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第6章 招待されただけなのに
6-18 中川つままれる
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排泄も終わり、あと半日となった僕は出来るだけ目立たないよう、顔を下に向けていた。
そしてマダムが通るたびに、(こちらへ来ませんように)と願い、通過した時はこっそりとガッツポーズをしていた。
今回も1人のマダムがそれほど関心も示さずに通過し、小さいながらもガッツポーズを決めていた。その時、
「何? そのガッツポーズ……」
目の前に通過したはずのマダムが立っていた。
「ガイドさん、ほら、私好みのぽっちゃり男子だったでしょ。きちんと教えてくれなきゃダメじゃない」
「すみません。トレイニーは制限があるので、上級者の森田様には不向きかと思いまして」
「そうかしら。ずっと四つん這いで家畜らしいし、素直そうでいじめがいあるじゃない」
マダムはいきなり頭を踏んできた。
「ブグッ」
僕はなにをされたかわからず、じっと耐えていた。
「さあ、なにをしようかしら」
マダムはガイドに連れられ、道具のある場所へ向かった。
「縄はないのね。残念! あの体をぎゅっと縛ってやりたかったのだけど」
「トレイニーですから、このくらいでお願いできませんか」
縄などという言葉が聞こえてきて、僕は恐ろしくなった。ガイドは道具を箱ごと僕の近くまで運び、マダムはバラ鞭を持ってきた。
「立ちなさい」
僕はソラの健康チェック以来、16時間ぶりに二本足で立った。
「手を上にあげて」
ペニスから手を離し、少しだけ手を挙げた。
「なにしてるの! まっすぐ挙げなさい!」
「もっと」
手を引っ張られるようにして、右手はマダム、左手はガイドによって手枷をはめられた。
きっちり僕に合わせたかのように、リードも腕もぴんと張った状態となった。
僕は、身体検査の時、妙だなと思いながらもこのポーズで写真を撮られたことを思い出した。あの時から計画的にプログラムが始まっていたのだった。
身動きが取れず、恐怖心は一層駆り立てられた。
「なに、怖いの? でもこの包茎ちんちんは、ピンと勃ったままじゃないの」
マダムは僕のペニスを軽く平手打ちした。
「うーん」
「ホホホホ。なかなか打たれ強いのね。……さあ、ガイドさん、1つずつくださいな」
ガイドは大きな洗濯バサミを取り出し、マダムに渡した。
「まずは、この辺りから」
マダムは僕のお腹の肉を洗濯バサミで挟んだ。挟まれる恐怖心はあったが、痛みはそれほどでもなかった。腹の後は二の腕やふっくらしたアゴも挟まれた。
「ぷよぷよしてるから、たくさん掴めるわ。後が楽しみね。そうでしょう」
僕は何のことかわからなかったので、とりあえず「はい」と答えた。
「ホホホ、そうでしょう。……今度はそのおっぱいにもこれをたくさんつけてあげますよ」
「ガイドさん、鈴のを頂戴」
次に出されたのは、鈴がついた小さな洗濯バサミだった。
「これを乳首に……」
マダムがゆっくりと乳首をはさんでいった。まだ手を離していないのに、かなり痛いことがわかった。
「あっ、痛い…お願いですやめて……」
手を離すとまさにつねられたのと同じ痛みが伝わってきた。
「いたいー。うーー」
「痛いの好きでしょう?」
「もう1ついくわよ」
「いやー」
僕がからだを揺すると、右の乳首につけた鈴がチリリリリンと鳴った。
「まあいい音。……ガイドさん、同じのくださる?」
「いやあ!いたいー、やめてえ」
バシッ!
マダムのバラ鞭が僕の左腿を叩いた。僕はマダムの振るうバラ鞭の音にビビって声が出なくなった。
「そう、お利口な子豚ちゃん。叩かれたら、そうやってじっとしてなきゃダメよ。……ガイドさん、やっぱりこの子いいわ。連れて帰ろうかしら」
「いえ、マダム、トレイニーは……」
「冗談よ」
「さあ、左の胸にも」
僕は叫び声を飲み込みグッとこらえた。しかしマダムが手を離すと耐えきれなかった。
「いっ。ウグーーン」
「なに? 痛いの? ガイドさん鈴つきはあといくつあるの」
「2つありますが」
マダムは残りの2つを受け取り、見せてきた。
「どこがいい? 選ばせてあげましょうか。袋かおちんちんか」
僕が選べずにいると、洗濯バサミを胸から腹、そして陰嚢まで滑らせてきた。
「決められないかあ。じゃあ1つずつつけてやるからね」
「まず、袋から」
僕は下に眼をやったが、腹が出ていることと洗濯バサミを付けられていることが邪魔をして、さっぱり見えなかった。
「フフ、お腹が邪魔して見えないんでしょ。見えないと余計に怖いよね」
「ギュ!」
チリリリン!
マダムの声にビクッとして体を動かすと鈴が鳴った。
「フフフ、いい音。挟んだと思ったでしょ?まだこれからよ」
次の瞬間、陰嚢に激痛がはしった。
「いたいー、いたい、いたい」
チリリリリリリリンリリリン
「あらいい音」
「最後はここにしといてやるわ。楽しそうだし」
マダムは包茎の皮をぎゅっと伸ばした。
「あら、勃起しててもこんなに伸びるのね」
「覚悟はいいかなあ?」
マダムは僕の顔を覗き込み、皮の先を挟んだ。僕は挟まれる前の恐怖心で震えた。ただ、痛みは他の場所ほどではなかった。
「これで全部です。いよいよお楽しみですね」
僕には、ガイドが言っている意味がわからなかった。
(全部つけたのなら終わりだろ。早く取ってよ)くらいに思ってマダムを見ると、僕といくらか距離をとって、笑いながらバラ鞭を振っていた。
そしてマダムが通るたびに、(こちらへ来ませんように)と願い、通過した時はこっそりとガッツポーズをしていた。
今回も1人のマダムがそれほど関心も示さずに通過し、小さいながらもガッツポーズを決めていた。その時、
「何? そのガッツポーズ……」
目の前に通過したはずのマダムが立っていた。
「ガイドさん、ほら、私好みのぽっちゃり男子だったでしょ。きちんと教えてくれなきゃダメじゃない」
「すみません。トレイニーは制限があるので、上級者の森田様には不向きかと思いまして」
「そうかしら。ずっと四つん這いで家畜らしいし、素直そうでいじめがいあるじゃない」
マダムはいきなり頭を踏んできた。
「ブグッ」
僕はなにをされたかわからず、じっと耐えていた。
「さあ、なにをしようかしら」
マダムはガイドに連れられ、道具のある場所へ向かった。
「縄はないのね。残念! あの体をぎゅっと縛ってやりたかったのだけど」
「トレイニーですから、このくらいでお願いできませんか」
縄などという言葉が聞こえてきて、僕は恐ろしくなった。ガイドは道具を箱ごと僕の近くまで運び、マダムはバラ鞭を持ってきた。
「立ちなさい」
僕はソラの健康チェック以来、16時間ぶりに二本足で立った。
「手を上にあげて」
ペニスから手を離し、少しだけ手を挙げた。
「なにしてるの! まっすぐ挙げなさい!」
「もっと」
手を引っ張られるようにして、右手はマダム、左手はガイドによって手枷をはめられた。
きっちり僕に合わせたかのように、リードも腕もぴんと張った状態となった。
僕は、身体検査の時、妙だなと思いながらもこのポーズで写真を撮られたことを思い出した。あの時から計画的にプログラムが始まっていたのだった。
身動きが取れず、恐怖心は一層駆り立てられた。
「なに、怖いの? でもこの包茎ちんちんは、ピンと勃ったままじゃないの」
マダムは僕のペニスを軽く平手打ちした。
「うーん」
「ホホホホ。なかなか打たれ強いのね。……さあ、ガイドさん、1つずつくださいな」
ガイドは大きな洗濯バサミを取り出し、マダムに渡した。
「まずは、この辺りから」
マダムは僕のお腹の肉を洗濯バサミで挟んだ。挟まれる恐怖心はあったが、痛みはそれほどでもなかった。腹の後は二の腕やふっくらしたアゴも挟まれた。
「ぷよぷよしてるから、たくさん掴めるわ。後が楽しみね。そうでしょう」
僕は何のことかわからなかったので、とりあえず「はい」と答えた。
「ホホホ、そうでしょう。……今度はそのおっぱいにもこれをたくさんつけてあげますよ」
「ガイドさん、鈴のを頂戴」
次に出されたのは、鈴がついた小さな洗濯バサミだった。
「これを乳首に……」
マダムがゆっくりと乳首をはさんでいった。まだ手を離していないのに、かなり痛いことがわかった。
「あっ、痛い…お願いですやめて……」
手を離すとまさにつねられたのと同じ痛みが伝わってきた。
「いたいー。うーー」
「痛いの好きでしょう?」
「もう1ついくわよ」
「いやー」
僕がからだを揺すると、右の乳首につけた鈴がチリリリリンと鳴った。
「まあいい音。……ガイドさん、同じのくださる?」
「いやあ!いたいー、やめてえ」
バシッ!
マダムのバラ鞭が僕の左腿を叩いた。僕はマダムの振るうバラ鞭の音にビビって声が出なくなった。
「そう、お利口な子豚ちゃん。叩かれたら、そうやってじっとしてなきゃダメよ。……ガイドさん、やっぱりこの子いいわ。連れて帰ろうかしら」
「いえ、マダム、トレイニーは……」
「冗談よ」
「さあ、左の胸にも」
僕は叫び声を飲み込みグッとこらえた。しかしマダムが手を離すと耐えきれなかった。
「いっ。ウグーーン」
「なに? 痛いの? ガイドさん鈴つきはあといくつあるの」
「2つありますが」
マダムは残りの2つを受け取り、見せてきた。
「どこがいい? 選ばせてあげましょうか。袋かおちんちんか」
僕が選べずにいると、洗濯バサミを胸から腹、そして陰嚢まで滑らせてきた。
「決められないかあ。じゃあ1つずつつけてやるからね」
「まず、袋から」
僕は下に眼をやったが、腹が出ていることと洗濯バサミを付けられていることが邪魔をして、さっぱり見えなかった。
「フフ、お腹が邪魔して見えないんでしょ。見えないと余計に怖いよね」
「ギュ!」
チリリリン!
マダムの声にビクッとして体を動かすと鈴が鳴った。
「フフフ、いい音。挟んだと思ったでしょ?まだこれからよ」
次の瞬間、陰嚢に激痛がはしった。
「いたいー、いたい、いたい」
チリリリリリリリンリリリン
「あらいい音」
「最後はここにしといてやるわ。楽しそうだし」
マダムは包茎の皮をぎゅっと伸ばした。
「あら、勃起しててもこんなに伸びるのね」
「覚悟はいいかなあ?」
マダムは僕の顔を覗き込み、皮の先を挟んだ。僕は挟まれる前の恐怖心で震えた。ただ、痛みは他の場所ほどではなかった。
「これで全部です。いよいよお楽しみですね」
僕には、ガイドが言っている意味がわからなかった。
(全部つけたのなら終わりだろ。早く取ってよ)くらいに思ってマダムを見ると、僕といくらか距離をとって、笑いながらバラ鞭を振っていた。
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