80 / 155
夢を追うもの笑うもの7
しおりを挟む
インテリ悪魔とドワーフである二人の歓迎会はベルの助言もあり、開催は行われず、今日はいつも通りに英美里が用意してくれた晩御飯を食べる事になった。
博士と助手がいち早く慣れてくれる事を祈るばかりだ。
博士と助手の二人のお世話は鬼人娘衆が担ってくれるそうで、ますます忙しくなった鬼人娘衆には頭が上がらない。今後鬼人に関しては増員する方針でベルとも話し合った、流石に今の人数では仕事が多すぎる。
畜産だけでも牛、豚、鶏、がいる上に飼育数も順調に増やしているのでオーバーワークになるのも時間の問題なのは誰が見ても明らかだ。
博士と助手とリーダーの三人に確認して用意したという研究施設はもう稼働しているようで、早速三人で科学と魔術の融合を研究しているらしい。研究成果がでるには時間が必要だというのは分かっているのだが、どうにもソワソワしてしまう。やはりロマンを感じているからだろうか。
エルフルズの面々も順調にレベルが上がっているのでリーダーが農作業から抜けても問題ないぐらいには育っている。
今後の方針としてはDPに余裕が出来れば人員の増加、新階層の増築、ダンジョンの株分け、を重点的に行う予定だ。
今後は個人の戦力増強よりも怠惰ダンジョンの発展がメインになってくる。
個としての戦力は上げていくが、今までのように怠惰ダンジョン全体で優先的に行うのでは無く、あくまでも個人の頑張りによる部分が大半を占める事になるので俺も何らかの形で努力していかなければ千尋と純に実力を離される一方になる。なのでベルの指導の元、精進していくつもりではある。
☆ ☆ ☆
晩御飯後のコーヒーブレイクタイムで千尋と純の今日の成果を報告してもらおうと二人に話題を振る。
「千尋はDMの子に会えたのか?」
「あぁ、何とかな。だが、親御さんに泣かれてしまって参ったよ……まぁ部屋から出てこなくなった息子が部屋から出てきたと思ったら、冒険者とかいう訳の分からん命の危険が伴う仕事に就きたいと言えばどんな親でも泣いてしまうのかもしれないが……流石の私も彼の親に対して掛ける言葉を持ち合わせてはいないからな。それに、私が軽々しく何かを言うのも違うしな……結局今日の所は彼自身が親御さんを説得出来たらまた連絡をくれと言って帰ってきたよ」
親にとって子共というのは幾つになっても子供だし、可愛いものだろう。我が子が命の危険がある仕事に就きたいと言えば止めるのも当たり前で、それは普通の事だろう。でも彼にとって今回の決断は人生においての分岐点になるであろうとも思える。彼の家庭事情も過去に何があったのかも知らないし、他人である俺からすればどうでも良い事ではあるが、変わりたいと思って行動した彼の力に成れるのであれば喜んで力を貸したいと思う。
「まぁ、その子次第ではあるか……親を説得するにしても、しないにしても。ちなみに彼の歳は?」
「18だ。高校はイジメにあって去年中退したらしい。中々将来有望なイケメンだったぞ。それにまだ若い、私としては何とか冒険者協会に引き入れたい!」
「へぇ……じゃあ親御さんの説得に協力でもしてあげれば良いんじゃないか?」
以前の俺ならイケメンと聞いただけで敵視していたかもしれないが、今は何とも思わない。人間余裕が出来るとこうも変わるのかと自分自身で驚いている。
「協力はしない、ご両親の説得は彼が一人でやるべきだ。他人が踏み入って良い領域では無いからな」
「じゃあDMの子は一旦連絡待ちか……冒険者協会に入ってくれると良いな」
「あぁ」
人は一人では生きられない。
詭弁でもあり、真実でもある。
暮らしていくだけなら一人でも暮らして行こうと思えば出来るだろうが、それは人間社会では無い場所での話だ。
人間社会で生きていくには人との関りが必ず生まれる。国に住むにもお金が要る、お金を得るには働くか、不労所得を得るしかない。その時点で何らかの人と関与しているし、何かしらの柵も発生する。
本当の意味で一人で生きている人は本当に極僅かなのだ、そこに気付かず自分は一人だと思ってしまうのはとても寂しい事だ。知人や友人が居ないからと孤独を感じる人も居るだろうが、それは違うと思う。人との関りを持とうとすれば大体の人が関りを持てるのが人間社会というものだ。
人と関りを持ちたくないという人も居るのだろうが、それはそれで難しい。人は一人では生きられないから。
「それでその子の名前は?」
「光り輝くでコウキだ。藤堂光輝」
「……なんか、凄い主人公感のある子だな」
「だろう?彼はきっと強くなるぞ!」
何処となく嬉しそうに光輝君の事を語る千尋。
千尋は彼と会って、話して、何を思い、何を考えているのだろうか。やはり教師というのは千尋にとっては天職だったのかもしれないと今更ながら思った。
「それで純の方はどうだったんだ?」
「結論から言えば、全員不合格!覚悟も無ければ動機も曖昧、こんなんじゃダンジョン攻略は無理だろうからね!」
「まぁ妥当な判断なのかな?」
正直に言えば純の方には期待はしていなかった。
中には適正もあって有望な人も中には居たのかもしれないが、こうも早くに行動出来る人ならば普通に働いても上手くいくだろう。
今後、冒険者協会が大きくなって人も増えたらそういう人も受け入れるつもりではあるが、今の段階ではなるべく少数精鋭で行きたいので、かなりの覚悟か動機がある人を優先したい。
「いわゆるオープニングスタッフだからね!今後の冒険者協会全体のイメージにも影響しちゃうから、審査は厳しめだね!」
果たして今後、純の面接を通過するような人は現れるのだろうか。
「あんまり厳しすぎると誰も残んないんじゃないか?」
「そうなったらスカウトでもしに行くから大丈夫!実は二人スカウト候補も居るから!」
「スカウト候補……知り合いとかか?」
「うん!」
「純の知り合いってそんなに多くないと思うんだが……」
「まぁね!」
胸を張って言える事では無い。
「ちなみにどんな人?」
「カフェのバイトの子とカフェの常連さんのお孫さんだね!」
「バイトの子?誰?」
純のスカウト候補に上がるような人がバイトで居ただろうかと考えるが該当者は居ない。
「日向ちゃんと、安藤さんのお孫さん!」
「えぇ……遠藤にダンジョン攻略は無理だろぉ?……それと安藤さんとこの御影ちゃんも向いてないんじゃないか?」
二名とも面識がある。
憩いのバイトの遠藤はうるさい系女子で、安藤さんのお孫さんの御影ちゃんは物静か系女子だ。
「大丈夫!だって可愛いし!」
「いやいや……そんな判断基準は駄目だろ」
「大丈夫!適性は高いと思うんだよね!」
何を根拠に言っているのかは定かでは無いが、冒険者協会に関しては純と千尋に任せているのでこれ以上は俺からは何も言うまい。
「はぁ……まぁ、任せてるから別に良いけど……無理やりとかは無しだからな」
「もっちろん!」
かなり不安だが、純が言うのであれば大丈夫なのだろう。たぶん。
藤堂光輝、遠藤日向、安藤御影、もしかしたら今後この三人が次代を引っ張て行く存在になるのかもしれない。
「いや、遠藤は無いか……」
博士と助手がいち早く慣れてくれる事を祈るばかりだ。
博士と助手の二人のお世話は鬼人娘衆が担ってくれるそうで、ますます忙しくなった鬼人娘衆には頭が上がらない。今後鬼人に関しては増員する方針でベルとも話し合った、流石に今の人数では仕事が多すぎる。
畜産だけでも牛、豚、鶏、がいる上に飼育数も順調に増やしているのでオーバーワークになるのも時間の問題なのは誰が見ても明らかだ。
博士と助手とリーダーの三人に確認して用意したという研究施設はもう稼働しているようで、早速三人で科学と魔術の融合を研究しているらしい。研究成果がでるには時間が必要だというのは分かっているのだが、どうにもソワソワしてしまう。やはりロマンを感じているからだろうか。
エルフルズの面々も順調にレベルが上がっているのでリーダーが農作業から抜けても問題ないぐらいには育っている。
今後の方針としてはDPに余裕が出来れば人員の増加、新階層の増築、ダンジョンの株分け、を重点的に行う予定だ。
今後は個人の戦力増強よりも怠惰ダンジョンの発展がメインになってくる。
個としての戦力は上げていくが、今までのように怠惰ダンジョン全体で優先的に行うのでは無く、あくまでも個人の頑張りによる部分が大半を占める事になるので俺も何らかの形で努力していかなければ千尋と純に実力を離される一方になる。なのでベルの指導の元、精進していくつもりではある。
☆ ☆ ☆
晩御飯後のコーヒーブレイクタイムで千尋と純の今日の成果を報告してもらおうと二人に話題を振る。
「千尋はDMの子に会えたのか?」
「あぁ、何とかな。だが、親御さんに泣かれてしまって参ったよ……まぁ部屋から出てこなくなった息子が部屋から出てきたと思ったら、冒険者とかいう訳の分からん命の危険が伴う仕事に就きたいと言えばどんな親でも泣いてしまうのかもしれないが……流石の私も彼の親に対して掛ける言葉を持ち合わせてはいないからな。それに、私が軽々しく何かを言うのも違うしな……結局今日の所は彼自身が親御さんを説得出来たらまた連絡をくれと言って帰ってきたよ」
親にとって子共というのは幾つになっても子供だし、可愛いものだろう。我が子が命の危険がある仕事に就きたいと言えば止めるのも当たり前で、それは普通の事だろう。でも彼にとって今回の決断は人生においての分岐点になるであろうとも思える。彼の家庭事情も過去に何があったのかも知らないし、他人である俺からすればどうでも良い事ではあるが、変わりたいと思って行動した彼の力に成れるのであれば喜んで力を貸したいと思う。
「まぁ、その子次第ではあるか……親を説得するにしても、しないにしても。ちなみに彼の歳は?」
「18だ。高校はイジメにあって去年中退したらしい。中々将来有望なイケメンだったぞ。それにまだ若い、私としては何とか冒険者協会に引き入れたい!」
「へぇ……じゃあ親御さんの説得に協力でもしてあげれば良いんじゃないか?」
以前の俺ならイケメンと聞いただけで敵視していたかもしれないが、今は何とも思わない。人間余裕が出来るとこうも変わるのかと自分自身で驚いている。
「協力はしない、ご両親の説得は彼が一人でやるべきだ。他人が踏み入って良い領域では無いからな」
「じゃあDMの子は一旦連絡待ちか……冒険者協会に入ってくれると良いな」
「あぁ」
人は一人では生きられない。
詭弁でもあり、真実でもある。
暮らしていくだけなら一人でも暮らして行こうと思えば出来るだろうが、それは人間社会では無い場所での話だ。
人間社会で生きていくには人との関りが必ず生まれる。国に住むにもお金が要る、お金を得るには働くか、不労所得を得るしかない。その時点で何らかの人と関与しているし、何かしらの柵も発生する。
本当の意味で一人で生きている人は本当に極僅かなのだ、そこに気付かず自分は一人だと思ってしまうのはとても寂しい事だ。知人や友人が居ないからと孤独を感じる人も居るだろうが、それは違うと思う。人との関りを持とうとすれば大体の人が関りを持てるのが人間社会というものだ。
人と関りを持ちたくないという人も居るのだろうが、それはそれで難しい。人は一人では生きられないから。
「それでその子の名前は?」
「光り輝くでコウキだ。藤堂光輝」
「……なんか、凄い主人公感のある子だな」
「だろう?彼はきっと強くなるぞ!」
何処となく嬉しそうに光輝君の事を語る千尋。
千尋は彼と会って、話して、何を思い、何を考えているのだろうか。やはり教師というのは千尋にとっては天職だったのかもしれないと今更ながら思った。
「それで純の方はどうだったんだ?」
「結論から言えば、全員不合格!覚悟も無ければ動機も曖昧、こんなんじゃダンジョン攻略は無理だろうからね!」
「まぁ妥当な判断なのかな?」
正直に言えば純の方には期待はしていなかった。
中には適正もあって有望な人も中には居たのかもしれないが、こうも早くに行動出来る人ならば普通に働いても上手くいくだろう。
今後、冒険者協会が大きくなって人も増えたらそういう人も受け入れるつもりではあるが、今の段階ではなるべく少数精鋭で行きたいので、かなりの覚悟か動機がある人を優先したい。
「いわゆるオープニングスタッフだからね!今後の冒険者協会全体のイメージにも影響しちゃうから、審査は厳しめだね!」
果たして今後、純の面接を通過するような人は現れるのだろうか。
「あんまり厳しすぎると誰も残んないんじゃないか?」
「そうなったらスカウトでもしに行くから大丈夫!実は二人スカウト候補も居るから!」
「スカウト候補……知り合いとかか?」
「うん!」
「純の知り合いってそんなに多くないと思うんだが……」
「まぁね!」
胸を張って言える事では無い。
「ちなみにどんな人?」
「カフェのバイトの子とカフェの常連さんのお孫さんだね!」
「バイトの子?誰?」
純のスカウト候補に上がるような人がバイトで居ただろうかと考えるが該当者は居ない。
「日向ちゃんと、安藤さんのお孫さん!」
「えぇ……遠藤にダンジョン攻略は無理だろぉ?……それと安藤さんとこの御影ちゃんも向いてないんじゃないか?」
二名とも面識がある。
憩いのバイトの遠藤はうるさい系女子で、安藤さんのお孫さんの御影ちゃんは物静か系女子だ。
「大丈夫!だって可愛いし!」
「いやいや……そんな判断基準は駄目だろ」
「大丈夫!適性は高いと思うんだよね!」
何を根拠に言っているのかは定かでは無いが、冒険者協会に関しては純と千尋に任せているのでこれ以上は俺からは何も言うまい。
「はぁ……まぁ、任せてるから別に良いけど……無理やりとかは無しだからな」
「もっちろん!」
かなり不安だが、純が言うのであれば大丈夫なのだろう。たぶん。
藤堂光輝、遠藤日向、安藤御影、もしかしたら今後この三人が次代を引っ張て行く存在になるのかもしれない。
「いや、遠藤は無いか……」
0
お気に入りに追加
269
あなたにおすすめの小説
修行マニアの高校生 異世界で最強になったのでスローライフを志す
佐原
ファンタジー
毎日修行を勤しむ高校生西郷努は柔道、ボクシング、レスリング、剣道、など日本の武術以外にも海外の武術を極め、世界王者を陰ながらぶっ倒した。その後、しばらくの間目標がなくなるが、努は「次は神でも倒すか」と志すが、どうやって神に会うか考えた末に死ねば良いと考え、自殺し見事転生するこができた。その世界ではステータスや魔法などが存在するゲームのような世界で、努は次に魔法を極めた末に最高神をぶっ倒し、やることがなくなったので「だらだらしながら定住先を見つけよう」ついでに伴侶も見つかるといいなとか思いながらスローライフを目指す。
誤字脱字や話のおかしな点について何か有れば教えて下さい。また感想待ってます。返信できるかわかりませんが、極力返します。
また今まで感想を却下してしまった皆さんすいません。
僕は豆腐メンタルなのでマイナスのことの感想は控えて頂きたいです。
不定期投稿になります、週に一回は投稿したいと思います。お待たせして申し訳ございません。
他作品はストックもかなり有りますので、そちらで回したいと思います
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
ギルドから追放された実は究極の治癒魔法使い。それに気付いたギルドが崩壊仕掛かってるが、もう知らん。僕は美少女エルフと旅することにしたから。
yonechanish
ファンタジー
僕は治癒魔法使い。
子供の頃、僕は奴隷として売られていた。
そんな僕をギルドマスターが拾ってくれた。
だから、僕は自分に誓ったんだ。
ギルドのメンバーのために、生きるんだって。
でも、僕は皆の役に立てなかったみたい。
「クビ」
その言葉で、僕はギルドから追放された。
一人。
その日からギルドの崩壊が始まった。
僕の治癒魔法は地味だから、皆、僕がどれだけ役に立ったか知らなかったみたい。
だけど、もう遅いよ。
僕は僕なりの旅を始めたから。
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
異世界転生した俺は平和に暮らしたいと願ったのだが
倉田 フラト
ファンタジー
「異世界に転生か再び地球に転生、
どちらが良い?……ですか。」
「異世界転生で。」
即答。
転生の際に何か能力を上げると提案された彼。強大な力を手に入れ英雄になるのも可能、勇者や英雄、ハーレムなんだって可能だったが、彼は「平和に暮らしたい」と言った。何の力も欲しない彼に神様は『コール』と言った念話の様な能力を授け、彼の願いの通り平和に生活が出来る様に転生をしたのだが……そんな彼の願いとは裏腹に家庭の事情で知らぬ間に最強になり……そんなファンタジー大好きな少年が異世界で平和に暮らして――行けたらいいな。ブラコンの姉をもったり、神様に気に入られたりして今日も一日頑張って生きていく物語です。基本的に主人公は強いです、それよりも姉の方が強いです。難しい話は書けないので書きません。軽い気持ちで呼んでくれたら幸いです。
なろうにも数話遅れてますが投稿しております。
誤字脱字など多いと思うので指摘してくれれば即直します。
自分でも見直しますが、ご協力お願いします。
感想の返信はあまりできませんが、しっかりと目を通してます。
【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】
その攻撃、収納する――――ッ!
【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。
理由は、マジックバッグを手に入れたから。
マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。
これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる