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人物紹介

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二章終了時点の情報です。


キャスリーン・オブ・モーレイ
本作の主人公。
政略結婚をした夫に、離宮に閉じ込められていた。全てを諦めていたが、側妃の子を育てるうちに母性が目覚め、夫と離婚した。現在二十五歳。十七歳で婚約して、十九歳で結婚。二十四歳で離婚。現在二十五歳。

ビオレッタ・オブ・モーレイ
キャスリーンの養女になり、王女として慈しまれている。キャスリーンが大好きなお転婆少女。アメリアが産みの母親。ビオレッタ本人は自身の出生について何も知らない。現在、一歳半。

マリー
ビオレッタの乳母。国籍を変えて、モーレイ国(キャスリーンの実家)の国民となった。夫に取られてしまった子の行く末を気にしている。

ジェニファー・メアリー・ウォルトン
キャスリーンの姉。帝国に嫁ぎ、五人の子を産んだ。キャスリーンを大切にしている。

アメリア・グラハム・ヘイウッド
元々は劇団の女優兼踊り子だったが、国王であるスコットに見初められて側妃になった。
妊娠すれば正妃になれると思い込んでいたが、なかなか妊娠せず焦り、ちょくちょく別の男と関係を持っていた。正妃になれたと喜んでいたが、誰からも歓迎されず日々イライラしている。宰相の指示で監視も厳しくなってしまい、気楽に出歩けずに塞ぎがち。最近はあっさり手放してしまった娘のビオレッタの事ばかり考えている。

スコット・グラハム・ヘイウッド
キャスリーンの元夫。今までしなくて良かった仕事を押し付ける宰相にイライラしている。趣味の絵画を買う金や、観劇や劇団に支援する金も制限されてしまいキャスリーンにたびたび金の無心をしているが、全て宰相に握りつぶされている。

ピーター・ラッセル・マクミラン
キャスリーンのお見合い相手。侯爵家の当主。
現在二十五歳で、キャスリーンと同い年。兄が騎士になり、王太子の命令で各国を旅するようになったので侯爵家を継ぐかもしれないと思い若い頃から勉強に励んでいた。兄が侯爵家に戻る可能性も考え、結婚をしなかった。誠実な若者で、子どもが好き。

クリス・ラッセル・マクミラン
ピーターの兄。三十歳。
キャスリーンの兄に仕える騎士。表向きは修行と情報収集の為各国を旅していた。キャスリーンが七歳の時に一度出会っているが、その時は平民の騎士として対応した。独身で、婚約者もいない。弟に当主の責任を押し付けてしまったと悔いている。

フィリップ・オブ・モーレイ
キャスリーンの兄。妹想いの優しい王太子。クリスの力量を認めており、側近として重用している。キャスリーンとクリスが幼い頃会った事を知っている。
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