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第六十二話
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数分待っていると騎士団長と思わしき人物が歩いて来た。年は父上と同じくらいだろうか?
「この子か?ドラゴンを退治したとか言う寝言を言ってるのは?」
「オーバルバイン伯爵のご子息だそうです。」
「ほう?オーバルバイン伯爵かぁ。随分と大物の名前を出して来たが、後で不敬罪になっても知らんぞ。」
どうやら誰もユーリがドラゴンを倒した事を解ってくれない様だ。これはまずい。
「不敬罪にはなりませんよ、事実を言ってるだけですから。証拠もあります。」
「証拠だと?」
「はい、ドラゴンの死体、見つかりましたか?」
「ドラゴンは何処かへ逃げたんだろう。」
「僕のアイテムボックスに入ってますよ。」
「あの大きさのドラゴンが入るアイテムボックス?冗談もほどほどにしておけ。」
完全に信じる気が無いらしい。しかたない、ちょっと狭いが、ここにドラゴンを出すか。
「ちょっと下がっててください、今、ここに証拠を出しますので。」
「あ?」
そう言ってユーリは凍結したドラゴンの巨体を王城の横手にある空き地に出現させた。普段は騎士団の練習場になっている様で、結構な広さがあるが、ドラゴン一体でほぼ一杯になった。
「こ、これは・・・」
「僕が倒したドラゴンです。誰か見てた人は居ないんですか?」
「本当に君が倒したのか?どうやって?」
「魔法で倒しましたけど、駄目でしたか?」
「ちょ、ちょっと待っててくれ。宰相様に報告してくる。」
そう言って騎士団長は王城へと駆け出した。
10分程待つとさっきの騎士団長が宰相らしき人物と近衛師団を連れて現れた。
皆、凍ったドラゴンに唖然としている。
「ドラゴンを倒したのは君かね?」
「はい、オーバルバイン伯爵の息子ユーライナです。」
「ここではなんだ、中で話をしよう。」
宰相がそう言うと近衛師団が周りを取り囲む。
「ちょっと待ってください。ドラゴンを仕舞わないと、触ったら怪我しますよ。」
「死んでおるのだろう?」
「いや、周りの氷が普通ではありえないほど低い温度で触れると火傷の様な症状になります。」
そう言って、ドラゴンをアイテムボックスに仕舞う。
「本当にドラゴンを仕舞える程のアイテムボックスを持ってるのだな。」
宰相が独り言の様に呟いた。
後を付いて行くと客間の様な場所へ通された。お茶は出ない。
「最初から話を聞きたい。話してくれるかな?」
「それは構いませんが、僕がドラゴンと戦っているのを見た人は居ないんですか?第3者の証言があれば確実だと思うのですが?」
「それは今騎士団に動いて貰っている。じきに報告が入るだろう。」
「王都にドラゴンが現れたのは魔力で感知しました。南門の方から徐々に王城の方へ向かって居たので、これは惨事になる前に止めないとと思い。ドラゴンの進行方向へ先回りし、地上150メートル程の場所で迎え撃ちました。ドラゴンに1発ブレスを撃たれ、真上に逸らすつもりでしたが、思った以上に威力が強く北の山林の方へ着弾してしまいました。これ以上ブレスを撃たれるのは不味いと思い、魔法障壁でドラゴンを囲い、内部で『永久凍土』と言う帝級魔法を使用しました。」
ざっと話をしたが嘘はついていない。まあ、細かい部分は意図的に話してないけどね。
「なるほど、して、其方はドラゴンに氷魔法は効かないと言う話はしっているかな?」
「そうなんですか?魔法学院の図書室にあった本には上級以上ならばドラゴンにも効くと書かれていましたが?」
「魔術の本に書かれている魔法でまともに発動するのは中級魔法までだ。上級魔法や帝級魔法を使える物はこの世には居ない。」
「ん?あれ?僕は使えますよ?それって魔力量が足りないだけでは?」
「君は学院の生徒だな?それなのに宮廷魔導士より魔力量が多いと?」
「宮廷魔導士に会った事はありませんので何とも言えませんが、あのドラゴンの魔力量は200万を超えてましたよ。」
「君は鑑定も使えるのか?」
話をしているうちに外が騒がしくなって来た。何かあったのだろうか?
ドアをノックする音と共に、先程の騎士団長が入って来たそして宰相に何やら耳打ちをする。
「どうやら、君の話を肯定する証言が幾つも出てきた様だ。」
「と言う事は、どう言う事でしょう?」
「陛下に謁見して貰う。」
王様来ちゃったよ。ここからが本番だ。
そう思った時ドアをノックする音が聞こえた。入って来たのはなんと父上だった。
「父上、何故ここに?」
「ユーリこそ何をやってるんだ?突然呼び出されて訳が分からないよ。」
「えっと、ドラゴンを倒したのでこれから国王陛下に謁見する事になるそうです。」
「ドラゴンを倒しただと?何をやってるんだお前は?」
「でも、倒さないと王都が大変な事になるかと・・・」
「そう言うのは騎士団や魔法師団の役目だ。お前がでしゃばる所じゃない。」
「すみません父上。ところで謁見って何か作法があるのですか?」
この後謁見までには20分程の準備があるそうだ。その間に父上から謁見に関しての注意事項を叩き込まれるユーリであった。
20分と少し過ぎた頃、宰相と近衛師団がユーリを迎えに来た。心配なので父上も一緒に謁見するらしい。
大きなドーム型の広間に入ると騎士が両側にずらっと並んでいる。数名の上位貴族も居る様だ。どうやらここが謁見場らしい。
中央の椅子に国王陛下と王妃様らしき人が座っている。
前に進むように言われ、分厚い絨毯の上を歩いて行く。1段高くなっている場所があるのでその手前で止まるのがルールだと父上に教わっていた。
膝をついて頭を下げる。
「ユーライナ・オーバルバイン及びその父カザフ・オーバルバイン陛下に謁見の儀を賜る事を許可する。」
宰相の声が響き渡る。
「そちがドラゴンを倒した子供か?」
「はい、カザフ・オーバルバイン伯爵の息子、ユーライナと申します。」
「ふむ、面を上げなさい。」
ユーリはゆっくりと顔を上げる。
「此度はエンシェントドラゴンから王都の脅威を救った事大儀であった。」
「ははっ。」
ん?エンシェントドラゴン?ブラックドラゴンじゃないの??
「そう固くなるな。聞けばまだ未成年だとか、もっと楽にしたまえ。」
「いえ、陛下の前でそのような事・・・」
「グラスに鏡にリバーシ。活躍しておる様じゃな。」
「え?知っておられたのですか?」
「うむ、カザフに聞いておるぞ。なかなか面白い発想をする子供だと。」
父上何をばらしちゃってくれてんの。
「此度の件だが、そちの功績が大きすぎてのぉ。どう処理したが良いか決めかねておるのじゃよ。何しろ倒したのがエンシェントドラゴンじゃからな。お主が止めなければ王都だけでなくこの国が地図から消えていたかもしれん。」
「はぁ?あの、あれはブラックドラゴンでは無いのですか?」
「この子か?ドラゴンを退治したとか言う寝言を言ってるのは?」
「オーバルバイン伯爵のご子息だそうです。」
「ほう?オーバルバイン伯爵かぁ。随分と大物の名前を出して来たが、後で不敬罪になっても知らんぞ。」
どうやら誰もユーリがドラゴンを倒した事を解ってくれない様だ。これはまずい。
「不敬罪にはなりませんよ、事実を言ってるだけですから。証拠もあります。」
「証拠だと?」
「はい、ドラゴンの死体、見つかりましたか?」
「ドラゴンは何処かへ逃げたんだろう。」
「僕のアイテムボックスに入ってますよ。」
「あの大きさのドラゴンが入るアイテムボックス?冗談もほどほどにしておけ。」
完全に信じる気が無いらしい。しかたない、ちょっと狭いが、ここにドラゴンを出すか。
「ちょっと下がっててください、今、ここに証拠を出しますので。」
「あ?」
そう言ってユーリは凍結したドラゴンの巨体を王城の横手にある空き地に出現させた。普段は騎士団の練習場になっている様で、結構な広さがあるが、ドラゴン一体でほぼ一杯になった。
「こ、これは・・・」
「僕が倒したドラゴンです。誰か見てた人は居ないんですか?」
「本当に君が倒したのか?どうやって?」
「魔法で倒しましたけど、駄目でしたか?」
「ちょ、ちょっと待っててくれ。宰相様に報告してくる。」
そう言って騎士団長は王城へと駆け出した。
10分程待つとさっきの騎士団長が宰相らしき人物と近衛師団を連れて現れた。
皆、凍ったドラゴンに唖然としている。
「ドラゴンを倒したのは君かね?」
「はい、オーバルバイン伯爵の息子ユーライナです。」
「ここではなんだ、中で話をしよう。」
宰相がそう言うと近衛師団が周りを取り囲む。
「ちょっと待ってください。ドラゴンを仕舞わないと、触ったら怪我しますよ。」
「死んでおるのだろう?」
「いや、周りの氷が普通ではありえないほど低い温度で触れると火傷の様な症状になります。」
そう言って、ドラゴンをアイテムボックスに仕舞う。
「本当にドラゴンを仕舞える程のアイテムボックスを持ってるのだな。」
宰相が独り言の様に呟いた。
後を付いて行くと客間の様な場所へ通された。お茶は出ない。
「最初から話を聞きたい。話してくれるかな?」
「それは構いませんが、僕がドラゴンと戦っているのを見た人は居ないんですか?第3者の証言があれば確実だと思うのですが?」
「それは今騎士団に動いて貰っている。じきに報告が入るだろう。」
「王都にドラゴンが現れたのは魔力で感知しました。南門の方から徐々に王城の方へ向かって居たので、これは惨事になる前に止めないとと思い。ドラゴンの進行方向へ先回りし、地上150メートル程の場所で迎え撃ちました。ドラゴンに1発ブレスを撃たれ、真上に逸らすつもりでしたが、思った以上に威力が強く北の山林の方へ着弾してしまいました。これ以上ブレスを撃たれるのは不味いと思い、魔法障壁でドラゴンを囲い、内部で『永久凍土』と言う帝級魔法を使用しました。」
ざっと話をしたが嘘はついていない。まあ、細かい部分は意図的に話してないけどね。
「なるほど、して、其方はドラゴンに氷魔法は効かないと言う話はしっているかな?」
「そうなんですか?魔法学院の図書室にあった本には上級以上ならばドラゴンにも効くと書かれていましたが?」
「魔術の本に書かれている魔法でまともに発動するのは中級魔法までだ。上級魔法や帝級魔法を使える物はこの世には居ない。」
「ん?あれ?僕は使えますよ?それって魔力量が足りないだけでは?」
「君は学院の生徒だな?それなのに宮廷魔導士より魔力量が多いと?」
「宮廷魔導士に会った事はありませんので何とも言えませんが、あのドラゴンの魔力量は200万を超えてましたよ。」
「君は鑑定も使えるのか?」
話をしているうちに外が騒がしくなって来た。何かあったのだろうか?
ドアをノックする音と共に、先程の騎士団長が入って来たそして宰相に何やら耳打ちをする。
「どうやら、君の話を肯定する証言が幾つも出てきた様だ。」
「と言う事は、どう言う事でしょう?」
「陛下に謁見して貰う。」
王様来ちゃったよ。ここからが本番だ。
そう思った時ドアをノックする音が聞こえた。入って来たのはなんと父上だった。
「父上、何故ここに?」
「ユーリこそ何をやってるんだ?突然呼び出されて訳が分からないよ。」
「えっと、ドラゴンを倒したのでこれから国王陛下に謁見する事になるそうです。」
「ドラゴンを倒しただと?何をやってるんだお前は?」
「でも、倒さないと王都が大変な事になるかと・・・」
「そう言うのは騎士団や魔法師団の役目だ。お前がでしゃばる所じゃない。」
「すみません父上。ところで謁見って何か作法があるのですか?」
この後謁見までには20分程の準備があるそうだ。その間に父上から謁見に関しての注意事項を叩き込まれるユーリであった。
20分と少し過ぎた頃、宰相と近衛師団がユーリを迎えに来た。心配なので父上も一緒に謁見するらしい。
大きなドーム型の広間に入ると騎士が両側にずらっと並んでいる。数名の上位貴族も居る様だ。どうやらここが謁見場らしい。
中央の椅子に国王陛下と王妃様らしき人が座っている。
前に進むように言われ、分厚い絨毯の上を歩いて行く。1段高くなっている場所があるのでその手前で止まるのがルールだと父上に教わっていた。
膝をついて頭を下げる。
「ユーライナ・オーバルバイン及びその父カザフ・オーバルバイン陛下に謁見の儀を賜る事を許可する。」
宰相の声が響き渡る。
「そちがドラゴンを倒した子供か?」
「はい、カザフ・オーバルバイン伯爵の息子、ユーライナと申します。」
「ふむ、面を上げなさい。」
ユーリはゆっくりと顔を上げる。
「此度はエンシェントドラゴンから王都の脅威を救った事大儀であった。」
「ははっ。」
ん?エンシェントドラゴン?ブラックドラゴンじゃないの??
「そう固くなるな。聞けばまだ未成年だとか、もっと楽にしたまえ。」
「いえ、陛下の前でそのような事・・・」
「グラスに鏡にリバーシ。活躍しておる様じゃな。」
「え?知っておられたのですか?」
「うむ、カザフに聞いておるぞ。なかなか面白い発想をする子供だと。」
父上何をばらしちゃってくれてんの。
「此度の件だが、そちの功績が大きすぎてのぉ。どう処理したが良いか決めかねておるのじゃよ。何しろ倒したのがエンシェントドラゴンじゃからな。お主が止めなければ王都だけでなくこの国が地図から消えていたかもしれん。」
「はぁ?あの、あれはブラックドラゴンでは無いのですか?」
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