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第百五十話
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リュートはまず冒険者ギルドのギルマスと密談をする。その後領主の了解を取って、大お見合いパーティーを開催する事にした。こう言うのは勢いが大事だ。開催は今日から1週間後、場所は毎朝朝市の立っている広場に決めた。
参加条件は15歳以上の未婚の男女、これだけである。参加は無料。ただし飲食代は各自用意する事とした。
冒険者ギルドでは掲示板に大々的にポスターが貼り出される。リュートは商店街で皆を集めて宣伝した。これだけで口コミネットワークが起動し、あっという間に領都だけではなく周辺の町まで噂が広まる。
時間は朝の10時から夕方6時までと決めた。リュートは領都中の屋台に声を掛けお見合いの日には広場に集まる様に伝えて置く。
一応主催は領主と言う事になっているが、実質リュートが仕切っている。お金もギルマスからいくらか貰っているが、ほぼリュートが出している。
ミント達は彼氏が居るので無理だが、ブレンダとカトリーヌには出る様に言ってある。まだ16歳なので結婚相手とか考えず友達を作る感覚で参加して来いと言って置く。
貴族のお見合いと違い男女の出会いを作る為のお祭りみたいなものだ、出来れば今年だけではなく毎年続く行事になってくれると嬉しい。
どうやら女性のボリュームゾーンは20歳前後、男性は25歳から30歳位だ、この位の歳の差ならかなりの数のカップルが成立する可能性がある。
この町は冒険者の町と言う色が強い、それなのに冒険者には出会いが無い。なので、冒険者たちのパーティーにかける熱は凄いと受付嬢が言っていた。
また、平民は基本お見合いをしない。大抵は誰誰の紹介と言う形で結婚相手を探す者が多い、なのでこう言ったイベントに対して普段無い貴重な出会いがあるのでは無いかと言う期待が大きい様だ。
僅か1週間だが、独身者の熱は大いに盛り上がっている。参加しない親たちも子供がどんな相手を選んでくるかで話題が持ちきりだ。
良い感じに盛り上がってきたが、こうなると警備が大変だ。既婚の警備兵と冒険者を駆り出した。
さて、お見合いパーティー当日、広場には100台近い屋台が広場を囲う様に出店している。日本で言うなら縁日だな。
この中で意気投合した者は外へデートに出かけると言う仕組みにしてある。パーティーの時間は結構長いので中で飲食が出来る様にしたのだ。
パーティーの参加者は受付で番号札を貰う。これを目立つ位置に付ける事により一目で参加者と判る様になっている。
リュートは見晴らしの良い場所で待機していて、何かあったらすぐに動けるようにしている。ミント達にも警備で参加して貰った。
どうも冒険者はこう言う面に関してはシャイな様で男同士女同士で固まってしまっている。リュートはすぐさま飛んで行き、男パーティーと女パーティーを引き合わせ。
「とりあえず、話をしてごらん。お互いに異性に慣れる事から始めよう。冒険者同士なら話題もあるだろう?何も話をしたら付き合わないとイケない訳じゃない。異性と話をして、慣れて来たら他の人に声を掛ければよい。」
そう言ってあちこちで世話を焼いて回る。
そうこうしているとだんだん傾向が解って来る。仲間で固まっているグループはバラシてやると上手く行く。1人でポツンとしている女の子には誰と話したいか聞くと大抵目当ての人が居る。
とりあえず、男女をくっつける。気に入らなければすぐに離れるので今度は違う人と話させる。常に男女に話をさせるのがポイントだ。男性には耳元でエール位は奢ってやれよ。と囁いてから離れる。
2時間位世話を焼いていると徐々にカップルが成立し始める。成立したカップルには広場から出て行ってもらう。何しろ町には1000人単位で独身者がいるのだ。広場は常に満杯状態だ。しかし、この混雑が功を奏した。同志が沢山いると分かると男性も女性も気分が楽になるらしい。
これだけたくさん独身者がいるのなら自分に合う人が居るはずだと思わせる事に成功した。午後になっても参加者は後を絶たない。中には入り口で好みの男性を我先にゲットしようと言う女性陣まで現れた。
こうなれば見合いパーティーは成功だ。今年は結婚ラッシュになるかもしれない。
と、感慨にふけっていると後ろから袖を引かれた。
そこに立っていたのはルーイ位の歳の女の子だ。
「どうした?子供は今日は出入り禁止だぞ。」
そう言うとあからさまに不機嫌な顔で番号札を見せられた。え?参加者?
「えーと、年齢を聞いても良いかな?」
「21歳。」
「その見た目は種族的な物?」
「らしい。詳しくは知らないけど、母親もずっと見た目が変わってない。」
「ほう?で、目当ての男性は居るのか?」
「あそこに男同士で3人固まってる真ん中の人と話がしたい。」
「解った。交渉してやるよ。」
女の子を連れて男性3人組の所へ行く。
「なあ、折角来たのに男ばかりで固まってても面白く無いだろう?」
「ああ、確かに。でも女性に声を掛けた事が無くてな。どうすれば良いか話し合ってた。」
「悪いが真ん中の彼。年は幾つだ?」
「俺?20歳だけど?」
「彼女が君に好意があるそうだ、話に付き合ってくれないか?こう見えても21歳だ。見た目は種族的な物らしい。」
「構わないですよ。男と話しているよりずっといい。」
そう言って2人は屋台の方へ向かって行く。
「さて、残りの2人だが、どんな女性が好みだ?折角だからセッティングしてやるぞ。」
そう言って、2人を連れて2人連れの女性を探す。
やはり種族的に年を取らない者が居る様だ。エリシアもあんな感じだし、俺もそれで通そう。
今回のパーティーには貴族は参加していない、平民は基本見合いが無いと言う訳でスレている子が居ないのが助かる。皆、異性に興味はあるが純朴である。
6時が近づいて来ると皆焦りが出るのか、動きが活発になる。やがて6時を過ぎるが、すぐに終了と言う無慈悲な真似はしない。
「皆さんお疲れさまでした。今日カップルになれなかった人もがっかりしないで下さい。運営は第2回も企画中ですので次回頑張って下さいね。」
そう拡声の風魔法で伝えると、おお~と言う歓声が上がる。
第1回目のお見合いパーティーは成功の様だ。後で聞いた話だが300組位のカップルが出来たそうだ。全員が結婚する訳では無いが、それでも今年は結婚ラッシュになりそうだ。
ちなみにブレンダとカトリーヌはちゃっかり彼氏をゲットしていたらしい。エリシアは育てるのよと謎の言葉を言っていた。
屋台の主人たちはまたイベントをやってくれとホクホク顔だった。今日一日でかなりの売り上げを上げたらしい。
後日冒険者ギルドを訪れるとギルマスや受付嬢が最近冒険者が少し小綺麗になって来たと喜ばれた。
商店街を歩いていても、うちの子があんたのお陰で結婚できそうだ等と声を掛けられる事が結構ある。
人に喜ばれるのは気持ちが良い。本気で第2回を考えよう。
そうそう屋台と言えば、屋台村を複合商業施設にしようと言う計画がとん挫している。屋台村には常に12台の屋台を出しているのだが、固定されないのだ、だいたい3~4か月のペースで何店かの屋台が入れ替わる。どうも、1品で勝負していると飽きられるのも早いらしい。実は1つの店舗にラガーを投入したら、他の店舗でエールが売れなくなったと言う事案も起きた。なかなか難しい物だ。
暫くはこのまま屋台村として運営して行くつもりだ。もしかしたら複合商業施設は別の場所に作る事になるかもしれない。
そう言えば商店街に店舗を構えた。海鮮の店舗、いわゆる魚屋だ。珍しいし競合相手が居ないので商店街では歓迎されている。店は雇いの店長に任せている。魚は活〆にして普通のマジックバッグと、空気のある時間停止しないマジックバッグの2つを利用して俺が運んでいる。生きた魚は店先で水槽に泳がせている。店長には魚の捌き方とレシピを叩き込んである。まだ、魚介の認知度は低く儲かると言う程利益は上がっていないが、魚は実質ただなので赤字は出ていない。まあ、儲かる様になったら卸も考えようと言う段階だ。まずは知って貰う事が先だと言う事で、店先でエビや貝の串焼きも販売している。
おかげで商店街へ行く機会が増えた。
参加条件は15歳以上の未婚の男女、これだけである。参加は無料。ただし飲食代は各自用意する事とした。
冒険者ギルドでは掲示板に大々的にポスターが貼り出される。リュートは商店街で皆を集めて宣伝した。これだけで口コミネットワークが起動し、あっという間に領都だけではなく周辺の町まで噂が広まる。
時間は朝の10時から夕方6時までと決めた。リュートは領都中の屋台に声を掛けお見合いの日には広場に集まる様に伝えて置く。
一応主催は領主と言う事になっているが、実質リュートが仕切っている。お金もギルマスからいくらか貰っているが、ほぼリュートが出している。
ミント達は彼氏が居るので無理だが、ブレンダとカトリーヌには出る様に言ってある。まだ16歳なので結婚相手とか考えず友達を作る感覚で参加して来いと言って置く。
貴族のお見合いと違い男女の出会いを作る為のお祭りみたいなものだ、出来れば今年だけではなく毎年続く行事になってくれると嬉しい。
どうやら女性のボリュームゾーンは20歳前後、男性は25歳から30歳位だ、この位の歳の差ならかなりの数のカップルが成立する可能性がある。
この町は冒険者の町と言う色が強い、それなのに冒険者には出会いが無い。なので、冒険者たちのパーティーにかける熱は凄いと受付嬢が言っていた。
また、平民は基本お見合いをしない。大抵は誰誰の紹介と言う形で結婚相手を探す者が多い、なのでこう言ったイベントに対して普段無い貴重な出会いがあるのでは無いかと言う期待が大きい様だ。
僅か1週間だが、独身者の熱は大いに盛り上がっている。参加しない親たちも子供がどんな相手を選んでくるかで話題が持ちきりだ。
良い感じに盛り上がってきたが、こうなると警備が大変だ。既婚の警備兵と冒険者を駆り出した。
さて、お見合いパーティー当日、広場には100台近い屋台が広場を囲う様に出店している。日本で言うなら縁日だな。
この中で意気投合した者は外へデートに出かけると言う仕組みにしてある。パーティーの時間は結構長いので中で飲食が出来る様にしたのだ。
パーティーの参加者は受付で番号札を貰う。これを目立つ位置に付ける事により一目で参加者と判る様になっている。
リュートは見晴らしの良い場所で待機していて、何かあったらすぐに動けるようにしている。ミント達にも警備で参加して貰った。
どうも冒険者はこう言う面に関してはシャイな様で男同士女同士で固まってしまっている。リュートはすぐさま飛んで行き、男パーティーと女パーティーを引き合わせ。
「とりあえず、話をしてごらん。お互いに異性に慣れる事から始めよう。冒険者同士なら話題もあるだろう?何も話をしたら付き合わないとイケない訳じゃない。異性と話をして、慣れて来たら他の人に声を掛ければよい。」
そう言ってあちこちで世話を焼いて回る。
そうこうしているとだんだん傾向が解って来る。仲間で固まっているグループはバラシてやると上手く行く。1人でポツンとしている女の子には誰と話したいか聞くと大抵目当ての人が居る。
とりあえず、男女をくっつける。気に入らなければすぐに離れるので今度は違う人と話させる。常に男女に話をさせるのがポイントだ。男性には耳元でエール位は奢ってやれよ。と囁いてから離れる。
2時間位世話を焼いていると徐々にカップルが成立し始める。成立したカップルには広場から出て行ってもらう。何しろ町には1000人単位で独身者がいるのだ。広場は常に満杯状態だ。しかし、この混雑が功を奏した。同志が沢山いると分かると男性も女性も気分が楽になるらしい。
これだけたくさん独身者がいるのなら自分に合う人が居るはずだと思わせる事に成功した。午後になっても参加者は後を絶たない。中には入り口で好みの男性を我先にゲットしようと言う女性陣まで現れた。
こうなれば見合いパーティーは成功だ。今年は結婚ラッシュになるかもしれない。
と、感慨にふけっていると後ろから袖を引かれた。
そこに立っていたのはルーイ位の歳の女の子だ。
「どうした?子供は今日は出入り禁止だぞ。」
そう言うとあからさまに不機嫌な顔で番号札を見せられた。え?参加者?
「えーと、年齢を聞いても良いかな?」
「21歳。」
「その見た目は種族的な物?」
「らしい。詳しくは知らないけど、母親もずっと見た目が変わってない。」
「ほう?で、目当ての男性は居るのか?」
「あそこに男同士で3人固まってる真ん中の人と話がしたい。」
「解った。交渉してやるよ。」
女の子を連れて男性3人組の所へ行く。
「なあ、折角来たのに男ばかりで固まってても面白く無いだろう?」
「ああ、確かに。でも女性に声を掛けた事が無くてな。どうすれば良いか話し合ってた。」
「悪いが真ん中の彼。年は幾つだ?」
「俺?20歳だけど?」
「彼女が君に好意があるそうだ、話に付き合ってくれないか?こう見えても21歳だ。見た目は種族的な物らしい。」
「構わないですよ。男と話しているよりずっといい。」
そう言って2人は屋台の方へ向かって行く。
「さて、残りの2人だが、どんな女性が好みだ?折角だからセッティングしてやるぞ。」
そう言って、2人を連れて2人連れの女性を探す。
やはり種族的に年を取らない者が居る様だ。エリシアもあんな感じだし、俺もそれで通そう。
今回のパーティーには貴族は参加していない、平民は基本見合いが無いと言う訳でスレている子が居ないのが助かる。皆、異性に興味はあるが純朴である。
6時が近づいて来ると皆焦りが出るのか、動きが活発になる。やがて6時を過ぎるが、すぐに終了と言う無慈悲な真似はしない。
「皆さんお疲れさまでした。今日カップルになれなかった人もがっかりしないで下さい。運営は第2回も企画中ですので次回頑張って下さいね。」
そう拡声の風魔法で伝えると、おお~と言う歓声が上がる。
第1回目のお見合いパーティーは成功の様だ。後で聞いた話だが300組位のカップルが出来たそうだ。全員が結婚する訳では無いが、それでも今年は結婚ラッシュになりそうだ。
ちなみにブレンダとカトリーヌはちゃっかり彼氏をゲットしていたらしい。エリシアは育てるのよと謎の言葉を言っていた。
屋台の主人たちはまたイベントをやってくれとホクホク顔だった。今日一日でかなりの売り上げを上げたらしい。
後日冒険者ギルドを訪れるとギルマスや受付嬢が最近冒険者が少し小綺麗になって来たと喜ばれた。
商店街を歩いていても、うちの子があんたのお陰で結婚できそうだ等と声を掛けられる事が結構ある。
人に喜ばれるのは気持ちが良い。本気で第2回を考えよう。
そうそう屋台と言えば、屋台村を複合商業施設にしようと言う計画がとん挫している。屋台村には常に12台の屋台を出しているのだが、固定されないのだ、だいたい3~4か月のペースで何店かの屋台が入れ替わる。どうも、1品で勝負していると飽きられるのも早いらしい。実は1つの店舗にラガーを投入したら、他の店舗でエールが売れなくなったと言う事案も起きた。なかなか難しい物だ。
暫くはこのまま屋台村として運営して行くつもりだ。もしかしたら複合商業施設は別の場所に作る事になるかもしれない。
そう言えば商店街に店舗を構えた。海鮮の店舗、いわゆる魚屋だ。珍しいし競合相手が居ないので商店街では歓迎されている。店は雇いの店長に任せている。魚は活〆にして普通のマジックバッグと、空気のある時間停止しないマジックバッグの2つを利用して俺が運んでいる。生きた魚は店先で水槽に泳がせている。店長には魚の捌き方とレシピを叩き込んである。まだ、魚介の認知度は低く儲かると言う程利益は上がっていないが、魚は実質ただなので赤字は出ていない。まあ、儲かる様になったら卸も考えようと言う段階だ。まずは知って貰う事が先だと言う事で、店先でエビや貝の串焼きも販売している。
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