201 / 201
星降る世界とお嬢様編
67.パルフェの一番長い一日
しおりを挟む
私は朝から、一歩も部屋を出ていない。
部屋の中にはたくさんのドレスやアクセサリーが並んでいて。
鏡の中の私は、着せ替え人形のように色んな姿に変わっていく。
「クレナちゃん、やっぱりパルフェちゃんにはこのドレスのほうが……」
「うーん。それもカワイイんだけど。さっきの水色のドレスのほうが……」
「何を着ても似合うから、迷ってしまいますわね」
「せっかくの娘のお誕生日パーティーだし。世界一可愛くコーデしないと!」
お誕生日パーティー。
それは、貴族や王族の子供たちが主役のパーティー。
この国では、八~十二歳の間にお誕生日パーティーを開いて、社交界にプチデビューするんだって。
子供のウチから少しずつ貴族社会に慣れるため仕組みだってお父さまは言ってたけど。
「お母さま、リリアナお母さま。私は普通でいいんです! 別に目立たなくて……」
お母さまは、この国の第一王妃で、救国の星乙女。
お父さまは、この国の国王さま。
ただでさえ目立つ立場なんだから。
見た目くらいは控えめにしたいのに!
「なんだか、昔のクレナちゃんみたいですわね……」
「うーん。私もそう思ってたとこ」
「さて、どうしますか?」
「うーん。そうだ! 私の部屋にあるアクセが似合うかも。取ってくるね!」
子供の頃から親友同士のお母さまたち。
二人ともお父さまの奥さんなんだけど。
こんなに仲が良い王妃同士って珍しいんだって。
でも……。
リリアナお母さまにはうわさがある。
私が生まれる前に、大きな戦争があって。
国を立て直すために、公爵家のリリアナお母さまが……。
「ねぇ、リリアナお母さま?」
「なぁに、パルフェちゃん?」
「お二人で……喧嘩になったりしないのですか……」
「喧嘩? なんでかしら?」
リリアナお母さまはきょとんとした顔をしたあと。
私の意図に気づいたみたいで。
口元を押させて笑いはじめた。
「私、なにかおかしなことを聞きましたか?」
「ううん。きっとウワサを聞いたのね? 心配しないで。シュトレ様のことは、敬愛も尊敬もしてますよ」
「ホントに? リリアナお母さま不幸だったりしない?」
「もちろんですわ。ずっと大切な人と一緒にいられるのですから」
リリアナお母さまは、私をぎゅっと抱きしめた。
お花みたいな優しい香りがする。
「それに、アナタやティラがいます。うふふ、こんなに素敵な人生はありませんわ」
その微笑みは。
見てる私も幸せになりそうなくらい美しくて。
おもわず見惚れてぼーっとしてしまった。
「……私の愛しい人は……人生で唯一人ですから」
「……リリアナお母さま?」
「うふふ、パルフェちゃんも、いずれ運命の人と出会えますわよ」
**********
鏡に映った私は。
二人のお母さまとメイドのみなさまが作ってくれた素敵な作品。
薄い桃色の髪は、三つ編みをまとめてアップにしていて、頭には小さなティアラを乗せている。
ドレスは髪と同じ桃色でグラデーションがかかっている。
背中には羽のような大きなリボン。
まるで、絵本の妖精みたい。
「よし! ウチの娘が世界一可愛い!」
「その通りですわ!」
すぐそばでは、メイドのお姉さんたちが嬉しそうにうなずいている。
だめだ。
緊張で心臓が飛び出しそう。
みんな……よくこんなパーティー開催するよね。
このまま逃げ出したいよぉ。
「パルフェ、準備できたかい?」
部屋の扉が開いて、お父さまが入ってきた。
白と金の衣装に、王家の紋章が入っている赤いマント。
いつも思うんだけど。
なんてウチのお父さまはカッコいいんだろう……。
「可愛いな。まるで小さな妖精みたいだ……まるで小さい頃の君をみているみたいだよ」
「ホントに、昔のクレナちゃんそっくりですわ!」
「そうかな? パルフェちゃんのほうが、はるかにカワイイと思うけど?」
この三人をみてたら。
なんだか緊張が解けてきた。
――うん。
やっぱり私にも、こんな出会いがあったらいいな。
せっかくこの日の為に勉強してきたんだもんね。
よーし頑張る!
私は両手をぎゅっと握りしめた。
**********
私のお誕生日パーティーの会場は、王宮の裏側にある大きな庭園。
私たちが会場に着くころには、すでにたくさんの人でにぎわっていた。
なにこれ……。
こんなにたくさんのひとが来るなんて……聞いてない。
聞いてないよぉ。
でも……頑張るって決めたんだもん。
私はゆっくりと、会場に準備されたステージの上にあがると、丁寧にお辞儀をした。
「本日はわたくしのお誕生日パーティーにお集まりいただきまして、ありがとうございます。どうか楽しんでいってくだだい」
あっ!
噛んだ!
……うそ。
……しっぱいした。
……しっぱいしちゃったよぉ。
あんなに練習してきたのに!
恥ずかしくて……頭を上げられない。
ステージを降りた後は、出席した貴族の子供たちがひとりずつと挨拶するんだけど。
頭の中は、挨拶の失敗のことで頭がいっぱいで。
誰と何をどんな話をしたのか全然わからなかった。
ちゃんと笑顔で話せていたか自信ないよぉ。
お母さまもお父さまも、大丈夫だよって笑ってくれたけど。
だって!
みんなから、お母さまのときは、本当に素敵だって聞いてたのに!!
**********
最後の一人の挨拶が終わったから、あとは終了時間まで自由だけど。
私はイスに座ったままぼーっとしていた。
「あんなに可愛くて拍手もいっぱいもらったのよ? 子供同士のパーティーなんだから、みんな同じよ?」
「むしろすごく可愛かったですわ」
「うん、とても可愛かったよ、パルフェ」
「ねぇ、みんなとお話してこないの?」
お母さまの太陽みたいな笑顔に、私は首を横にふった。
だって。
だって。
私はやっぱり……二人のお母さまとは違うんだ。
あんなに優雅にお話したり動いたりできないもん。
「あの、あらためてご挨拶してもよろしいでしょうか?」
突然、目の前に男の子と女の子が立っていた。
緑色の少し長い髪の男の子と。
絹のようなキレイな白い髪に、青くて大きな瞳の女の子。
隣をみると、お母さまたちが嬉しそうに笑っている。
「先ほどはゆっくりお話しできませんでしたので、もしよろしければ」
なんだか。
大人の人みたいな話し方。
ちょっと怖い。
「セーレスト神聖法国のセタールと申します」
「大丈夫なのだ! こいつはちょっとお堅いけどいいやつなのだ!」
隣にいた女の子が、男の子の肩をぽんぽんと叩く。
「ちょっと、やめてくださいよ、だいふくもち様」
「お姫様に一目ぼれして、どうしてもお話がしたくなったらしいのだ!」
「だ、だいふくもち様!!」
男の子が慌てて、銀髪の少女の口をふさぐ。
「おひさしぶり、だいふくもち。元気そうね!」
セタールくんの手を振り払って、少女が嬉しそうに答える。
「ひさしぶりなのだ! この子が、アカリちゃんの娘が気になるらしいので来たのだ!」
「そっかぁ。仲良くしてあげてね、セタールくん」
「は、はい。あの……はい……」
顔を真っ赤にして俯いている。
最初の印象と違って……なんだか、カワイイ。
「うふふ、ありがとう。リュート様、ルシエラ様も、アンネローゼちゃんもお元気ですか?」
「りょ、両親も、アンネローゼもよろしくいっておりました」
あれ、まって。
法国のリュート様って……法王さまだよね?
それに。だいふくもちって……。
法国の聖竜、だいふくもち様!?
「やっほー! お姉ちゃん、うちの子連れてきたよ! ほら、ご挨拶!」
私が、だいふくもち様をみて驚いていると。
帝国の皇妃アリアさまに手を引かれてやって、男の子がやってきた。
銀色のキレイな髪に、アリア様そっくりな可愛らしい顔立ち。
まるで女の子みたい。
「あの……はじめまして……エトです。あの……」
「あはは、パルフェちゃんが可愛くて緊張してるのよ、この子!」
「お母さま! やめてください!」
「いいじゃない。どうせそのうち婚約するんだから」
「由衣! それは本人同士でっていったでしょ?」
「大丈夫! うちの子絶対いい子だから! よろしくねパルフェちゃん」
えーと。
よろしくって言われても。
「ちょっとお母さま! パルフェと結婚するのはボクですよ!」
……。
………。
なんで、ここでティラが飛び込んでくるのよ!
慌てて、お母さまたちの方をみると。
驚いた表情でぼそっとつぶやく声が聞こえた。
「なにこの……乙女ゲーみたいな展開……お母さんビックリなんですけど」
「うふふ、そうですわね。やっぱりクレナちゃんの娘ですわ~」
「乙女ゲーとか許さんぞ! 娘はどこにもやらんわー!」
会場に、お父さまの大きな声が響きわった。
乙女ゲーって……なんだろう?
なんだか、幸せそうな響きがするんだけど。
いつか……わかるようになるのかなぁ。
部屋の中にはたくさんのドレスやアクセサリーが並んでいて。
鏡の中の私は、着せ替え人形のように色んな姿に変わっていく。
「クレナちゃん、やっぱりパルフェちゃんにはこのドレスのほうが……」
「うーん。それもカワイイんだけど。さっきの水色のドレスのほうが……」
「何を着ても似合うから、迷ってしまいますわね」
「せっかくの娘のお誕生日パーティーだし。世界一可愛くコーデしないと!」
お誕生日パーティー。
それは、貴族や王族の子供たちが主役のパーティー。
この国では、八~十二歳の間にお誕生日パーティーを開いて、社交界にプチデビューするんだって。
子供のウチから少しずつ貴族社会に慣れるため仕組みだってお父さまは言ってたけど。
「お母さま、リリアナお母さま。私は普通でいいんです! 別に目立たなくて……」
お母さまは、この国の第一王妃で、救国の星乙女。
お父さまは、この国の国王さま。
ただでさえ目立つ立場なんだから。
見た目くらいは控えめにしたいのに!
「なんだか、昔のクレナちゃんみたいですわね……」
「うーん。私もそう思ってたとこ」
「さて、どうしますか?」
「うーん。そうだ! 私の部屋にあるアクセが似合うかも。取ってくるね!」
子供の頃から親友同士のお母さまたち。
二人ともお父さまの奥さんなんだけど。
こんなに仲が良い王妃同士って珍しいんだって。
でも……。
リリアナお母さまにはうわさがある。
私が生まれる前に、大きな戦争があって。
国を立て直すために、公爵家のリリアナお母さまが……。
「ねぇ、リリアナお母さま?」
「なぁに、パルフェちゃん?」
「お二人で……喧嘩になったりしないのですか……」
「喧嘩? なんでかしら?」
リリアナお母さまはきょとんとした顔をしたあと。
私の意図に気づいたみたいで。
口元を押させて笑いはじめた。
「私、なにかおかしなことを聞きましたか?」
「ううん。きっとウワサを聞いたのね? 心配しないで。シュトレ様のことは、敬愛も尊敬もしてますよ」
「ホントに? リリアナお母さま不幸だったりしない?」
「もちろんですわ。ずっと大切な人と一緒にいられるのですから」
リリアナお母さまは、私をぎゅっと抱きしめた。
お花みたいな優しい香りがする。
「それに、アナタやティラがいます。うふふ、こんなに素敵な人生はありませんわ」
その微笑みは。
見てる私も幸せになりそうなくらい美しくて。
おもわず見惚れてぼーっとしてしまった。
「……私の愛しい人は……人生で唯一人ですから」
「……リリアナお母さま?」
「うふふ、パルフェちゃんも、いずれ運命の人と出会えますわよ」
**********
鏡に映った私は。
二人のお母さまとメイドのみなさまが作ってくれた素敵な作品。
薄い桃色の髪は、三つ編みをまとめてアップにしていて、頭には小さなティアラを乗せている。
ドレスは髪と同じ桃色でグラデーションがかかっている。
背中には羽のような大きなリボン。
まるで、絵本の妖精みたい。
「よし! ウチの娘が世界一可愛い!」
「その通りですわ!」
すぐそばでは、メイドのお姉さんたちが嬉しそうにうなずいている。
だめだ。
緊張で心臓が飛び出しそう。
みんな……よくこんなパーティー開催するよね。
このまま逃げ出したいよぉ。
「パルフェ、準備できたかい?」
部屋の扉が開いて、お父さまが入ってきた。
白と金の衣装に、王家の紋章が入っている赤いマント。
いつも思うんだけど。
なんてウチのお父さまはカッコいいんだろう……。
「可愛いな。まるで小さな妖精みたいだ……まるで小さい頃の君をみているみたいだよ」
「ホントに、昔のクレナちゃんそっくりですわ!」
「そうかな? パルフェちゃんのほうが、はるかにカワイイと思うけど?」
この三人をみてたら。
なんだか緊張が解けてきた。
――うん。
やっぱり私にも、こんな出会いがあったらいいな。
せっかくこの日の為に勉強してきたんだもんね。
よーし頑張る!
私は両手をぎゅっと握りしめた。
**********
私のお誕生日パーティーの会場は、王宮の裏側にある大きな庭園。
私たちが会場に着くころには、すでにたくさんの人でにぎわっていた。
なにこれ……。
こんなにたくさんのひとが来るなんて……聞いてない。
聞いてないよぉ。
でも……頑張るって決めたんだもん。
私はゆっくりと、会場に準備されたステージの上にあがると、丁寧にお辞儀をした。
「本日はわたくしのお誕生日パーティーにお集まりいただきまして、ありがとうございます。どうか楽しんでいってくだだい」
あっ!
噛んだ!
……うそ。
……しっぱいした。
……しっぱいしちゃったよぉ。
あんなに練習してきたのに!
恥ずかしくて……頭を上げられない。
ステージを降りた後は、出席した貴族の子供たちがひとりずつと挨拶するんだけど。
頭の中は、挨拶の失敗のことで頭がいっぱいで。
誰と何をどんな話をしたのか全然わからなかった。
ちゃんと笑顔で話せていたか自信ないよぉ。
お母さまもお父さまも、大丈夫だよって笑ってくれたけど。
だって!
みんなから、お母さまのときは、本当に素敵だって聞いてたのに!!
**********
最後の一人の挨拶が終わったから、あとは終了時間まで自由だけど。
私はイスに座ったままぼーっとしていた。
「あんなに可愛くて拍手もいっぱいもらったのよ? 子供同士のパーティーなんだから、みんな同じよ?」
「むしろすごく可愛かったですわ」
「うん、とても可愛かったよ、パルフェ」
「ねぇ、みんなとお話してこないの?」
お母さまの太陽みたいな笑顔に、私は首を横にふった。
だって。
だって。
私はやっぱり……二人のお母さまとは違うんだ。
あんなに優雅にお話したり動いたりできないもん。
「あの、あらためてご挨拶してもよろしいでしょうか?」
突然、目の前に男の子と女の子が立っていた。
緑色の少し長い髪の男の子と。
絹のようなキレイな白い髪に、青くて大きな瞳の女の子。
隣をみると、お母さまたちが嬉しそうに笑っている。
「先ほどはゆっくりお話しできませんでしたので、もしよろしければ」
なんだか。
大人の人みたいな話し方。
ちょっと怖い。
「セーレスト神聖法国のセタールと申します」
「大丈夫なのだ! こいつはちょっとお堅いけどいいやつなのだ!」
隣にいた女の子が、男の子の肩をぽんぽんと叩く。
「ちょっと、やめてくださいよ、だいふくもち様」
「お姫様に一目ぼれして、どうしてもお話がしたくなったらしいのだ!」
「だ、だいふくもち様!!」
男の子が慌てて、銀髪の少女の口をふさぐ。
「おひさしぶり、だいふくもち。元気そうね!」
セタールくんの手を振り払って、少女が嬉しそうに答える。
「ひさしぶりなのだ! この子が、アカリちゃんの娘が気になるらしいので来たのだ!」
「そっかぁ。仲良くしてあげてね、セタールくん」
「は、はい。あの……はい……」
顔を真っ赤にして俯いている。
最初の印象と違って……なんだか、カワイイ。
「うふふ、ありがとう。リュート様、ルシエラ様も、アンネローゼちゃんもお元気ですか?」
「りょ、両親も、アンネローゼもよろしくいっておりました」
あれ、まって。
法国のリュート様って……法王さまだよね?
それに。だいふくもちって……。
法国の聖竜、だいふくもち様!?
「やっほー! お姉ちゃん、うちの子連れてきたよ! ほら、ご挨拶!」
私が、だいふくもち様をみて驚いていると。
帝国の皇妃アリアさまに手を引かれてやって、男の子がやってきた。
銀色のキレイな髪に、アリア様そっくりな可愛らしい顔立ち。
まるで女の子みたい。
「あの……はじめまして……エトです。あの……」
「あはは、パルフェちゃんが可愛くて緊張してるのよ、この子!」
「お母さま! やめてください!」
「いいじゃない。どうせそのうち婚約するんだから」
「由衣! それは本人同士でっていったでしょ?」
「大丈夫! うちの子絶対いい子だから! よろしくねパルフェちゃん」
えーと。
よろしくって言われても。
「ちょっとお母さま! パルフェと結婚するのはボクですよ!」
……。
………。
なんで、ここでティラが飛び込んでくるのよ!
慌てて、お母さまたちの方をみると。
驚いた表情でぼそっとつぶやく声が聞こえた。
「なにこの……乙女ゲーみたいな展開……お母さんビックリなんですけど」
「うふふ、そうですわね。やっぱりクレナちゃんの娘ですわ~」
「乙女ゲーとか許さんぞ! 娘はどこにもやらんわー!」
会場に、お父さまの大きな声が響きわった。
乙女ゲーって……なんだろう?
なんだか、幸せそうな響きがするんだけど。
いつか……わかるようになるのかなぁ。
0
お気に入りに追加
491
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(1件)
あなたにおすすめの小説
懐妊を告げずに家を出ます。最愛のあなた、どうかお幸せに。
梅雨の人
恋愛
最愛の夫、ブラッド。
あなたと共に、人生が終わるその時まで互いに慈しみ、愛情に溢れる時を過ごしていけると信じていた。
その時までは。
どうか、幸せになってね。
愛しい人。
さようなら。
皇太子の子を妊娠した悪役令嬢は逃げることにした
葉柚
恋愛
皇太子の子を妊娠した悪役令嬢のレイチェルは幸せいっぱいに暮らしていました。
でも、妊娠を切っ掛けに前世の記憶がよみがえり、悪役令嬢だということに気づいたレイチェルは皇太子の前から逃げ出すことにしました。
本編完結済みです。時々番外編を追加します。
ぽっちゃりな私は妹に婚約者を取られましたが、嫁ぎ先での溺愛がとまりません~冷酷な伯爵様とは誰のこと?~
柊木 ひなき
恋愛
「メリーナ、お前との婚約を破棄する!」夜会の最中に婚約者の第一王子から婚約破棄を告げられ、妹からは馬鹿にされ、貴族達の笑い者になった。
その時、思い出したのだ。(私の前世、美容部員だった!)この体型、ドレス、確かにやばい!
この世界の美の基準は、スリム体型が前提。まずはダイエットを……え、もう次の結婚? お相手は、超絶美形の伯爵様!? からの溺愛!? なんで!?
※シリアス展開もわりとあります。
私がいなくなった部屋を見て、あなた様はその心に何を思われるのでしょうね…?
新野乃花(大舟)
恋愛
貴族であるファーラ伯爵との婚約を結んでいたセイラ。しかし伯爵はセイラの事をほったらかしにして、幼馴染であるレリアの方にばかり愛情をかけていた。それは溺愛と呼んでもいいほどのもので、そんな行動の果てにファーラ伯爵は婚約破棄まで持ち出してしまう。しかしそれと時を同じくして、セイラはその姿を伯爵の前からこつぜんと消してしまう。弱気なセイラが自分に逆らう事など絶対に無いと思い上がっていた伯爵は、誰もいなくなってしまったセイラの部屋を見て…。
※カクヨム、小説家になろうにも投稿しています!
異世界は『一妻多夫制』!?溺愛にすら免疫がない私にたくさんの夫は無理です!?
すずなり。
恋愛
ひょんなことから異世界で赤ちゃんに生まれ変わった私。
一人の男の人に拾われて育ててもらうけど・・・成人するくらいから回りがなんだかおかしなことに・・・。
「俺とデートしない?」
「僕と一緒にいようよ。」
「俺だけがお前を守れる。」
(なんでそんなことを私にばっかり言うの!?)
そんなことを思ってる時、父親である『シャガ』が口を開いた。
「何言ってんだ?この世界は男が多くて女が少ない。たくさん子供を産んでもらうために、何人とでも結婚していいんだぞ?」
「・・・・へ!?」
『一妻多夫制』の世界で私はどうなるの!?
※お話は全て想像の世界になります。現実世界とはなんの関係もありません。
※誤字脱字・表現不足は重々承知しております。日々精進いたしますのでご容赦ください。
ただただ暇つぶしに楽しんでいただけると幸いです。すずなり。
【完結】いてもいなくてもいい妻のようですので 妻の座を返上いたします!
ユユ
恋愛
夫とは卒業と同時に婚姻、
1年以内に妊娠そして出産。
跡継ぎを産んで女主人以上の
役割を果たしていたし、
円満だと思っていた。
夫の本音を聞くまでは。
そして息子が他人に思えた。
いてもいなくてもいい存在?萎んだ花?
分かりました。どうぞ若い妻をお迎えください。
* 作り話です
* 完結保証付き
* 暇つぶしにどうぞ
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
魔法学校高等部編、同じ25話が二回投稿されている。