【館】 House of Sex Slaves

館 yakata

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episode Q. オーキョの場合 / 性奴隷施設の幽霊

Okyo 004. 幽霊の子守唄 . Orange

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「悪い夢は、見ていないかい?」


ジャンが、長い睫毛を伏せ薔薇色の頬に影を落とす。
「そうか、良かった。だけど、」
調教師の手が、ジャンの頬から離れた。
「坊やが、ここをこんなにしていてはいけないよ」
端麗な指が、シーツの布ごしにジャンの股間を包む。
栗色の睫毛が、「ぁぁ…」と震える。
館で処女を捧げてから、もう、九日間も溜め込んでいる睾丸が重たい。
「ジャン、僕に任せておいで。今夜は、もっと深く眠れるからね」


調教室に、フローラルオレンジの香りがふわり、立ち込めた。
調教師は、ジャンを座らせたソファの肘置きに座り
シーツを肌蹴させた、胸板に濡れた手を這わせた。
ジャンの胸が、艶目く。
「ジャン、鼻からゆっくり吸い込んでごらん」
これは、ジャンを不安から解き放つために、調教師が調合したスペシャルローションだ。
「いいにおい」
ジャンの喉がこくりと鳴った。
ジャンの心音はこくりこくりと、極めて穏やかだった。

調教師の指が、胸から這い上がり、うなじ、耳たぶ、こめかみ を押していく。
調教に対する緊張とゲームと漫画で拵えた凝りに、じわりと効く。
ジャンの肩が、なだらかな斜めに落ち、調教師の手は、胸に戻った。
二本の中指で、薄い胸板を飾る乳輪をくるくると辿る。
薄橙色の乳首に良く似合う香りだ。

「ぁぁ…、ン、」
ジャンは、花の雲から下りたように垂垂と流れる官能を、それをどうにもし得ない。
「あ、ぁぁ…、うんン」
調教師に、乳首を上下に弾かれて、
胸から下の肢体は感触を失ったかと思うほどこわばって、その存在を思う事にすら、消え入るばかりの羞恥を覚えた。
「ぁぁ…、ぁぁ…、」
いよいよ 芯を持ち始めた乳首を摘ままれ、捏ねられ、
「大丈夫」「いい子」「とっても」と囁かれ、
ジャンは甘い苦痛を覚え始めた。
瞳はかすみ、瞼はおもく時々痙攣している。

調教師は、その震えの訴えに ただ微笑みかけ、頷いた。
たっぷりのスペシャルローションを注ぎ済みのカップ型のオナニーホールを、シーツに忍ばせ、勃起した彼のぺニスにすっぽり被せてやる。
調教師は、ジャンの目から目を逸らさず、ジャンのぺニスを一度も見ることなく、その作業を終えた。
「アー、あ、ぁぁ、ァ、」
ジャンは、纏わりつく柔らかな濡れたシリコンの愛撫に、涎を垂らして泣いた。
九日間も灰色に沈んでいた下腹の林が活気づく。
「ぁぁ、ァ、ァ、ァ」
「そう、頭の中をカラッポにしな、ジャン」
「あぁ、ぁぁ…、あーん…」
「もっと、可愛らしくしてやろうか」
調教師が、カップをゆっくりスライドさせていく。ぺニスの包皮がやさしく引き擦られる。
チャップチャップ、
チャップチャップ、
結束バンドで一本にさせられた下半身をくねくね蠢がしながら、
ジャンは、顚倒してしまう気に すこし怯えた。
「ぁぁ…ぁぁ…、」
震える唇を、調教師の舌に慰められながら、
「フゥゥ…、」
と息を吐き、どろりと吐き出した。

オレンジフローラルと濃厚なザーメンの香りが、むわりと立ち込め、
粘り気のある水音が、ボコリと空気を含み、
調教室に響いた。

調教師は、新しいカップを手に取った。
次のものは、襞の周りに榎茸のような突起がびっちり生えているデザインだ。
ジャンには見えない。
綺羅星の如く連りたる有樣、燦然として眩き許り、
調教師の瞳に、恋をし、見とれていたからだ。


「ジャン、おかわりをどうぞ」


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