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Chapter 5 『ミュージック・ボックス』

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 赤ワインに誘われた眠気を殺しながら、叩き続けたキーボード。プリントしたその報告書はそれなりの体を為してはいたが、上手く小峰に伝えられるかの不安は残っていた。蔵前の話をそのまま伝えればと言っても、この物質社会の中、理解を得るのは難しい話だ。

 そんな小峰にはこちらから出向くと伝えてみた。だが時間が読めない事を理由に拒絶された。考えてみれば探偵に何かを依頼しているなんて、誰にも知られたくない話だろう。

「申し訳ないです。もう少し早く伺うつもりだったんですが」

「いえいえ。こちらから伺うべきところ、わざわざご足労頂いて申し訳ないです」

 一時間後に伺います。律儀な依頼主からメッセージが届いたのが十六時。

 そしてドアの隙間に小峰が姿を見せたのは、十七時を五分ほど回った頃だった。

「いえ。それで和弥はいつ?」

 小峰が言う『いつ?』に即答する事は出来る。成田和弥が亡くなっていた事は、既に電話で伝えてある。だが開口一番の質問に、立ったまま答える事も気が引ける。

「とりあえずお掛け下さい。こちらが報告書になります。……こちらにも記載は致しましたが、成田さんが亡くなられたのは、今年の二月十一日の事です」

「そんな最近の話なんですか? もっと早く探していれば、生きている和弥に会えたかもしれないって事ですよね」

 にじむ悔しさに、掛ける言葉を選びあぐねる。後悔なんて先に立たないものだ。だからと言って、後悔する前に行動に移したとして、同じ結果を得られているかは分からない。

「それは何とも言えません。もっと早く探していたとして、成田さんの行方を掴めたかどうかは。現に今回は死亡記事から成田さんに行き着いたので」

「そうだったんですね」

 力ない声ではあるが少しは労えたのだろう。その顔に悲愴は見えない。見えるのは悲壮だ。どうにか言い聞かせなければ、前には進めない。探し求めた成田和弥が亡くなったばかりだと聞かされれば、悔いが残るのは当然だが、生死すら分からない状況では、どう言い聞かせようが前進など出来なかったはずだ。

「それで、和弥の死因は何だったんですか?」

「急性心臓死だと聞いています。去年の秋に倒れられて、一度は持ち直したようですが、それからも心臓に負担が掛かっていたのだと」

「急性心臓死? 病気だったんですね。……よかった」

「えっ?」

 何がよかったのか? 何が救いとなったのか? 表情からは読み取れなかったが、答えはすぐにその口から教えられた。

「病気だったなら諦めがつきます。もし兄の後を追っていたらって」

「そうですね。遼さんの後を追って自ら命を絶った訳ではありません。成田さんは抗えない病気のために亡くなられたんです」

 小峰の救いにちくりと胸が刺された。成田和弥は確かに人生を全うした。十七年前の小峰遼の死に囚われる事なく。だがそれはそれで少し寂しい気もする。

「……こちらの報告書に纏めてあります。理解し難い事もあるかと思いますが、今回の調査結果になります」

「理解し難い事と言うのは?」

「成田和弥さんはワーリン・ダーヴィッシュと言う団体の代表になっておられました」

「ワーリン・ダーヴィッシュですか?」

「はい。一言で言うと宗教団体です。十七年前にその団体の代表になられています。前城一樹。それが代表としての成田さんの名前で、亡くなるまで前城と言う名前を名乗っておられました」

「前城一樹? 和弥はそんな前から、別の人生を生きていたって事なんですね」

 一瞬小峰の顔が歪んだ。成田が人生を全うしていた事は救いではあるが、小峰は十七年前に置いて行かれたままだ。そんな小峰に寄り添わせる事が出来る感情は同情だけだが、小峰自身ある程度自分に言い聞かせる事が出来ているようだ。

「辻山さん。今回の件では本当にありがとうございました」

 ジャケットの内ポケットから封筒を取り出し、テーブルの上を小峰が滑らせる。調査料として当然の事ではあるが、どうも腑に落ちない何かが痞え指を伸ばせない。

「小峰さん。これで良かったんですか? 他に私が手伝える事があれば何でも仰って下さい。確かに成田さんの行方は分かりましたが、それが小峰さんのためになったのかどうか……」

 小峰は俯いたままだ。テーブルに置いた封筒を更に滑らせはするが、何かを口にする訳ではない。こんな痞えを残したままでは、やはり封筒に指など伸ばせない。

「あのう、最後に」

 小峰がゆっくりと顔を上げる。

「和弥の墓が何処にあるか分かりますか? 手を合わせて終わりにしたいんです」

——墓?

 そう言えば、蔵前に墓の事は聞いていなかった。亡くなったのだから、何処かに葬られているはずだ。だがそんな当たり前の事を忘れさせてしまうほど、蔵前の話のインパクトは強かった。

「そうですね。すっかり忘れていました」

 わざとらしい態度で封筒を押し戻す。

「成田さんが何処に眠られているか、調べて報告させて頂きます。こちらはその時に受け取らせて下さい」

「いや、でも、これは」

 小峰へと押し戻した封筒が再びテーブルの上を滑る。謝礼がいらない訳ではない。ただ腑に落ちない何かがまだ痞えている以上、易々と受け取る訳にはいかない。

 そんなどちらも封筒を収めようとしない無言の問答の中、勢いよくドアが開いた。

「いやあ、久しぶり。小峰さんの顔が見えたんで、ちょっと邪魔させてもらうよ」

 黒川オーナーだった。

 また何か厄介な事を持ち込むのでは? 思わず身構えたが、一瞬視界に収められただけで、既にオーナーは小峰の隣に尻を沈めている。沈めた尻が小峰の体を圧迫しているが、圧迫だけではない。その手は馴れ馴れしく小峰の太腿の上に置かれている。

——エロ親父が何しに来たんだ?

 頭に浮かんだ台詞を口にしようとした時。

「これは一旦小峰さんに戻しておいてください。こいつがその墓を探し出して来た時に渡してやってくれればいいんで」

 ドアの向こうで話を聞いていたようだ。その話しぶりは珍しく紳士的ではあったが、エロ親父の手はまだ小峰の太腿の上に置かれている。

「依頼人に気安く触らないで下さい!」

 見ていられずに思わず放った言葉にオーナーがにやりと笑う。

「何だ? お前も触って欲しいのか?」

 くだらない返しに呆れて睨み返したところで、小峰が立ち上がる。エロ親父の手から救う事は出来たようだ。

「それではまた連絡頂けるようお願いします」

 深々と頭を下げる小峰は既にドアノブに手を掛けている。

「ええ、すぐにでも連絡させて頂きます」

 成田の墓が何処にあるかなんて、蔵前に聞けばすぐに分かる事だろう。そんな考えが、『すぐに』なんて副詞を吐かせていた。

「それで? 何しに来たんですか? 小峰さんの顔が見えてって言うなら、オーナーもお帰り下さい。小峰さんも帰ったんだし」

「はあ? 何だ? いつからお前はそんなに偉くなった? 事件の一つも解決できないで、俺に偉そうな口を利くんじゃねえ!」

「何がですか? 小峰さんの依頼は解決しましたよ。もう亡くなってはいましたけど、成田和弥の行方は見つけましたから」

「そうじゃない。この二丁目で連続殺人が起こったんだぞ。三人も殺されたのに、まだ犯人に繋がる手掛かりもないみたいじゃないか」

「いや、だから。それは警察の仕事であって、俺は関係ないです」

「分かっていないな。この二丁目の平和を守る事がお前の使命だろうが。ガタガタ言ってないで、さっさと連続殺人犯を捕まえろ!」

 オーナーの怒鳴り声に委縮はするが、話の筋が通っていない。連続殺人犯を捕まえるのは警察の仕事であって、探偵の出る幕なんてどこにもない。それに探偵なんてものは依頼がなければ、何一つ動けないものだ。

「だから依頼もないのに、探偵が勝手に殺人事件の捜査なんて出来ないでしょうが。分かっていないのはオーナーの方ですよ」

 やり込めたつもりだったが、オーナーが簡単に引き下がるはずはなかった。

「は、はあ。何だ、金か? 報酬がないと働けないって言うんだな」

「いや、だから」

「分かった、分かった。報酬なら俺が出してやる。だからさっさと殺人犯を捕まえて、この二丁目の平和を守るんだ。分かったな!」

「いや、だから」

 返事をする間も与えられず、オーナーのてかった頭がドアの向こう、階段へと沈んでいく。何が二丁目の平和だ。警察ですらまだ何の進展も見せていない事件を、たかだか一探偵に挙げられる手柄なんてある訳ないだろう。ふと浮かんだ考えはとう正論だったが、その隣で邪な考えが浮上する。

——いや、君生だ。君生がいる。

 事件を解決するのは警察の仕事だが、その警察に協力態勢を示せばいいだけじゃないか。それで解決となれば、オーナーがとやかく言う隙はなくなるだろう。それに報酬だ。金なんて物は幾らあっても困る物ではない。ふと湧いた邪な考えが、すぐさま思考を転換させる。

——連続殺人犯。誰だ?

 単純に転換できる自分の脳には感謝しかない。やはり君生が言うように真っ先に疑うべきは前城一樹だろう。


 十七年前、今野と高橋と河野の証言に上がった前城一樹。その前城は当時、鳴子の店でボーイとして体を売って凌いでいた。そんな前城は駐車場の防犯カメラには映っていなかった。その事から三人の証言が重要視される事はなかったが、防犯カメラ手前の横断歩道を利用し、前城は靖国通りの五丁目側に停められた大型バスに乗り込んだ。

 成田和弥が前城一樹と名乗っていたのだから、前城があのワーリン・ダーヴィッシュにいた事も間違いない話だ。そうであれば成田が前城となった時、本物の前城はどこに行った? 死んだのか? いや、違う。永井享が高幡颯斗と名乗った後、本物の高幡は蔵前として存在しているじゃないか。と、言う事は本物の前城も別の名前を名乗り存在していると言う事か。

 前城一樹はいったい誰になった? 何と名乗った? その姿だけでも分かれば、何とかなるような気もするが。前城の姿。

——そうだ。樹だ。

 鳴子の店で働いていた前城。その前城に顔と雰囲気が似ていたからと、鳴子は樹にカズキと名付けた。もし蔵前が樹の顔に見覚えがあれば、それは前城に繋げての事だ。どちらにせよ成田の墓の所在を聞くために、蔵前を尋ねなければならない。その時に樹の写真でも見せれば……。

 いや、似ているからと言って樹の写真を見せる必要などない。樹の写真ではなく、鳴子の元には前城の写真もあるはずだ。

『……今までうちにいた子のは捨てられないのよ』

 いつかの鳴子の言葉だ。ボーイとして働いていたのであれば、宣材写真があるはずだ。そんな宣材写真も鳴子が言うに違いはないだろう。こんな所でうだうだと考えている場合ではない。鳴子の店はすぐ目と鼻の先だ。

「すみません、鳴子さんいらっしゃいますか?」

 店を飛び出して一分半。階段を駆け下りて一分。仲通りを全力で走りトップボーイズのドアを開ける。たった一分全力で走っただけで、息はすっかり上がっていたが、何とか鳴子の名前を口にする事が出来た。売り専と言っても、バーの形は取っているようで、カウンターに腰掛けていた鳴子がゆっくりと振り返る。

「あら、辻山さんじゃない。いらっしゃいませ。その節はどうも」

 店内に目を向けると若い男が三人いたが、そこに樹の姿はない。だが鳴子がいれば済む話で樹に会いに来た訳ではない。

「ごめんなさいね。今日はカズキ、出ちゃっているのよ。泊りだから今日は無理なんだけど、明日以降ならいつでも大丈夫よ。カズキじゃなくていいなら、この子達みんな今からいける子達だから」

 泳がせた目はしっかり鳴子に見られていたようだ。

「すみません。樹いないんですね。……いや、カズキ。……いや、でも違うんです」

「やだわ。辻山さんったら、樹だなんて。でも今日は本当にごめんなさい」

 店の雰囲気なのか、鳴子のせいなのか、本来の目的を忘れて男を買いに来た気分になる。つい三人のボーイ達に目を泳がせてしまうが、鳴子の提案には乗れない。

「いや、まあ、樹の顔は見られればいいかなって。あっ、でも、すみません。今日は別件で来たんです。前城一樹がここで働いていたと仰っていましたよね? その当時の写真、前城の写真お持ちじゃないですか?」

「あら、残念。カズキを気に入って、来てくれた分けじゃないのね」

「いや、気に入っていますよ。ただ今日は別件で」

 思わず作った苦笑いはちゃんと伝わったようだ。

「お店で使っていた写真なら残してあるわよ」

 取り出されたのは見るからに古いアルバムだった。今は何でもスマホやパソコンに保存だ。アルバムに写真を貼って整理だなんて、いつの間にかそんな時代は遠い昔になってしまった。そんな感傷に浸れる古いアルバムを鳴子の指が捲っていく。何年も剥がされる事のなかったセロハンが大きな音を立てる。

「あったわ。あら、やだ。改めて見ると本当にカズキそっくりね」

 鳴子が捲ったページには青い手書きの文字でと書かれ、四枚の写真が貼られていた。

「……樹?」

 髪型やその色は違うが、少し褪せた写真の人物は樹にそっくりだ。

「ねっ、本当に似ているでしょ? 最初にあの子を見た時びっくりしたのよ」

 売り専の宣材写真だけあって、四枚の写真は全て裸で撮られたものだ。全身を写したものはブリーフこそ履いているが、股間がえらく強調されている。だがそんな強烈なはずの裸も、樹に似たその顔の前に霞んでしまう。

「これが前城一樹なんですね」

「そうよ。十七年前だったかしら? この間話していたわよね? この写真が黄ばんでしまうのも無理のない話なのよね」

 遠い目をする鳴子には申し訳ないが、昔話に付き合っている余裕はない。

「すみませんが、この写真お借りして行っていいですか?」

「それは構わないんだけど。やっぱり一樹に何かあったの? ネットニュースで見たように何かの団体に関わっていたみたいだし。死んでからも調べなきゃいけないって」

 鳴子の中ではもう死んでいる人間だ。それをわざわざ死んだのは前城ではなく、前城を名乗っていた成田和弥だなんて、もし否定すれば、鳴子まで巻き込む事になるだろう。

「いえ、参考までになんで、心配なさらないで下さい」

 気を遣えたつもりだったが、不安げな表情は拭えなかった。鳴子にとっては樹も、三人のボーイ達も、前城一樹も、家族同然に思える身内なんだろう。

「ありがとうございます。お借りしていきます」

 鳴子を頼るのはこれで最後にしよう。そんな考えを浮かべながら、深く礼をし、トップボーイズのドアを閉めた。
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