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第3章 ボーリングに行っただけなのに
3-2 三度目の呼び出し
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次の日、担任の末松先生から6時間目に保健室へ行くように指示された。
どうして加奈子先生に呼ばれたのか考えたが、何も思い当たることがなかった。
悪いことといえば期末テストの結果くらいなんだけど、やっぱ悪すぎたかなあ。
テストが悪いとどんなお仕置きなんだろう。
そんなことを考えていると、つい勃起してしまう自分が情けなくなった。
保健室に入ると加奈子先生が立っていた。
前回と同じく自分から反省を言うのを待っているようだった。
けど、テストの結果だという確信が持てなかったので、何となくぼかして言うことにした。
「僕は本当に勉強ができない子で、……なんていうか話が聞けないんだと思います。それにやる気もなくて、本当に反省しています」
「そうね、言われたことが守れないのは、そういうことですね。でも、守る気がないというのは聞き捨てなりませんよ」
やる気がないことを叱られたのだと中川は深く反省した。
「確かに138(250点満点)しか取れなかったことは反省しています。でも次は頑張るので許してください」
加奈子先生の頰がプルプルし始め、かなり怒っているのが中川には分かった。
「あなたは何を言っているのですか!次は頑張るって、200を越えようとでも思っているのですか」
「200なんて、毎日3時間やっても無理です。いって170くらいかな、と」
加奈子先生の顔が赤くなり、今にも爆発しそうだった。
「あなたとボーリングの話をするために呼んだのではありませんよ……もういいです。前回のお仕置きで成長したと思ったのですが、私の勘違いだったようです」
加奈子先生は自らの怒りを納めようと、事務仕事を始めた。
僕は先生の言っていることがよく分からず、このままだと加奈子先生に見放されそうで、あたふたしていた。
その時、ドアの向こうから新井の声がした。
「失礼します」
どうして加奈子先生に呼ばれたのか考えたが、何も思い当たることがなかった。
悪いことといえば期末テストの結果くらいなんだけど、やっぱ悪すぎたかなあ。
テストが悪いとどんなお仕置きなんだろう。
そんなことを考えていると、つい勃起してしまう自分が情けなくなった。
保健室に入ると加奈子先生が立っていた。
前回と同じく自分から反省を言うのを待っているようだった。
けど、テストの結果だという確信が持てなかったので、何となくぼかして言うことにした。
「僕は本当に勉強ができない子で、……なんていうか話が聞けないんだと思います。それにやる気もなくて、本当に反省しています」
「そうね、言われたことが守れないのは、そういうことですね。でも、守る気がないというのは聞き捨てなりませんよ」
やる気がないことを叱られたのだと中川は深く反省した。
「確かに138(250点満点)しか取れなかったことは反省しています。でも次は頑張るので許してください」
加奈子先生の頰がプルプルし始め、かなり怒っているのが中川には分かった。
「あなたは何を言っているのですか!次は頑張るって、200を越えようとでも思っているのですか」
「200なんて、毎日3時間やっても無理です。いって170くらいかな、と」
加奈子先生の顔が赤くなり、今にも爆発しそうだった。
「あなたとボーリングの話をするために呼んだのではありませんよ……もういいです。前回のお仕置きで成長したと思ったのですが、私の勘違いだったようです」
加奈子先生は自らの怒りを納めようと、事務仕事を始めた。
僕は先生の言っていることがよく分からず、このままだと加奈子先生に見放されそうで、あたふたしていた。
その時、ドアの向こうから新井の声がした。
「失礼します」
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