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第2話 命より大切なもの
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夕飯の後は、歯磨き、風呂、ゲームというのが僕のルーティンだった。
ところが今日はそのルーティンが崩されてしまった。
ゲームを始めようとしたのだけど、2度3度試してもログインできなかったのだ。
「パスワード変えたから、ログインできないよ」
義母の意味不明な一言が返ってきた。
「へっ?何、それ。そんなことできないし。意味わからん」
僕はゲームができないイライラを義母にぶつけた。
「大ちゃん、1日1時間ていうお父さんとの約束破って、ずうっとやってたでしょう。だからパスワード変えたんだよ。前のパスワードIsono73を使ってね」
義母はいつのまにか僕のIDやパスワードを調べていたのだった。
ただ、そんなことはもうどうでもよかった。
僕にとってゲームは命と同じ位大切なものだった。
小遣いのほとんどを課金に使い、膨大な時間を費やして、アバターを育ててきたのだ。
もちろんゲームの中では学校内で叶うものがいないほどで、仲間からも一目置かれる存在だったのだ。
「ゲームは僕の命なんだ。早くパスワード言ってよ」
「ダメダメ!あのゲームR15指定でしょう。ママだって調べたらそんなことくらい分かるんだから」
「何が、ママだよ。お前なんかママじゃない!ママならそんな横暴なことしない」
僕は吐き捨てるように言うと、自分の部屋へ向かった。
ところが今日はそのルーティンが崩されてしまった。
ゲームを始めようとしたのだけど、2度3度試してもログインできなかったのだ。
「パスワード変えたから、ログインできないよ」
義母の意味不明な一言が返ってきた。
「へっ?何、それ。そんなことできないし。意味わからん」
僕はゲームができないイライラを義母にぶつけた。
「大ちゃん、1日1時間ていうお父さんとの約束破って、ずうっとやってたでしょう。だからパスワード変えたんだよ。前のパスワードIsono73を使ってね」
義母はいつのまにか僕のIDやパスワードを調べていたのだった。
ただ、そんなことはもうどうでもよかった。
僕にとってゲームは命と同じ位大切なものだった。
小遣いのほとんどを課金に使い、膨大な時間を費やして、アバターを育ててきたのだ。
もちろんゲームの中では学校内で叶うものがいないほどで、仲間からも一目置かれる存在だったのだ。
「ゲームは僕の命なんだ。早くパスワード言ってよ」
「ダメダメ!あのゲームR15指定でしょう。ママだって調べたらそんなことくらい分かるんだから」
「何が、ママだよ。お前なんかママじゃない!ママならそんな横暴なことしない」
僕は吐き捨てるように言うと、自分の部屋へ向かった。
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