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7. 怜、果たして彼女は本当に自分を好きなのか?
怜、果たして彼女は本当に自分を好きなのか? ⑬ 【R18】
しおりを挟むこんな時間に更新です (=_=)
【R18】と言うには微妙な、中途半端に片足突っ込んだ感が……(;^ω^)
今宵こそは零時更新する……と意気込みだけは、ある ( ̄▽ ̄;)
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くちゅっと淫靡な水音が鼓膜をくすぐる。
梓の頭を押さえ込んで口中を貪り、背中、腰を撫で回す。
唇の角度を変える度、僅かな隙間から梓が「いやっ」と漏らすが、唇で塞いでしまうと快楽に従順になってきた彼女は拒絶しない。ただし、本意ではないと言わんばかりに、梓の腕がそれ以上の密着を防ぐように壁を作っていた。
在っても全く困らない壁だ。
もう少ししたら、梓自ら壁を崩壊させる。もちろん誘導はするけれど。
歯列を舐め、口蓋、内頬と蹂躙していくと、焦れったそうな彼女の舌が絡み付いてきた。怜を遮る壁はもうすぐで瓦解しそうな所まで来ている。
怜の繊細な指先が、梓の耳殻に沿ってゆっくり蠢き、彼女が僅かに首を竦めて小さく「んっ」と官能の声を漏らし、彼の胸元にじわりと指を滑らせた。
怜の目元に愉悦の笑みが浮かぶ。
互いの舌を味わう淫猥な音。混ざり合った唾液を流し込むと、梓は喉を上下させて飲み、短く吐息を漏らした。熱に浮かされたような無防備な表情に、ゾクゾクする。怜は唇の隙間から覗く梓の紅桃色の舌を再び捕らえて吸い上げ、咄嗟に逃げようとした舌を甘く噛む。彼女は微かに顎を上げて、溜息のような喘ぎを零した。
怜は唇を離し、目元を赤らめて潤ませている梓の前髪を掻き上げ、額にキスを落とす。すると梓に「まだ怒ってるんだからね」と力なく睨まれて、身悶えそうなのを堪えつつ、怜はチュッチュッと音を立てて梓の唇を啄み、「ごめんね」とまた啄む。彼女は「もおっ」と怜の口を掌で覆った。
熱っぽく潤んだ瞳で怜を見、唇を尖らせている。怒っているアピールする彼女にこんな事を言ったらもっと怒るかなと思いつつ、梓の手を退け「かわいい」と耳元で笑いを含んだ声で言い、ペロッと舐めた。
「あ……っ」
声を漏らしてしまってから、顔を真っ赤にした梓の目に涙が溜まる。羞恥からなのか、怒りなのか彼女の身体が小刻みに震え、上目遣いで怜を見る姿もまた可愛い。
蕩けそうな微笑みを浮かべて梓を見る彼の雄が、その先を強請って硬い芯を持ち脈打っている。
(あ~…梓と繋がりたい……)
彼女の膣内をグチャグチャに掻き混ぜ、混ざり、完全に溶けあってしまいたい。
梓の髪に指を滑り込ませて引き寄せると、細い首筋に口付けた。彼の舌先が悪戯に蠢いて白い肌を舐め上げ、息を殺す梓の耳殻にしゃぶりつく。
「ふ…あっ。やぁん。そおやって、誤魔化さないでぇ」
「だって、可愛いから、もっと啼かせたい」
「耳元で喋っちゃやぁ」
ゾクゾクしたのか身体を強張らせて、潤んだ声が怜の情欲を煽り立ててくる。
どうしてこうも彼女は甘やかなのか。
もうベッドに行くのもまどろっこしい。
背中に回した手が服の上からブラのホックを外し、緩んだ胸元に梓が小さな悲鳴をあげる。そのまま腰に滑らせた手がチュニックの裾から中に入り込み、吸い付くような肌を弄り、ゆっくりと梓の身体をソファに横たえると、ふるっと零れて揺れた乳房を両手で掬い上げた。やんわりと転がす双丘の頂に人差し指を宛がうと、硬い果実が実をつけ、愛を注がれるのを期待している。
梓の服をたくし上げ、露になったマシュマロのような乳房に舌なめずりし、唇の熱で溶かしてしまいそうなキスをした。
「早く毎日食べたい」
身体の熱と一緒に吐き出される呟き。
結婚式が終わるまで、梓は一緒に暮らしてくれないと言う。何て釣れないんだと詰りたくなるが、細やかな抵抗も梓なら可愛いとしか思えないのだから仕方ない。
「毎日はいやぁ」
「嘘つき。ほら。ここは食べて欲しそうだよ?」
言葉とは裏腹に、怜が軽く抓んだだけでピクピクする硬い果実の先端を、意地悪な笑みを浮かべた唇で咥えた。ちろっちろっと舌を掠らせ、もう一つの果実は指の腹でくりくりと捏ね回している。
梓は唇を噛んで吐息を堪え、恨みがましい視線を投げてくる。何度目かのこの攻防に怜が悪い笑みを浮かべると、彼女は途端に泣きそうな顔で見つめ返して、官能の波に攫われて行くのだけど。
身体の熱は溜まっていく一方なのに、決して達せない中途半端な愛撫を続ける。
それまで所在なさ気にしていた彼女の手は、止めようのない喘ぎを押し込むように、愛らしい唇を隠してしまう。
焦れているのは判っている。けど、止めてやらない。
「まだ怒ってる?」
「ぉ……こってる」
「そっか」
ぽそりと呟き、梓が焦れて苛々させる愛撫を再開させる。
白い肌が火照ってピンクに染まり、怜の下で梓が身の置き所に困っている様子が、いちいち可愛い。
可愛すぎて、繋がったら早々に達してしまいそうだ。
そのくらい半身は昂り、漲って苦しい……のに、梓イジメが止まらない。
「毎日、食べていい?」
「れいく…んんっ……やだぁ……そこで、喋っちゃ」
「訊いたことに答えて」
「ぁ……毎日は、だめぇ」
首を横に振る。震えているようにも見えたのは、きっと気のせいじゃないと思う。
頂きを舌の先で突くと梓の短い喘ぎが漏れて、気分が高揚してくる。笑う心算はないのに勝手に顔が緩んでしまう。
「どうしてもダメ?」
「だめぇ…バカにな……ちゃうぅ」
「なればいいのに」
ちょっと不貞腐れ気味に言って、赤く腫れている頂にぢゅっと強く吸い付くと、「ひゃぁっ!」と梓の身体が跳ね、かくかく震え出した。涙目になってもまだ意地を張る彼女の瞳に、言葉にしない懇願を見付け、怜はニヤリと笑った。
「もう、怒ってない?」
確信めいたものを感じ、上目遣いで梓を窺いながら緩やかな愛撫を続ける。一瞬だけ味わった強い刺激に誘発され、彼女の中に閉じ込められていた快楽が噴き上がりそうだ。
たった一言『怒っていない』と言うだけでいいと、暗に仄めかす。
赦されていないから、深く愛することを躊躇っているとばかりに。
一言でいい。
チロっと尖端を舌で掠め、もう片方を親指で一度だけ扱く。
継続しない刺激に梓の身体が小刻みに震え、怜に縋ってこようとしなかった腕が、彼の首に回される。
堕ちた。
「もお……怒ってないからぁ」
だから深くまで愛して欲しい、声にならない声を聞き、梓のどうしようもなくなった情欲を妖艶な微笑みで受け止める。
「梓の膣内に挿入っても良いの?」
「……おねが、い」
上気させた頬。目元を赤く染めて潤んだ瞳。薄く開かれた唇から覗く愛らしい舌先が、怜を誘うようにちろりと揺れる。
彼女の哀願を看過するには、半身が昂り過ぎた。
「ああ。もうどうしてそんなに可愛いかなぁ」
キスをひとつ落とし、梓のボトムに手を掛ける。ジーンズを剥ぎ取り、ショーツの上から彼女の秘所に触れると、溢れ返った愛液でぐしょぐしょに濡れそぼっていた。
人差し指で蜜口から花芯に撫で上げると、短い嬌声と共に梓の腰が跳ね上がる。怜は愉悦を浮かべ、硬く腫れあがった花芯をぐりっと圧し潰し、「いっぱい可愛がってあげるね」と喉を鳴らして笑った。
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