?】と聞いてきて選択肢が出てくるの。
2
お気に入りに追加
23
あなたにおすすめの小説
溺愛最強 ~気づいたらゲームの世界に生息していましたが、悪役令嬢でもなければ断罪もされないので、とにかく楽しむことにしました~
夏笆(なつは)
恋愛
「おねえしゃま。こえ、すっごくおいしいでし!」
弟のその言葉は、晴天の霹靂。
アギルレ公爵家の長女であるレオカディアは、その瞬間、今自分が生きる世界が前世で楽しんだゲーム「エトワールの称号」であることを知った。
しかし、自分は王子エルミニオの婚約者ではあるものの、このゲームには悪役令嬢という役柄は存在せず、断罪も無いので、攻略対象とはなるべく接触せず、穏便に生きて行けば大丈夫と、生きることを楽しむことに決める。
醤油が欲しい、うにが食べたい。
レオカディアが何か「おねだり」するたびに、アギルレ領は、周りの領をも巻き込んで豊かになっていく。
既にゲームとは違う展開になっている人間関係、その学院で、ゲームのヒロインは前世の記憶通りに攻略を開始するのだが・・・・・?
小説家になろうにも掲載しています。
怒れるおせっかい奥様
asamurasaki
恋愛
ベレッタ・サウスカールトンは出産時に前世の記憶を思い出した。
可愛い男の子を産んだその瞬間にベレッタは前世の記憶が怒涛のことく甦った。
日本人ので三人の子持ちで孫もいた60代女性だった記憶だ。
そして今までのベレッタの人生も一緒に思い出した。
コローラル子爵家第一女として生まれたけど、実の母はベレッタが4歳の時に急な病で亡くなった。
そして母の喪が明けてすぐに父が愛人とその子を連れて帰ってきた。
それからベレッタは継母と同い年の義妹に虐げられてきた。
父も一緒になって虐げてくるクズ。
そしてベレッタは18歳でこの国の貴族なら通うことが義務付けられてるアカデミーを卒業してすぐに父の持ってきた縁談で結婚して厄介払いされた。
相手はフィンレル・サウスカールトン侯爵22歳。
子爵令嬢か侯爵と結婚なんて…恵まれているはずがない!
あのクズが持ってきた縁談だ、資金援助を条件に訳あり侯爵に嫁がされた。
そのベレッタは結婚してからも侯爵家で夫には見向きもされず、使用人には冷遇されている。
白い結婚でなかったのは侯爵がどうしても後継ぎを必要としていたからだ。
良かったのか悪かったのか、初夜のたったの一度でベレッタは妊娠して子を生んだ。
前世60代だった私が転生して19歳の少女になった訳よね?
ゲームの世界に転生ってやつかしら?でも私の20代後半の娘は恋愛ゲームやそういう異世界転生とかの小説が好きで私によく話していたけど、私はあまり知らないから娘が話してたことしかわからないから、当然どこの世界なのかわからないのよ。
どうして転生したのが私だったのかしら?
でもそんなこと言ってる場合じゃないわ!
あの私に無関心な夫とよく似ている息子とはいえ、私がお腹を痛めて生んだ愛しい我が子よ!
子供がいないなら離縁して平民になり生きていってもいいけど、子供がいるなら話は別。
私は自分の息子の為、そして私の為に離縁などしないわ!
無関心夫なんて宛にせず私が息子を立派な侯爵になるようにしてみせるわ!
前世60代女性だった孫にばぁばと言われていたベレッタが立ち上がる!
無関心夫の愛なんて求めてないけど夫にも事情があり夫にはガツンガツン言葉で責めて凹ませますが、夫へのざまあはありません。
他の人たちのざまあはアリ。
ユルユル設定です。
ご了承下さい。
拝啓、婚約者様。ごきげんよう。そしてさようなら
みおな
恋愛
子爵令嬢のクロエ・ルーベンスは今日も《おひとり様》で夜会に参加する。
公爵家を継ぐ予定の婚約者がいながら、だ。
クロエの婚約者、クライヴ・コンラッド公爵令息は、婚約が決まった時から一度も婚約者としての義務を果たしていない。
クライヴは、ずっと義妹のファンティーヌを優先するからだ。
「ファンティーヌが熱を出したから、出かけられない」
「ファンティーヌが行きたいと言っているから、エスコートは出来ない」
「ファンティーヌが」
「ファンティーヌが」
だからクロエは、学園卒業式のパーティーで顔を合わせたクライヴに、にっこりと微笑んで伝える。
「私のことはお気になさらず」
【短編】誰も幸せになんかなれない~悪役令嬢の終末~
真辺わ人
恋愛
私は前世の記憶を持つ悪役令嬢。
自分が愛する人に裏切られて殺される未来を知っている。
回避したいけれど回避できなかったらどうしたらいいの?
*後編投稿済み。これにて完結です。
*ハピエンではないので注意。
追放したんでしょ?楽しく暮らしてるのでほっといて
だましだまし
ファンタジー
私たちの未来の王子妃を影なり日向なりと支える為に存在している。
敬愛する侯爵令嬢ディボラ様の為に切磋琢磨し、鼓舞し合い、己を磨いてきた。
決して追放に備えていた訳では無いのよ?
【完結】要らないと言っていたのに今更好きだったなんて言うんですか?
星野真弓
恋愛
十五歳で第一王子のフロイデンと婚約した公爵令嬢のイルメラは、彼のためなら何でもするつもりで生活して来た。
だが三年が経った今では冷たい態度ばかり取るフロイデンに対する恋心はほとんど冷めてしまっていた。
そんなある日、フロイデンが「イルメラなんて要らない」と男友達と話しているところを目撃してしまい、彼女の中に残っていた恋心は消え失せ、とっとと別れることに決める。
しかし、どういうわけかフロイデンは慌てた様子で引き留め始めて――
幼なじみで私の友達だと主張してお茶会やパーティーに紛れ込む令嬢に困っていたら、他にも私を利用する気満々な方々がいたようです
珠宮さくら
恋愛
アンリエット・ノアイユは、母親同士が仲良くしていたからという理由で、初めて会った時に友達であり、幼なじみだと言い張るようになったただの顔なじみの侯爵令嬢に困り果てていた。
だが、そんな令嬢だけでなく、アンリエットの周りには厄介な人が他にもいたようで……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる