1 / 49
○1章 同時多発的一方通行の片思い
1-1 『こんにちは、異世界』
しおりを挟む
俺の名前は田口エイタ。
地元のそこそこ名のある国公立大学を卒業して社会人となってから三年。大手企業の下請けの会社に入り、ひたすら社会のために貢献してきた。
急な案件で休みが潰れることなんて少なくもなく、残業なんて当たり前。それに疑問を呈する人たちは社内でも多いが、声を上げても環境が変わる気配などまったくない。
消耗品の歯車のように馬車馬のごとく働かされる。
溜まっていくのは疲労と少ない貯金ばかりだった。
こんな生活、いつまで続くのだろう。
寿命が尽きるまで絶え間なく無限に続きそうな毎日。
けれどその轍から脱却する気力も湧きあがらず、流されるままに日々を送り続けている。
プロアスリート。芸能人。芸術家。
そんな一般とは逸脱した職業に憧れたことなど何度もある。
なれるものならなっていた。
だが俺にはそんな才能なんてなかった。
結局、凡人には凡人の生き方しかない。
こんな人生、糞食らえだ。
今日も今日とて出勤しなくてはならない。
まだ四時間も寝てないのに、朝早く起きて、通勤ラッシュの人混みに呑まれながら会社へ向かう。
夏の炎天下での出勤はまさに地獄だ。
クールビスでシャツでこそいいものの、白地は汗の跡がくっきりと出て不恰好だし、スーツパンツは汗でふくらはぎに張り付く。
次第に高くなり昇りはじめる日差しの下で待つ信号は、横断歩道の先が陽炎のように揺らめいて見えた。
また、大変な一日が始める。
変わり映えのしない一日が。
「あぶない!」
ぼうっとしていたせいで、誰かがそう叫んだことに俺は気付けなかった。
気が付くと、猛スピードのトラックが俺のいる交差点へと突っ込んできた。近くにいた人たちは咄嗟に逃げたようだが、疲れからか反応が遅れてしまった俺は、足をとられて逃げ遅れた。
やばい。
そう思った瞬間には、激しい衝突の痛みが襲っていた。
体が非力にも宙を舞う。
飛ばされる俺を見て驚愕の色を浮かべる周りの人たちの顔が、まるでスローモーションのように見えた。
俺は死ぬのだろうか。
イヤに冷静で、心が冷めたように何の感覚も無くなっていた。
今日の会議で俺がいなくなったら誰が企画書を発表するのだろうとか、先日取引先から頼まれていた案件を進められなくなるとか。
そんなどうでもいいことが俺の頭を埋め尽くした直後、
――まあ、なんとかなるか。
そう落ち着いた。
俺以外にだって会社に人はいる。
「お前がいなくなっても代わりはいる」といった雰囲気で仕事を押し付けてくるくせに、
「お前がやらなければ仕事が回らない」とばかりに重責を押し付けてくる。
だったらいっそ、回らなくさせてやりたい。
俺が死んだら、会社の上司はどんな顔をするのだろうか。
そんなことも、もうどうだっていい。
どうせ上手くやりくりして事なきを得るのだろう。。
俺が一人いなくなったところで、なんだかんだ社会は問題なく回るのだ。
なんと無意味な人生だったのだろう。
――ああ、次に生まれてくるときは、最強系の主人公みたいに苦労のない人生がいいな。
なんて、少し前に見たアニメの設定を走馬灯のように頭に浮かべながら、俺の目の前は暗転し、意識を遠のかせていった。
◇
目が覚めたら薄暗い洞窟の中だった。
ドーム状となった鍾乳洞のよう巨大な空洞の中で横たわっていた。
地面に付いた頬から冷たい感覚が伝わってくる。どうやら生きているらしい。
けれど俺はついさっきまでコンクリートジャングルの真っ只中にいたはずだ。
しかし地鳴りのように不快な雑踏も、行き交う車のエンジン音も、今はまったく聞こえなくなっている。
いったいなにがあったんだ。
俺は死んだんじゃないのか?。
わけもわからず、とりあえず体を起こしてみた。
手足の感覚はある。五体満足だ。
調子もいたって健康。むしろ寝不足や疲労感すらも消えている。
「どうなってるんだ」
戸惑いの声が洞窟に反響する。
「どこだよここ。薄暗くてよく見えないし」
状況を理解できないままぼうっとしていると、がさり、と何か黒い影が動いた。
なんだろう。
目が暗闇に慣れていないせいかまだよくわからない。
じっと目を凝らしてみる。
そこにいたのは、
「ね、ネズミか?!」
それもただのネズミじゃない。
俺の腰くらいの高さはありそうな巨大なネズミだった。
二足で立ち、赤い瞳を浮かび上がらせ、棍棒のような物を手に持っている。よくRPGで見かけるような雑魚モンスターのような外見だ。
俺の凝らした目が少しだけ熱くなり、途端、頭の中を電気が通り抜けていったような感覚がした。
――感知魔法、アナライズ発動。
視界に捉えているネズミの輪郭がハイライトで浮かび上がる。
するとそのネズミの周りに数値が表示され始めた。
『HP 10
攻撃力 3
防御力 2』
まるでこれこそよくあるゲームのステータスみたいだ。
「なんだこれ。どうなってるんだ」
「ヂュゥゥゥ!」
「うわぁ!」
戸惑ったままでいる俺に、ネズミが棍棒を振りかぶって襲い掛かってくる。
俺は喚くように腕を振り回した。
それがネズミの手元に軽く当たったかと思うと、
『50000』
そう視覚的に数字が浮かんで見えたかと思うと、まるで思い切り蹴り飛ばされたかのようにネズミの体が吹き飛んでいった。
俺が殴り飛ばしたにしては強力すぎる。
「な、何がどうなってるんだよ」
凝らしたままの目で自分の手を見る。
『攻撃力 999』
俺の手からそう表記が出ていた。
今度は俺の体を見てみる。
『防御力 999』
こっちもだ。
吹き飛ばされたネズミは壁に叩きつけられ、気を失っていた。
いや、死んでいる。
地面に横たわって心臓が止まっていることもそうだが、そのネズミの頭上にゲージが表示され、それが『0』となっていた。
まさにゲームのようだ。
これはつまり、そういうことなのだろうか。
死んだかと思えばよくわからない見知らぬ場所。
とってつけたかのように与えられた物凄そうな力。
「まさか、これが最強ものの異世界転生ってやつか!」
突然異世界に飛ばされたかと思えば、人知を超えるような最強スペックを授けられて新しい人生をスタートさせる。
最近、そんなアニメをよく見るが、まさか俺もそれを経験しているのか。
「夢じゃない、よな……」
事故にあって植物状態のまま都合のいい夢を見続けている、なんて馬鹿げた話だったら悲しすぎる。
だが自分の頬を叩いてみても痛覚はあるし、やはり地に足が付いた現実味もしっかりとしている。今のところ、これは現実と見てもよさそうだ。
となると、やはり俺は転生した、ということか。
「い…………」
ぐっと拳を握り締める。
「いやっほおおおおおおう!」
天は俺を見捨ててはいなかった。
汗水流して、誰のためかもわからないひたすらの奴隷労働を続け、老後すら安定しない現実から、俺への救済を与えてくださったのだ!
最強ものといえばノーストレス、フリーダム。
多少の苦労はあれど、ほとんどその強大な力で問題を解決しきってしまう使用回数無限の最強のジョーカー。
――俺の人生、勝った。
この最強の力を使って、俺は憧れの『スローライフ』を送るのだ。
悠々自適に異世界を堪能しながら、仕事という枷から外れて好き放題に生きられるのだ!
心が湧き立つ。歓喜に震える。
胸の奥からだくだくと涙が流れ出る。
ようこそ異世界。
ようこそ最強スローライフ生活。
「俺は、ここで自由に生きられるんだー!」
そう拳を突き上げて叫んだ瞬間、身の毛もよだつような悪寒がして、俺は咄嗟に体を動かした。
と、さっきまで俺がいたところには、鈍色の切っ先を光らせた槍が振り下ろされていた。
「な、今度はなんだ?!」
慌てて向かいやる。
そこには、刃が沈められ深く亀裂の入った地面と、その刃先の持ち主である人影が佇んでいた。
だんだん目が慣れてきたおかげで、その人影の顔がわかり始める。
女の子だ。
少し小柄なシルエット。細身の輪郭。
片側で結んでちょこんと跳ねた、褐色の肌とは対照的な白銀の髪。
子供、と呼べるほどにあどけない顔つきのその少女は、真ん丸く赤い瞳を俺へと向けていた。
誰だ、と俺が言うよりも先に、少女は舌打ちをして口を開く。
「その命、今度こそもらうわ!」
「ええっ?!」
いきなり変なところに飛ばされたかと思えば、初めて出会った女の子にいきなり殺害宣言。
どうなってるんだ俺!
どうなってるんだこの世界!!
――グッバイ、俺のスローライフ。
手に入れたと思った念願のセカンドライフが音を立てて崩れ去っていくような気がした。
地元のそこそこ名のある国公立大学を卒業して社会人となってから三年。大手企業の下請けの会社に入り、ひたすら社会のために貢献してきた。
急な案件で休みが潰れることなんて少なくもなく、残業なんて当たり前。それに疑問を呈する人たちは社内でも多いが、声を上げても環境が変わる気配などまったくない。
消耗品の歯車のように馬車馬のごとく働かされる。
溜まっていくのは疲労と少ない貯金ばかりだった。
こんな生活、いつまで続くのだろう。
寿命が尽きるまで絶え間なく無限に続きそうな毎日。
けれどその轍から脱却する気力も湧きあがらず、流されるままに日々を送り続けている。
プロアスリート。芸能人。芸術家。
そんな一般とは逸脱した職業に憧れたことなど何度もある。
なれるものならなっていた。
だが俺にはそんな才能なんてなかった。
結局、凡人には凡人の生き方しかない。
こんな人生、糞食らえだ。
今日も今日とて出勤しなくてはならない。
まだ四時間も寝てないのに、朝早く起きて、通勤ラッシュの人混みに呑まれながら会社へ向かう。
夏の炎天下での出勤はまさに地獄だ。
クールビスでシャツでこそいいものの、白地は汗の跡がくっきりと出て不恰好だし、スーツパンツは汗でふくらはぎに張り付く。
次第に高くなり昇りはじめる日差しの下で待つ信号は、横断歩道の先が陽炎のように揺らめいて見えた。
また、大変な一日が始める。
変わり映えのしない一日が。
「あぶない!」
ぼうっとしていたせいで、誰かがそう叫んだことに俺は気付けなかった。
気が付くと、猛スピードのトラックが俺のいる交差点へと突っ込んできた。近くにいた人たちは咄嗟に逃げたようだが、疲れからか反応が遅れてしまった俺は、足をとられて逃げ遅れた。
やばい。
そう思った瞬間には、激しい衝突の痛みが襲っていた。
体が非力にも宙を舞う。
飛ばされる俺を見て驚愕の色を浮かべる周りの人たちの顔が、まるでスローモーションのように見えた。
俺は死ぬのだろうか。
イヤに冷静で、心が冷めたように何の感覚も無くなっていた。
今日の会議で俺がいなくなったら誰が企画書を発表するのだろうとか、先日取引先から頼まれていた案件を進められなくなるとか。
そんなどうでもいいことが俺の頭を埋め尽くした直後、
――まあ、なんとかなるか。
そう落ち着いた。
俺以外にだって会社に人はいる。
「お前がいなくなっても代わりはいる」といった雰囲気で仕事を押し付けてくるくせに、
「お前がやらなければ仕事が回らない」とばかりに重責を押し付けてくる。
だったらいっそ、回らなくさせてやりたい。
俺が死んだら、会社の上司はどんな顔をするのだろうか。
そんなことも、もうどうだっていい。
どうせ上手くやりくりして事なきを得るのだろう。。
俺が一人いなくなったところで、なんだかんだ社会は問題なく回るのだ。
なんと無意味な人生だったのだろう。
――ああ、次に生まれてくるときは、最強系の主人公みたいに苦労のない人生がいいな。
なんて、少し前に見たアニメの設定を走馬灯のように頭に浮かべながら、俺の目の前は暗転し、意識を遠のかせていった。
◇
目が覚めたら薄暗い洞窟の中だった。
ドーム状となった鍾乳洞のよう巨大な空洞の中で横たわっていた。
地面に付いた頬から冷たい感覚が伝わってくる。どうやら生きているらしい。
けれど俺はついさっきまでコンクリートジャングルの真っ只中にいたはずだ。
しかし地鳴りのように不快な雑踏も、行き交う車のエンジン音も、今はまったく聞こえなくなっている。
いったいなにがあったんだ。
俺は死んだんじゃないのか?。
わけもわからず、とりあえず体を起こしてみた。
手足の感覚はある。五体満足だ。
調子もいたって健康。むしろ寝不足や疲労感すらも消えている。
「どうなってるんだ」
戸惑いの声が洞窟に反響する。
「どこだよここ。薄暗くてよく見えないし」
状況を理解できないままぼうっとしていると、がさり、と何か黒い影が動いた。
なんだろう。
目が暗闇に慣れていないせいかまだよくわからない。
じっと目を凝らしてみる。
そこにいたのは、
「ね、ネズミか?!」
それもただのネズミじゃない。
俺の腰くらいの高さはありそうな巨大なネズミだった。
二足で立ち、赤い瞳を浮かび上がらせ、棍棒のような物を手に持っている。よくRPGで見かけるような雑魚モンスターのような外見だ。
俺の凝らした目が少しだけ熱くなり、途端、頭の中を電気が通り抜けていったような感覚がした。
――感知魔法、アナライズ発動。
視界に捉えているネズミの輪郭がハイライトで浮かび上がる。
するとそのネズミの周りに数値が表示され始めた。
『HP 10
攻撃力 3
防御力 2』
まるでこれこそよくあるゲームのステータスみたいだ。
「なんだこれ。どうなってるんだ」
「ヂュゥゥゥ!」
「うわぁ!」
戸惑ったままでいる俺に、ネズミが棍棒を振りかぶって襲い掛かってくる。
俺は喚くように腕を振り回した。
それがネズミの手元に軽く当たったかと思うと、
『50000』
そう視覚的に数字が浮かんで見えたかと思うと、まるで思い切り蹴り飛ばされたかのようにネズミの体が吹き飛んでいった。
俺が殴り飛ばしたにしては強力すぎる。
「な、何がどうなってるんだよ」
凝らしたままの目で自分の手を見る。
『攻撃力 999』
俺の手からそう表記が出ていた。
今度は俺の体を見てみる。
『防御力 999』
こっちもだ。
吹き飛ばされたネズミは壁に叩きつけられ、気を失っていた。
いや、死んでいる。
地面に横たわって心臓が止まっていることもそうだが、そのネズミの頭上にゲージが表示され、それが『0』となっていた。
まさにゲームのようだ。
これはつまり、そういうことなのだろうか。
死んだかと思えばよくわからない見知らぬ場所。
とってつけたかのように与えられた物凄そうな力。
「まさか、これが最強ものの異世界転生ってやつか!」
突然異世界に飛ばされたかと思えば、人知を超えるような最強スペックを授けられて新しい人生をスタートさせる。
最近、そんなアニメをよく見るが、まさか俺もそれを経験しているのか。
「夢じゃない、よな……」
事故にあって植物状態のまま都合のいい夢を見続けている、なんて馬鹿げた話だったら悲しすぎる。
だが自分の頬を叩いてみても痛覚はあるし、やはり地に足が付いた現実味もしっかりとしている。今のところ、これは現実と見てもよさそうだ。
となると、やはり俺は転生した、ということか。
「い…………」
ぐっと拳を握り締める。
「いやっほおおおおおおう!」
天は俺を見捨ててはいなかった。
汗水流して、誰のためかもわからないひたすらの奴隷労働を続け、老後すら安定しない現実から、俺への救済を与えてくださったのだ!
最強ものといえばノーストレス、フリーダム。
多少の苦労はあれど、ほとんどその強大な力で問題を解決しきってしまう使用回数無限の最強のジョーカー。
――俺の人生、勝った。
この最強の力を使って、俺は憧れの『スローライフ』を送るのだ。
悠々自適に異世界を堪能しながら、仕事という枷から外れて好き放題に生きられるのだ!
心が湧き立つ。歓喜に震える。
胸の奥からだくだくと涙が流れ出る。
ようこそ異世界。
ようこそ最強スローライフ生活。
「俺は、ここで自由に生きられるんだー!」
そう拳を突き上げて叫んだ瞬間、身の毛もよだつような悪寒がして、俺は咄嗟に体を動かした。
と、さっきまで俺がいたところには、鈍色の切っ先を光らせた槍が振り下ろされていた。
「な、今度はなんだ?!」
慌てて向かいやる。
そこには、刃が沈められ深く亀裂の入った地面と、その刃先の持ち主である人影が佇んでいた。
だんだん目が慣れてきたおかげで、その人影の顔がわかり始める。
女の子だ。
少し小柄なシルエット。細身の輪郭。
片側で結んでちょこんと跳ねた、褐色の肌とは対照的な白銀の髪。
子供、と呼べるほどにあどけない顔つきのその少女は、真ん丸く赤い瞳を俺へと向けていた。
誰だ、と俺が言うよりも先に、少女は舌打ちをして口を開く。
「その命、今度こそもらうわ!」
「ええっ?!」
いきなり変なところに飛ばされたかと思えば、初めて出会った女の子にいきなり殺害宣言。
どうなってるんだ俺!
どうなってるんだこの世界!!
――グッバイ、俺のスローライフ。
手に入れたと思った念願のセカンドライフが音を立てて崩れ去っていくような気がした。
0
お気に入りに追加
125
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
クラス転移で神様に?
空見 大
ファンタジー
集団転移に巻き込まれ、クラスごと異世界へと転移することになった主人公晴人はこれといって特徴のない平均的な学生であった。
異世界の神から能力獲得について詳しく教えられる中で、晴人は自らの能力欄獲得可能欄に他人とは違う機能があることに気が付く。
そこに隠されていた能力は龍神から始まり魔神、邪神、妖精神、鍛冶神、盗神の六つの神の称号といくつかの特殊な能力。
異世界での安泰を確かなものとして受け入れ転移を待つ晴人であったが、神の能力を手に入れたことが原因なのか転移魔法の不発によりあろうことか異世界へと転生してしまうこととなる。
龍人の母親と英雄の父、これ以上ない程に恵まれた環境で新たな生を得た晴人は新たな名前をエルピスとしてこの世界を生きていくのだった。
現在設定調整中につき最新話更新遅れます2022/09/11~2022/09/17まで予定
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
突然だけど、空間魔法を頼りに生き延びます
ももがぶ
ファンタジー
俺、空田広志(そらたひろし)23歳。
何故だか気が付けば、見も知らぬ世界に立っていた。
何故、そんなことが分かるかと言えば、自分の目の前には木の棒……棍棒だろうか、それを握りしめた緑色の醜悪な小人っぽい何か三体に囲まれていたからだ。
それに俺は少し前までコンビニに立ち寄っていたのだから、こんな何もない平原であるハズがない。
そして振り返ってもさっきまでいたはずのコンビニも見えないし、建物どころかアスファルトの道路も街灯も何も見えない。
見えるのは俺を取り囲む醜悪な小人三体と、遠くに森の様な木々が見えるだけだ。
「えっと、とりあえずどうにかしないと多分……死んじゃうよね。でも、どうすれば?」
にじり寄ってくる三体の何かを警戒しながら、どうにかこの場を切り抜けたいと考えるが、手元には武器になりそうな物はなく、持っているコンビニの袋の中は発泡酒三本とツナマヨと梅干しのおにぎり、後はポテサラだけだ。
「こりゃ、詰みだな」と思っていると「待てよ、ここが異世界なら……」とある期待が沸き上がる。
「何もしないよりは……」と考え「ステータス!」と呟けば、目の前に半透明のボードが現れ、そこには自分の名前と性別、年齢、HPなどが表記され、最後には『空間魔法Lv1』『次元の隙間からこぼれ落ちた者』と記載されていた。
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
修行マニアの高校生 異世界で最強になったのでスローライフを志す
佐原
ファンタジー
毎日修行を勤しむ高校生西郷努は柔道、ボクシング、レスリング、剣道、など日本の武術以外にも海外の武術を極め、世界王者を陰ながらぶっ倒した。その後、しばらくの間目標がなくなるが、努は「次は神でも倒すか」と志すが、どうやって神に会うか考えた末に死ねば良いと考え、自殺し見事転生するこができた。その世界ではステータスや魔法などが存在するゲームのような世界で、努は次に魔法を極めた末に最高神をぶっ倒し、やることがなくなったので「だらだらしながら定住先を見つけよう」ついでに伴侶も見つかるといいなとか思いながらスローライフを目指す。
誤字脱字や話のおかしな点について何か有れば教えて下さい。また感想待ってます。返信できるかわかりませんが、極力返します。
また今まで感想を却下してしまった皆さんすいません。
僕は豆腐メンタルなのでマイナスのことの感想は控えて頂きたいです。
不定期投稿になります、週に一回は投稿したいと思います。お待たせして申し訳ございません。
他作品はストックもかなり有りますので、そちらで回したいと思います
王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します
有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。
妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。
さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。
そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。
そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。
現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる