1日休んだだけなのに

東門 大

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第2章 コンビニに寄っただけなのに

2-3 浣腸

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「さあ、力を抜きなさい」

 そこから沙知代先生の浣腸が始まった。

 大量の浣腸液がお腹に流れてくるのが感じられた。

「沙知代先生、苦しいです」

「えっ?もう苦しいの?まだ半分も入ってないのよ。我慢しなさい」

 お腹の張りはいっそう激しくなり、満腹のお腹に水を無理やり入れられているような感覚を覚えた。

 特に下腹は突き刺すような痛みを感じた。

「ほら、入ったー」

 沙知代先生が空になった浣腸器を見せてきた。


「もっと入れてもいいけど、初めてではこんなものね。……足は下ろしていいわ。出したくなったら言うのよ」

 浣腸が終わったので立ち上がろうとしたが、お腹が張っていて立つと漏れてしまいそうだった。

 しかも次第に便意が込み上げて、こらえきれなくなってきた。

「先生出そうです」

「ダメよ!まだ5分も経ってないじゃない。最低でも10分は我慢しなさい」

 そう言われたが便意は増すばかりで、とても我慢できそうになかった。

「お願いです。トイレに行かせてください」

「トイレって、トイレに行ってなにをするつもりなの?」

 沙知代先生が意地悪く尋ねた。

「う、うんこ  したいです。お願いします」
 僕は少し照れながら答えた。

「だったら初めからそう言いなさい」

 僕の目の前に、直径30センチ程度のタライが置かれた。

「中川、きちんと見てあげるから、これに思い切り出しなさい」

 便意は激しさを増したが、女教師2人の前でできるはずがなかった。

 今まで尻を叩かれたりアナルを責められたりはしたが、人前でウンチすることなど考えられなかった。

 もしここでうんこをすれば、自分はもう人間ではいられないとさえ思った。

「お願いします。トイレに行かせて下さい」

 懇願したが無視され、それから10分余りすぎた。僕は腹を抑え、全身から汗を出し、悶えた。

 肛門からわずかだが、浣腸液が漏れるのが分かった。

「中川、そこで漏らしたらお仕置きだからね。これまでよりずっと痛い目を見るわよ」

 僕は限界を感じ、諦めてお尻をタライに向けた。

「いいかっこうね」

 沙知代先生は満足そうだ。

「そうそう、中川君、うんちをする時は、そうやって見ている人にお尻を向けるのよ、……それがお仕置きに対する感謝の心にもつながるのですからね」

 加奈子先生も楽しんでいるようだ。

「ほら、見といてやるから、思いきり出しなさい」

 便は、僕の意志に反して、盛大な音を立てながら、排出された。

 そして、この2人の前では、もう自分は人間ではいられないのだと思った。

 長い排泄が終わり、僕のお腹は空になった。

 沙知代先生はうんこ座りをしている僕の頭を股の間で抱きかかえるようにして、撫でながら言った。

「今日は楽しかったわ。ありがとう。でも、もう買い食いはいけませんよ」

 こうして頭を撫でられると、犬がご主人様に褒められる時の気持ちがわかるような気がした。

 次に加奈子先生にも同じように頭を撫でられた。

「今日はたくさんお勉強できたでしょ。でもまだまだですからね。それと、ここで言われたことは、きちんと守りなさい」

「そう言えば明日からテストでしょ。そちらもがんばりなさいよ。」

 沙知代先生の言葉で僕は急に現実を思い出し、保健室を後にした。

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