大アジア戦争

ツカサメイ

文字の大きさ
上 下
23 / 60

23話 世界平和宣言

しおりを挟む
              23話 世界平和宣言

1942年4月1日 東条の思惑は崩れた、樺太軍団の
攻撃力が予想以上で報告では一撃でソ連軍壊滅。
早急に日本の考えが平和を望んでいる事を世界に
広めなければならない・・・
ハバロフスクはシベリア鉄道の要・・・
日ソ関係の要でも在るか・・・
軍事作戦的に占領する前に司令官と話してみるか。
陸軍の輸送機が樺太から樺太軍団に向かった。

1942年4月2日

大日本帝国外務省発表!

「戦争の気雲世界に漂う今、我が帝国は平和
を希求し持って万国万民の安寧を尊重す」


大日本帝国内閣府発表!

「経済困窮に至るとも民族の力を尽くし豊穣を待つ」


大本営発表!

「一部部隊に某国との戦闘あれど偶発戦闘の類である」

日本の本音と判断した外国は皆無だったが正面からの
反対はしにくいと言う類で他国にとって無価値の宣言。
だが宣戦布告より数段マシな影響を期待出来る。
樺太軍団の勝利を聞いて戦争に反対していた国会議員
も大勢でソ連に対し宣戦布告をするべきだと迫る・・
政治の根本を理解しておらぬ… … 
政治の選択肢を縛る宣言を必要も無いのに叫ぶとは。
陸軍軍人も叫んでおるが政治を知らぬ者達ゆえ・・・

飛行機は早い、翌日9時に樋口季一郎中将が東京郊外
の陸軍飛行場に到着、連絡ですでに東条が待っていた。
基地内の一室で対談する事3時間、中将は離陸・・・
東条は官邸に心ゆっくり向かった。
そしてこの日だけは平常心で眠れた・・・

疲れているのに一睡も出来ないのがスターリン。
貴重な戦力を割いてシベリアの辺境に送り出した
のに1日で日本軍に負けたとは・・・
ハバロフスク死守を厳命したが見こみ無し… 
占領されればシベリア鉄道を失う…
どこで戦車を作れば良いのだ…
宣戦布告されたら英米がソ連を見捨てる…
大規模反乱が…

1942年4月4日 樺太軍団ハバロフスク北3キロ。
4月5日10時00分 包囲完成
10時30分、軍使派遣降伏勧告
13時00分、勧告一部受諾
状況。
モスクワ列車1回の発車を許可する。
軍事会議議員テレンチー・シュトィコフ大将は
詳細報告を理由に乗車、秘密裏に渡された東条
からスターリン当て親書を携えていた・・・
これは成果となる、殺されるのを防げるとの想い。
信じられない事に・・・・・・
出来たばかりのT34が満載されている!
積めるだけ積んだT34が120両モスクワに向かう?
日本兵が数人見て話をしてるが停車の指示は無い。
(モスクワに届けば生きられる)心で叫んだ。

18時00分、6日間の戦闘停止を合意。






しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

札束艦隊

蒼 飛雲
歴史・時代
 生まれついての勝負師。  あるいは、根っからのギャンブラー。  札田場敏太(さつたば・びんた)はそんな自身の本能に引きずられるようにして魑魅魍魎が跋扈する、世界のマーケットにその身を投じる。  時は流れ、世界はその混沌の度を増していく。  そのような中、敏太は将来の日米関係に危惧を抱くようになる。  亡国を回避すべく、彼は金の力で帝国海軍の強化に乗り出す。  戦艦の高速化、ついでに出来の悪い四姉妹は四一センチ砲搭載戦艦に改装。  マル三計画で「翔鶴」型空母三番艦それに四番艦の追加建造。  マル四計画では戦時急造型空母を三隻新造。  高オクタン価ガソリン製造プラントもまるごと買い取り。  科学技術の低さもそれに工業力の貧弱さも、金さえあればどうにか出来る!

GAME CHANGER 日本帝国1945からの逆襲

俊也
歴史・時代
時は1945年3月、敗色濃厚の日本軍。 今まさに沖縄に侵攻せんとする圧倒的戦力のアメリカ陸海軍を前に、日本の指導者達は若者達による航空機の自爆攻撃…特攻 で事態を打開しようとしていた。 「バカかお前ら、本当に戦争に勝つ気があるのか!?」 その男はただの学徒兵にも関わらず、平然とそう言い放ち特攻出撃を拒否した。 当初は困惑し怒り狂う日本海軍上層部であったが…!? 姉妹作「新訳 零戦戦記」共々宜しくお願い致します。 共に 第8回歴史時代小説参加しました!

改造空母機動艦隊

蒼 飛雲
歴史・時代
 兵棋演習の結果、洋上航空戦における空母の大量損耗は避け得ないと悟った帝国海軍は高価な正規空母の新造をあきらめ、旧式戦艦や特務艦を改造することで数を揃える方向に舵を切る。  そして、昭和一六年一二月。  日本の前途に暗雲が立ち込める中、祖国防衛のために改造空母艦隊は出撃する。  「瑞鳳」「祥鳳」「龍鳳」が、さらに「千歳」「千代田」「瑞穂」がその数を頼みに太平洋艦隊を迎え撃つ。

超克の艦隊

蒼 飛雲
歴史・時代
「合衆国海軍ハ 六〇〇〇〇トン級戦艦ノ建造ヲ計画セリ」 米国駐在武官からもたらされた一報は帝国海軍に激震をもたらす。 新型戦艦の質的アドバンテージを失ったと判断した帝国海軍上層部はその設計を大幅に変更することを決意。 六四〇〇〇トンで建造されるはずだった「大和」は、しかしさらなる巨艦として誕生する。 だがしかし、米海軍の六〇〇〇〇トン級戦艦は誤報だったことが後に判明。 情報におけるミスが組織に致命的な結果をもたらすことを悟った帝国海軍はこれまでの態度を一変、貪欲に情報を収集・分析するようになる。 そして、その情報重視への転換は、帝国海軍の戦備ならびに戦術に大いなる変化をもたらす。

織田信長IF… 天下統一再び!!

華瑠羅
歴史・時代
日本の歴史上最も有名な『本能寺の変』の当日から物語は足早に流れて行く展開です。 この作品は「もし」という概念で物語が進行していきます。 主人公【織田信長】が死んで、若返って蘇り再び活躍するという作品です。 ※この物語はフィクションです。

日は沈まず

ミリタリー好きの人
歴史・時代
1929年世界恐慌により大日本帝國も含め世界は大恐慌に陥る。これに対し大日本帝國は満州事変で満州を勢力圏に置き、積極的に工場や造船所などを建造し、経済再建と大幅な軍備拡張に成功する。そして1937年大日本帝國は志那事変をきっかけに戦争の道に走っていくことになる。当初、帝國軍は順調に進撃していたが、英米の援蔣ルートによる援助と和平の断念により戦争は泥沼化していくことになった。さらに1941年には英米とも戦争は避けられなくなっていた・・・あくまでも趣味の範囲での制作です。なので文章がおかしい場合もあります。 また参考資料も乏しいので設定がおかしい場合がありますがご了承ください。また、おかしな部分を次々に直していくので最初見た時から内容がかなり変わっている場合がありますので何か前の話と一致していないところがあった場合前の話を見直して見てください。おかしなところがあったら感想でお伝えしてもらえると幸いです。表紙は自作です。

蒼海の碧血録

三笠 陣
歴史・時代
 一九四二年六月、ミッドウェー海戦において日本海軍は赤城、加賀、蒼龍を失うという大敗を喫した。  そして、その二ヶ月後の八月、アメリカ軍海兵隊が南太平洋ガダルカナル島へと上陸し、日米の新たな死闘の幕が切って落とされた。  熾烈なるガダルカナル攻防戦に、ついに日本海軍はある決断を下す。  戦艦大和。  日本海軍最強の戦艦が今、ガダルカナルへと向けて出撃する。  だが、対するアメリカ海軍もまたガダルカナルの日本軍飛行場を破壊すべく、最新鋭戦艦を出撃させていた。  ここに、ついに日米最強戦艦同士による砲撃戦の火蓋が切られることとなる。 (本作は「小説家になろう」様にて連載中の「蒼海決戦」シリーズを加筆修正したものです。予め、ご承知おき下さい。) ※表紙画像は、筆者が呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)にて撮影したものです。

処理中です...