何ノ為の王達ヴェアリアス

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第8話 光無き廃墟に新たな可能性

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   それは、就任式が行われている時にあった出来事。ルージェルトは一人とある一室に招かれて居た。

「わたくしは貴女と違って忙しいのですが。王位継承2位、ネゼリア・I・アルバス」
「えぇ急なお呼び出しに応じて頂き恐縮です、ルージェルトさん」

    不敵な笑みを浮かべ椅子に座っているのはネゼリアという王位継承2位の女だった。ルージェルトとは対照的に大人びた余裕を振りまくっていた。そんな彼女をルージェルトは露骨に嫌そうな顏で目を合わせないでいた。

「お忙しいようですので単刀直入に言いますと、お願いしていた件の事。あまり進捗がよろしく無いと伺っておりまして」
「進捗? 何を言うかと思えば、感染者の処分でしょう? あれはもう・・・」
「本当に。対応が済んだと・・・?」

   不敵な笑みから一切表情を変えず淡々と喋るネゼリアに対してルージェルトは睨みを利かせた。ネゼリアの言葉、それはルージェルトが成し遂げた結果に不満があるという事であり、ルージェルト自身を煽るような物言いでもあった。

「私の情報筋からは、未だに元気にされているとか何とか。それに彼、不思議な事をしているらしいじゃない。ルージェルトさん何かご存知無いかしら?」
「嫌な含みばかりを並べられても、何が何やらさっぱりですわ。わたくしは報告した通りにこなしたつもりよ。ご不満でしたらご自分で為されてはどうです? ご自慢の対策機関を利用なされては?」

   バチバチとした問答が続く。内容は先日のインジュとルージェルトの戦いについてであった。褐色肌の銀髪感染者を処分しろ。その指示を出したのが王位継承2位のネゼリア、それを実行する為に動いたのがルージェルトだった。
   王位継承者達がインジュを処分するという目的は同じにも関わらず、その体制は一枚岩では無かった。

「巫女様もご心配なされていました、最近のルージェルトさんは大丈夫なのかと」
「ッ・・・。巫女様は、ご無事なのかしら?」
「えぇもちろん。何せ私の自慢である機関は医療関係が発端ですから。ね?」
「チッ・・・。承知致しました、引き続きダークエルフの探索は続行致しますわ。理に従い、世界の為にね」

   それを最後にルージェルトは踵を返す事なく扉を無駄に強く閉め部屋を後にしていった。そんなルージェルトが消えていった扉を見つめていた。

「理に従い・・・世界の為。ふっ・・そうね、その通りだわ」

   終始不敵な笑みを浮かべ続けていたネゼリアの口角が更に上がった。

「で、どうだったかしら”ドクター”、彼女からはお求めの物、感知出来たのかしら」

   部屋の片隅、ネゼリアが声をかけた途端一つの影が姿を現した。

「いえ、彼女からは何も。器具の不調は考えられません」
「となると考えられるのは・・・彼ね」
「ははは・・・はいぃ。間違いなななないでしょう。あの者にそんなぁぁ、力は無かったはずぅうぅ」

   人の形だった影が突如ぶれ始めていた。ネゼリアと話す声もその影響なのか荒々しくなり出したようになっていたが。

「僕以外がはぁはぁ・・・僕が見落としたはぁ・・・僕の研究のはぁはぁはぁ」
「ドクター、良く無いのが出ているわよ」
「ももも、申し訳、ありません。でも」
「えぇわかっているわ。理に従い、世界の為・・・なのだから」

   ネゼリアは外を眺める。王城の一室、城下町を見下ろす。それだけでは無い何かを視界に捉えながら、王位継承者が口にする言葉を口にして居た。

「あってはならないのだから。それは」

   それ。インジュという存在の事を指したのかそれとも・・・。







   そんなルージェルトとネゼリアの一件を知る由もなかったインジュは・・・。

「みんなさん逃げて下さい!!!」

   北区の一角。そこでは戦闘状態に突入していた。
   インジュは北区に住む人々を背に突然出現した感染者、感染物との対峙していた。

「インジュ少年! わかってるとは思うが捕縛なんて考えないように。人々を守る事を優先するようにしたまえ!」
「わかってます!! アブソリード・パイク!!」

   左手を突き出し迫り来る感染物を次々と消滅させていく。逃げ纏う人々を気に掛けながらインジュは一人で戦って居た。

「不穏な魔力感知が感染症の物だった。まさかだと思う、これがバルグ新本部長の計画なのだろうか」

   インジュがここに来た理由、それがバルグの計画を探る事、その矢先に感染症との遭遇。その事実から確信へと近付きつつあるものの、目の前で起きている理由付けがあまりにも不明瞭だった。
   北区の人々を手に掛けるのが目的、またはこの騒動に乗じて何かが行われているのか。

「少なくても、これが偶然に起きた物であるとは考え難い。だとしたらやっぱり」
「あぁ、彼は黒。もしくはその先にある・・・ッ! インジュ少年、上だ。本丸は上にいる。新しい機能の使い所ではないかな?」
「わかりました!」

   アブソリード・フルバインド。目に映る全ての感染物を拘束し身動きを止める。
   先生の見解では、何故感染物が無数に現れるのか? 感染者からその身を生み落とすように生まれる無数の感染物はあまりにも厄介、そうの性質はある程度の法則があるんじゃないかと睨んだ。

「人一人からすると無数に見える感染物、けれど先日の戦闘データを見させてもらうに生み出される感染物には限度がある、更に感染者はその数を本能的に把握している。消滅したらまた生み出す、そういった思考回路になっている可能性」
「だったら、消滅させないで身動きだけ止めさせればいいだけ!」

   インジュは懐から一つの器具を取り出しウィザライトに差し込む。

「セーブカートリッジ、ライゼーション!」

   左手に浮かび上がっていた魔方陣がインジュが差し込んだカートリッジに吸い込まれるように消えていった。
   これが先生の言う新しい機能という物、対感染物戦用に開発した『セーブカートリッジ』。
   従来の捕縛では徐々に使用者の魔力を消費し続けるという仕様上、親玉である感染者との戦いになってしまう場合この捕縛に割いている魔力が重りになってしますのは明白。であれば、外付けの器具でその魔力消費を肩代わり物を取り付ければ問題は解決するという物である。通常の人が使う物よりも拘束時間は短いかもしれないが、それでも半日以上は拘束できると、十二分成果か期待できる代物だった。

「よしよし、しっかりと機能しているな」
「あとは・・・!」

   インジュが地面を蹴って飛び立つ。感染物は完全に抑えた、あとは感染者を倒すだけ。
   建物の上で異質な声を出しながら立っていたのは、以前見た感染者に類似していた。違う点があるとすれば、人だった部分だけ。あいも変わらず人だったとは到底思えない程に顔がグチャグチャになっているが、一目見て以前の感染者とは違う事はわかった。

「何が狙いかなんてわからない。けどこのまま放っておく訳にはいかない!」

   ガシャンっと音を立てカートリッジを入れ替える。

「ライゼーション!!」

   ウィザライトの再起動後、感染者に一気に詰めるインジュ。敵である感染者もインジュへ目掛けて指のみならず数多の触手の雨をインジュへと振り注がせる。
   インジュのウィザライトが再び光り輝く。能力上昇、使用者の身体能力を格段に底上げする物。単純な魔力での身体能力強化ではあるものの先日使ったウィザライトとは段違いの力を発揮していた。
   感染者もまたインジュの動きを捉えるどころかその身さえ視認出来なくなっていた。

「アブソリード・フルパイル!!」

   左手に光る巨大な鎖が感染者の半身を吹き飛ばす。
   持ち前の俊敏性にウィザライトでの強化。動きが鈍い感染者の背後を完全に取り、一撃必殺を決めるには容易なことだった。

「これで・・・」
「いやまだだ」

   感染者の肉片が飛び散り完全に消滅させた。そう手応えを感じていた。
   だが、感染物がまだ消滅していなかった。感染者と感染物は表裏一体、親玉を消せば生成された物も共に消えるはず。

「ッ!!?」
「おいおいおいおい、まさか・・・2体目とはね」

   魔力による感知。それはこの場に飛んで来た時と同じ感覚が二人をゾッとさせた。詳細は不明、目の前でバラバラになった肉片の感染者は消える事なく留まっている。そんな中での2体目の感染者が姿を現したという悲報が届いてしまう。

   どうするればいいか。ひとまず新たに現れた感染者の下に向かうしかないのか。

「しまっ・・!!!」

    そんな油断が生んだ事態。
   たった一つの小さな肉片がインジュに取り付いた。そしてインジュの身動きを封じるかの様に次々と肉片が集まり出しその形を形成し始める。

   完全再生。インジュは巨大な手に握り潰されるような形で囚われてしまった。

「こんな事して・・ぐぅぅぅうう!!!」
「落ち着いて魔力を使うんだ! 君のウィザライトならばそんな拘束、すぐに破れる!」
「わかっていますが・・・ぐぅう!!」

   先生の言う通り、ただ物理的に握られ拘束されているだけ。魔力を人よりも多彩に使用できるウィザライトを使えば間違いなく逃げ出せる。
   それが出来ないのは単純な焦りだった。
   2体目の存在、それが現れた場所はインジュが逃げるように促した方角。
   早く行かなくてはいけない、ただこの場から逃げ出すだけではダメでは無いか。目の前の感染者も倒さなくては意味が無い。

(くそ・・やっぱり、僕はまだ・・・)

   この状況を覆す程の力。それは決してインジュが持ち合わせていないものでは無い。今のインジュには先生が与えてくれた、魔力を使えなくとも使う事。、szが出来る程の超常的力がある。それを扱う経験則が確かに足らないのかもしれないが、そんな物を軽く補える程の力なのはインジュ自身がよく知っている。

   それでもただ状況が悪かった。その一言に尽きてしまうのだった。

「え・・・」

   どれだけ力を付けようと、どれだけ経験の値を積もうと今のインジュはたった”一人”である。それはあらゆる状況を覆すという物には不相応な要素だった。
   昔聞くおとぎ話には必ずと言っていい程に、自分以外の何かが必ず必要とされてきた。

   だからこそ、インジュは今、目を見開き驚きを隠せないでいた。


「汚ねぇ臭いを辿って来てみれば、とんでもねぇーじゃねぇーか。力貸すぞダークエルフ」


   自らの身長と同じ大きさの大斧。その一発の一撃で拘束されていたインジュを解き放った。
   誰かはわからない。けれどインジュは助けられた事に多くの感情を芽生えさせていたのだった。

「えっと・・・ありが」
「ぼやぼやしてんじゃねーぞ! あっちにもくせぇー奴が出たんだろうが、そっちはてめぇーが行け!」
「あ、え・・・はい!」

   しのごの言わずの行動。それが突如現れた男の言い分、逆らうという選択肢はインジュにあるはずも無くすぐさま新たに現れた感染者の方角へ跳んでいった。

「グゴアァアアガァアアアアー!!!!」
「吠えるな雑魚が、てめぇ如き・・・!!」

   大斧を片手で振り回し、加速しきった遠心力を利用。その力空気を風に、風を嵐へ、そしてその嵐に大斧を乗せ、感染者に襲い掛かる。

「ゼッガ様の敵じゃねぇぇええんだよ!!!!」

    振り下ろされた一撃は感染者を完全に吹き飛ばした。それどころかゼッガと感染者、共に立っていた建物ごと粉砕させた。
   建物は倒壊ゼッガを地面へと向かわせる。ゼッガの一撃は強力という言葉では足りない程の破壊力を見せた。それは遠くで感染者を食い止めていたインジュにもわかる程の振動と爆音が届くほどだった。

「あん? はっ!俺の知らない間に随分と芸達者になったもんだな!」

   倒壊した建物の中、ゼッガは感染者を察知する。普通なら今の一撃で終わりのはずが消滅の気配を感じられなかった。ゼッガもまたインジュと同じく気が付いた、目の前の感染者は再生するのだと。

「ちっ、ちょこまかと鬱陶しい!」

   感染者は戦法を変えていた。自らの巨体を作り上げるよりも散った細かな肉片でゼッガを襲い始めた。
   だが、小さくなればなるほどに当然その攻撃力は激減する。いくら高速でゼッガに取り付こうとしてもゼッガの魔力防護を破ることは出来なかった。集る昆虫を払う、地を這う虫を踏み潰すかの如く感染者を相手取っていた。

   ゼッガは負ける事は無い。だがそれでもゼッガと感染者、両者には決定的な違いがある。

「パパァ・・・何処にいるのぉ・・?」

   一つ隣の家、その声にゼッガの背筋が一瞬で凍った。

「ガキィー!! 逃げろぉおおー!!!」

   呼び掛けと共に自らの身体を駆けさせる。あまりにも最悪な位置、感染者を挟んだ先に取り残された少年が泣きながら父親を捜していた。
   ゼッガが動く前、巨体を捨て肉片と成り果てた感染者の動きはあまりにも速かった。

「ざけやがってぇー!!」

   自らの武器である大斧を投擲しようと振り被る。

   だが、ゼッガは投げるのをやめた。


「アブソリード・ハイロール!!」

   少年の前に現れたのは感染者では無く、感染者から守ろうとする光鎖だった。

「もう大丈夫だよ、このまま真っ直ぐ走れば君のお父さんに会えるから」
「ほ、本当・・・?」
「うん! 本当さ、だから頑張って走れる・・ね?」

   インジュは笑顔で少年に告げた。そんなインジュの姿を見て涙を拭った少年はインジュが指差した方角へ振り向く事なく全力で走って行った。
   少年は助かった。そんな光景をゼッガは目を見開いて見ていた。一体何があったのか、浮かび上がる疑問を投げ掛けないわけにはいかなかった。

「おめぇ、もう1体は」

   ゼッガが任せたはず、自分はまだ感染者を倒してない。なのに目の前のダークエルフは何をしているのか。
   理解が追い付かない、そう思っていた矢先。

「ッ!!!!!? あぁあー!!?」

   丁度インジュとゼッガの間に何か巨大な物が降ってきた。
   ゼッガはすぐに大斧を構えたが。何が起きているのか、土煙が晴れ目の前に現れた物を見て驚愕した。

「おめぇ、まさか”もう1体”持ってきたのか」
「はい。多分、これがこの感染者を”倒す方法”だと思うので」

   倒す方法。その為にもう1体の感染者を運んで来たと言うインジュ。とは言う物の新たにゼッガの前に現れた巨体の感染者は光鎖でグルグル巻きにされもはや戦闘力など皆無に近い状態だった。

「グゴアァアアガァアアアアー!!!!」

   完全拘束されている感染者の咆哮が轟く。それはただの威嚇の叫びでは無かった。ゼッガが飛び散らした肉片だった感染者を再び1つにまとめ上げようと息巻いた物だった。

「こいつ、性懲り物なく」
「でも好都合です」
「おいガキ」
「ガキじゃないです。僕はインジュです」
「うっせぇガキ。で、こいつの倒す方法とやらはなんだ、さっさと教えろ」

   安全を確認してゼッガの隣で口を尖らせ少し不満気な顔を浮かべるインジュ。

「説明しよう! いやさせたまえ!!」
「あん!? 何だこいつどっから湧いて出た!」

   先生が立体映像でわざとらしくゼッガの前に姿を見せた。手の平サイズ立体映像先生を手で払おうとするゼッガを嘲笑うかのように先生は説明を始めた。

「あの感染者の特性は、再生。大斧君はそう考えているのだろう?切っても千切っても粉々にしても消滅しなーい、うえーんって泣いていたであろう?」
「ぶっ殺されてらしいなてめぇ!!」
「僕も最初はそう思っていたんですが違うんですよ!」

   二人の間に入るようにインジュはゼッガにとある物を見せた。それは、”ウィザライトのカートリッジ”。
   インジュが手に持つカートリッジを見て眉間にシワを寄せるゼッガ、当然カートリッジを見るのは初めてだと思いインジュは簡略して説明をした。隣でうるさくカートリッジの説明を懇切丁寧に大声で喝采の如く説明する先生を完全に無視し。

「つまりは、あの縛られてる感染物はお前の仕業だったってわけか。どうりで動かねぇと思った」
「だからこそ、僕達は驚いたんです。2体目の感染者と対峙した時に」
「あーくどい! さっさと説明しやがれ」
「えっと、現れた2体目の感染者は、ですね。2体目の感染者じゃなかった。という事でー」
「・・・ぁん!?」
「あはっ! 君さては馬鹿だな?」

   血管がブチ切れる音と同時に立体映像に殴り掛かるゼッガ。当然ただの幻影にも似た映像の為殴っても透き通るだけのはずが、先生はわざわざゼッガの攻撃を器用に全て避けていた。

「二人ともふざけないで下さいって!」
「お前がさっさと説明しないからだろうが!!」
「そうだぞ少年! 馬鹿にもしっかりとわかるように説明しないから!!」
「だから!! えっと、感染物があれ以上出現しなかった! つまりは・・・!」

   インジュの絞り出した一言でゼッガもその意味を理解したのだった。
   従来の感染者は、有無を言わさずどんな相手であろうと感染物をまず生み出す。数の利、それが感染者の恐れられる所以の一つであるのにも関わらず、インジュは対峙した感染者は感染物を生み出す素振りを全く見せなかった。
   そして今も目の前で再び巨体へと戻ろうとしている感染者をインジュは指差す。

「あの2体の感染者は2体で1体の感染者、というわけです」

   徐々にゼッガが粉々にした感染者がその姿を取り戻そうとしていた。恐らく自らの分身であり本体であるもう1体の捕縛を解く為に力を結集させている。

「ったく、最初からそう言え。ガキッ」
「痛っ」

   軽くインジュの頭を小突きゼッガは一歩前に踏み出す。
   そして大斧を感染者へ向けた。

「ようするに、この2体同時にぶっ殺せばいい。そうゆう事だな?」
「はい、その為にも・・・」
「ならさっさと済ませるぞ! 足引っ張んじゃねぇーぞ!!」

   インジュの提案、ゼッガへ求める物は・・・それは必要の無い言葉だった。

「はい!!!!」

   インジュも共に感染者へ向けウィザライトを構える。

   ゼッガと同じように一歩前に踏み出して・・・二人は確信的な笑みを浮かべたのだった。
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