おじゅうじ／おさんじ

烏柄杓

ニャンコぅの交わり ＊

以前語ったお姫様抱っこについての続きです。

以前の語りは……リアル18世紀ドレスを妄想しつつアルファポリスさんに掲載されてる恋愛カテの小説を読むんですが、お姫様抱っこシーンで妄想ドレスの構造を見直してるんですよって内容だったんですね。
ドレスの広がりを作り出すため、ペチコートの中にサイドフープとかあってお姫様抱っこは難しいのではと。それで説明用にまたイラストを描いていたんですが……

丁度その頃、私がとても敬愛してる某作者さまの新作がアップされたんで読んでたんですよ。
するとお姫様抱っこシーンが。しかも体重三桁お嬢のお姫様抱っこ。その後華奢なヒロインを担ぐシーンもあり「これは私に対する挑戦状か？」と勝手に盛り上がりまして、描き途中のイラスト破棄して新たに描き直したんですね。

ここで注意なのは、今回のネタ、確かにその小説から影響を受けましたが二次創作ではない、その作品とは無関係のキャラであると先に言っておきます。一応念のため。
オマージュ？リスペクト？フィーチャリング？……心の中では「勝手にクロスオーバー」と呼んでおります。

話戻します。
まず「お姫様抱っこを前提としたドレス」を考えます。見た目ドレスである事、お姫様抱っこをしやすい構造である事、構造的に違和感がない事、あとオマケで可愛い事などを考えてドレスデザインします。
次に同じデザインで18世紀ドレスを考えます。
更に体重三桁の体型のドレス考えます。

左から、お姫様抱っこドレス・18世紀ドレス・ぽっちゃりドレスとなってます。描いた順番はぽっちゃりドレスが最初です。折角だから似合うドレス描きたいなと。いかがですかね？
微妙にデザインが違うのはドレスを構成するパーツの影響ですね。

ドレスを描く前にどんな体型で考えたのか、それがこちらになります。

左と中央は同じ体型、中央にはサイドフープ描いてドレスの膨らみを描けるようにします。
右のぽっちゃりさんは左・中央の体型に肉付け。女性の太りやすい箇所をぽっちゃり画像と自分の身体で確認しつつ加筆。二の腕とか背中、腹や太もも……参考にしましたよ自分を……

で、その体型に合わせてドレスを考えた。袖はきっちりしてるよりフワフワと二の腕が隠れるのが良いかなとか、フリルは前面に集めてそこ以外はスッキリさせようかとか。三人それぞれ違和感なければ着彩。

ピンクのドレスなのは……例の小説のリスペクトって事で。

全体の色が決まったんで次にお姫様抱っこを描く。練習したわ～、まだまだだけど。
不安な箇所は肘掛け付きの椅子に横座りして確認してます。
で、出来たのがこちら。

密着度を描きたかったんでこの角度になりました。

一番左は想像通りのお姫様抱っこでしたが、ドレスの華やかさがなくなってちょっと残念。

一番悩んだのは中央。コルセットの締め付け具合は？サイドフープどうする？でした。
男性の身体側のサイドフープには潰れてもらい反対側はそのまま。コルセットのために身体を捻り男性に寄り掛かれないかなと、潰れたフープつかんで上半身支えています。お尻が沈み過ぎるとコルセットで苦しくなりそうなので左のお姫様抱っこよりお尻の位置が高い。そして膝裏の手が潰れたフープなどで深く入れず膝下が少し伸びてます。フープのせいでドレスの裾が外に流れるかなと。

ぽっちゃりさんはどのくらいの幅と厚みがあるのかわからんです、ひたすら想像。足は太ももが太いので左右の足が離れるかなと。
抱き上げてる男性、両腕の脇を締めたくてもぽっちゃりさんのお腹がつかえて身体がくの字にならないから腕は開き気味。背中反って両足で踏ん張ってます。もうちょい下も描ければ良かった。
多分ぽっちゃりさんが彼の背中に回した手、服をがっしり掴んでいるかと。色々な角度で描かないとわからんですな。
予定外のネタだったけど描いてみて楽しかったわ～。

あくまでも想像なので間違ってるところも多々あるだろうな。でもこうして目にするとまた更に妄想力が高まるもんです。
そのうち和装でも描いてみるかな。


それにしても、色々と想像妄想をしてしまう作品が多く、楽しませてもらってます。他の作者さまの作品でもあーでもないこーでもないと……ほとんどがキャラ造形ではなく、建物や小道具、馬車……そして服装だったりするんですがね。
学校の外観や教室もよく想像してますね。
勝手にクロスオーバー、ここにアップしてないけど結構ありますなぁ。