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2.次の恋は意外と身近に(ハロウィンパーティー編)
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「べアックー!!彼女迎えに来てるぞー!!」
騎士団の練習中、少し残って打ち込み練習をしていたら、同僚に呼ばれた。
呼ばれた方を見ると、俺の恋人、カイルがサラサラのちょっと長めの赤い前髪を風になびかせ、キラキラとした笑顔で手を降っていた。
思わずとくんと胸が高鳴るが、表情には出さず、片手を上げて了解の意を伝える。
「カイル、ベアックに飽きたらいつでも俺のとこ来いよ?」
呼んでくれた同僚はそう言ってふざけていた。
「ありがとうございます。でも僕がベアックさんにべた惚れなんで、大丈夫です」
「マジで!?ベアック、お前、こんなかわいい子にそんな事言ってもらえてホント幸せもんだなぁ!!」
同僚は俺の首根っこを捕まえると、ブラウンの俺の髪をわさわさとかき乱した。
「お…おう…」
俺は微妙な返事をしておいた。
たしかに俺は、茶色の髪に茶色の瞳で、こんな美形の恋人を持つようなイケメンではない。
騎士団で鍛えているから、身体は大きくがっしりしているだけの、まぁいわゆるフツーの人種だ。
こんな美人な恋人ができて同僚たちがうらやましがるのも分からないではない。
だが、根本的に皆誤解している。
コイツは『攻め』だ!!そして、俺が『受け』!!
そう、明らかに俺のほうが身体が大きいから、カイルを『彼女』と思っているヤツも多いが、実際は逆なのだ。
……内緒だけど。
「じゃぁ、ベアックさん、帰ろうか?」
カイルの優しいところは、そんな周りの誤解を否定することもせず、俺のメンツを守ってくれるとこ。
あとは…後、なんかあったっけ?
*
「んっ…あ…もう…やめ…あ…もう、普通に…普通に‥やれって!!」
シャワーを浴びるから待ってて、といったにも関わらず、そんな時間も与えられず、カイルの自宅へと連れ込まれ、今、浴室。
もともと、明日からお互い連休だったので、お泊りする予定ではあったけど。
シャワーで軽く汗を流した後、バスタブの縁に腰掛け、俺は全裸で股を開かされていた。
股の間にはカイル。
「ほら、動くと大事なとこが切れてあぶないよ。おとなしくして」
俺のペニスの周辺にはシェービングフォームが塗りたくられ、俺の伸びかけた下の毛をカイルがカミソリで剃っていた。怪我をしないように、竿や陰嚢を持ち上げたり、横にずらしたりしていじるから、俺のちんこは半立ち状態。動くなって言うなら、その手つきやめろ。
治癒魔法を得意とする恋人は、俺につけた大量のキスマークを消す代わりに、陰毛を剃ることを条件に出してきた。
てか、カイルがつけたキスマークを自分で消す。
結果、俺のちんこがツルツルになるとか、俺、損しかしてなくね?と思うのだが、いつもいいように丸め込まれて結局いいなりだ。
一度剃ってしまうと、伸びた毛がチクチクして違和感がすごい。
痒くなったりもするので、一度自分で剃ったら、カイルが怒って「もう二度と自分で剃りません」と約束するまでイカされた。
本当は、その違和感に数日耐えて、もとのように生やしたら楽なのだが、それはカイルが許さなかった。
騎士団の大浴場とかにいかせたくないんだと。
こんなガチムチのおっさん、だれも興味なくね?と思うが、カイルが嫌がるから素直に従っている。
いや、物理的にツルツルの下半身を見せられないっていうのもあるんだが。
「はい、こっちはオッケー。次後ろ」
「…う…」
付き合うようになってから毎回のことだが、数を重ねていても恥ずかしいものは恥ずかしい。
身体の向きを変え、上半身をバスタブの縁に預けるようにして、お尻をカイルの方に突き出すと、尻たぶを自分で広げる。
カイルの目の前に後孔を突き出し、肉輪の周りも綺麗に剃ってもらう。
カイルに見られていると思うと、排泄穴がヒクヒクとちんこを求めて収縮を繰り返す。体内から液が漏れ出る感触がするが、「ただ剃られているだけだ」と必死に肉欲を抑え込む。
そんな、俺の様子に気づいて、カイルは穴を縦になぞった。なぞる度に、シェービングフォームで滑りの良くなった指の先がつぷっと第一関節だけ体内に侵入し出ていった。
「…あん♡」
「ふふ、ベアックさんの穴、縦割れになってきたね。もうすっかりおまんこだ」
全身が真っ赤になり、尻たぶを持つ手から力が抜ける。
「ほら、ちゃんと持って」
カイルは、俺の手の下辺りの尻をぴしゃりと打った。
再び手に力を入れ、穴を広げると、カイルは満足げに頷いた。
あぁ、なんで逆らえないんだろう。
「さぁ、きれいになったよ」
カイルが剃り終わり泡を流すと、長い羞恥プレイに俺は息も絶え絶えだった。
後ろを刺激していないためゆるくしか立ち上がらないペニスは、イカせてもらいたくて鈴口がぱくぱくしていた。
剃り残しがないか、触ってチェックしているカイルの手を掴み、潤んだ瞳で懇願する。
「カイル…お願い…」
「しょうがないなぁ」
カイルは、俺のペニスを口に含み、後孔に指を突っ込むと、慣れた手つきでぷっくりと腫れた俺の前立腺を刺激した。
「あっ…あっ…あっ…♡」
くすぶっていた快楽が早急に腰のあたりにせり上がってくる。
「あ…あ…あ…あ…い、イクっ!!」
俺はあっけなくカイルの口で達した。
「見て、たくさん♡」
出した白濁を口を開けて見せてきた。
「見せるな、んなもん。早く口すすげ」
バスタブの縁に座り、そっぽをむくと、カイルが迫ってきた。
「やっ、やめっ!!」
後ろにひっくり返りそうになり慌てると、カイルがニヤリと笑い俺の顔を押さえながら、唇を重ねてきた。
「~~~!!??」
口の中に侵入してくる、唾液とは違う青臭くとろみのある液体。
あわてて、カイルの拘束を解いて口の中のもの吐き出す。
「おまっ、ホント悪趣味」
「ベアックさんが戸惑うのがかわいくて♡」
そういって、口の中にわずかに残った精液を飲み、赤い唇をぺろりと舐めた。
*
「ねぇ、機嫌直して。ちょっとした冗談じゃん」
「お前のはたちが悪い!」
先程の風呂の件を俺はまだ怒っていた。カイルのを飲むのはまだいい。
でも、自分が吐き出したものを飲ませるとか、もうホントコイツの性癖やばい。
俺は怒りながらも向かい合って、食事をしていた。
今日はカイルの提案で、ハロウィンパーティをすることになっていたからだ。
雑貨屋で買ってきたらしいガーランドやオーナメントで部屋は季節感ある飾り付けになっていた。
料理は、まぁいつも通り肉メインだが、かぼちゃのスープや紫芋を使ったモンブランなど、ちょっと手が込んでた。
「ハロウィンって、子供がやるもんじゃねぇの?大人二人で何すんの?」と聞いたら、「大人には大人の楽しみ方があるんだ」とか。
こういう雰囲気を楽しむのかな、と脳筋の俺にはよくわからないが、これだけ準備してくれたなら、雰囲気を乱しちゃまずいと思って、少し許してやろうかな、とか思った。
◆
…と思った俺が馬鹿だった!
いや、毎回このパターンじゃねぇ?
学習しろよ、俺!!
食事が終わって、少し許す気になった俺に、猫のコスチュームを着せたカイル。
いや、それが…。
「ただのビキニじゃねぇか!?」
発達した胸筋の乳首だけを三角の布で隠し、首と背中を紐で結ぶだけのトップと、ムチムチのお尻に食い込む黒いパンツ。
股間こそ隠すものの、お尻は完全丸見えのTバック。
尾底骨辺りに猫のしっぽがついている。
「いやだなぁ、まだ完成じゃないって。はい、コレ」
両手に黒猫の手を被せられ手首で締められると、自分では抜けなくなった。
「あと、耳に鼻でしょー?あ、あとちゃんと飼い猫だってわかるように鈴付きの首輪もね」
俺が戸惑っている間に、手際よく仕上げていくカイル。
「できた♡はい、おすわり」
「俺は猫じゃねぇ!」
「あ、おすわりは犬か。でもできるでしょ?」
渋々床にぺたんと座ると、キツキツのTバックが引っ張られ、Vラインと穴がきゅっと締め付けられた。
それが股間を固くさせ、余計後孔を締め付ける。
早く入れて欲しくなって、上目遣いで見上げると、カイルは満足げに頷いた。
「やっぱり、エロいなぁ♡」
どこがだ!!と心のなかでツッコむが、この後与えられる快楽への期待で無言でうつむく。
「ふふ、期待で大きくなってきてる♡」
カイルが、服の上から、俺の股間の膨らみをやわやわと揉んで確認した。
後孔がきゅんとしまって、尾底骨辺りについているしっぽがぴくんと揺れた。
しっぽが揺れるのを見て、カイルはニヤリと小悪魔な笑みを浮かべた。
あぁ、この笑みに逆らえないんだった。
ベッドに座ったカイルの足の間に身体を入れ、口だけでペニスをしゃぶる。
息苦しいから猫鼻はとってもらった。
猫の足をつけられていて、手は使えない。
「僕はさ、ベアックさんの肌を誰にも見せたくないわけ。でも僕の恋人は平気で上半身裸になったりしちゃうしさ」
カイルはしばらく、オレの頭をなでた後、手を伸ばして、ビキニの上から乳首をつまんできた。引っ張ったり、押しつぶしたり、だが、布越しの刺激がもどかしい。
「そ…れは…だって…」
鍛錬してると、汗かくし、暑くなったら脱ぐのは当たり前だろ?
「もういっそのこと、乳首に穴開けて、名札つけとこうかな?僕のですって」
「いや、そ…それは…さすがにむ…り…」
ちゃんと拒否しとかないと、こいつなら本当にやりかねなさそうで怖い。
「いい?ベアックさんはもう僕のなんだから、人前で脱ぐとか、そんなハレンチなことしちゃだめだよ?」
「…してない…し…」
カイルは、三角の布地の下に手を入れ直接乳首を刺激してきた。
もどかしさから解放されてほっとすると同時に、直接の刺激に慣らされた乳首に全身が反応し、股間とお尻の割れ目が締め付けられて痛い。
「まぁ、でも、ベアックさんもケツ穴とか乳首でイッちゃうような淫乱です、ってバレたくなかったら、ちょっと自覚持ったほうがいいよ。乳首、大きくなってきてるし、今日もっと育てるし♡」
「あ…え…?お前…何塗って…?」
突然乳首がじんじんと熱を持ち始めた。
ビキニの布越しでも、乳首がぷっくりと立ち上がったのがわかる。
むず痒くて、掻きたいのに、猫の手が邪魔してできない。思わず胸を押さえてうずくまる。
「恋人に自覚を持たせるための訓練。あ、舐めても平気な植物性のものだから、安心して」
「…やめ…ろ…拭けっ…て…」
「ちょっと、身体起こして?」
カイルは俺の肩をつかんで体勢を起こした。
みると、ピンク色でΩ型をした指先くらいのシリコン製の物を持っていた。
その中の空気をきゅっと抜くと、俺の乳首に吸い付けた。
「いや…なに、これ…やめ…」
俺が慌てている間にもう片方もつけると、乳首を覆う柔らかい物体は振動し始めた。
「あ…いや…やめ…お願い…やめ…」
一瞬の間につけられたから、よくわかっていなかったが、そのΩ型の中には、ブラシ状になっていた。
薬を塗られ、敏感になっている乳首が、振動によって刺激される。
そうでなくとも、カイルに開発されて既に敏感になっている乳首には刺激が強い。
乳首だけに与えられる強い刺激に、目がチカチカしてきた。
股間も後孔の締め付けも更にきつくなっていたが、そのもどかしさで、ないはずの子宮が疼く。
動けなくなった俺をベッドに横たわらせ、悶える姿を楽しむカイル。
手があたって外れたらいけないと、猫の手の手首を締める紐に別の紐を通し、手を上げさせると、ベッドの上部に固定してしまった。
これで乳首のバイブは自力では外せなくなってしまった。
身をよじることにより、猫耳がずれ、ビキニの背中の紐が外れ、黒い三角の布がせり上がり、器具に苛まれている乳首があわらになった。
「おね…お願い…これはずしてぇ…」
「やば…興奮する。ね、ベアックさん舐めて。口でイカせてくれたら外してあげる」
悶えている俺の口にカイルはギンギンに勃ったちんこを突っ込んできた。
カイルの見た目とは異なる、グロテスクで大きいペニスで口の中が一杯になる。
それをガンガン喉の奥までついてくるから、息苦しさと、下半身の締め付け、乳首への強烈な刺激で頭が真っ白になりかけていた。
首元でなっているはずの鈴がチリチリ遠くで聞こえる気がした。
―――あ、あ、イクっ…イクっ…
「~~~んんんっっっ!!!!」
イク直前にカイルは自分の物を引き抜き、顔面に白濁をかけた。
中イキで体内が痙攣し、つま先までピンと硬直している身体は、抵抗することもなくその液体を受け止める。
締め付けられていた下半身は少し楽になったが、Tバックの中は自らが吐き出した液体で濡れていた。
「あ~もう、ベアックさん最高♡」
顔面に白濁をつけたまま、首だけ少し上げて、自分の乳首を見ると、バイブが外された乳首は、吸引され強い刺激を与えられたため、赤く大きく盛り上がり、じんじんと存在感を訴えていた。
――――あぁ、もう嫌な予感しかしねぇ。
変わらず手を上部へ固定されたまま、ため息をついて、頭を下ろす。
顔にかけられた白濁が、つっとこめかみの方へ流れてきた。
「カイル、もう手外して」
もう流石に今日はいいだろう、と訴えるとカイルはキョトンとして、「え?まだするよ?」と当たり前のようにいった。
「いや、もう腰だるいし」
「何いってんの、これからじゃん。僕の精子で顔汚して、乳首こんなに大きく作り変えられて…僕がベアックさんの身体変えていってると思うと…はぁ…たまんない♡」
カイルはうっとりと俺を見た。
いや、こいつ前から頭おかしいと思ってたけど、ホントおかしいな。大丈夫か?
「それにさ、一番はここだよね」
カイルは、ベアックの足を割り開くと、Tバックの上から股間を掴んでにっこり笑った。
黒い布はぐちゃっと音を立てた。
達して柔らかくなったペニスに、冷たくなった白濁が絡みつく。
「ひっ!!」
「おまんこは縦割れになったし、あんな大きかったおちんちんもちっちゃくなって…」
カイルはTバックをずらして、俺のペニスを引っ張り出して扱き始めた。
や、やっぱ小さくなってきてるよね。
ケツでしかイケなくなってるし(いや、乳首でもイケるか)、カイルのを覚えてからは特にそんな気がしてた。
「ほら、みて。おちんちんだけじゃこんなに柔らかいのに、ここ突っ込むと…」
「……んっ…!!」
ベアックのペニスは、後孔の刺激で簡単に固くなった。
――――知ってる。だって初めての時からそうだったじゃん、俺。
もう、だるいと思ってたのに、刺激をされればすぐに身体が反応してしまう。
腰回りに甘い感覚が蘇ってきて、甘いと吐息が漏れる。
蕩けた後孔は、切っ先が当てられると早く早くとねだっていた。
つぷり。
「ふぅん…♡」
一番太い部分が侵入すると、嬉しさで声が漏れる。
散々慣らされた身体はやはりこの刺激を求めていた。
奥まで入るように尻を上げ角度を調整し、大きく股を開いてカイルの剛直を受け入れる。
カイルは、先端だけ残して、腰を引き、一気に再奥まで突っ込む。
「んーっ♡んっ♡んっ♡」
カイルの腰の動きに合わせて、自らも腰を振る。
履いたままのTバックの締め付けと拘束された手が凌辱じみた快楽をもたらしていた。
もともと持っていた「自分より大きな人に犯されたい」という欲望が、自分よりも若い美形に犯される屈辱感を快感へと変えてゆく。
「ふふ、パンツ、きつきつだったね。擦れて赤くなってる♡」
カイルが腰を打ち付けながら、Tバックで擦れて赤くなった、Vラインをなぞった。
打ち付ける度に、ベアックのペニスは上下に揺れていた。
「あ…あ…もう…もう…イクっ!!イクっ!!」
肉輪がギューっと締まり、体内が大きく波打ち、その締め付けでカイルも達した。
最奥にかけられる液体の存在を感じ、ベアックはとろんとしたまま目を閉じた。
*
目を覚ますと身体はきれいになっていて、拘束されていた手は外され、猫の手も精液で汚れていたTバックも脱がされていた。
横でカイルがにこにこしながらこちらを見ている。
「てか、なんで、全裸なのに首輪と猫耳は付いてんだよ!?」
「だって、このハロウィンの連休中、ベアックさんは僕の猫だもん♡」
「猫じゃねぇ!!」
どんな理屈だ、それ。
「あ、そっか。しっぽがないよね。安心して、用意してあるから♡」
そう言って取り出したのは…。
「それ、バイブじゃねぇか!!」
もちろん、その後、後孔にしっぽ付きのバイブを突っ込まれ、散々喘がされたのは言うまでもない。
休暇が開ける時に、カイルはニコニコしながらいった。
「次はクリスマスかー、楽しみだな♡」
「二度としねえっ!!」
(おわり)
騎士団の練習中、少し残って打ち込み練習をしていたら、同僚に呼ばれた。
呼ばれた方を見ると、俺の恋人、カイルがサラサラのちょっと長めの赤い前髪を風になびかせ、キラキラとした笑顔で手を降っていた。
思わずとくんと胸が高鳴るが、表情には出さず、片手を上げて了解の意を伝える。
「カイル、ベアックに飽きたらいつでも俺のとこ来いよ?」
呼んでくれた同僚はそう言ってふざけていた。
「ありがとうございます。でも僕がベアックさんにべた惚れなんで、大丈夫です」
「マジで!?ベアック、お前、こんなかわいい子にそんな事言ってもらえてホント幸せもんだなぁ!!」
同僚は俺の首根っこを捕まえると、ブラウンの俺の髪をわさわさとかき乱した。
「お…おう…」
俺は微妙な返事をしておいた。
たしかに俺は、茶色の髪に茶色の瞳で、こんな美形の恋人を持つようなイケメンではない。
騎士団で鍛えているから、身体は大きくがっしりしているだけの、まぁいわゆるフツーの人種だ。
こんな美人な恋人ができて同僚たちがうらやましがるのも分からないではない。
だが、根本的に皆誤解している。
コイツは『攻め』だ!!そして、俺が『受け』!!
そう、明らかに俺のほうが身体が大きいから、カイルを『彼女』と思っているヤツも多いが、実際は逆なのだ。
……内緒だけど。
「じゃぁ、ベアックさん、帰ろうか?」
カイルの優しいところは、そんな周りの誤解を否定することもせず、俺のメンツを守ってくれるとこ。
あとは…後、なんかあったっけ?
*
「んっ…あ…もう…やめ…あ…もう、普通に…普通に‥やれって!!」
シャワーを浴びるから待ってて、といったにも関わらず、そんな時間も与えられず、カイルの自宅へと連れ込まれ、今、浴室。
もともと、明日からお互い連休だったので、お泊りする予定ではあったけど。
シャワーで軽く汗を流した後、バスタブの縁に腰掛け、俺は全裸で股を開かされていた。
股の間にはカイル。
「ほら、動くと大事なとこが切れてあぶないよ。おとなしくして」
俺のペニスの周辺にはシェービングフォームが塗りたくられ、俺の伸びかけた下の毛をカイルがカミソリで剃っていた。怪我をしないように、竿や陰嚢を持ち上げたり、横にずらしたりしていじるから、俺のちんこは半立ち状態。動くなって言うなら、その手つきやめろ。
治癒魔法を得意とする恋人は、俺につけた大量のキスマークを消す代わりに、陰毛を剃ることを条件に出してきた。
てか、カイルがつけたキスマークを自分で消す。
結果、俺のちんこがツルツルになるとか、俺、損しかしてなくね?と思うのだが、いつもいいように丸め込まれて結局いいなりだ。
一度剃ってしまうと、伸びた毛がチクチクして違和感がすごい。
痒くなったりもするので、一度自分で剃ったら、カイルが怒って「もう二度と自分で剃りません」と約束するまでイカされた。
本当は、その違和感に数日耐えて、もとのように生やしたら楽なのだが、それはカイルが許さなかった。
騎士団の大浴場とかにいかせたくないんだと。
こんなガチムチのおっさん、だれも興味なくね?と思うが、カイルが嫌がるから素直に従っている。
いや、物理的にツルツルの下半身を見せられないっていうのもあるんだが。
「はい、こっちはオッケー。次後ろ」
「…う…」
付き合うようになってから毎回のことだが、数を重ねていても恥ずかしいものは恥ずかしい。
身体の向きを変え、上半身をバスタブの縁に預けるようにして、お尻をカイルの方に突き出すと、尻たぶを自分で広げる。
カイルの目の前に後孔を突き出し、肉輪の周りも綺麗に剃ってもらう。
カイルに見られていると思うと、排泄穴がヒクヒクとちんこを求めて収縮を繰り返す。体内から液が漏れ出る感触がするが、「ただ剃られているだけだ」と必死に肉欲を抑え込む。
そんな、俺の様子に気づいて、カイルは穴を縦になぞった。なぞる度に、シェービングフォームで滑りの良くなった指の先がつぷっと第一関節だけ体内に侵入し出ていった。
「…あん♡」
「ふふ、ベアックさんの穴、縦割れになってきたね。もうすっかりおまんこだ」
全身が真っ赤になり、尻たぶを持つ手から力が抜ける。
「ほら、ちゃんと持って」
カイルは、俺の手の下辺りの尻をぴしゃりと打った。
再び手に力を入れ、穴を広げると、カイルは満足げに頷いた。
あぁ、なんで逆らえないんだろう。
「さぁ、きれいになったよ」
カイルが剃り終わり泡を流すと、長い羞恥プレイに俺は息も絶え絶えだった。
後ろを刺激していないためゆるくしか立ち上がらないペニスは、イカせてもらいたくて鈴口がぱくぱくしていた。
剃り残しがないか、触ってチェックしているカイルの手を掴み、潤んだ瞳で懇願する。
「カイル…お願い…」
「しょうがないなぁ」
カイルは、俺のペニスを口に含み、後孔に指を突っ込むと、慣れた手つきでぷっくりと腫れた俺の前立腺を刺激した。
「あっ…あっ…あっ…♡」
くすぶっていた快楽が早急に腰のあたりにせり上がってくる。
「あ…あ…あ…あ…い、イクっ!!」
俺はあっけなくカイルの口で達した。
「見て、たくさん♡」
出した白濁を口を開けて見せてきた。
「見せるな、んなもん。早く口すすげ」
バスタブの縁に座り、そっぽをむくと、カイルが迫ってきた。
「やっ、やめっ!!」
後ろにひっくり返りそうになり慌てると、カイルがニヤリと笑い俺の顔を押さえながら、唇を重ねてきた。
「~~~!!??」
口の中に侵入してくる、唾液とは違う青臭くとろみのある液体。
あわてて、カイルの拘束を解いて口の中のもの吐き出す。
「おまっ、ホント悪趣味」
「ベアックさんが戸惑うのがかわいくて♡」
そういって、口の中にわずかに残った精液を飲み、赤い唇をぺろりと舐めた。
*
「ねぇ、機嫌直して。ちょっとした冗談じゃん」
「お前のはたちが悪い!」
先程の風呂の件を俺はまだ怒っていた。カイルのを飲むのはまだいい。
でも、自分が吐き出したものを飲ませるとか、もうホントコイツの性癖やばい。
俺は怒りながらも向かい合って、食事をしていた。
今日はカイルの提案で、ハロウィンパーティをすることになっていたからだ。
雑貨屋で買ってきたらしいガーランドやオーナメントで部屋は季節感ある飾り付けになっていた。
料理は、まぁいつも通り肉メインだが、かぼちゃのスープや紫芋を使ったモンブランなど、ちょっと手が込んでた。
「ハロウィンって、子供がやるもんじゃねぇの?大人二人で何すんの?」と聞いたら、「大人には大人の楽しみ方があるんだ」とか。
こういう雰囲気を楽しむのかな、と脳筋の俺にはよくわからないが、これだけ準備してくれたなら、雰囲気を乱しちゃまずいと思って、少し許してやろうかな、とか思った。
◆
…と思った俺が馬鹿だった!
いや、毎回このパターンじゃねぇ?
学習しろよ、俺!!
食事が終わって、少し許す気になった俺に、猫のコスチュームを着せたカイル。
いや、それが…。
「ただのビキニじゃねぇか!?」
発達した胸筋の乳首だけを三角の布で隠し、首と背中を紐で結ぶだけのトップと、ムチムチのお尻に食い込む黒いパンツ。
股間こそ隠すものの、お尻は完全丸見えのTバック。
尾底骨辺りに猫のしっぽがついている。
「いやだなぁ、まだ完成じゃないって。はい、コレ」
両手に黒猫の手を被せられ手首で締められると、自分では抜けなくなった。
「あと、耳に鼻でしょー?あ、あとちゃんと飼い猫だってわかるように鈴付きの首輪もね」
俺が戸惑っている間に、手際よく仕上げていくカイル。
「できた♡はい、おすわり」
「俺は猫じゃねぇ!」
「あ、おすわりは犬か。でもできるでしょ?」
渋々床にぺたんと座ると、キツキツのTバックが引っ張られ、Vラインと穴がきゅっと締め付けられた。
それが股間を固くさせ、余計後孔を締め付ける。
早く入れて欲しくなって、上目遣いで見上げると、カイルは満足げに頷いた。
「やっぱり、エロいなぁ♡」
どこがだ!!と心のなかでツッコむが、この後与えられる快楽への期待で無言でうつむく。
「ふふ、期待で大きくなってきてる♡」
カイルが、服の上から、俺の股間の膨らみをやわやわと揉んで確認した。
後孔がきゅんとしまって、尾底骨辺りについているしっぽがぴくんと揺れた。
しっぽが揺れるのを見て、カイルはニヤリと小悪魔な笑みを浮かべた。
あぁ、この笑みに逆らえないんだった。
ベッドに座ったカイルの足の間に身体を入れ、口だけでペニスをしゃぶる。
息苦しいから猫鼻はとってもらった。
猫の足をつけられていて、手は使えない。
「僕はさ、ベアックさんの肌を誰にも見せたくないわけ。でも僕の恋人は平気で上半身裸になったりしちゃうしさ」
カイルはしばらく、オレの頭をなでた後、手を伸ばして、ビキニの上から乳首をつまんできた。引っ張ったり、押しつぶしたり、だが、布越しの刺激がもどかしい。
「そ…れは…だって…」
鍛錬してると、汗かくし、暑くなったら脱ぐのは当たり前だろ?
「もういっそのこと、乳首に穴開けて、名札つけとこうかな?僕のですって」
「いや、そ…それは…さすがにむ…り…」
ちゃんと拒否しとかないと、こいつなら本当にやりかねなさそうで怖い。
「いい?ベアックさんはもう僕のなんだから、人前で脱ぐとか、そんなハレンチなことしちゃだめだよ?」
「…してない…し…」
カイルは、三角の布地の下に手を入れ直接乳首を刺激してきた。
もどかしさから解放されてほっとすると同時に、直接の刺激に慣らされた乳首に全身が反応し、股間とお尻の割れ目が締め付けられて痛い。
「まぁ、でも、ベアックさんもケツ穴とか乳首でイッちゃうような淫乱です、ってバレたくなかったら、ちょっと自覚持ったほうがいいよ。乳首、大きくなってきてるし、今日もっと育てるし♡」
「あ…え…?お前…何塗って…?」
突然乳首がじんじんと熱を持ち始めた。
ビキニの布越しでも、乳首がぷっくりと立ち上がったのがわかる。
むず痒くて、掻きたいのに、猫の手が邪魔してできない。思わず胸を押さえてうずくまる。
「恋人に自覚を持たせるための訓練。あ、舐めても平気な植物性のものだから、安心して」
「…やめ…ろ…拭けっ…て…」
「ちょっと、身体起こして?」
カイルは俺の肩をつかんで体勢を起こした。
みると、ピンク色でΩ型をした指先くらいのシリコン製の物を持っていた。
その中の空気をきゅっと抜くと、俺の乳首に吸い付けた。
「いや…なに、これ…やめ…」
俺が慌てている間にもう片方もつけると、乳首を覆う柔らかい物体は振動し始めた。
「あ…いや…やめ…お願い…やめ…」
一瞬の間につけられたから、よくわかっていなかったが、そのΩ型の中には、ブラシ状になっていた。
薬を塗られ、敏感になっている乳首が、振動によって刺激される。
そうでなくとも、カイルに開発されて既に敏感になっている乳首には刺激が強い。
乳首だけに与えられる強い刺激に、目がチカチカしてきた。
股間も後孔の締め付けも更にきつくなっていたが、そのもどかしさで、ないはずの子宮が疼く。
動けなくなった俺をベッドに横たわらせ、悶える姿を楽しむカイル。
手があたって外れたらいけないと、猫の手の手首を締める紐に別の紐を通し、手を上げさせると、ベッドの上部に固定してしまった。
これで乳首のバイブは自力では外せなくなってしまった。
身をよじることにより、猫耳がずれ、ビキニの背中の紐が外れ、黒い三角の布がせり上がり、器具に苛まれている乳首があわらになった。
「おね…お願い…これはずしてぇ…」
「やば…興奮する。ね、ベアックさん舐めて。口でイカせてくれたら外してあげる」
悶えている俺の口にカイルはギンギンに勃ったちんこを突っ込んできた。
カイルの見た目とは異なる、グロテスクで大きいペニスで口の中が一杯になる。
それをガンガン喉の奥までついてくるから、息苦しさと、下半身の締め付け、乳首への強烈な刺激で頭が真っ白になりかけていた。
首元でなっているはずの鈴がチリチリ遠くで聞こえる気がした。
―――あ、あ、イクっ…イクっ…
「~~~んんんっっっ!!!!」
イク直前にカイルは自分の物を引き抜き、顔面に白濁をかけた。
中イキで体内が痙攣し、つま先までピンと硬直している身体は、抵抗することもなくその液体を受け止める。
締め付けられていた下半身は少し楽になったが、Tバックの中は自らが吐き出した液体で濡れていた。
「あ~もう、ベアックさん最高♡」
顔面に白濁をつけたまま、首だけ少し上げて、自分の乳首を見ると、バイブが外された乳首は、吸引され強い刺激を与えられたため、赤く大きく盛り上がり、じんじんと存在感を訴えていた。
――――あぁ、もう嫌な予感しかしねぇ。
変わらず手を上部へ固定されたまま、ため息をついて、頭を下ろす。
顔にかけられた白濁が、つっとこめかみの方へ流れてきた。
「カイル、もう手外して」
もう流石に今日はいいだろう、と訴えるとカイルはキョトンとして、「え?まだするよ?」と当たり前のようにいった。
「いや、もう腰だるいし」
「何いってんの、これからじゃん。僕の精子で顔汚して、乳首こんなに大きく作り変えられて…僕がベアックさんの身体変えていってると思うと…はぁ…たまんない♡」
カイルはうっとりと俺を見た。
いや、こいつ前から頭おかしいと思ってたけど、ホントおかしいな。大丈夫か?
「それにさ、一番はここだよね」
カイルは、ベアックの足を割り開くと、Tバックの上から股間を掴んでにっこり笑った。
黒い布はぐちゃっと音を立てた。
達して柔らかくなったペニスに、冷たくなった白濁が絡みつく。
「ひっ!!」
「おまんこは縦割れになったし、あんな大きかったおちんちんもちっちゃくなって…」
カイルはTバックをずらして、俺のペニスを引っ張り出して扱き始めた。
や、やっぱ小さくなってきてるよね。
ケツでしかイケなくなってるし(いや、乳首でもイケるか)、カイルのを覚えてからは特にそんな気がしてた。
「ほら、みて。おちんちんだけじゃこんなに柔らかいのに、ここ突っ込むと…」
「……んっ…!!」
ベアックのペニスは、後孔の刺激で簡単に固くなった。
――――知ってる。だって初めての時からそうだったじゃん、俺。
もう、だるいと思ってたのに、刺激をされればすぐに身体が反応してしまう。
腰回りに甘い感覚が蘇ってきて、甘いと吐息が漏れる。
蕩けた後孔は、切っ先が当てられると早く早くとねだっていた。
つぷり。
「ふぅん…♡」
一番太い部分が侵入すると、嬉しさで声が漏れる。
散々慣らされた身体はやはりこの刺激を求めていた。
奥まで入るように尻を上げ角度を調整し、大きく股を開いてカイルの剛直を受け入れる。
カイルは、先端だけ残して、腰を引き、一気に再奥まで突っ込む。
「んーっ♡んっ♡んっ♡」
カイルの腰の動きに合わせて、自らも腰を振る。
履いたままのTバックの締め付けと拘束された手が凌辱じみた快楽をもたらしていた。
もともと持っていた「自分より大きな人に犯されたい」という欲望が、自分よりも若い美形に犯される屈辱感を快感へと変えてゆく。
「ふふ、パンツ、きつきつだったね。擦れて赤くなってる♡」
カイルが腰を打ち付けながら、Tバックで擦れて赤くなった、Vラインをなぞった。
打ち付ける度に、ベアックのペニスは上下に揺れていた。
「あ…あ…もう…もう…イクっ!!イクっ!!」
肉輪がギューっと締まり、体内が大きく波打ち、その締め付けでカイルも達した。
最奥にかけられる液体の存在を感じ、ベアックはとろんとしたまま目を閉じた。
*
目を覚ますと身体はきれいになっていて、拘束されていた手は外され、猫の手も精液で汚れていたTバックも脱がされていた。
横でカイルがにこにこしながらこちらを見ている。
「てか、なんで、全裸なのに首輪と猫耳は付いてんだよ!?」
「だって、このハロウィンの連休中、ベアックさんは僕の猫だもん♡」
「猫じゃねぇ!!」
どんな理屈だ、それ。
「あ、そっか。しっぽがないよね。安心して、用意してあるから♡」
そう言って取り出したのは…。
「それ、バイブじゃねぇか!!」
もちろん、その後、後孔にしっぽ付きのバイブを突っ込まれ、散々喘がされたのは言うまでもない。
休暇が開ける時に、カイルはニコニコしながらいった。
「次はクリスマスかー、楽しみだな♡」
「二度としねえっ!!」
(おわり)
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