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洗脳使いのネロフ男爵は死んだ、だが、新たな敵が現れた。爆破魔法使いの長老だ。この長老、かなりの精度でピンポイントで爆破を起こせる。更にその規模もかなり大きい。
人間を単体でターゲットにされたらまず助ける事は出来ない。僕でさえ、突然爆破され木っ端微塵にされてしまえば生存の可能性がかなり低くなる。
非常に厄介な敵だ。藪を突いて蛇が出たと言う表現を思い出す。
ピンポイントで対象を爆破出来ると言うのは防ぐのが難しい。特に重要人物の警護は慎重に行う必要がある。だが、この爆破魔法、一つ大きな制限がある。まだ仮定の段階だが、恐らく視界に捕えた物しか爆破出来ないのでは無いかと言う事だ。
この仮定は恐らく間違って居ないと僕は思っている。ならば、不審人物を要人に近づけさせない事が暗殺を防ぐ事になる。
現在、救済の箱舟のターゲットになりそうなのは新国王と元公爵、そして僕だ。出来るなら僕をターゲットにする様に仕向けたい。僕なら幾つか対処方法が思いつく。
一応、国王と元公爵には魔法障壁と物理障壁を付与した指輪を渡して置いた。これで防げるとは思えないが、何も対策をしないよりはマシだろう。
ちなみに王都は4万人の虐殺事件、王城の爆破事件、国王の崩御と立て続けに起こった悲劇から完全には立ち直って居ない。特に貴族の混乱は1週間が経った今でも続いている。
それでも人々は生活の為に行動をしなければならない。また何時爆破が起こるか解らない王都で皆、懸命に生きている。
そう、長老は2回の爆破で、何時何処で爆破が起こるか解らないと言う状況を作り上げた。偶然か意図した物かは判らないが、王都民に恐怖を植え付ける事に成功したのだ。
さて、話は変わるが、クラ―ネルの義父レンツェル子爵は無事だった。幸い彼の勤める部署が爆破の中心だった食堂とはかなり離れていた為、かすり傷一つ負わずに済んだ。
また、新国王にクラ―ネルの事を話し、前国王からも伯爵位を貰う約束をしていた事等を伝えて置く。救済の箱舟の事件に深く関わっている事や、元公爵の護衛をして居る事等も話し、僕が居ない時は彼を頼って下さいと伝えた。
「クラ―ネル君の事はセレスティアからも少し聞いている。君の弟子だそうだな。」
「はい、かなり優秀な弟子で、僕の代わりを十分務められると考えています。」
「解った。それ程の人材ならば、私の力で伯爵位程度なら引き上げてやろう。」
「ありがとうございます。」
「正直今は、優秀な人材が足りない状況なんだ。宰相は何とか継続してくれるそうだが、兄の側近達は多くが爆破に巻き込まれて亡くなってしまった。現状、私の国王としての基盤は安定しているとは言い難い。これを何とかするのが私の急務になる。」
ふむ、僕が救済の箱舟なら、この機を逃さないだろうな。国が安定してない今は好機と考えるだろう。
だが、現在の救済の箱舟はどうなんだろう?国家転覆を成しえるだけの力が残っているのだろうか?
新国王が国を立て直す間に、救済の箱舟も組織を立て直す時間に充てると言う事も考えられる。
ここは攻めた方が良いのか、一旦態勢を立て直した方が良いか、元公爵と相談してみよう。
ちなみに治療院だが、僕が公爵になって忙しくなった為、北治療院も弟子に任せる事にした。まあ、現状の彼等なら余程の重病人でなければ治せるだろう。
中央広場の爆破事件では治療院がかなりの修羅場だったらしいので、弟子達には特別ボーナスを出して置いた。
それから1週間後、クラ―ネルが王城に呼ばれ、伯爵位を貰った。クラ―ネル・フォン・レンツェル伯爵の誕生だ。
子爵の息子が伯爵位を貰うと言うのは異例の人事だ。この件でクラ―ネルは一気に有名人になってしまった。
また、レンツェル子爵はまだ引退していない。つまり、レンツェル子爵家と別にレンツェル伯爵家が誕生し、爵位の低い方が分家扱いになる。
これに関してレンツェル子爵が不服を言うのでは無いかと懸念していたが、子爵夫妻は娘が伯爵夫人になった事を喜んでいるそうだ。
「ところでエイジさん。伯爵になったら何かする事とかあるんですか?」
「ああ、まず家を借りる必要があるな。そうだな、使用人は最低でも40名は使えよ。」
「え?折角新しくした家を出ないと行けないんですか?」
「まあな、子爵家と伯爵家では格が違うからな。同居と言う訳には行かないだろうな。」
「しかし、マリーカはあの家を気に入ってますし、妹さんも居ますよ。家族が離れて暮らすのはどうなんですかね?」
「んー、こればっかりはなぁ。貴族は金を回すのが仕事だからな。なるべく子爵邸から近い場所に家を借りて、行き来し易い様にするしか無いだろうな。それに子爵が引退すれば、また同居は可能だぞ。」
クラ―ネルが考え込む。
「義父の事ですからあと15年位は引退しそうにありませんよ?」
「それは、それで良い事もあるぞ。もしクラ―ネルに男児が2人生まれたら、長男は伯爵家を次男は子爵家を継がせられるじゃ無いか。」
「なるほど、貴族らしい考え方ですね。でもそうなるとマリーカの妹はどうなりますか?」
「もし、クラ―ネルが望むなら、有望な貴族との縁談を用意しても良いぞ。」
「解りました。家は商業ギルドで借りられるんですよね?」
「ああ、そうだ。借りた家は出来るだけ金を掛けてリフォームしてから住む様にしろよ。その間に執事を1名雇って置け。」
「雇うのは執事だけで良いのですか?」
「他の使用人は執事が雇うのでクラ―ネルが雇うのは執事だけで良い。執事には月に金貨10枚程度、その他の使用人は金貨1枚で良いと思うぞ。」
「伯爵家だと月にどの位家にお金を入れれば良いのでしょうか?」
「今、子爵家に白金貨5枚入れてるんだよな?ならば白金貨10枚も入れれば十分だと思うぞ。もちろん、子爵家に入れるお金も継続しておけ。」
「月に白金貨15枚ですか。思ったより少ないですね。」
「そう言える伯爵がこの王国に何人いると思う?月に白金貨15枚稼ぐのは侯爵でもなかなか難しいらしいぞ。」
すぐに商業ギルドに飛んだクラ―ネルは、本当に子爵家の近く。なんと2軒隣に家を借りて来た。元々子爵家だったらしく、それ程大きくは無い。クラ―ネル曰く、庭が広いのでリフォームと同時に増築も行うそうだ。
まあ、家族に恵まれなかったクラ―ネルには新しい家族が大事なんだろうと納得して置く。
ちなみに僕は公爵になったからと言って、特に家を新しくしたりはしていない。増築したばかりで大きいし、使用人も50人近くいる。公爵家として恥ずかしい所は無い。
新国王になったセリーの父親も、今はまだ公爵邸に住んでいる。これは、王城が破壊されたので、その補修工事が終わるまでは危険だと判断した為だ。王城が直り次第、使用人も含め全員で引っ越すらしい。
そう言えば、中央広場で犠牲になった4万人の追悼式を行うと言う話が出たのだが、大勢の人が集まるとまた爆破のターゲットになるのでは無いかとの声が出て中止になった。亡くなった人は浮かばれないな。
正直、一般市民にとっては国王の死より、身近な人間の死の方が深刻な問題だ。国王の一家が全員同時に死亡したので新国王の誕生はスムーズに行われた。なので国民には大した混乱は見られなかった。
しかし、その実、新国王の基盤は突けば崩れそうな程脆い。事情が解って居る上級貴族程、深刻な決断を迫られている状況だ。どの派閥に付くのが生き残る最善の道なのかを模索している状態だ。
僕はこの事態を上手く纏め上げないと行けないらしい。だが、一番頼りになるはずのセリーが立ち直れてない状態だ。
前途多難とはこう言う時に使う言葉で合ってるよね?
一見日常を取り戻した様に見える王都だが、貴族も市民も安心して眠れる状態では無いと言うのが実情だ。混乱は見られないが、確実に爪痕は残されている。
救済の箱舟は本当に厄介な相手だ。
人間を単体でターゲットにされたらまず助ける事は出来ない。僕でさえ、突然爆破され木っ端微塵にされてしまえば生存の可能性がかなり低くなる。
非常に厄介な敵だ。藪を突いて蛇が出たと言う表現を思い出す。
ピンポイントで対象を爆破出来ると言うのは防ぐのが難しい。特に重要人物の警護は慎重に行う必要がある。だが、この爆破魔法、一つ大きな制限がある。まだ仮定の段階だが、恐らく視界に捕えた物しか爆破出来ないのでは無いかと言う事だ。
この仮定は恐らく間違って居ないと僕は思っている。ならば、不審人物を要人に近づけさせない事が暗殺を防ぐ事になる。
現在、救済の箱舟のターゲットになりそうなのは新国王と元公爵、そして僕だ。出来るなら僕をターゲットにする様に仕向けたい。僕なら幾つか対処方法が思いつく。
一応、国王と元公爵には魔法障壁と物理障壁を付与した指輪を渡して置いた。これで防げるとは思えないが、何も対策をしないよりはマシだろう。
ちなみに王都は4万人の虐殺事件、王城の爆破事件、国王の崩御と立て続けに起こった悲劇から完全には立ち直って居ない。特に貴族の混乱は1週間が経った今でも続いている。
それでも人々は生活の為に行動をしなければならない。また何時爆破が起こるか解らない王都で皆、懸命に生きている。
そう、長老は2回の爆破で、何時何処で爆破が起こるか解らないと言う状況を作り上げた。偶然か意図した物かは判らないが、王都民に恐怖を植え付ける事に成功したのだ。
さて、話は変わるが、クラ―ネルの義父レンツェル子爵は無事だった。幸い彼の勤める部署が爆破の中心だった食堂とはかなり離れていた為、かすり傷一つ負わずに済んだ。
また、新国王にクラ―ネルの事を話し、前国王からも伯爵位を貰う約束をしていた事等を伝えて置く。救済の箱舟の事件に深く関わっている事や、元公爵の護衛をして居る事等も話し、僕が居ない時は彼を頼って下さいと伝えた。
「クラ―ネル君の事はセレスティアからも少し聞いている。君の弟子だそうだな。」
「はい、かなり優秀な弟子で、僕の代わりを十分務められると考えています。」
「解った。それ程の人材ならば、私の力で伯爵位程度なら引き上げてやろう。」
「ありがとうございます。」
「正直今は、優秀な人材が足りない状況なんだ。宰相は何とか継続してくれるそうだが、兄の側近達は多くが爆破に巻き込まれて亡くなってしまった。現状、私の国王としての基盤は安定しているとは言い難い。これを何とかするのが私の急務になる。」
ふむ、僕が救済の箱舟なら、この機を逃さないだろうな。国が安定してない今は好機と考えるだろう。
だが、現在の救済の箱舟はどうなんだろう?国家転覆を成しえるだけの力が残っているのだろうか?
新国王が国を立て直す間に、救済の箱舟も組織を立て直す時間に充てると言う事も考えられる。
ここは攻めた方が良いのか、一旦態勢を立て直した方が良いか、元公爵と相談してみよう。
ちなみに治療院だが、僕が公爵になって忙しくなった為、北治療院も弟子に任せる事にした。まあ、現状の彼等なら余程の重病人でなければ治せるだろう。
中央広場の爆破事件では治療院がかなりの修羅場だったらしいので、弟子達には特別ボーナスを出して置いた。
それから1週間後、クラ―ネルが王城に呼ばれ、伯爵位を貰った。クラ―ネル・フォン・レンツェル伯爵の誕生だ。
子爵の息子が伯爵位を貰うと言うのは異例の人事だ。この件でクラ―ネルは一気に有名人になってしまった。
また、レンツェル子爵はまだ引退していない。つまり、レンツェル子爵家と別にレンツェル伯爵家が誕生し、爵位の低い方が分家扱いになる。
これに関してレンツェル子爵が不服を言うのでは無いかと懸念していたが、子爵夫妻は娘が伯爵夫人になった事を喜んでいるそうだ。
「ところでエイジさん。伯爵になったら何かする事とかあるんですか?」
「ああ、まず家を借りる必要があるな。そうだな、使用人は最低でも40名は使えよ。」
「え?折角新しくした家を出ないと行けないんですか?」
「まあな、子爵家と伯爵家では格が違うからな。同居と言う訳には行かないだろうな。」
「しかし、マリーカはあの家を気に入ってますし、妹さんも居ますよ。家族が離れて暮らすのはどうなんですかね?」
「んー、こればっかりはなぁ。貴族は金を回すのが仕事だからな。なるべく子爵邸から近い場所に家を借りて、行き来し易い様にするしか無いだろうな。それに子爵が引退すれば、また同居は可能だぞ。」
クラ―ネルが考え込む。
「義父の事ですからあと15年位は引退しそうにありませんよ?」
「それは、それで良い事もあるぞ。もしクラ―ネルに男児が2人生まれたら、長男は伯爵家を次男は子爵家を継がせられるじゃ無いか。」
「なるほど、貴族らしい考え方ですね。でもそうなるとマリーカの妹はどうなりますか?」
「もし、クラ―ネルが望むなら、有望な貴族との縁談を用意しても良いぞ。」
「解りました。家は商業ギルドで借りられるんですよね?」
「ああ、そうだ。借りた家は出来るだけ金を掛けてリフォームしてから住む様にしろよ。その間に執事を1名雇って置け。」
「雇うのは執事だけで良いのですか?」
「他の使用人は執事が雇うのでクラ―ネルが雇うのは執事だけで良い。執事には月に金貨10枚程度、その他の使用人は金貨1枚で良いと思うぞ。」
「伯爵家だと月にどの位家にお金を入れれば良いのでしょうか?」
「今、子爵家に白金貨5枚入れてるんだよな?ならば白金貨10枚も入れれば十分だと思うぞ。もちろん、子爵家に入れるお金も継続しておけ。」
「月に白金貨15枚ですか。思ったより少ないですね。」
「そう言える伯爵がこの王国に何人いると思う?月に白金貨15枚稼ぐのは侯爵でもなかなか難しいらしいぞ。」
すぐに商業ギルドに飛んだクラ―ネルは、本当に子爵家の近く。なんと2軒隣に家を借りて来た。元々子爵家だったらしく、それ程大きくは無い。クラ―ネル曰く、庭が広いのでリフォームと同時に増築も行うそうだ。
まあ、家族に恵まれなかったクラ―ネルには新しい家族が大事なんだろうと納得して置く。
ちなみに僕は公爵になったからと言って、特に家を新しくしたりはしていない。増築したばかりで大きいし、使用人も50人近くいる。公爵家として恥ずかしい所は無い。
新国王になったセリーの父親も、今はまだ公爵邸に住んでいる。これは、王城が破壊されたので、その補修工事が終わるまでは危険だと判断した為だ。王城が直り次第、使用人も含め全員で引っ越すらしい。
そう言えば、中央広場で犠牲になった4万人の追悼式を行うと言う話が出たのだが、大勢の人が集まるとまた爆破のターゲットになるのでは無いかとの声が出て中止になった。亡くなった人は浮かばれないな。
正直、一般市民にとっては国王の死より、身近な人間の死の方が深刻な問題だ。国王の一家が全員同時に死亡したので新国王の誕生はスムーズに行われた。なので国民には大した混乱は見られなかった。
しかし、その実、新国王の基盤は突けば崩れそうな程脆い。事情が解って居る上級貴族程、深刻な決断を迫られている状況だ。どの派閥に付くのが生き残る最善の道なのかを模索している状態だ。
僕はこの事態を上手く纏め上げないと行けないらしい。だが、一番頼りになるはずのセリーが立ち直れてない状態だ。
前途多難とはこう言う時に使う言葉で合ってるよね?
一見日常を取り戻した様に見える王都だが、貴族も市民も安心して眠れる状態では無いと言うのが実情だ。混乱は見られないが、確実に爪痕は残されている。
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