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23.孤児院とかないの?
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『本当はあのシスターもどうにかしたいのじゃがのう。あまり下界に干渉できんのじゃ』
大丈夫、アリサちゃん無事ならあとは魔法駆使してどーにかするよっ! シスターがわたしに構ってれば他の人には鞭とかいかなそうだし、もう鞭打ちは幻影にさせるから大丈夫! 昨日は、動揺してただけだから、もう上手くやるよ! 万が一急にされても冷静でいられるように、身体保護しよーかな。見た目血が出るようにして。ん、早速やっといた。だっていつ鞭来るか分かんないしね。痛くなければ、幻影出す余裕もあるはず! 鞭怖くなくなるような魔法も作れないかなっ!
『其方は逞しいのう』
だって、一生ここに居なきゃいけないんだから強くなんないと! もう逃げるのはヤメ! アリサちゃんみたいな事なったら大変だもん! わたしが外に行くだけで、被害者が出ちゃう。でも、他にもアリサちゃんみたいな子ども居るんだよね。この世界、孤児とか預かる所ないの?
『ないのぅ、其方の居た所はあったのか?』
あったよ。わたしらの世界も子どもの虐待とかあったけど、保護してくれる所があった。まぁ、それでもうまくいかなくて虐待で死んじゃう子が居たけど……。
『何故じゃ』
だって、お家の中って密室じゃん? だから証拠がないとなかなか動けなかったりすんのよ。子どもも、親に虐待されて洗脳状態だったり、虐待されても愛して欲しかったり。大人がうまく気がつけなかったり、色々。とにかく見えない家の中での事だからスパッと証拠上がらない事多くて厳しいのよね。
『魔法があるであろう?』
わたしの居たとこにはそんな便利なモノ無かったの! だからみんな工夫したりして、頑張ってたんだけど……もちろんあったかいお家もあったよ。お母さんのお弁当とか、美味しかったなぁ。あぁ、なんか今まで生きる事に必死だったけど、ちょっと余裕出たら急に寂しくなってきた……
「聖女様が泣かれておるぞ!!!」
「ああ、聖女様も感動なさったのですね! わたくしのご教育が効いておりますわぁ!」
へ? 泣いてて聞こえなかったけど、急に部屋中に殺気が満ちましたよ?! おかげで涙引っこみましたけど何よコレ! どっから?!
「すまんの、これは我の気配じゃ、そろそろ時間がないようでな」
え?! 神様って去る時に殺気放つの?!
『そんなわけあるか』
じゃあ何よこの殺気。え、なんで神様わたしをジト目で見るの?! なんで、ため息吐きながらニックさんとか団長さんを見てるのよ!
『伝わると良いのぉ』
なんか、神様ニヤって笑いましたけど! なんでじゃあ!
「ではな。アリサを頼むぞ。また、今回の事はここだけの話とせよ。決して外部に漏らすでないぞ」
そう言って神様は、去っていった。
孤児院とか、あったら良いのになぁ、今のわたしが言い出したら神のお告げだって作って貰えそうだけど、神殿に子ども預けるの危なすぎて無理。だってシスターコリンナが子ども虐待する未来しか見えないもん。
まぁ、アリサちゃんは団長さんなら大丈夫っぽいし、他の子も気になるけど少しずつやっていこう。
大丈夫、アリサちゃん無事ならあとは魔法駆使してどーにかするよっ! シスターがわたしに構ってれば他の人には鞭とかいかなそうだし、もう鞭打ちは幻影にさせるから大丈夫! 昨日は、動揺してただけだから、もう上手くやるよ! 万が一急にされても冷静でいられるように、身体保護しよーかな。見た目血が出るようにして。ん、早速やっといた。だっていつ鞭来るか分かんないしね。痛くなければ、幻影出す余裕もあるはず! 鞭怖くなくなるような魔法も作れないかなっ!
『其方は逞しいのう』
だって、一生ここに居なきゃいけないんだから強くなんないと! もう逃げるのはヤメ! アリサちゃんみたいな事なったら大変だもん! わたしが外に行くだけで、被害者が出ちゃう。でも、他にもアリサちゃんみたいな子ども居るんだよね。この世界、孤児とか預かる所ないの?
『ないのぅ、其方の居た所はあったのか?』
あったよ。わたしらの世界も子どもの虐待とかあったけど、保護してくれる所があった。まぁ、それでもうまくいかなくて虐待で死んじゃう子が居たけど……。
『何故じゃ』
だって、お家の中って密室じゃん? だから証拠がないとなかなか動けなかったりすんのよ。子どもも、親に虐待されて洗脳状態だったり、虐待されても愛して欲しかったり。大人がうまく気がつけなかったり、色々。とにかく見えない家の中での事だからスパッと証拠上がらない事多くて厳しいのよね。
『魔法があるであろう?』
わたしの居たとこにはそんな便利なモノ無かったの! だからみんな工夫したりして、頑張ってたんだけど……もちろんあったかいお家もあったよ。お母さんのお弁当とか、美味しかったなぁ。あぁ、なんか今まで生きる事に必死だったけど、ちょっと余裕出たら急に寂しくなってきた……
「聖女様が泣かれておるぞ!!!」
「ああ、聖女様も感動なさったのですね! わたくしのご教育が効いておりますわぁ!」
へ? 泣いてて聞こえなかったけど、急に部屋中に殺気が満ちましたよ?! おかげで涙引っこみましたけど何よコレ! どっから?!
「すまんの、これは我の気配じゃ、そろそろ時間がないようでな」
え?! 神様って去る時に殺気放つの?!
『そんなわけあるか』
じゃあ何よこの殺気。え、なんで神様わたしをジト目で見るの?! なんで、ため息吐きながらニックさんとか団長さんを見てるのよ!
『伝わると良いのぉ』
なんか、神様ニヤって笑いましたけど! なんでじゃあ!
「ではな。アリサを頼むぞ。また、今回の事はここだけの話とせよ。決して外部に漏らすでないぞ」
そう言って神様は、去っていった。
孤児院とか、あったら良いのになぁ、今のわたしが言い出したら神のお告げだって作って貰えそうだけど、神殿に子ども預けるの危なすぎて無理。だってシスターコリンナが子ども虐待する未来しか見えないもん。
まぁ、アリサちゃんは団長さんなら大丈夫っぽいし、他の子も気になるけど少しずつやっていこう。
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