1 / 17
異世界召喚で拘束されちゃった
しおりを挟む
突然、足元に不思議な黒い穴が広がり、中に落ちていく。この状況、オタクな私は知っている。
「よくある異世界召喚~?!」
次の瞬間には、目の前に金髪イケメンの、いかにも王子様が跪いていた。その後方には数人の臣下や魔術師と思われる人々がいる。
「おぉ!!なんと麗しい!!私は貴方を待ち望んでおりました。どうぞ手をお取り下さい!!」
さぁ、これはどっちパターンかなぁ。この人達が良い人で、ここで幸せに暮らすパターンか。この人達が悪い人で、此処を出て冒険者や町人として暮らすパターンか。聖女か勇者か花嫁か間違い召喚のどれになるかでも話の流れは変わってくる。戦いなんてしたくない。私は平和ボケした日本人なんだから。
闇雲に手を取ることはしない。手を取ることに、何か了承の意味があるかもしれないから。この人達を見る限り、私の知っている乙女ゲームの世界では無さそうだ。先ずは会話をしてみようかな。
「私の言葉は分かりますか?」
「はい!私達と同じ言葉を喋っていますよ。」
王子様がキラキラした美形を向けて返答してくれる。もう何も考えずに、この手をとってしまいたくなるなぁ。はっ!いけない。私は男を見る目がない。大事なのは見た目じゃない。真面目で勤勉で優しく価値観や趣味の合う事が大事なんだ。王子様なんて生活レベルが違いすぎて、価値観合う訳ないじゃん。
「初めまして、私の名前は…如月です。貴方は誰ですか?」
これは私のハンドルネーム。如月キララちゃん。嘘はついてない。
「申し遅れました。私は此処ペペロの国の第一王子、アルフレットと申します。アルとお呼びください。」
「滅相もございません。王子様と呼ばせて頂きます。」
「っそんな。貴方様に名前を呼んで頂ける事を心待ちにしていたんですっ。どうか…。」
なんでだよっ!!初対面やぞ!
無視して話を進めよう。
「あの、私は何故此処にいるのでしょうか?」
「はい。我々は貴方様を召喚致しました。」
「何故召喚したのですか?」
「貴方様を性奴隷にする為です。」
はっ?性奴隷…?こいつ綺麗な顔して何言っちゃってるの?
王子様は言葉が通じていないと思ったのか、んーっと瞳を上に向けながら考えて、キラキラの笑顔を向けて言い直しました。
「肉便器です。」
スパァンッ!!
無意識で王子様の顔面を平手打ちしてしまいました。拒否反応が強く、手が勝手に動いてしまったのです。私は王子様の直ぐ後ろに取り巻いていた騎士に取り押さえられ、あっという間に地下牢に連行されてしまいました。
男の人に全力で取り押さえられた事など今までなかったので、運動部経験のある私が本気で抵抗したら何とかなるかと思ったけど、全く歯が立ちませんでした。
これからの事は、あれよと言う間の出来事で流れる様に過ぎるのですが、地下に着くと、それなりに広い牢の中に入れられて、複数の兵士に身体を押さえられ少しも身動き取れない中で猿轡を噛ませられ、服を切り裂かれ全裸を晒すと、首輪を嵌められ、黒いゴムの様な伸縮性のある平たいロープで身体をぐるぐる巻きにされて、後ろ手に拘束されました。
ぐるぐる巻きと言っても、肌はたくさん露出しており、一巻きで的確に身体の自由を奪っていきます。めいいっぱい伸ばした状態で巻かれたゴムは、縮まろうと私の身体をギュウギュウと締め付けます。亀甲縛りのように胸や陰部やお尻が丸出しです。両足も揃えて巻かれて歩けません。釣り上げられた魚の気分です。
必死の拒絶の悲鳴も、ボールの着いた猿轡を噛ませられているので、フガフガ言うしかありませんでした。口が閉じられないので涎がせきとめられずにダラダラと垂れてしまいます。
私の身支度が整うと、乱暴に床に転がされました。痛い!この野郎!!
そのまま、かなりの時間放置されました。明かりは遠くに見える蝋燭の炎くらいで、しけっていて石畳はゴツゴツしているし最悪です。
身体が動かせずに極度のストレスを感じますが、恥ずかしいこの格好も、1人きりで誰からも見られていないと恥ずかしくなかったので、とりあえず目を閉じて眠る事にしました。全てが夢で、目が覚めたら自宅のベッドに戻っていると良いなという淡い期待も込めて…。
「よくある異世界召喚~?!」
次の瞬間には、目の前に金髪イケメンの、いかにも王子様が跪いていた。その後方には数人の臣下や魔術師と思われる人々がいる。
「おぉ!!なんと麗しい!!私は貴方を待ち望んでおりました。どうぞ手をお取り下さい!!」
さぁ、これはどっちパターンかなぁ。この人達が良い人で、ここで幸せに暮らすパターンか。この人達が悪い人で、此処を出て冒険者や町人として暮らすパターンか。聖女か勇者か花嫁か間違い召喚のどれになるかでも話の流れは変わってくる。戦いなんてしたくない。私は平和ボケした日本人なんだから。
闇雲に手を取ることはしない。手を取ることに、何か了承の意味があるかもしれないから。この人達を見る限り、私の知っている乙女ゲームの世界では無さそうだ。先ずは会話をしてみようかな。
「私の言葉は分かりますか?」
「はい!私達と同じ言葉を喋っていますよ。」
王子様がキラキラした美形を向けて返答してくれる。もう何も考えずに、この手をとってしまいたくなるなぁ。はっ!いけない。私は男を見る目がない。大事なのは見た目じゃない。真面目で勤勉で優しく価値観や趣味の合う事が大事なんだ。王子様なんて生活レベルが違いすぎて、価値観合う訳ないじゃん。
「初めまして、私の名前は…如月です。貴方は誰ですか?」
これは私のハンドルネーム。如月キララちゃん。嘘はついてない。
「申し遅れました。私は此処ペペロの国の第一王子、アルフレットと申します。アルとお呼びください。」
「滅相もございません。王子様と呼ばせて頂きます。」
「っそんな。貴方様に名前を呼んで頂ける事を心待ちにしていたんですっ。どうか…。」
なんでだよっ!!初対面やぞ!
無視して話を進めよう。
「あの、私は何故此処にいるのでしょうか?」
「はい。我々は貴方様を召喚致しました。」
「何故召喚したのですか?」
「貴方様を性奴隷にする為です。」
はっ?性奴隷…?こいつ綺麗な顔して何言っちゃってるの?
王子様は言葉が通じていないと思ったのか、んーっと瞳を上に向けながら考えて、キラキラの笑顔を向けて言い直しました。
「肉便器です。」
スパァンッ!!
無意識で王子様の顔面を平手打ちしてしまいました。拒否反応が強く、手が勝手に動いてしまったのです。私は王子様の直ぐ後ろに取り巻いていた騎士に取り押さえられ、あっという間に地下牢に連行されてしまいました。
男の人に全力で取り押さえられた事など今までなかったので、運動部経験のある私が本気で抵抗したら何とかなるかと思ったけど、全く歯が立ちませんでした。
これからの事は、あれよと言う間の出来事で流れる様に過ぎるのですが、地下に着くと、それなりに広い牢の中に入れられて、複数の兵士に身体を押さえられ少しも身動き取れない中で猿轡を噛ませられ、服を切り裂かれ全裸を晒すと、首輪を嵌められ、黒いゴムの様な伸縮性のある平たいロープで身体をぐるぐる巻きにされて、後ろ手に拘束されました。
ぐるぐる巻きと言っても、肌はたくさん露出しており、一巻きで的確に身体の自由を奪っていきます。めいいっぱい伸ばした状態で巻かれたゴムは、縮まろうと私の身体をギュウギュウと締め付けます。亀甲縛りのように胸や陰部やお尻が丸出しです。両足も揃えて巻かれて歩けません。釣り上げられた魚の気分です。
必死の拒絶の悲鳴も、ボールの着いた猿轡を噛ませられているので、フガフガ言うしかありませんでした。口が閉じられないので涎がせきとめられずにダラダラと垂れてしまいます。
私の身支度が整うと、乱暴に床に転がされました。痛い!この野郎!!
そのまま、かなりの時間放置されました。明かりは遠くに見える蝋燭の炎くらいで、しけっていて石畳はゴツゴツしているし最悪です。
身体が動かせずに極度のストレスを感じますが、恥ずかしいこの格好も、1人きりで誰からも見られていないと恥ずかしくなかったので、とりあえず目を閉じて眠る事にしました。全てが夢で、目が覚めたら自宅のベッドに戻っていると良いなという淡い期待も込めて…。
0
お気に入りに追加
69
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
【R18】黒髪メガネのサラリーマンに監禁された話。
猫足02
恋愛
ある日、大学の帰り道に誘拐された美琴は、そのまま犯人のマンションに監禁されてしまう。
『ずっと君を見てたんだ。君だけを愛してる』
一度コンビニで見かけただけの、端正な顔立ちの男。一見犯罪とは無縁そうな彼は、狂っていた。
社長の奴隷
星野しずく
恋愛
セクシー系の商品を販売するネットショップを経営する若手イケメン社長、茂手木寛成のもとで、大のイケメン好き藤巻美緒は仕事と称して、毎日エッチな人体実験をされていた。そんな二人だけの空間にある日、こちらもイケメン大学生である信楽誠之助がアルバイトとして入社する。ただでさえ異常な空間だった社内は、信楽が入ったことでさらに混乱を極めていくことに・・・。(途中、ごくごく軽いBL要素が入ります。念のため)
堕ちていく私 陵辱女子大生日記
月乃綺羅
恋愛
あらすじ
地方の中高一貫女子校を卒業し、東京の大学に進学した恭子。垢抜けなさはあるものの、整った顔立ちと男好きのする少しふっくらとした体型もあり、言いよる男も少なくなかったが、地元に残した彼氏に義理立てをして、断り続けていた。
しかし、遠距離恋愛の壁によって破局。ちょうど彼との関係について相談に乗ってくれていた同級生、直樹と付き合うことに。元彼とはプラトニックな関係を貫いていた恭子だったが、直樹とは一線を越える。
いつも優しく、大人っぽい落ち着きのある直樹だったが、会うたびに過激化していく直樹とのセックスに不安を覚える恭子だった。
この作品はpixiv、ノクターンノベルスにも投稿しています。
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子
ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。
Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。
【R-18】クリしつけ
蛙鳴蝉噪
恋愛
男尊女卑な社会で女の子がクリトリスを使って淫らに教育されていく日常の一コマ。クリ責め。クリリード。なんでもありでアブノーマルな内容なので、精神ともに18歳以上でなんでも許せる方のみどうぞ。
【R18】絶倫にイかされ逝きました
桜 ちひろ
恋愛
性欲と金銭的に満たされるからという理由で風俗店で働いていた。
いつもと変わらず仕事をこなすだけ。と思っていたが
巨根、絶倫、執着攻め気味なお客さんとのプレイに夢中になり、ぐずぐずにされてしまう。
隣の部屋にいるキャストにも聞こえるくらい喘ぎ、仕事を忘れてイきまくる。
1日貸切でプレイしたのにも関わらず、勤務外にも続きを求めてアフターまでセックスしまくるお話です。
巨根、絶倫、連続絶頂、潮吹き、カーセックス、中出しあり。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる