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24、没落令嬢と冒険者パーティ(4)
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「……彷徨える魂に永久の安らぎを!」
ぱあっと地面が白く染まり、光の中へゾンビが消えていく。
初遭遇から三回、同じ手法でアンデッドを倒しながら、冒険者御一行は洞窟を進んでいた。
「少し休憩しようか」
スティーブの声に、皆は抉れた岩壁に身を寄せて腰を下ろした。
「かなりの敵を倒したな。今、何体くらいだ?」
「十五~六ってとこだろう」
「じゃあ、目撃情報的には、そろそろ打ち止めかな」
水筒の水を飲みながら、スティーブとニックが話す。
「そうだとありがたいですわ。もう聖水もわたくしの法力も空になりそうです」
「魔法使いがもっと火力があれば、サリーナの負担も減るのに」
疲れた顔のサリーナに便乗して、アンがイニアスを鼻で嗤う。言われた魔法使いは愛想笑いを浮かべるだけだ。
「ディアちゃんはどう? 楽しい?」
「……足が痛いわ」
正直な感想を述べるリュリディアに、スティーブは快活に笑う。
「もう少し行ったら引き返そう。依頼の範囲のアンデッドは倒したし、報酬は十分もらえるさ」
「報酬って全員で分けるのかしら?」
「うちは能力給だよ。働きの大きい者にはより多く、少ない者にはそれなりに。ディアちゃんはお試しだから、俺の取り分からお小遣いをあげるね」
「あら。スティーブったら、女の子に優しいんだから!」
アンが拗ねたように彼の腕に肘打ちする。
「さ、出発しようか」
水筒をザックにしまって、スティーブが立ち上がる。メンバーの入れた荷物を持つのは、当然イニアスだ。
リュリディアもスカートの砂を払って立ち上がった瞬間、また足元が軽くなった。
(速度増加が掛け直された。それに……)
足首を温かい手で包まれたような感覚。これは……治癒魔法だ。
リュリディアが足が痛いと言ったから、誰かが治癒の呪文を使ったのだ。だが、また詠唱反応は感じなかった。
「ねえ……」
術者を特定しようと、リュリディアが先に歩き始めたパーティメンバーに声をかけようとした、その時。彼らが足を止めた。
「どうしたの?」
声を掛けても、皆、固まったまま動かない。
背の低い彼女は、人垣になったパーティーメンバーの向こう側が見えない。腰を折ってイニアスとサリーナの隙間から覗き込むと、洞窟の少し行った先は行き止まりになっていて……。
その手前に、骸骨が密集していた。
錆びた鍬や鋤を持った者、頬と首にだけまだ肉が残っている者。人の形をした骨の集団は、時折カタカタと骨が打ち合わされる音を立てながら、その場に佇んでいる。
数は……四十体ほど。
地下墓地から這い出した死体は、洞窟の最奥に蟠っていたのだ。
目も脳もない彼らは、まだこちらに気づいていない。
「……静かに、引き返そう」
スティーブが囁く。この数の敵を足止めするのは彼らには不可能だし、そもそもサリーナの浄化魔法では一度に十体も消滅できない。完全に容量オーバーだ。
じりじりと後ずさる冒険者一行。そっと下ろしたアンの靴が、小石を踏んでパキッと音を立てた。
――刹那。
ザンッ!
スケルトンが一斉にこちらを振り返った。そして……骨を揺らし、人間達に襲いかかってきた!
「に、逃げろ!」
言うが速いか、真っ先に踵を返したのはスティーブだ。彼は最後尾にいたリュリディアを突き飛ばし、一目散に出口へと駆けていく。その後を、アン・ニック・サリーナが続く。
「ちょ……」
よろけたリュリディアの背中を、イニアスが支えた。
「急いで!」
彼はズレた眼鏡を直しながら、彼女の手を引いた。
いくつもの風盾の発動を感じる。風の障壁で敵の侵攻を阻んでいるのだ。しかし、多少動きが鈍くなるものの、痛みも感情もないアンデッド達は構わず突き進んでくる。
凸凹道に不向きな靴に、治ったばかりの足が痛む。リュリディアと、彼女を引っ張るイニアスを置いて、他のメンバーはかなり先へと逃げている。
遠くに小さな光が見えてきた。あれは、地下墓地への出口だ。
「ちょ……と、まっ……て」
体力のない令嬢は、息も絶え絶えに冒険者に呼びかける。
「このまま外に出たら、アンデッドも着いてくるわ。村が襲われちゃうわよ! なんとかしないと!」
リュリディアの真っ当な訴えに、パーティリーダースティーブは――
「知るか!」
――振り返りもせず吐き捨てた!
「村人の命より、俺の命だ! お前、魔法使いだろう。なんとかしたけりゃお前がしろ!」
好青年の皮を脱ぎ捨てた剣士の発言に、お試し魔法使いは……、
「え? いいの?」
ぴたっと足を止めた。急ブレーキに、手を繋いでいたイニアスがつんのめる。
「ディ……ディアさん!?」
あせる男魔法使いをそのままに、女魔法使いは身を翻し、スケルトンの群れと対峙した。
カカカカ! と骨を鳴らし、武器を振り上げアンデッドが迫ってくる。
……彼女は『見てるだけでいい』と言われたので、今まで見てるだけだった。
しかし、なんとかしていいと言われたなら……。
リュリディアは、イニアスに握られていない方の手を、まっすぐ突き出した。そして、掌だけを地面に向けると、厳かに呪文を解き放った。
「岩漿落穴」
その瞬間、彼女の手前五歩分の地面がどろりと融け出し、真っ赤に煮えたぎるマグマと化した。勢いの止まらないスケルトンは一直線にマグマに突入し、ずぶずぶと沈みながら灰も残さず燃え尽きていく。
最後の一体がマグマに消えるのを確認してから、彼女は腕をひらりと振った。途端に灼熱の岩漿は冷え固まり、元の石筍の洞窟へと形を戻した。
「ま、こんなもんかしらね」
振り返った金髪美少女が見たものは……。
かくんと顎を落として硬直する、自称ベテラン冒険者の皆様の姿だった。
ぱあっと地面が白く染まり、光の中へゾンビが消えていく。
初遭遇から三回、同じ手法でアンデッドを倒しながら、冒険者御一行は洞窟を進んでいた。
「少し休憩しようか」
スティーブの声に、皆は抉れた岩壁に身を寄せて腰を下ろした。
「かなりの敵を倒したな。今、何体くらいだ?」
「十五~六ってとこだろう」
「じゃあ、目撃情報的には、そろそろ打ち止めかな」
水筒の水を飲みながら、スティーブとニックが話す。
「そうだとありがたいですわ。もう聖水もわたくしの法力も空になりそうです」
「魔法使いがもっと火力があれば、サリーナの負担も減るのに」
疲れた顔のサリーナに便乗して、アンがイニアスを鼻で嗤う。言われた魔法使いは愛想笑いを浮かべるだけだ。
「ディアちゃんはどう? 楽しい?」
「……足が痛いわ」
正直な感想を述べるリュリディアに、スティーブは快活に笑う。
「もう少し行ったら引き返そう。依頼の範囲のアンデッドは倒したし、報酬は十分もらえるさ」
「報酬って全員で分けるのかしら?」
「うちは能力給だよ。働きの大きい者にはより多く、少ない者にはそれなりに。ディアちゃんはお試しだから、俺の取り分からお小遣いをあげるね」
「あら。スティーブったら、女の子に優しいんだから!」
アンが拗ねたように彼の腕に肘打ちする。
「さ、出発しようか」
水筒をザックにしまって、スティーブが立ち上がる。メンバーの入れた荷物を持つのは、当然イニアスだ。
リュリディアもスカートの砂を払って立ち上がった瞬間、また足元が軽くなった。
(速度増加が掛け直された。それに……)
足首を温かい手で包まれたような感覚。これは……治癒魔法だ。
リュリディアが足が痛いと言ったから、誰かが治癒の呪文を使ったのだ。だが、また詠唱反応は感じなかった。
「ねえ……」
術者を特定しようと、リュリディアが先に歩き始めたパーティメンバーに声をかけようとした、その時。彼らが足を止めた。
「どうしたの?」
声を掛けても、皆、固まったまま動かない。
背の低い彼女は、人垣になったパーティーメンバーの向こう側が見えない。腰を折ってイニアスとサリーナの隙間から覗き込むと、洞窟の少し行った先は行き止まりになっていて……。
その手前に、骸骨が密集していた。
錆びた鍬や鋤を持った者、頬と首にだけまだ肉が残っている者。人の形をした骨の集団は、時折カタカタと骨が打ち合わされる音を立てながら、その場に佇んでいる。
数は……四十体ほど。
地下墓地から這い出した死体は、洞窟の最奥に蟠っていたのだ。
目も脳もない彼らは、まだこちらに気づいていない。
「……静かに、引き返そう」
スティーブが囁く。この数の敵を足止めするのは彼らには不可能だし、そもそもサリーナの浄化魔法では一度に十体も消滅できない。完全に容量オーバーだ。
じりじりと後ずさる冒険者一行。そっと下ろしたアンの靴が、小石を踏んでパキッと音を立てた。
――刹那。
ザンッ!
スケルトンが一斉にこちらを振り返った。そして……骨を揺らし、人間達に襲いかかってきた!
「に、逃げろ!」
言うが速いか、真っ先に踵を返したのはスティーブだ。彼は最後尾にいたリュリディアを突き飛ばし、一目散に出口へと駆けていく。その後を、アン・ニック・サリーナが続く。
「ちょ……」
よろけたリュリディアの背中を、イニアスが支えた。
「急いで!」
彼はズレた眼鏡を直しながら、彼女の手を引いた。
いくつもの風盾の発動を感じる。風の障壁で敵の侵攻を阻んでいるのだ。しかし、多少動きが鈍くなるものの、痛みも感情もないアンデッド達は構わず突き進んでくる。
凸凹道に不向きな靴に、治ったばかりの足が痛む。リュリディアと、彼女を引っ張るイニアスを置いて、他のメンバーはかなり先へと逃げている。
遠くに小さな光が見えてきた。あれは、地下墓地への出口だ。
「ちょ……と、まっ……て」
体力のない令嬢は、息も絶え絶えに冒険者に呼びかける。
「このまま外に出たら、アンデッドも着いてくるわ。村が襲われちゃうわよ! なんとかしないと!」
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「知るか!」
――振り返りもせず吐き捨てた!
「村人の命より、俺の命だ! お前、魔法使いだろう。なんとかしたけりゃお前がしろ!」
好青年の皮を脱ぎ捨てた剣士の発言に、お試し魔法使いは……、
「え? いいの?」
ぴたっと足を止めた。急ブレーキに、手を繋いでいたイニアスがつんのめる。
「ディ……ディアさん!?」
あせる男魔法使いをそのままに、女魔法使いは身を翻し、スケルトンの群れと対峙した。
カカカカ! と骨を鳴らし、武器を振り上げアンデッドが迫ってくる。
……彼女は『見てるだけでいい』と言われたので、今まで見てるだけだった。
しかし、なんとかしていいと言われたなら……。
リュリディアは、イニアスに握られていない方の手を、まっすぐ突き出した。そして、掌だけを地面に向けると、厳かに呪文を解き放った。
「岩漿落穴」
その瞬間、彼女の手前五歩分の地面がどろりと融け出し、真っ赤に煮えたぎるマグマと化した。勢いの止まらないスケルトンは一直線にマグマに突入し、ずぶずぶと沈みながら灰も残さず燃え尽きていく。
最後の一体がマグマに消えるのを確認してから、彼女は腕をひらりと振った。途端に灼熱の岩漿は冷え固まり、元の石筍の洞窟へと形を戻した。
「ま、こんなもんかしらね」
振り返った金髪美少女が見たものは……。
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