68 / 105
68 翔鶴被弾
しおりを挟む
「面舵一杯、急げ!」
「おもーかーじ、一杯!」
ガラハーらの急降下爆撃を受けることになったのは、翔鶴であった。艦長である有馬正文大佐が、転舵の命令を下す。
基準排水量約二万五〇〇〇トンの船体が、三〇ノットを超える速力で右舷へと舵を切っていく。
有馬艦長は、防空指揮所で仁王立ちになりながら上空から襲いかかろうとする敵機を見つめていた。
翔鶴の艦首が右舷へと振られ、傾斜が徐々に深くなっていく。
高角砲、機銃の射撃音が艦全体を満たし、艦隊の周囲に対空砲火炸裂の黒煙が現れる。その中を、米軍のドーントレス艦爆は突っ込んできた。
午前中、赤城、加賀、蒼龍を戦闘不能に追い込んだ機体である。
最初の衝撃は、まもなくやって来た。
翔鶴の左舷艦首付近に、轟音と共に水柱が噴き上がる。それが崩れて飛行甲板を濡らし、防空指揮所にいる有馬や見張り員の体も濡らしていく。
翔鶴の周囲に、一〇〇〇ポンド爆弾の弾着が相次いだ。
そのたびに彼女の船体は揺さぶられ、何名かの機銃員が崩れた水柱に攫われて海中に転落する。
だが、有馬艦長は来襲した敵機の爆撃を完全に回避した。
「舵戻せ!」
「もどーせー!」
もちろん、これで空襲が終わったとは考えていない。上空には、まだ零戦に追われる敵機の姿があった。
それらの機体が、零戦を振り切るために最も間近な目標であった翔鶴への急降下を開始したのは、その直後であった。
「左舷三〇度より敵機接近!」
「取り舵一杯、急げ!」
今度は、取り舵に切る。
零戦隊はよくやってくれている。何とか、この空襲も凌ぎ切りたいものであった。
だが、敵機は最初の攻撃が失敗したのを見て、照準を修正したらしい。至近弾とは違う、つんのめるような衝撃が翔鶴を襲う。
飛行甲板前部に、火柱が上がった。
「被害知らせ!」
艦橋からは、主錨らしきものが空中に吹き飛ぶのが見えた。
「前部甲板に被弾! 火災発生!」
「消火、急げ!」
続いての衝撃は、後部からやって来た。今度は、艦橋の床が跳ねるような振動があった。
被弾したのは、後部甲板。爆炎によって、短艇甲板で火災が発生しているという。有馬は運用長に、ただちにそちらにも消火班を向けるように指示する。
インド洋に続き、二度目の被弾である。
ある意味で乗員たちも慣れたのか、消火のための動きは迅速であった。それに、格納庫内の航空機からは燃料をすべて抜いてある。多少、機体が燃えることはあるかもしれないが、燃料に引火して誘爆するようなことは起こらないだろう。
翔鶴は未だ三〇ノットを超える速力で左舷に舵を切り、半円形の航跡を描き続けている。
彼女の上空からは、すでに敵機の姿は消えていた。
海戦の最終段階になって翔鶴を被弾させてしまったことに有馬は断腸の思いであったが、ここからは艦を無事に内地に連れて帰ることに全力を注がなければならない。
帝国海軍の最新鋭空母たる翔鶴を、絶対に失うわけにはいかなかった。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
アメリカ側の“ラスト・ワン”たるエンタープライズを友永隊が捕捉したのは、発艦から五十二分後の一四三二時(現地時間:一七三二時)のことであった。
夕日を背にするように進撃する友永隊の針路の彼方は、すでに夜の帳が訪れつつあった。
その光景が、艦攻隊の者たちにこの雷撃は絶対に失敗させるわけにはいかないという決意を与えていた。ここで、米空母を取り逃がすことは出来ない。
進撃の途中で、彼らは帰還する江草隊とすれ違っていた。確実にこの先に米空母の最後の一隻がいると確信して飛行を続け、ついに洋上に濛々と立ち上る黒煙を発見したのである。
この時、エンタープライズを中心とする第十六任務部隊は、燃料切れを起こして不時着水したF4F隊の搭乗員救助や、炎上するエンタープライズの消火を手助けするために一部の駆逐艦が接近していたことから、その輪形陣は乱れていた。
戦艦ワシントンのレーダーが新たに接近する不明機の機影を捉えると、搭乗員救助やエンタープライズの消火を行っていた駆逐艦は、それらの活動を中断して唯一、残された空母を守る態勢を整えようとした。
すでにスプルーアンス以下第十六任務部隊司令部は、損傷して洋上に停止したエンタープライズから戦艦ワシントンに旗艦を移していた。
スプルーアンスはジャップ損傷空母を水上艦隊で追撃することも考慮に入れており、だからこそ戦艦戦隊司令官ウィリス・A・リー少将の座乗する艦に任務部隊旗艦を移したのである。
二つの司令部が同居することになり、ワシントン艦橋はいささか手狭とはなったが、共に水上部隊出身の両少将の意思疎通を図るという意味では、これが最善であった。
そうした中で、機関の復旧途上であったエンタープライズは友永隊の空襲を受けることになったのである。
「しめた! グラマンがいないぞ!」
友永大尉は思わず快哉を叫んだ。江草隊が米空母の飛行甲板を破壊した結果、直掩戦闘機が燃料や弾薬の補給を受けられなくなり、洋上に不時着することになったのだろう。
しかも、黒煙を上げる米空母は洋上に停止している。
残る脅威は、米艦艇からの対空砲火のみ。
十機の九七艦攻でも、これならば雷撃を成功させられるだろう。
「全機、突撃隊形作れ!」
友永の号令と共に、電信員の村井定一飛曹が「トツレ」を打電する。
友永率いる第一中隊、橋本率いる第二中隊のそれぞれ五機が、左右からエンタープライズを挟撃すべく行動を開始した。
「おもーかーじ、一杯!」
ガラハーらの急降下爆撃を受けることになったのは、翔鶴であった。艦長である有馬正文大佐が、転舵の命令を下す。
基準排水量約二万五〇〇〇トンの船体が、三〇ノットを超える速力で右舷へと舵を切っていく。
有馬艦長は、防空指揮所で仁王立ちになりながら上空から襲いかかろうとする敵機を見つめていた。
翔鶴の艦首が右舷へと振られ、傾斜が徐々に深くなっていく。
高角砲、機銃の射撃音が艦全体を満たし、艦隊の周囲に対空砲火炸裂の黒煙が現れる。その中を、米軍のドーントレス艦爆は突っ込んできた。
午前中、赤城、加賀、蒼龍を戦闘不能に追い込んだ機体である。
最初の衝撃は、まもなくやって来た。
翔鶴の左舷艦首付近に、轟音と共に水柱が噴き上がる。それが崩れて飛行甲板を濡らし、防空指揮所にいる有馬や見張り員の体も濡らしていく。
翔鶴の周囲に、一〇〇〇ポンド爆弾の弾着が相次いだ。
そのたびに彼女の船体は揺さぶられ、何名かの機銃員が崩れた水柱に攫われて海中に転落する。
だが、有馬艦長は来襲した敵機の爆撃を完全に回避した。
「舵戻せ!」
「もどーせー!」
もちろん、これで空襲が終わったとは考えていない。上空には、まだ零戦に追われる敵機の姿があった。
それらの機体が、零戦を振り切るために最も間近な目標であった翔鶴への急降下を開始したのは、その直後であった。
「左舷三〇度より敵機接近!」
「取り舵一杯、急げ!」
今度は、取り舵に切る。
零戦隊はよくやってくれている。何とか、この空襲も凌ぎ切りたいものであった。
だが、敵機は最初の攻撃が失敗したのを見て、照準を修正したらしい。至近弾とは違う、つんのめるような衝撃が翔鶴を襲う。
飛行甲板前部に、火柱が上がった。
「被害知らせ!」
艦橋からは、主錨らしきものが空中に吹き飛ぶのが見えた。
「前部甲板に被弾! 火災発生!」
「消火、急げ!」
続いての衝撃は、後部からやって来た。今度は、艦橋の床が跳ねるような振動があった。
被弾したのは、後部甲板。爆炎によって、短艇甲板で火災が発生しているという。有馬は運用長に、ただちにそちらにも消火班を向けるように指示する。
インド洋に続き、二度目の被弾である。
ある意味で乗員たちも慣れたのか、消火のための動きは迅速であった。それに、格納庫内の航空機からは燃料をすべて抜いてある。多少、機体が燃えることはあるかもしれないが、燃料に引火して誘爆するようなことは起こらないだろう。
翔鶴は未だ三〇ノットを超える速力で左舷に舵を切り、半円形の航跡を描き続けている。
彼女の上空からは、すでに敵機の姿は消えていた。
海戦の最終段階になって翔鶴を被弾させてしまったことに有馬は断腸の思いであったが、ここからは艦を無事に内地に連れて帰ることに全力を注がなければならない。
帝国海軍の最新鋭空母たる翔鶴を、絶対に失うわけにはいかなかった。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
アメリカ側の“ラスト・ワン”たるエンタープライズを友永隊が捕捉したのは、発艦から五十二分後の一四三二時(現地時間:一七三二時)のことであった。
夕日を背にするように進撃する友永隊の針路の彼方は、すでに夜の帳が訪れつつあった。
その光景が、艦攻隊の者たちにこの雷撃は絶対に失敗させるわけにはいかないという決意を与えていた。ここで、米空母を取り逃がすことは出来ない。
進撃の途中で、彼らは帰還する江草隊とすれ違っていた。確実にこの先に米空母の最後の一隻がいると確信して飛行を続け、ついに洋上に濛々と立ち上る黒煙を発見したのである。
この時、エンタープライズを中心とする第十六任務部隊は、燃料切れを起こして不時着水したF4F隊の搭乗員救助や、炎上するエンタープライズの消火を手助けするために一部の駆逐艦が接近していたことから、その輪形陣は乱れていた。
戦艦ワシントンのレーダーが新たに接近する不明機の機影を捉えると、搭乗員救助やエンタープライズの消火を行っていた駆逐艦は、それらの活動を中断して唯一、残された空母を守る態勢を整えようとした。
すでにスプルーアンス以下第十六任務部隊司令部は、損傷して洋上に停止したエンタープライズから戦艦ワシントンに旗艦を移していた。
スプルーアンスはジャップ損傷空母を水上艦隊で追撃することも考慮に入れており、だからこそ戦艦戦隊司令官ウィリス・A・リー少将の座乗する艦に任務部隊旗艦を移したのである。
二つの司令部が同居することになり、ワシントン艦橋はいささか手狭とはなったが、共に水上部隊出身の両少将の意思疎通を図るという意味では、これが最善であった。
そうした中で、機関の復旧途上であったエンタープライズは友永隊の空襲を受けることになったのである。
「しめた! グラマンがいないぞ!」
友永大尉は思わず快哉を叫んだ。江草隊が米空母の飛行甲板を破壊した結果、直掩戦闘機が燃料や弾薬の補給を受けられなくなり、洋上に不時着することになったのだろう。
しかも、黒煙を上げる米空母は洋上に停止している。
残る脅威は、米艦艇からの対空砲火のみ。
十機の九七艦攻でも、これならば雷撃を成功させられるだろう。
「全機、突撃隊形作れ!」
友永の号令と共に、電信員の村井定一飛曹が「トツレ」を打電する。
友永率いる第一中隊、橋本率いる第二中隊のそれぞれ五機が、左右からエンタープライズを挟撃すべく行動を開始した。
8
お気に入りに追加
41
あなたにおすすめの小説
蒼海の碧血録
三笠 陣
歴史・時代
一九四二年六月、ミッドウェー海戦において日本海軍は赤城、加賀、蒼龍を失うという大敗を喫した。
そして、その二ヶ月後の八月、アメリカ軍海兵隊が南太平洋ガダルカナル島へと上陸し、日米の新たな死闘の幕が切って落とされた。
熾烈なるガダルカナル攻防戦に、ついに日本海軍はある決断を下す。
戦艦大和。
日本海軍最強の戦艦が今、ガダルカナルへと向けて出撃する。
だが、対するアメリカ海軍もまたガダルカナルの日本軍飛行場を破壊すべく、最新鋭戦艦を出撃させていた。
ここに、ついに日米最強戦艦同士による砲撃戦の火蓋が切られることとなる。
(本作は「小説家になろう」様にて連載中の「蒼海決戦」シリーズを加筆修正したものです。予め、ご承知おき下さい。)
※表紙画像は、筆者が呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)にて撮影したものです。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
GAME CHANGER 日本帝国1945からの逆襲
俊也
歴史・時代
時は1945年3月、敗色濃厚の日本軍。
今まさに沖縄に侵攻せんとする圧倒的戦力のアメリカ陸海軍を前に、日本の指導者達は若者達による航空機の自爆攻撃…特攻 で事態を打開しようとしていた。
「バカかお前ら、本当に戦争に勝つ気があるのか!?」
その男はただの学徒兵にも関わらず、平然とそう言い放ち特攻出撃を拒否した。
当初は困惑し怒り狂う日本海軍上層部であったが…!?
姉妹作「新訳 零戦戦記」共々宜しくお願い致します。
共に
第8回歴史時代小説参加しました!
近衛文麿奇譚
高鉢 健太
歴史・時代
日本史上最悪の宰相といわれる近衛文麿。
日本憲政史上ただ一人、関白という令外官によって大権を手にした異色の人物にはミステリアスな話が多い。
彼は果たして未来からの転生者であったのだろうか?
※なろうにも掲載
蒼雷の艦隊
和蘭芹わこ
歴史・時代
第五回歴史時代小説大賞に応募しています。
よろしければ、お気に入り登録と投票是非宜しくお願いします。
一九四二年、三月二日。
スラバヤ沖海戦中に、英国の軍兵四二二人が、駆逐艦『雷』によって救助され、その命を助けられた。
雷艦長、その名は「工藤俊作」。
身長一八八センチの大柄な身体……ではなく、その姿は一三○センチにも満たない身体であった。
これ程までに小さな身体で、一体どういう風に指示を送ったのか。
これは、史実とは少し違う、そんな小さな艦長の物語。
日は沈まず
ミリタリー好きの人
歴史・時代
1929年世界恐慌により大日本帝國も含め世界は大恐慌に陥る。これに対し大日本帝國は満州事変で満州を勢力圏に置き、積極的に工場や造船所などを建造し、経済再建と大幅な軍備拡張に成功する。そして1937年大日本帝國は志那事変をきっかけに戦争の道に走っていくことになる。当初、帝國軍は順調に進撃していたが、英米の援蔣ルートによる援助と和平の断念により戦争は泥沼化していくことになった。さらに1941年には英米とも戦争は避けられなくなっていた・・・あくまでも趣味の範囲での制作です。なので文章がおかしい場合もあります。
また参考資料も乏しいので設定がおかしい場合がありますがご了承ください。また、おかしな部分を次々に直していくので最初見た時から内容がかなり変わっている場合がありますので何か前の話と一致していないところがあった場合前の話を見直して見てください。おかしなところがあったら感想でお伝えしてもらえると幸いです。表紙は自作です。
大和型戦艦4番艦 帝国から棄てられた船~古(いにしえ)の愛へ~
花田 一劫
歴史・時代
東北大地震が発生した1週間後、小笠原清秀と言う青年と長岡与一郎と言う老人が道路巡回車で仕事のために東北自動車道を走っていた。
この1週間、長岡は震災による津波で行方不明となっている妻(玉)のことを捜していた。この日も疲労困憊の中、老人の身体に異変が生じてきた。徐々に動かなくなる神経機能の中で、老人はあることを思い出していた。
長岡が青年だった頃に出会った九鬼大佐と大和型戦艦4番艦桔梗丸のことを。
~1941年~大和型戦艦4番艦111号(仮称:紀伊)は呉海軍工廠のドックで船を組み立てている作業の途中に、軍本部より工事中止及び船の廃棄の命令がなされたが、青木、長瀬と言う青年将校と岩瀬少佐の働きにより、大和型戦艦4番艦は廃棄を免れ、戦艦ではなく輸送船として生まれる(竣工する)ことになった。
船の名前は桔梗丸(船頭の名前は九鬼大佐)と決まった。
輸送船でありながらその当時最新鋭の武器を持ち、癖があるが最高の技量を持った船員達が集まり桔梗丸は戦地を切り抜け輸送業務をこなしてきた。
その桔梗丸が修理のため横須賀軍港に入港し、その時、長岡与一郎と言う新人が桔梗丸の船員に入ったが、九鬼船頭は遠い遥か遠い昔に長岡に会ったような気がしてならなかった。もしかして前世で会ったのか…。
それから桔梗丸は、兄弟艦の武蔵、信濃、大和の哀しくも壮絶な最後を看取るようになってしまった。
~1945年8月~日本国の降伏後にも関わらずソビエト連邦が非道極まりなく、満洲、朝鮮、北海道へ攻め込んできた。桔梗丸は北海道へ向かい疎開船に乗っている民間人達を助けに行ったが、小笠原丸及び第二号新興丸は既にソ連の潜水艦の攻撃の餌食になり撃沈され、泰東丸も沈没しつつあった。桔梗丸はソ連の潜水艦2隻に対し最新鋭の怒りの主砲を発砲し、見事に撃沈した。
この行為が米国及びソ連国から(ソ連国は日本の民間船3隻を沈没させ民間人1.708名を殺戮した行為は棚に上げて)日本国が非難され国際問題となろうとしていた。桔梗丸は日本国から投降するように強硬な厳命があったが拒否した。しかし、桔梗丸は日本国には弓を引けず無抵抗のまま(一部、ソ連機への反撃あり)、日本国の戦闘機の爆撃を受け、最後は無念の自爆を遂げることになった。
桔梗丸の船員のうち、意識のないまま小島(宮城県江島)に一人生き残された長岡は、「何故、私一人だけが。」と思い悩み、残された理由について、探しの旅に出る。その理由は何なのか…。前世で何があったのか。与一郎と玉の古の愛の行方は…。
re:太平洋戦争・大東亜の旭日となれ
俊也
ライト文芸
実際の歴史では日本本土空襲・原爆投下・沖縄戦・特攻隊などと様々な悲劇と犠牲者を生んだ太平洋戦争(大東亜戦争)
しかし、タイムスリップとかチート新兵器とか、そういう要素なしでもう少しその悲劇を防ぐか薄めるかして、尚且つある程度自主的に戦後の日本が変わっていく道はないか…アメリカ等連合国に対し「勝ちすぎず、程よく負けて和平する」ルートはあったのでは?
そういう思いで書きました。
歴史時代小説大賞に参戦。
ご支援ありがとうございましたm(_ _)m
また同時に「新訳 零戦戦記」も参戦しております。
こちらも宜しければお願い致します。
他の作品も
お手隙の時にお気に入り登録、時々の閲覧いただければ幸いです。m(_ _)m
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる