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1章
第10話 前の世界ってどういうことなのです?
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色々とあったが初めての依頼を終えたことに達成感を感じるぜ……っと、そういえばウルフの討伐依頼の報告をしないとな。
森を脱出してからキリアンと王都に向かって歩くと1時間ぐらいで王都に到着することが出来た。
そして王都の門でギルドカードを提示して中に入るとなんだか賑やかな様子に包まれる。
「やっぱり王都は綺麗だな、前の世界だと田舎の方に住んでいたからこんな街とは無縁だったぜ」
俺は理系大学の工学部で勉強漬けの日々をすごしていたからな。
こんな風に人と人が集まっていて行き交う姿を見ると改めて感動する。
「前の世界ってどういうことなのです?」
「あ――――何でもない、忘れてくれ」
「え、知りたいのです! どんな世界だったのですか?」
おっと、つい口に出してしまっていたか。
まあキリアンなら話してもいいよな。俺は軽く説明をすることにする。
俺がいきなり異世界に来た事を、そして前の世界での暮らしなど。
それをキリアンに話すと少し驚いた様子だったがすぐに笑顔に戻る。
そしてキリアンは俺の目を見ながら言うのだ。
「ちょっとどこかで頭でも打ったのです! そんなに文明が進んでいる訳ないのです!」
ニヤニヤしながら言ってくるじゃないか……。
この魔法使い完全に俺のこと小馬鹿にしてるだろ!!
俺も少しは怒った顔をしているとキリアンは笑って俺に話しかけてくる。
「ごめんなのです! 少しは信じるのです!」
「お、おう」
まあいいかと思い、とりあえず王都の中を歩いていく。
そうして数十分歩き、目的地である冒険者ギルドに辿り着くと中は冒険者で溢れていた。
森を脱出してからキリアンと王都に向かって歩くと1時間ぐらいで王都に到着することが出来た。
そして王都の門でギルドカードを提示して中に入るとなんだか賑やかな様子に包まれる。
「やっぱり王都は綺麗だな、前の世界だと田舎の方に住んでいたからこんな街とは無縁だったぜ」
俺は理系大学の工学部で勉強漬けの日々をすごしていたからな。
こんな風に人と人が集まっていて行き交う姿を見ると改めて感動する。
「前の世界ってどういうことなのです?」
「あ――――何でもない、忘れてくれ」
「え、知りたいのです! どんな世界だったのですか?」
おっと、つい口に出してしまっていたか。
まあキリアンなら話してもいいよな。俺は軽く説明をすることにする。
俺がいきなり異世界に来た事を、そして前の世界での暮らしなど。
それをキリアンに話すと少し驚いた様子だったがすぐに笑顔に戻る。
そしてキリアンは俺の目を見ながら言うのだ。
「ちょっとどこかで頭でも打ったのです! そんなに文明が進んでいる訳ないのです!」
ニヤニヤしながら言ってくるじゃないか……。
この魔法使い完全に俺のこと小馬鹿にしてるだろ!!
俺も少しは怒った顔をしているとキリアンは笑って俺に話しかけてくる。
「ごめんなのです! 少しは信じるのです!」
「お、おう」
まあいいかと思い、とりあえず王都の中を歩いていく。
そうして数十分歩き、目的地である冒険者ギルドに辿り着くと中は冒険者で溢れていた。
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