32 / 51
一〇月の章
祭の陰 -1-
しおりを挟む
「僕、女子部に行きたい!」
シフトを終えた水島は、廊下へ出た途端に高らかと宣言した。実に男子高校生らしい主張だが、身なりは大正ロマンなウェイトレス姿のままだ。ここには更衣室がないため、着替えはバックヤードになっている執事科の教室に行かねばならない。
入れ替わりになる形で東條がシフトに入ったため、これから一時間は水島、宗一郎、明彦の三人で鷹鷲際を回ることになる。
「着替えたら、そのまま女子部の出し物に行こうよ。こんな時でもなきゃ秘密の花園に入れないんだし。きっと女子部の子たちも、かわいい格好してるんだろうな」
「今のところ、一番かわいいのは水島だけどね」
ウェイトレス姿のまま年頃の男子らしいことを言う水島に、明彦が笑う。
「二人はさっきプリン食べてたからいいと思うけどさ、僕お腹減った。喉乾いた。女子部にお抹茶屋さんあるみたいだよ」
「女子部に行くのはいいが、せっかくだから着替えないで、そのままの格好で行ったらどうだ?」
早速歩き出しながら、宗一郎が提案する。
「えー、なんでよ」
「その格好だと、俺たちにその口調でも違和感ないだろ。多分、制服のままいつもの調子で話してたら、女子部の先生に捕まって怒られるぞ。それに、女子はきっと女装が好きだ。人気者になれる」
「それは……いいかも」
水島は顎に手を当てしみじみと考慮した後、結局は当初嫌がっていたウェイトレス姿のままで、女子部へと向かうことになった。
鷹鷲高校の校舎は一見して一つの大きな城だが、実際には女子部と男子部で完全に分かれており、中央にある大広間を通ることでしか内部で行き交うことができない構造になっている。今、その大広間は閉鎖中だ。
三人はまず一階へ向かうと、男子部のエントランスである西口から外へと出た。現在時刻は三時。まだまだ明るいが、陽が傾きかけている。
彼らはそのままイングリッシュガーデンを通り、女子部のエントランスである東口へと向かう。
と、不意に明彦が足を止める。
その視線の先には、茂みの影に隠れるようにしてしゃがみ込む、女子部執事科生徒の姿があった。明彦の背の高さがあってからこそ見つけられた位置関係だ。彼女のシャツのリボンは外れ、ボタンも上から二つほど外れている。
「なあ、あの子。なにかあったのかな」
明彦が示し、二人も一見して、何かただならぬことがあったと分かる彼女の様子に気づいた。そして、宗一郎は彼女に見覚えがあった。春のお茶会で言葉を交わした鈴木だ。
三人は顔を見合わせてから近づいて行く。その複数人の足音に、鈴木はビクッと体を震わせた。
「君、確か……鈴木、だったよな。大丈夫か?」
極力穏やかな声音で、宗一郎が声をかける。鈴木はチラリと宗一郎の顔を見て何か言いたげに軽く口を開いたが、声は発されることなく、また地面へと視線を落とした。ぎゅっと握りしめた手が震えている。何か言いたいことがあるが、うまく反応ができない、といった様子だ。
「えっと……」
宗一郎がどうしたものかと思案しながら次の言葉を探す。そんな宗一郎と鈴木の様子に、水島が宗一郎の肩に手を置き、前へと出た。
「何か怖いことがあったんだよね。誰も君を傷つけないから、安心して? 肩に触れても大丈夫かな」
水島は鈴木と視線を合わせるようにしゃがみ込み、意識して高めの声で話しかけた。ウェイトレスの衣裳もあいまって、水島から男の気配が消え去る。
そんな水島を見て、鈴木の表情が微かに和らいだ。彼女が頷くのを見て、水島は彼女を安心させるように、軽く鈴木の肩を抱く。
「ごめんなさい。私……」
肩から伝わる体温に恐怖が僅かに和らいだ様子で、鈴木はようやく言葉を発した。しかし、溢れ出した涙に再度言葉が詰まる。
「何も謝ることないよ。落ち着いて? もしよかったら何があったか、話してくれる?」
水島は努めて高めの声で話しながら、落ち着かせるように鈴木の肩をぽんぽんと撫でる。鈴木はひとつ頷くと、意を決したように話し始めた。
「私は茉莉花様のご要望で、男子部で販売されているいちごミルクを買いに行ったのです。その途中で、あのお茶会でも接したマスターお二人……たしか、修斗様、幸也様と会いました」
鈴木の口から出てきた名前に、宗一郎は眉を寄せる。
「彼らは、私を探していたと言いました。理由を問うと、茉莉花様のご気分が悪そうだったので、別の場所へお連れしたと言うのです」
続く言葉はやはり不穏なものだ。宗一郎は、春のお茶会で一瞬だけ会った茉莉花のことを思い出していた。彼女はひどい男性恐怖症だ。鈴木が一人で男子部に飲み物を買いに行ったのも、男子部に入ることを彼女が怖がったからだと予測ができる。であれば、修斗と幸也の言葉には疑問が湧く。
宗一郎の考えを読み取ったように、鈴木は言葉を続けた。
「おかしいとは思ったんです。茉莉花様が、彼らと一緒に移動なんかはしないって。わかってはいたんですけど。もし茉莉花様が怖い目にあっていたらどうしようって」
話しているうちに、また鈴木の感情が昂りだす。
「それで私、彼らに案内されるままについて行きました。男子部二階の、東階段の奥。使われていない物置です。もちろん茉莉花様はいらっしゃらなくて、そこに入った途端、押し倒されて、修斗様が私の服に手を……」
鈴木はそこまで話すと、再びしゃくり上げた。彼女と怯えきった様子と、修斗の卑劣な行為に、話を聞いていた三人の表情も歪む。
「あいつら……許せない」
明彦が怒りに震える拳を握る。
「辛いことを話させてしまったな。このことは俺たちが責任を持って学校に報告する。あいつらには然るべき対処をしてもらうから」
鈴木には、宗一郎がそう優しく声をかけた。と、鈴木は首を振り、顔を上げる。
「まってください。まだ言わなきゃいけないことがあって」
「なんだい?」
「そうして私が無理やり押し倒された時、それまで黙って彼らのそばについていたバトラーが止めに入ってくださったんです。あの人たちは彼のことを酷く殴りつけていましたが、彼が身を挺してくださったおかげで私は逃げ出すことができました。私、すぐに助けを呼ばなきゃって思ったんです。だけど……怖くて。茉莉花様を探しにきたのに、いらっしゃらなくて。ここに隠れているしかできなくて……本当にごめんなさい」
鈴木の言葉に、明彦が目を見開いた。
「修斗の担当って、もしかして山下じゃ……」
修斗は、選定で山下と、紫陽花祭の時に従えていた岸の二人しか選ばなかった。
山下は他に尚敬とケビンにも選定されていたが、二人は他にも複数の生徒を選定している。そのため、山下は二日に一度は修斗の担当執事として過ごしていた。今日も修斗の担当が山下である可能性は大きい。
明彦の呟きを耳にすると水島は無言で立ち上がり、勢いよく駆け出した。
「おい、待て水島!」
宗一郎が慌てて静止の声をかけるが、水島の俊足は一度も止まらなかった。瞬く間に男子部の校舎の中へと消えていく。
宗一郎はすぐさま後を追おうとしたが、ごめんなさいと泣きじゃくる鈴木の様子を見れば、その場に残る他なかった。
シフトを終えた水島は、廊下へ出た途端に高らかと宣言した。実に男子高校生らしい主張だが、身なりは大正ロマンなウェイトレス姿のままだ。ここには更衣室がないため、着替えはバックヤードになっている執事科の教室に行かねばならない。
入れ替わりになる形で東條がシフトに入ったため、これから一時間は水島、宗一郎、明彦の三人で鷹鷲際を回ることになる。
「着替えたら、そのまま女子部の出し物に行こうよ。こんな時でもなきゃ秘密の花園に入れないんだし。きっと女子部の子たちも、かわいい格好してるんだろうな」
「今のところ、一番かわいいのは水島だけどね」
ウェイトレス姿のまま年頃の男子らしいことを言う水島に、明彦が笑う。
「二人はさっきプリン食べてたからいいと思うけどさ、僕お腹減った。喉乾いた。女子部にお抹茶屋さんあるみたいだよ」
「女子部に行くのはいいが、せっかくだから着替えないで、そのままの格好で行ったらどうだ?」
早速歩き出しながら、宗一郎が提案する。
「えー、なんでよ」
「その格好だと、俺たちにその口調でも違和感ないだろ。多分、制服のままいつもの調子で話してたら、女子部の先生に捕まって怒られるぞ。それに、女子はきっと女装が好きだ。人気者になれる」
「それは……いいかも」
水島は顎に手を当てしみじみと考慮した後、結局は当初嫌がっていたウェイトレス姿のままで、女子部へと向かうことになった。
鷹鷲高校の校舎は一見して一つの大きな城だが、実際には女子部と男子部で完全に分かれており、中央にある大広間を通ることでしか内部で行き交うことができない構造になっている。今、その大広間は閉鎖中だ。
三人はまず一階へ向かうと、男子部のエントランスである西口から外へと出た。現在時刻は三時。まだまだ明るいが、陽が傾きかけている。
彼らはそのままイングリッシュガーデンを通り、女子部のエントランスである東口へと向かう。
と、不意に明彦が足を止める。
その視線の先には、茂みの影に隠れるようにしてしゃがみ込む、女子部執事科生徒の姿があった。明彦の背の高さがあってからこそ見つけられた位置関係だ。彼女のシャツのリボンは外れ、ボタンも上から二つほど外れている。
「なあ、あの子。なにかあったのかな」
明彦が示し、二人も一見して、何かただならぬことがあったと分かる彼女の様子に気づいた。そして、宗一郎は彼女に見覚えがあった。春のお茶会で言葉を交わした鈴木だ。
三人は顔を見合わせてから近づいて行く。その複数人の足音に、鈴木はビクッと体を震わせた。
「君、確か……鈴木、だったよな。大丈夫か?」
極力穏やかな声音で、宗一郎が声をかける。鈴木はチラリと宗一郎の顔を見て何か言いたげに軽く口を開いたが、声は発されることなく、また地面へと視線を落とした。ぎゅっと握りしめた手が震えている。何か言いたいことがあるが、うまく反応ができない、といった様子だ。
「えっと……」
宗一郎がどうしたものかと思案しながら次の言葉を探す。そんな宗一郎と鈴木の様子に、水島が宗一郎の肩に手を置き、前へと出た。
「何か怖いことがあったんだよね。誰も君を傷つけないから、安心して? 肩に触れても大丈夫かな」
水島は鈴木と視線を合わせるようにしゃがみ込み、意識して高めの声で話しかけた。ウェイトレスの衣裳もあいまって、水島から男の気配が消え去る。
そんな水島を見て、鈴木の表情が微かに和らいだ。彼女が頷くのを見て、水島は彼女を安心させるように、軽く鈴木の肩を抱く。
「ごめんなさい。私……」
肩から伝わる体温に恐怖が僅かに和らいだ様子で、鈴木はようやく言葉を発した。しかし、溢れ出した涙に再度言葉が詰まる。
「何も謝ることないよ。落ち着いて? もしよかったら何があったか、話してくれる?」
水島は努めて高めの声で話しながら、落ち着かせるように鈴木の肩をぽんぽんと撫でる。鈴木はひとつ頷くと、意を決したように話し始めた。
「私は茉莉花様のご要望で、男子部で販売されているいちごミルクを買いに行ったのです。その途中で、あのお茶会でも接したマスターお二人……たしか、修斗様、幸也様と会いました」
鈴木の口から出てきた名前に、宗一郎は眉を寄せる。
「彼らは、私を探していたと言いました。理由を問うと、茉莉花様のご気分が悪そうだったので、別の場所へお連れしたと言うのです」
続く言葉はやはり不穏なものだ。宗一郎は、春のお茶会で一瞬だけ会った茉莉花のことを思い出していた。彼女はひどい男性恐怖症だ。鈴木が一人で男子部に飲み物を買いに行ったのも、男子部に入ることを彼女が怖がったからだと予測ができる。であれば、修斗と幸也の言葉には疑問が湧く。
宗一郎の考えを読み取ったように、鈴木は言葉を続けた。
「おかしいとは思ったんです。茉莉花様が、彼らと一緒に移動なんかはしないって。わかってはいたんですけど。もし茉莉花様が怖い目にあっていたらどうしようって」
話しているうちに、また鈴木の感情が昂りだす。
「それで私、彼らに案内されるままについて行きました。男子部二階の、東階段の奥。使われていない物置です。もちろん茉莉花様はいらっしゃらなくて、そこに入った途端、押し倒されて、修斗様が私の服に手を……」
鈴木はそこまで話すと、再びしゃくり上げた。彼女と怯えきった様子と、修斗の卑劣な行為に、話を聞いていた三人の表情も歪む。
「あいつら……許せない」
明彦が怒りに震える拳を握る。
「辛いことを話させてしまったな。このことは俺たちが責任を持って学校に報告する。あいつらには然るべき対処をしてもらうから」
鈴木には、宗一郎がそう優しく声をかけた。と、鈴木は首を振り、顔を上げる。
「まってください。まだ言わなきゃいけないことがあって」
「なんだい?」
「そうして私が無理やり押し倒された時、それまで黙って彼らのそばについていたバトラーが止めに入ってくださったんです。あの人たちは彼のことを酷く殴りつけていましたが、彼が身を挺してくださったおかげで私は逃げ出すことができました。私、すぐに助けを呼ばなきゃって思ったんです。だけど……怖くて。茉莉花様を探しにきたのに、いらっしゃらなくて。ここに隠れているしかできなくて……本当にごめんなさい」
鈴木の言葉に、明彦が目を見開いた。
「修斗の担当って、もしかして山下じゃ……」
修斗は、選定で山下と、紫陽花祭の時に従えていた岸の二人しか選ばなかった。
山下は他に尚敬とケビンにも選定されていたが、二人は他にも複数の生徒を選定している。そのため、山下は二日に一度は修斗の担当執事として過ごしていた。今日も修斗の担当が山下である可能性は大きい。
明彦の呟きを耳にすると水島は無言で立ち上がり、勢いよく駆け出した。
「おい、待て水島!」
宗一郎が慌てて静止の声をかけるが、水島の俊足は一度も止まらなかった。瞬く間に男子部の校舎の中へと消えていく。
宗一郎はすぐさま後を追おうとしたが、ごめんなさいと泣きじゃくる鈴木の様子を見れば、その場に残る他なかった。
0
お気に入りに追加
11
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
フラレたばかりのダメヒロインを応援したら修羅場が発生してしまった件
遊馬友仁
青春
校内ぼっちの立花宗重は、クラス委員の上坂部葉月が幼馴染にフラれる場面を目撃してしまう。さらに、葉月の恋敵である転校生・名和リッカの思惑を知った宗重は、葉月に想いを諦めるな、と助言し、叔母のワカ姉やクラスメートの大島睦月たちの協力を得ながら、葉月と幼馴染との仲を取りもつべく行動しはじめる。
一方、宗重と葉月の行動に気付いたリッカは、「私から彼を奪えるもの奪ってみれば?」と、挑発してきた!
宗重の前では、態度を豹変させる転校生の真意は、はたして―――!?
※本作は、2024年に投稿した『負けヒロインに花束を』を大幅にリニューアルした作品です。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

切り札の男
古野ジョン
青春
野球への未練から、毎日のようにバッティングセンターに通う高校一年生の久保雄大。
ある日、野球部のマネージャーだという滝川まなに野球部に入るよう頼まれる。
理由を聞くと、「三年の兄をプロ野球選手にするため、少しでも大会で勝ち上がりたい」のだという。
そんな簡単にプロ野球に入れるわけがない。そう思った久保は、つい彼女と口論してしまう。
その結果、「兄の球を打ってみろ」とけしかけられてしまった。
彼はその挑発に乗ってしまうが……
小説家になろう・カクヨム・ハーメルンにも掲載しています。

女豹の恩讐『死闘!兄と妹。禁断のシュートマッチ』
コバひろ
大衆娯楽
前作 “雌蛇の罠『異性異種格闘技戦』男と女、宿命のシュートマッチ”
(全20話)の続編。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/329235482/129667563/episode/6150211
男子キックボクサーを倒したNOZOMIのその後は?
そんな女子格闘家NOZOMIに敗れ命まで落とした父の仇を討つべく、兄と娘の青春、家族愛。
格闘技を通して、ジェンダーフリー、ジェンダーレスとは?を描きたいと思います。

猿の内政官 ~天下統一のお助けのお助け~
橋本洋一
歴史・時代
この世が乱れ、国同士が戦う、戦国乱世。
記憶を失くした優しいだけの少年、雲之介(くものすけ)と元今川家の陪々臣(ばいばいしん)で浪人の木下藤吉郎が出会い、二人は尾張の大うつけ、織田信長の元へと足を運ぶ。織田家に仕官した雲之介はやがて内政の才を発揮し、二人の主君にとって無くてはならぬ存在へとなる。
これは、優しさを武器に二人の主君を天下人へと導いた少年の物語
※架空戦記です。史実で死ぬはずの人物が生存したり、歴史が早く進む可能性があります
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる