1日休んだだけなのに

東門 大

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第5章 掃除をしにきただけなのに(新井編)

5-3 新井のお仕置きタイム(1)

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 自分がワクワクしているのを感じつつ、すりガラスになっているシャワー室のドアをじっと見た。

 ぼやけてしか見えないが、小島がどんな状態なのかはわかった。これも加奈子先生に教わった通りだった。

 小島がズボンを脱いだのを確認して、新井はドアを思いっきり開けた。

「うわあ」

「なに開けてんだよ」

「ごめん、小島の席がわからなくてさ」

「そんなの誰かに聞けばいいだろ」

「あっそうか」

 新井はとぼけてみせた。

「それより早く閉めろよ」

「そうね!」

 小島の注文に反して、新井はドアを最大まで開けて、脱衣所に入った。

「お前何してんだよ」

 予想外の行動をとる新井に対処しきれず、小島は[[rb:後退り > アトズサリ]]した。

「あなた何?その下着!校則違反でしょ」

 小島の下着は、英語のロゴが入ったトランクスタイプだった。

「バカか、白ブリ履いてるやつなんていねえよ」

 中川履いてる。と思ったが、もちろん口には出さなかった。

「それになんか大きくなってない?」

 新井に指摘され、小島は前を隠した。今の新井の一言で完全に勃起してしまったのだ。

「な、なんだおま、……変態女!」

「うわ、もっと大きくなった。なんかイヤラシイこと考えてたんでしょ」

「もういいから、早く閉めろよ」

 新井は、自分が楽しくなってきているのを感じた。

「出てもいいけど、あなたに聞きたいことがあります」

「もうーなんなんだよお」

 新井は、右手でシャワーヘッドを持ち、小島に向けた。

「あなた、岩田君に変な命令したり、いじめたりしてるでしょう」

「ああ、してるよ。何か悪いか? お前と関係ないだろ! バーカ!」

 いつもならここで怒ってしまう新井だが、こうなることもシミュレーション済みで、予想通りになることが、爽快に感じるくらいだった。

「どうしてそんなことするか言いなさい!」

「あいつが、岩田が、ナヨナヨしてるから鍛えてやってんだよ」

「そんな理由で?」

 このタイミングで、蛇口をひねり、水を小島の股間にぶちまけた。

「あなたに、岩田君の気持ちを少しわからせてやるわ!」
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